手に汗握るドッグファイト
『エースコンバット』は、ナムコ(現バンダイナムコエンターテインメント)から発売されたフライトシューティングゲーム。アーケードゲーム『エアーコンバット』シリーズをベースに制作されており、本作とほぼ同時期に開発されていた『エアーコンバット22』の一部仕様が取り入れられるなどしている。



シミュレーター的な戦闘機の挙動のリアルさよりも、敵機を撃ち落とす爽快感や空中を自在に飛行してドッグファイトをくり広げる緊迫感など、エンターテインメントとしてのおもしろさを追求しているのが特徴。また、本作の登場以降は“フライトシューティング”というジャンルがゲームファンのあいだで定着、広まったと言われている。
やはりポリゴンを用いて表現されたドッグファイトの楽しさが秀逸で、敵機をロックオンしてミサイルを一気に撃ち込む気持ちよさ、逆にロックオンされて「ピーーー」という音が鳴り響いた際の緊張感は、これまでに味わったことのないようなゲーム体験。多くのユーザーが空中戦に明け暮れて本作は大ヒットを記録した。


筆者は映画『トップガン』に夢中になった世代だったこともあって、ブリーフィングで作戦内容を確認し、機体を選択して出撃するという流れだけでもう大興奮。通信で入る「READY?(準備はいいか?)」、「BREAK NOW!!(散開!)」のセリフにワクワクが止まらなくなったものだった。敵機を撃墜した際の「ビンゴ! ヒャッホー!!」がいまでも耳に残っている。
ねじる操作がユニークなコントローラ“ネジコン”にも対応していたので、これを使ってフライトを楽しんだユーザーも多かったのではないだろうか。

以降『エースコンバット』はシリーズ化し、ハードウェアの進化とともにクオリティーをアップしながら数々のタイトルを発売。シリーズ最新作は、今年(2026年)10月2日にプレイステーション5(PS5)、Xbox Series X|S、PC(Steam)で発売予定の『ACE COMBAT 8: WINGS OF THEVE』(エースコンバット8 ウイングス・オブ・シーヴ)。前作からじつに7年ぶりとなる今作は、さらなる“深化”を目指して制作されており、グラフィックやシステム面が大幅にパワーアップしている。















