2026年6月8日配信の情報番組“XBOX Games Showcase 2026”にて、セガの新作『クレイジータクシー:ワールドツアー』が発表された。 初代『クレイジータクシー』は1999年にアーケードゲームとして稼動開始。客を乗せて目的地に届け、制限時間内にドル換算のスコアを稼ぐドライブゲームだ。1秒でも早く届けることが正義で、一般車を弾き飛ばす、公園や線路の上を走っても問題ないなど、まさに“クレイジー”なタクシーゲーム。その後にシリーズ化し、2002年に『クレイジータクシー3 ハイローラー』が発売されたが、ナンバリングタイトルとしてはこれが最後となっていた。
ファミ通.comではトレーラーの映像と発表情報をもとに、初代『クレイジータクシー』のディレクター兼ゲームデザイナーを担当し、本作ではクリエイティブプロデューサーを務める菅野顕二氏にメールインタビューを実施。詳細についてはまだまだお伝えできないとのことだが、本作のゲーム性が少しだけ見えてきた。


菅野顕二 氏(かんの けんじ)
『クレイジータクシー ワールドツアー』クリエイティブプロデューサー(文中は菅野)。初代『クレイジータクシー』ではディレクター兼ゲームデザイナーを務めていた。
クレイジーさと、心地いい違和感
――まず、この令和の時代になぜ『クレイジータクシー』を復活させようと考えたのかお聞かせください。
菅野
セガが保有する豊富なIPに新たな価値を吹き込み、世界中のゲームファンに向けた新作タイトルを創出する企画のひとつとして、『クレイジータクシー』復活プロジェクトが始動したのがきっかけです。
欧米を中心としたゲームファンには『クレイジータクシー』がとても広く知られていて、復活を望む声が強かったことも理由のひとつです。
2023年のThe Game Awardsにてティザー映像を公開し、世界中のファンの皆さまから大きな反響をいただいたのは記憶に新しいところで、開発チーム一同たいへん勇気づけられました。
『ジェット セット ラジオ』、『Shinobi』、『ゴールデンアックス』、『ベアナックル』、『クレイジータクシー』の5本が復活プロジェクトとして発表された。
――ゲームの基本的なルールや特徴について教えてください。トレーラーではホップしたり炎のエフェクトが付くなど、過去作品を踏襲しているように見えます。新アクションなどもありますか?
菅野
申し訳ないのですが、ゲームシステムなどの詳細は続報をお待ちください。
――街中の看板を吹っ飛ばすなど、過去作でも多少のオブジェクトへの干渉がありました。進化した現代技術ならば、もっと街中をハチャメチャにできそうな気もしますが、どうなんでしょうか?
菅野
すみませんが、そのあたりにつきましても続報をお待ちください。

――“ワールドツアー”とはストーリーモードのことでしょうか? 世界を股にかけてお客を運送していくようなイメージを抱きますが。
菅野
ワールドツアーは、その通りストーリーモードです。『クレイジータクシー』シリーズでは初となる、本格的な物語を描いたモードになっています。もし自分の愛する車が盗まれてしまったら『クレイジータクシー』に登場するドライバーたちは、どう動くのだろうか? という着想からストーリーを作りました。

菅野
また、ワールドツアーでは世界中を旅する感覚を味わっていただきたい思いから、5つの都市を股にかけて世界中を走り回るクレイジーな体験が楽しめます。どんな都市が舞台になるのかなどの詳細につきましては、こちらも続報をお待ちください。
――トレーラーでは乗客がサメを釣ったり、ピザを宅配する様子もありました。こちらは何らかのアクティビティでしょうか? 「もしかして『龍が如く』のクレイジーデリバリーからの逆輸入!?」と興奮してしまいました。
菅野
ありがとうございます。とても気になるポイントですよね。どのような遊びになっているのかはまだお伝えできませんが、クレイジーであることは間違いないと断言できます!

――昨今は、広大な街を自由に移動したり、好きなように暴れたりできるオープンワールド作品も珍しくなくなってきたと思います。現代のプレイヤーに支持されるゲームとして、本作ならではの“クレイジーさ”、独自性をどのように演出していますか?
菅野
クレイジーな遊び・ビジュアルを、本作の世界観に溶け込ませたうえで、心地いい違和感が“ある”ように見せるのは、今回注力したポイントのひとつです。一見バカバカしいのですが、実際に遊んでみるとゲーム的にしっかりと遊べる作りになっていて、ついもう一度遊びたくなるような、シンプルさと奥深さを感じてもらうことを目指しました。昨今のゲームで大切なポイントである“没入感”を意識した見た目と遊びのバランスは、とても力を入れています。

――マルチプレイもあるとのことですが、どのようなモードなのでしょうか?
菅野
こちらについては、近い将来に発表できるかもしれません。
――まだルールはわかりませんが、ストーリーモードはおそらく従来のアーケード的なゲームとは異なる部分もありそうですね。旧作のルールで遊べるモードはありますか?
菅野
はい、シリーズファンの方々にも喜んでもらえるように、初代の遊びを現代のクオリティで楽しめるクラシックモードを用意しています。
――『クレイジータクシー』の顔とも言える、アクセルっぽい男性が運転してましたよね? どのようなキャラクターが登場しますか? 最後に登場したお姉さんは誰でしょうか?
菅野
続報をお待ちください。

――車種の選択はあるんですよね? どのような車種が登場しますか? おなじみのリヤカーなどもありますか?
菅野
続報をお待ちください。
――“クレイジージャンプ”などのミニゲームはありますか?
菅野
続報をお待ちください。
――車両のカスタマイズなどは可能だったり……?
菅野
詳しいお話はお伝えできませんが、ご用意しております。

――トレーラーのBGMはおなじみ、オフスプリングの『All I Want』でした。ほかにはどんな曲が収録されますか?
菅野
旧作での楽曲を要望する声が非常に多かったため、初代『クレイジータクシー』に実装されていた楽曲は、楽しめるようになっています。そのほかの楽曲に関する情報もありますが、そちらのお話はしばらくお待ちください。
――自分の好きな曲をかけるカスタムサウンドトラック機能はありますか?
菅野
いいアイデアかと思いますが、実装予定はありません。
――最後に、読者に向けてメッセージをお願いします。
菅野
ようやく皆さまに第一報をお伝えすることができて、とてもうれしく思っております。じつに24年ぶりの新作発表となります。開発も、セガ社内のチームが担当しています。過去作を愛してくださった方々、たいへん長らくお待たせいたしました。
過去作からの進化を意識して制作しているタイトルになりますので、シリーズファンの方々が楽しめるだけでなく、新しく『クレイジータクシー』に乗り込む方々にも、楽しんでいただける内容に仕上げている最中です。まだまだお伝えできる情報は少ないのですが、皆さまにいい意味で驚いていただけるような情報を、たくさんご用意しております。ぜひ、公式サイトやSNSなどをチェックしていただき、続報を楽しみにお待ちください!
[2026年6月8日23時56分修正]
一部記載内容に誤りがあったため、該当の文章を修正いたしました。読者並びに関係者の皆様にご迷惑をおかけしたことをお詫びいたします。