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『シャニマス』高山祐介プロデューサーインタビュー。8周年のキーワードは、“l∞ve”(ラブ)。今年は既存の8ユニットに関わる取り組みも実施

『シャニマス』高山祐介プロデューサーインタビュー。8周年のキーワードは、“l∞ve”(ラブ)。今年は既存の8ユニットに関わる取り組みも実施
 2026年4月24日に8周年を迎えた『アイドルマスター シャイニーカラーズ』(以下、『シャニマス』)。それを記念して、高山祐介プロデューサーへインタビュー。enza対応ゲーム『シャニマス』や『シャニソン』で盛りだくさんだった各種施策を振り返っていただきつつ、8周年のテーマや、高山氏がクリエイターとして大事にしていることなどを聞いた。
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※本インタビューは、2026年3月下旬に実施しました。

高山祐介氏タカヤマユウスケ

『アイドルマスター シャイニーカラーズ』プロデューサー。文中は、高山。

I'm a Cutie Finderはプロジェクトのトップバッターにふさわしい活躍をしてくれた

――『シャイニーカラーズ』が8周年を迎えますが、この1年間を振り返ってみての感想をお聞きできればと思います。

高山 
まずは、2025年初頭に『シャニソン』のゲームサイクルのアップデートを行い、リズムゲームを中心に遊んでいただけるように改修いたしました。その後、enza対応ゲーム『シャニマス』では、say "Halo"編の追加や、“7thUNITLIVE TOUR”に合わせた越境コミュを追加させていただきました。

 そして、10月の螺旋公演で“PJ: REFRAC7IONS”という新たな試みも発表させていただいたりと、『シャニマス』、『シャニソン』、ライブに音楽と、各種媒体を通してプロデューサーの皆さんにさまざまな取り組みをご提供できた1年だったかなと思っています。いまは、盛りだくさんの内容を無事お届けできて一安心しているところです。

── “7th UNITLIVE TOUR”を通じて、say "Halo"編で越境コミュが追加され、“PJ: REFRAC7IONS”が始動したりと、大きな施策となっていたと思います。改めて、施策を終えての手応えをお聞かせください。

高山 
越境コミュの追加、“PJ: REFRAC7IONS”の登場はゲームとライブイベントをまたぐ大きな取り組みでしたので、かなり準備もしてきました。“PJ: REFRAC7IONS”においては、毎月新ユニットを発表して、プロデューサーさんたちには「つぎは誰が来るんだろう?」と予想いただいたり、楽曲を楽しんでいただいております。

 大きな施策で、しっかりと準備してきたぶん、プロデューサーさんには通年を通して楽しんでいただけたようで、とてもうれしく思っています。

――“PJ: REFRAC7IONS”は、3月末に彼岸流が登場し、残す新ユニットは1組となっています。プロジェクトを振り返っての手応えはいかがですか?

高山 
最初の発表では、新ユニット7組を、新しいコンセプト・メンバーでお届けすることをお伝えし、新鮮な驚きをご提供できたかなと思います。そこから、I'm a Cutie Finderの登場を皮切りに、毎月新ユニットを追加しており、その度に楽しんでいただいております。登場の度に盛り上がってくださる皆さんの姿を見ることができるのが率直にうれしいですし、手応えを感じております。

――各ユニットのコンセプトなどは、高山さん主導のもと決定されたのですか?

高山 
そうですね。開発チーム、楽曲チームとともに既存のユニットでは手が届いていなかった音楽的な表現、これまでとは異なる味わいのあるメンバーの組み合わせなどを検討しながら7ユニット作り上げました。

――プロジェクトを展開してみて、とくに印象的だった反響はありますか?

高山 
最初に登場したI'm a Cutie Finderは、我々の予想以上に受け入れていただいたなと思っています。楽曲は、YouTubeやXだけでなく、TikTokなどさまざまな場所で、『シャイニーカラーズ』をご存じでない方も楽しんでくださり、そこから『シャニマス』や『シャニソン』にご興味を持ってくださった方もいらっしゃるようで。

 音楽を通じて多くの方のご興味を引くことができ、I'm a Cutie Finderはトップバッターにふさわしい役割を果たしてくれたなと思っています。
『シャニマス』高山祐介プロデューサーインタビュー。8周年のキーワードは、“l∞ve”(ラブ)。今年は既存の8ユニットに関わる取り組みも実施

あらゆる描きかたで、アイドルたちのまだ見ぬ魅力を引き出す

――『シャニマス』では、2024年4月にスタートした“パラレルコレクション”が、2025年9月に完結し、全アイドルが登場しました。

高山 
長期間にわたったシリーズでしたので、お待たせしてしまったプロデューサーさんもいらっしゃるかとは思いますが、いったんご提供が完了したという点は安堵しています。シリーズとしては、アイドルのifを描く挑戦的な内容ではありましたが、担当アイドルの未来の姿がどう描かれるのかを楽しみにしつつ受け入れてくださり、プロデューサーさんには感謝の気持ちでいっぱいです。

――10月には、七草はづきの“パラレルコレクション”が追加されました。プロデューサーさんにとってサプライズな内容だったと思いますが、彼女の実装の狙いをお聞かせください。

高山 
はづきの実装は、“パラレルコレクション”に長らくお付き合いいただいたプロデューサーさんへの感謝の気持ちが前提にあります。アイドルではありませんが、事務所の仲間として、ifの未来の姿を描くことで、プロデューサーさんに驚いていただけたらなと。

 また、このシリーズは長期にわたって展開をしたぶん、「つぎはこの子だろうな」と、想像できてしまうところもあったとは思いましたので、最後に皆さんの予想を超えるものをご提供したいと考えました。

 そして、10月というタイミングは『シャニマス』7.5周年という節目でもありましたので、それを記念するという意図もあり、はづきの“パラレルコレクション”が実現した形です。

――“パラレルコレクション”を終えた後には、新ガシャシリーズ“キャスティングコレクション”がスタートしました。

高山 
『シャニマス』では、“パラレルコレクション”を始め、長く運営させていただく中で、本当にさまざまなアイドルの姿を描いてきました。ここから、さらにプロデューサーの皆さんに長らく楽しんでいただくために、新しいアイドルの魅力を描き続けたいということは、つねづね感じておりました。
 
 そこで、彼女たちが役柄を演じる姿を通じて、新しい表情、魅力をご提供できないかと考えたことが本シリーズの始まりです。そこから、アイドルをふたりずつ登場させることを決め、特訓後のアイドル衣装のイラストどうしがつながる仕掛けも加え、新しいアイドルの魅力をお届けできるように考えました。

――“キャスティングコレクション”では、アイドルたちが役柄を演じるがゆえに、ふだんからは想像できないような姿が描かれています。その様子をプロデューサーさんに受け入れられるか、不安などはありましたか?

高山 
アイドルの魅力を引き出すようなシチュエーションはたくさんありますので、新たな魅力をご提供することについての懸念はありませんでした。ただ、たとえば、理想の新妻編における灯織や、あまえんぼ彼女編におけるルカなど、これまでの彼女たちのイメージからかけ離れ過ぎているのではないかと、ご心配されている方もいらっしゃるとは想像しておりました。

 ですが、キャスティングということで、プロデューサーの皆さんも「灯織だったらお芝居も一生懸命がんばるだろう」、「ルカは基本的に面倒見がよくて仕事もしっかりこなすから、こういったお芝居もちゃんとこなすだろう」と、アイドルのことを理解していただきながら楽しんでくださっている印象がありまして。ですので、その点は安心しているところです。
 
 改めて、“キャスティングコレクション”では、役柄を演じるアイドルの表情を描いたイラストやシナリオはもちろん、お芝居に向き合うにあたってのアイドルの心情や、プロデューサーとどのように役柄を作り上げていったのかなど、ただの劇中劇に留まらず、アイドルの成長や心情が垣間見えるのが魅力だと感じています。プロデューサーと二人三脚でお芝居に取り組む様子も含め、丁寧に描くことを心掛けております。

 引き続き、役柄を演じるアイドルの姿と、お芝居を通じて成長していく様子を楽しんでいただけますと幸いです。

――今後のさらなるアイドルたちの姿にも注目が高まります。その後、2026年より新シリーズ“プレリュードコレクション”始動しました。

高山 
こちらのシリーズでも、アイドルたちのまだ見ぬ部分をご提供するのがおもな狙いです。その中で、幼少期のアイドルたちの姿を通じて、いまの彼女たちに通ずる部分や異なる点を感じていただくように表現しています。

 そうすることで、年月を経て成長してきた彼女たちのがんばりや尊さを感じていただき、プロデューサーさんとアイドルの歩んできた道のりの感慨深さ、というところを想像して楽しんでいただけたらなと考えています。

――まだまだ始まったばかりのシリーズだとは思いますが、現状の手応えはいかがですか?

高山 
現在では4アイドル程度のご提供となっていますが、幼少期がどのような姿となるかご注目いただいた中で、柔らかい表情をした愛くるしい彼女たちの姿を驚きつつ楽しんでいただいている印象です。このシリーズでは、彼女たちの人格形成の一端を担うようなシーンをご提供できたらと考えていますので、少しお時間をいただくかもしれませんが、ぜひ楽しみにお待ちいただければと思います。

――アイドルの幼少時代のお芝居の機会については、キャストの皆さんも熱望されていた様子でした。皆さんからの反響はありましたか?

高山 
直接伝え聞いてはいませんが、たとえば幼少期のルカと現在のルカの姿は大きく異なっていますので、彼女のようにギャップのあるアイドルについては、演じるうえで試行錯誤してくださっていると思います。ですので、キャストの皆さんの芝居という部分にもぜひご注目いただきたいです。
『シャニマス』高山祐介プロデューサーインタビュー。8周年のキーワードは、“l∞ve”(ラブ)。今年は既存の8ユニットに関わる取り組みも実施

安心して観届けることができようになったキャスト陣のパフォーマンス

――ライブやイベント面では、『アイドルマスター』シリーズの合同ライブ“M@STERS OF IDOL WORLD 2025(MOIW2025)”が開催されました。ご覧になられていかがでしたか?
高山 
ほかのブランドさんといっしょにステージに立つ機会は、バンナムフェスや“MOIW2023”でもありましたが、そのときと比べると一層頼もしくなり、安心してみることができたというのが率直な感想です。

 キャストの皆さんの経験値が蓄積されたり、大きな舞台を経験したり、2ユニットごとの7thツアーの経験も通じて、堂々としたパフォーマンスをしていただけるようなっているなと強く感じます。キャストの皆さんの成長が感じられるとともに、これまで歩んできた年月の重さも感じましたし、皆さんの努力が改めてステージに表れたようで、うれしかったですね。

――『シャイニーカラーズ』に詳しくない方のもとにも、自信を持って、安心してお届けできるようになったと。

高山 
そうなんです。バンナムフェスで東京ドームに立たせていただいたときは、皆さんがうまくパフォーマンスができるように祈るような気持ちで見ていたことをすごく覚えています(笑)。いまでは、そういった気持ちはなく、安心して観ることができますし、パフォーマンスにも驚かされることばかりです。

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――“MOIW2025”で印象的だったステージはありますか?

高山 
『シャイニーカラーズ』はまったく関係なくて恐縮ですが、“vα-liv(ヴイアライヴ)”のステージですね。『リローディング』の歌唱の際、“スーパーバトルスーツ”という衣装を着て、アイドルたちが空を飛んでいたんです。それが最高でした。

 “MOIW2025”の開催を記念して、各ブランドさんから衣装をお借りしてゲーム内に登場させていただきましたが、“スーパーバトルスーツ”が飛べることを知っていたら、ギミックとして実装したかったなと悔しい想いをしました(笑)。あれはとても印象的でしたね。観てすぐ、思わず勝股さん(※)に「めちゃいいですね」とチャットを送ったところ、「刺さってうれしいよw」というお言葉をいただきました(笑)。
※勝股春樹氏。“PROJECT IM@S vα-liv”プロデューサー。
――『シャニソン』内での各ブランドの衣装の登場経緯についても聞かせていただけますか?

高山 
2025年に『アイドルマスター』が20周年を迎えましたので、20周年ならではの企画をたくさんお届けしたいなと思っていました。その中で、765プロのアイドルの登場などもありましたが、“MOIW2025”で、『学マス』さんを含めて各ブランドが一堂に会する記念すべきタイミングで、皆さんに喜んでいただける取り組みができたらなと考え、衣装をお借りして登場させていただくことにしました。

――改めて765プロのアイドルの登場についての反響についてもうかがえますか?

高山 
『アイドルマスター』のゲーム作品は数多くある中で、なぜ『シャニソン』への登場なのか、『シャニソン』での283プロのアイドルの登場が減るのではないかといったご心配された方もいらっしゃるのかなと思っていましたが、蓋を開けてみれば、すごく好意的に受け入れてくださっている印象です。

 我々開発チームも、765プロへのリスペクトがあり、何より、765プロ、『
アイマス』が大好きですので、そういった意味でもとてもうれしい取り組みになりました。

 『シャイニーカラーズ』のプロデューサーさんたちから765プロのアイドルが愛され、登場を喜んでくださっているのは、コンテンツを提供する側として幸せですし、僕も765プロが好きで、そこから『アイドルマスター』に携われているところがありますので、ひとりのプロデューサーとしてもうれしく感じています。

――そんな『シャニソン』はリニューアル1周年を迎えましたが、改めていまの手応えをお聞かせください。

高山 
リニューアルでは、リズムゲームを中心としたゲームサイクルにアップデートさせていただきました。直感的なゲームプレイとなりましたので、楽曲イベントを通してリズムゲームを楽しんでいただきつつ、ジュエルや各種アイテムのゲットだったり、ストーリーをご覧いただくといった点に自然になじんでくださっているのかなと感じています。

 ほかには、さまざまな衣装のご提供やMVの拡充をはじめ、“Shiny Runway”やドレスオーダー機能などを通じて、ステージ上でのアイドルのビジュアルをプロデュースするような遊びもより楽しんでいただけるようになったかなと思っていまして。

 そうした、よりアイドルたちの魅力にダイレクトに触れられるような遊びになったことも、765プロのアイドルや“PJ: REFRAC7IONS”の登場をきっかけにして多くの方にシャニソンに触れていただけている要因のひとつかなと思います。

――3Dアイドルの強みが存分に活かされたコンテンツの提供でしたね。

高山 
ドレスオーダー機能のほか、直近ですとフォトスタジオの実装を通じて、アイドルたちを着せ替え、魅力的な表情を撮影し、ほかのプロデューサーさんに自慢のアイドルをアピールしたり面白いシチュエーションを作ったりというひとつのプロデュース活動を拡充することができてよかったなと感じています。

――改めて、『シャイニーカラーズ』のライブとしては、xRライブも豊富に開催されました。

高山 
2025年1月にシーズとコメティックによる“[liminal;marginal;eternal]”、5月にイルミネーションスターズによる“Uka,”、12月にアンティーカによる“騎士団のヴェール – Veil of Order –”と、1年に3本というスピード感のあるご提供となりました。

 公演数も多く、東京、名古屋、大阪とさまざまな地域での開催でしたので、多くのプロデューサーさんにご来場いただけたかなとも思いますし、それぞれの公演を通して『シャイニーカラーズ』らしいxRライブ体験を追求してお届けできたと考えています。開催のたびに、見せかたや演出、ライブ空間そのものが『シャイニーカラーズ』の世界になる、xRライブならではの体験価値をどんどん追求できているのではないかと思っています。

 4月にはストレイライトが幕張イベントホールというこれまでよりも大きな会場に立たせていただきますが、これまでの公演で得た知見によって、チャレンジできる土壌もできたと思っています。これまでxRライブをご覧になっていない方にもストレイライトの公演も楽しんでいただけていたらうれしいです。

――“騎士団のヴェール – Veil of Order –”では、客席を巻き込んだ演出も話題になりました。

高山 
客席を巻き込むこと自体は主な目的ではなく、ライブ会場の扉を開けたら、そこがもう『シャイニーカラーズ』の世界、283プロが存在する作中の世界であること、そしてキャストさんがパフォーマンスをされるライブとは異なる体験を大事にしたいと考えています。

 ですので、『シャイニーカラーズ』の世界に入り込むとはどういうことなのか、ということにこだわっていますし、今後も飽きがこないように新鮮な体験をご提供することを心掛けながら展開させていただくつもりです。

――キャストさんによるリアルイベント・ライブに加え、xRライブの開催と、かなり豊富に展開されていますが、今後もこのペースで実施されるのですか?

高山 
もちろん、キャストさんによるライブ、xRライブ、それぞれ並行して続けていくつもりです。とはいえ、2025年はxRライブが3本とツアーが4本、それ以外にも”MOIW”を含めた大きなライブがあったかなり精力的な年になりましたので、今後は比較すれば落ち着いたペースでライブを制作していけるのかなと思っています。

 今後は、4月にストレイライトが出演するxRライブと8thライブが開催されますし、9月にはソロパフォーマンスを行う“Master ShowPiece”の開催が、 12月には“PJ: REFRAC7IONS”のアーティストが勢ぞろいする“shiny, the first REFRAC7IONS " Still blue "”の開催がそれぞれ発表されています。決して少なくはないと思うのですが、今後もしっかりと作り込んだライブ体験をご提供できればと思っています。

――新しい形式のイベントとして、2026年2月に“シャニマス大感謝祭!”というも開催されました。キャストの皆さんが本気でスポーツに取り組まれていて、思わず胸が熱くなる場面もありました。
高山 
僕も、ここまでガチのイベントとは思わず、非常に驚きました(笑)。スポーツアリーナという舞台もそうですが、キャストの皆さんが一生懸命、勝利に向かってがんばっている姿は、ライブパフォーマンスをされている姿とはまったく異なりますので、とても新鮮でした。

 また、今回のイベントでは、皆さんが走って倒れ込むような、泥臭い姿も見せてくれて、とくに最後のストレイライトの皆さんによるリレーでは、『シャニマス』でのシナリオを思い出されるようで、スポーツとしての熱さを存分に受け取ることができました。単なるキャストバラエティーを超えた青春の感動も体感できた、すばらしいイベントでしたね。

――“シャニマス大感謝祭!”も高山さんが発案されたのですか?

高山 
いえ、これはイベントチームの発案です。イベント担当からは「運動会みたいなことをやりたいよね」という話は聞いていたのですが、運動会みたいというか、しっかりした運動会でさらには新曲まであったりと、かなり気合の入ったイベントになりました(笑)。

 『アイドルマスター』シリーズでは、オーケストラコンサートも開催されていたりと、ふだんのキャストさんによるライブのほかにもさまざまな形のイベントが開催されています。イベントチームも、さまざまなイベントの形を模索して、プロデューサーさんに楽しんでいただこうと考えています。そういった点で、今回新しい試みとしてチャレンジができ、結果として、プロデューサーさんには楽しんでいただけたようでしたので、よかったのかなと感じています。

――イベントとしては、大丸東京店での衣装展“283PRODUCTION COSTUME G@LLERY ~MY F@VORITE COLLECTION~”も話題となりました。
高山 
衣装展は、イベント制作チームと、長らく衣装をご制作いただいているオサレカンパニーさんによる「これまで制作した衣装をプロデューサーさんにぜひ見ていただきたい」という想いから実現しました。

 クリエイターさんたちのこだわりについてお伝えできる機会は実はそう多くはありません。ゲームで制作した衣装を実際に再現するうえでお衣装チームの工夫などは僕自身も知りたいなと思っていましたし、プロデューサーの皆さんに衣装チームのこだわりを知っていただくことで、『シャイニーカラーズ』が多くの方の支えによって生まれているコンテンツであることがより伝わればうれしいなと考えていました。そんな機会を、イベント制作チームとオサレカンパニーが実現してくれましたので、感謝しています。

――展示のしかたもすごくこだわられていて、衣装の魅力が存分に伝わってきました。こうしたイベントなどでも、プロデューサーさんから“『シャニマス』らしい”という意見を目にするのですが、高山さんが考える『シャニマス』らしさとは、どのようなものなのでしょうか?

高山 
僕自身は、非言語の感覚ということを大事にしています。今回の衣装展では、クリエイターからのメッセージが掲載されていますが、それが全てではありません。衣装をご覧になって湧き上がる、言語外のメッセージを感じていただけることを重要視しています。それは、今回の衣装展に限らず、どの取り組みでも言えることです。

 エンタメ全般に言えることかもしれませんが、受け手が作品に触れた際に「どう思ったか」という感情が湧き立つことではじめて、作品は意味を持ってくると考えています。ですので、僕たちがご提供するものを受け取ったいただいた際に、様々な感情が生まれる“想像の余地”を残すことを大事にしたいとつねづね思っています。それが『シャニマス』らしさかはわかりませんが、僕自身は、その点を表現に関わるひとりとして大切にしています。
『シャニマス』高山祐介プロデューサーインタビュー。8周年のキーワードは、“l∞ve”(ラブ)。今年は既存の8ユニットに関わる取り組みも実施
――ありがとうございます。新しい試みを続けている『シャイニーカラーズ』ですが、4月24日に8周年を迎え、9年目に突入します。9年目の活動におけるテーマなどがありましたら聞かせてください。

高山 
8周年のタイミングでのキーワードは、“l∞ve”(ラブ)ですね。音楽やライブ、シナリオなど、さまざまな形で“l∞ve”をテーマにしていくことになります。すでに発表しておりますが、“Project “ReLight” AXE8(アクシーズ)”と銘打ち、オリジンとなる8ユニットの魅力を新たに構築するような取り組みも実施させていただきますが、その動きの中でも、“l∞ve”というのはひとつのテーマとなります。

 そして、これからの1年間を振り返ったときに、「8周年の“l∞ve”というテーマは、こういうことを意味していたのか」と皆さんそれぞれに振り返っていただけるよう、さまざまなメディアや媒体を通して描いていければと考えておりますので、ぜひ楽しみにしていてください。

――4月25日、26日には8周年ライブが控えています。

高山 
発表当初のビジュアルでは、『シャニソン』のユニット衣装を着たアイドルたちが登場しています。披露される楽曲についてももちろんですが、僕自身もどうなるのだろうと楽しみにしている要素もあったりしますので、ぜひご期待ください。

 昨年10月に実施した螺旋公演で生バンドによるパフォーマンスを取り入れて、ひとつの到達点だったと思ってはいますが、今回のライブでもまた異なる方向性で、プロデューサーの皆さんの期待に応えるべく準備をしています。楽しみにしてくださるとうれしいです。

――それでは最後に、プロデューサーさんにメッセージをお願いします。

高山 
改めまして、いつもプロデュースいただき、本当にありがとうございます。2018年に『シャニマス』のサービスをご提供させていただいてから、音楽、ライブ、グッズ、『シャニソン』と、さまざまな形でプロデューサーの皆さんにプロデュースをいただいてきたからこそ、8周年を迎えることができたなと思っています。

 毎年のように感謝の言葉をお伝えしていますが、長い年月を支えてくださっているのは当たり前のことではないと考えております。さまざまな形でご提供させていただいているコンテンツを、好意的に受け入れ、応援し、プロデュースしてくださっているからこその8周年です。

 これからも、僕たちにしかできないことがあるはずだという想いで、プロデューサーの皆さんに驚いていただけるような取り組みを目指していこうと思いますので、引き続き、プロデュースをよろしくお願いいたしします。
『シャニマス』高山祐介プロデューサーインタビュー。8周年のキーワードは、“l∞ve”(ラブ)。今年は既存の8ユニットに関わる取り組みも実施
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