高山祐介氏(タカヤマユウスケ)
『アイドルマスター シャイニーカラーズ』プロデューサー。文中は、高山。
I'm a Cutie Finderはプロジェクトのトップバッターにふさわしい活躍をしてくれた
そして、10月の螺旋公演で“PJ: REFRAC7IONS”という新たな試みも発表させていただいたりと、『シャニマス』、『シャニソン』、ライブに音楽と、各種媒体を通してプロデューサーの皆さんにさまざまな取り組みをご提供できた1年だったかなと思っています。いまは、盛りだくさんの内容を無事お届けできて一安心しているところです。
── “7th UNITLIVE TOUR”を通じて、say "Halo"編で越境コミュが追加され、“PJ: REFRAC7IONS”が始動したりと、大きな施策となっていたと思います。改めて、施策を終えての手応えをお聞かせください。
大きな施策で、しっかりと準備してきたぶん、プロデューサーさんには通年を通して楽しんでいただけたようで、とてもうれしく思っています。
――“PJ: REFRAC7IONS”は、3月末に彼岸流が登場し、残す新ユニットは1組となっています。プロジェクトを振り返っての手応えはいかがですか?
――各ユニットのコンセプトなどは、高山さん主導のもと決定されたのですか?
――プロジェクトを展開してみて、とくに印象的だった反響はありますか?
音楽を通じて多くの方のご興味を引くことができ、I'm a Cutie Finderはトップバッターにふさわしい役割を果たしてくれたなと思っています。

あらゆる描きかたで、アイドルたちのまだ見ぬ魅力を引き出す
――10月には、七草はづきの“パラレルコレクション”が追加されました。プロデューサーさんにとってサプライズな内容だったと思いますが、彼女の実装の狙いをお聞かせください。
また、このシリーズは長期にわたって展開をしたぶん、「つぎはこの子だろうな」と、想像できてしまうところもあったとは思いましたので、最後に皆さんの予想を超えるものをご提供したいと考えました。
そして、10月というタイミングは『シャニマス』7.5周年という節目でもありましたので、それを記念するという意図もあり、はづきの“パラレルコレクション”が実現した形です。
――“パラレルコレクション”を終えた後には、新ガシャシリーズ“キャスティングコレクション”がスタートしました。
そこで、彼女たちが役柄を演じる姿を通じて、新しい表情、魅力をご提供できないかと考えたことが本シリーズの始まりです。そこから、アイドルをふたりずつ登場させることを決め、特訓後のアイドル衣装のイラストどうしがつながる仕掛けも加え、新しいアイドルの魅力をお届けできるように考えました。
――“キャスティングコレクション”では、アイドルたちが役柄を演じるがゆえに、ふだんからは想像できないような姿が描かれています。その様子をプロデューサーさんに受け入れられるか、不安などはありましたか?
ですが、キャスティングということで、プロデューサーの皆さんも「灯織だったらお芝居も一生懸命がんばるだろう」、「ルカは基本的に面倒見がよくて仕事もしっかりこなすから、こういったお芝居もちゃんとこなすだろう」と、アイドルのことを理解していただきながら楽しんでくださっている印象がありまして。ですので、その点は安心しているところです。
改めて、“キャスティングコレクション”では、役柄を演じるアイドルの表情を描いたイラストやシナリオはもちろん、お芝居に向き合うにあたってのアイドルの心情や、プロデューサーとどのように役柄を作り上げていったのかなど、ただの劇中劇に留まらず、アイドルの成長や心情が垣間見えるのが魅力だと感じています。プロデューサーと二人三脚でお芝居に取り組む様子も含め、丁寧に描くことを心掛けております。
引き続き、役柄を演じるアイドルの姿と、お芝居を通じて成長していく様子を楽しんでいただけますと幸いです。
――今後のさらなるアイドルたちの姿にも注目が高まります。その後、2026年より新シリーズ“プレリュードコレクション”始動しました。
そうすることで、年月を経て成長してきた彼女たちのがんばりや尊さを感じていただき、プロデューサーさんとアイドルの歩んできた道のりの感慨深さ、というところを想像して楽しんでいただけたらなと考えています。
――まだまだ始まったばかりのシリーズだとは思いますが、現状の手応えはいかがですか?
――アイドルの幼少時代のお芝居の機会については、キャストの皆さんも熱望されていた様子でした。皆さんからの反響はありましたか?

安心して観届けることができようになったキャスト陣のパフォーマンス
キャストの皆さんの経験値が蓄積されたり、大きな舞台を経験したり、2ユニットごとの7thツアーの経験も通じて、堂々としたパフォーマンスをしていただけるようなっているなと強く感じます。キャストの皆さんの成長が感じられるとともに、これまで歩んできた年月の重さも感じましたし、皆さんの努力が改めてステージに表れたようで、うれしかったですね。
――『シャイニーカラーズ』に詳しくない方のもとにも、自信を持って、安心してお届けできるようになったと。
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――“MOIW2025”で印象的だったステージはありますか?
“MOIW2025”の開催を記念して、各ブランドさんから衣装をお借りしてゲーム内に登場させていただきましたが、“スーパーバトルスーツ”が飛べることを知っていたら、ギミックとして実装したかったなと悔しい想いをしました(笑)。あれはとても印象的でしたね。観てすぐ、思わず勝股さん(※)に「めちゃいいですね」とチャットを送ったところ、「刺さってうれしいよw」というお言葉をいただきました(笑)。
――改めて765プロのアイドルの登場についての反響についてもうかがえますか?
我々開発チームも、765プロへのリスペクトがあり、何より、765プロ、『アイマス』が大好きですので、そういった意味でもとてもうれしい取り組みになりました。
『シャイニーカラーズ』のプロデューサーさんたちから765プロのアイドルが愛され、登場を喜んでくださっているのは、コンテンツを提供する側として幸せですし、僕も765プロが好きで、そこから『アイドルマスター』に携われているところがありますので、ひとりのプロデューサーとしてもうれしく感じています。
――そんな『シャニソン』はリニューアル1周年を迎えましたが、改めていまの手応えをお聞かせください。
ほかには、さまざまな衣装のご提供やMVの拡充をはじめ、“Shiny Runway”やドレスオーダー機能などを通じて、ステージ上でのアイドルのビジュアルをプロデュースするような遊びもより楽しんでいただけるようになったかなと思っていまして。
そうした、よりアイドルたちの魅力にダイレクトに触れられるような遊びになったことも、765プロのアイドルや“PJ: REFRAC7IONS”の登場をきっかけにして多くの方にシャニソンに触れていただけている要因のひとつかなと思います。
――3Dアイドルの強みが存分に活かされたコンテンツの提供でしたね。
――改めて、『シャイニーカラーズ』のライブとしては、xRライブも豊富に開催されました。
公演数も多く、東京、名古屋、大阪とさまざまな地域での開催でしたので、多くのプロデューサーさんにご来場いただけたかなとも思いますし、それぞれの公演を通して『シャイニーカラーズ』らしいxRライブ体験を追求してお届けできたと考えています。開催のたびに、見せかたや演出、ライブ空間そのものが『シャイニーカラーズ』の世界になる、xRライブならではの体験価値をどんどん追求できているのではないかと思っています。
4月にはストレイライトが幕張イベントホールというこれまでよりも大きな会場に立たせていただきますが、これまでの公演で得た知見によって、チャレンジできる土壌もできたと思っています。これまでxRライブをご覧になっていない方にもストレイライトの公演も楽しんでいただけていたらうれしいです。
――“騎士団のヴェール – Veil of Order –”では、客席を巻き込んだ演出も話題になりました。
ですので、『シャイニーカラーズ』の世界に入り込むとはどういうことなのか、ということにこだわっていますし、今後も飽きがこないように新鮮な体験をご提供することを心掛けながら展開させていただくつもりです。
――キャストさんによるリアルイベント・ライブに加え、xRライブの開催と、かなり豊富に展開されていますが、今後もこのペースで実施されるのですか?
今後は、4月にストレイライトが出演するxRライブと8thライブが開催されますし、9月にはソロパフォーマンスを行う“Master ShowPiece”の開催が、 12月には“PJ: REFRAC7IONS”のアーティストが勢ぞろいする“shiny, the first REFRAC7IONS " Still blue "”の開催がそれぞれ発表されています。決して少なくはないと思うのですが、今後もしっかりと作り込んだライブ体験をご提供できればと思っています。
――新しい形式のイベントとして、2026年2月に“シャニマス大感謝祭!”というも開催されました。キャストの皆さんが本気でスポーツに取り組まれていて、思わず胸が熱くなる場面もありました。
また、今回のイベントでは、皆さんが走って倒れ込むような、泥臭い姿も見せてくれて、とくに最後のストレイライトの皆さんによるリレーでは、『シャニマス』でのシナリオを思い出されるようで、スポーツとしての熱さを存分に受け取ることができました。単なるキャストバラエティーを超えた青春の感動も体感できた、すばらしいイベントでしたね。
――“シャニマス大感謝祭!”も高山さんが発案されたのですか?
『アイドルマスター』シリーズでは、オーケストラコンサートも開催されていたりと、ふだんのキャストさんによるライブのほかにもさまざまな形のイベントが開催されています。イベントチームも、さまざまなイベントの形を模索して、プロデューサーさんに楽しんでいただこうと考えています。そういった点で、今回新しい試みとしてチャレンジができ、結果として、プロデューサーさんには楽しんでいただけたようでしたので、よかったのかなと感じています。
――イベントとしては、大丸東京店での衣装展“283PRODUCTION COSTUME G@LLERY ~MY F@VORITE COLLECTION~”も話題となりました。
クリエイターさんたちのこだわりについてお伝えできる機会は実はそう多くはありません。ゲームで制作した衣装を実際に再現するうえでお衣装チームの工夫などは僕自身も知りたいなと思っていましたし、プロデューサーの皆さんに衣装チームのこだわりを知っていただくことで、『シャイニーカラーズ』が多くの方の支えによって生まれているコンテンツであることがより伝わればうれしいなと考えていました。そんな機会を、イベント制作チームとオサレカンパニーが実現してくれましたので、感謝しています。
――展示のしかたもすごくこだわられていて、衣装の魅力が存分に伝わってきました。こうしたイベントなどでも、プロデューサーさんから“『シャニマス』らしい”という意見を目にするのですが、高山さんが考える『シャニマス』らしさとは、どのようなものなのでしょうか?
エンタメ全般に言えることかもしれませんが、受け手が作品に触れた際に「どう思ったか」という感情が湧き立つことではじめて、作品は意味を持ってくると考えています。ですので、僕たちがご提供するものを受け取ったいただいた際に、様々な感情が生まれる“想像の余地”を残すことを大事にしたいとつねづね思っています。それが『シャニマス』らしさかはわかりませんが、僕自身は、その点を表現に関わるひとりとして大切にしています。

そして、これからの1年間を振り返ったときに、「8周年の“l∞ve”というテーマは、こういうことを意味していたのか」と皆さんそれぞれに振り返っていただけるよう、さまざまなメディアや媒体を通して描いていければと考えておりますので、ぜひ楽しみにしていてください。
――4月25日、26日には8周年ライブが控えています。
昨年10月に実施した螺旋公演で生バンドによるパフォーマンスを取り入れて、ひとつの到達点だったと思ってはいますが、今回のライブでもまた異なる方向性で、プロデューサーの皆さんの期待に応えるべく準備をしています。楽しみにしてくださるとうれしいです。
――それでは最後に、プロデューサーさんにメッセージをお願いします。
毎年のように感謝の言葉をお伝えしていますが、長い年月を支えてくださっているのは当たり前のことではないと考えております。さまざまな形でご提供させていただいているコンテンツを、好意的に受け入れ、応援し、プロデュースしてくださっているからこその8周年です。
これからも、僕たちにしかできないことがあるはずだという想いで、プロデューサーの皆さんに驚いていただけるような取り組みを目指していこうと思いますので、引き続き、プロデュースをよろしくお願いいたしします。















