- 「すげえ」の連呼で語彙力がなくなるくらい驚くステージ
- ふたりで謎を解いた、敵を倒した瞬間の楽しさ
- ときおり出てくるクレイジーな世界観
世界三大三代川がオススメするゲーム
スプリット・フィクション
- プラットフォーム:Nintendo Switch 2、PS5、XSX|S、PC(Steam)
- 発売日:2025年3月6日(ダウンロード版は2025年3月7日)
- 発売元:エレクトロニック・アーツ
- 価格:各6900円[税込](PS5版は6930円[税込])
驚きの連続でプレイするふたりの語彙力はもうゼロよ!
世の中にはインタラクティブなものが増えた。映像にも選択肢、双方向のやり取りが加わり、ゲームの専売特許とは言えなくなったと思う。そんな時代だからこそ、『Split Fiction』には“ゲームでしか味わえない体験”を追求したものを感じるし、とても充実感のある体験ができたのだろう。
本作は、数々のゲームアワードを受賞した『It Takes Two』のチームによる新作。前作同様、今回もふたり協力プレイ専用のゲームになっている。わかる。「ハードルが高い」、「友だちはどこで売っていますか?」と言いたくなる気持ちはわかる。しかし、それはいったんさておき話を進めよう。
今回の主人公は作家見習いのゾーイとミオ。ふたりはひょんなことから、自分たちが描いた物語の中に入り込む。ゾーイの描くファンタジーの世界と、ミオの描くSFの世界。それ以外も含め、ゲーム内ではさまざまな世界を渡り歩く。
各世界に用意されたギミックではふたりの協力が必要不可欠だ。乗り物を操作する人、それに乗って敵を攻撃する人。敵ロボットの注意を惹きつける人、そのあいだにロボットの中に入って破壊を試みる人。地上を移動する人、空を移動する人。その場その場で求められることが変わり、ふたりで機転を利かせながら謎を解いていく。

アクションにシューティングにパズル。いろいろなジャンルが入っているのは、前作譲りだが、本作はその表現の幅と得られるカタルシスがとんでもない。敵の隙を突く瞬間のコンビネーションや、絶対に避けられない攻撃を交互に盾を作って防御の瞬間を生み出して進むタイミング。やられてもすぐにリトライができるテンポのよさと、達成したときの気持ちよさ、そして、何より「こんなことができるの!?」という驚きの連続で夢中にさせてくれる。
具体的には記述しないが、前例のない演出のステージがいくつも出てくる。とくにモノクロとバグのステージはいまだに記憶に残るレベルの驚きと楽しさがあり、ここまで進化したゲームだからこそ生まれた、現代の“ゲームでしか味わえない体験”と言えるだろう。
問題は、いっしょに遊ぶ友人だ。わかる。筆者もそんな相棒は皆無で、かろうじて妻がプレイしてくれた。同僚でも古い友人でも家族でもSNSで募るでもいい。インタラクティブなツールが増えたいまこそ、それらの手段で連絡を取り本作を遊んでみてほしい。このスゴさは一度体験する価値がある。
Writer:世界三大三代川
ファミ通.com編集長。離婚危機の夫婦の物語を描いた前作『It Takes Two』も結婚生活10年を超えた妻とプレイ。いろいろドキドキしたが、夫婦の危機はなくクリアー。よかった。























