『ボイドリング・バウンド』レビュー。育成と交配をくり返し、最強の相棒を生み出す! モンスター育成xシューティングの組み合わせは想像以上に奥深い

『ボイドリング・バウンド』レビュー。育成と交配をくり返し、最強の相棒を生み出す! モンスター育成xシューティングの組み合わせは想像以上に奥深い
 モンスター育成ゲームに三人称アクションシューティング(TPS)を組み合わせた新作『ボイドリング・バウンド』が、Hatchery Gamesより2026年6月9日に発売された。
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 本作は、絶滅の危機に瀕した人類が、“ボイドリング”と呼ばれる宇宙生物と協力し、惑星を取り戻すSFシューティングゲーム。モンスターの育成、交配やカスタマイズといった要素も充実しており、最強の相棒を作り出す育成ゲームとしての側面も見どころとなっている。

 本記事では、そんな『ボイドリング・バウンド』のレビューをお届けしていこう。
※この記事はHatchery Gamesの提供でお届けします。

人とモンスターが手を取り合って戦うTPS

 本作は、人類が解き放ってしまった最悪の存在“リージョン”により汚染・荒廃した世界が舞台。唯一リージョンに対抗しうるモンスター“ボイドリング”と協力して戦う、SFシューティングとなっている。

 冒頭には日本語ボイス付きのムービーが入り、世界観がつかみやすくなっていた。
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 ボイドリングと呼ばれるモンスターは、鳥類やトカゲ、ネコに似たデザイン。

 このモンスターを育成し、いっしょに戦っていくことになる。かわいい・カッコイイ系のデザインが揃っており、育てていくうちに愛着も沸いてくるので、まさに相棒のような存在だ。
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 プレイにあたっては、宇宙船内ではプレイヤーは人間として、モンスターの育成やステージ選択などを行う。

 そして、実際のステージ攻略をする際はボイドリングを動かして戦っていくという流れだ。
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設定としては、ボイドリングに神経接続をして心を通わせる。
 バトルシステムは、一般的なTPS(三人称シューティング)といった感じ。

 遠距離攻撃をベースに敵を撃ちながら、スキルや近接攻撃、必殺技を駆使して戦っていく。同ジャンルに慣れている人なら、説明ナシでもすぐに動かせるだろう。

 敵の数はそこそこ多めで、つねに移動しながら複数体を同時に相手取ることが多い。攻撃を回避しながらスキルを撃ち込む、スピーディーなバトルが展開されていく。
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 また、バトルだけでなく広いステージ内を探索しながら進めるミッションや、数回に分けて出現する敵を倒していくウェーブ形式のミッションなど、ステージ形式も豊富だ。

 とくに探索ミッションは隠された場所に育成リソースやモンスターの卵が配置されていることもあり、やり応えのある内容になっている。
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ステージのラストには、強力なボスが立ちはだかる。
 ステージクリアー後には、リージョンによる汚染を取り除いたエリアに野生のボイドリングたちが戻ってくる演出もいいところだ。

 人間が一方的にボイドリングを利用するのではなく、彼らとの共生関係を描いている世界観を大切にしている演出がすばらしい。
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多彩なアクションを持つモンスターを自由に育成!

 本作に登場するモンスターのベースは、8タイプ以上。そこから多数の進化先に分岐することになり、バリエーション豊富なモンスターが登場している。

 ベースとなるモンスターはネコのようなデザインのアナミ、宙に浮いているクラゲ(?) のようなニミオド、ほかにもカメのようなケラピン、鳥に近いキウィペックなどさまざまなタイプを操作できるのがポイント。
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 モンスターはミッションクリアー時の報酬や、ステージ探索時に手に入るタマゴを孵化させることで入手していく形式だ。ステージ内では金のタマゴも手に入り、最初から最終進化状態のモンスターが手に入ることもある。
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どのモンスターが入手できるかはランダム。
 どのモンスターもアクションや立ち回りが異なり、自分好みの操作ができるモンスターを育成して戦いを楽しめるのも本作の魅力だ。

 たとえば、亀のようなケラピンの場合、前方にシールドを展開するスキルや、グレネードを投げて戦うバトルスタイルとなっている。走り回りながら撃つのではなく、シールドで身を守りつつ狙いを定めて大ダメージを狙うスタイルで、うまく弱点を突けると気持ちがいい。
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 トカゲのようなデザインのギリックは、遠距離攻撃ではなく近接攻撃やカウンター主体の性能をしており、まったく異なる戦闘体験をもたらしてくれる。

 敵の懐に飛び込んでの範囲攻撃、ブロック(ダメージ無効化シールド)を破壊されると追加攻撃が発動するカウンターなど、インファイトで戦うスタイルが頼もしい。
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 トリッキーなスキルを使うニミオドは、うまく決まったときの全能感がたまらなく、個人的にはお気に入りだ。ニミオドは自身を中心に円状の範囲内に攻撃をする、やや火力に乏しい通常攻撃を使うのだが、真骨頂はそのスキル。
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 設置型の支柱を配置すると、その支柱が攻撃範囲を拡大、さらに連鎖反応を起こして複数の攻撃を同時に叩き込めるようになる。

 大きなボス相手に支柱を4本立てれば、四方からスキルによる攻撃でHPを削り取れるようになるのだ。スキルがうまくシナジーを起こしたときの爽快感が抜群で、レベル差のあるボスをこの戦法で蹂躙するのにハマっていた。
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 ほかにもさまざまな戦闘スタイルが使えるボイドリングだが、ここからさらに進化で派生していくのがおもしろいところ。

 進化はステージで手に入る変異原という育成リソースを使って行い、属性の変更、獲得する特性などを自由に選択していく。
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 各モンスターで進化の分岐先が大量にあり、それによりどのような性能になるのかも決定するため、やり込むほどに育成の楽しみは増える。

 なお、進化に必要な変異原自体は比較的楽に手に入るため、進化自体はさほど難しくない。序盤から複数のモンスターを最終進化までできるほど簡単なので、気に入ったモンスターはどんどん成長させられる。
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進化することで、3段ジャンプが可能になるなど固有の特性を獲得できる。
 さらに、モンスターにはレベルの概念があり、1レベル上がるごとに好きなパラメータを成長させることも可能だ。

 攻撃力特化、機動力に長けたモンスターなど、コンセプトを決めて育てていくのもまた楽しいところ。
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 今回は難易度“アドベンチャー”(いわゆるノーマル)でプレイしていたが、1匹のモンスターだけで立ち回るのには限界があり、属性相性などはとくに重要になっていた。
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 ボス相手にレベルで勝っていても、属性相性が悪いと敗北するケースもあったので、さまざまなモンスター、属性を揃えていくほうが攻略しやすく、またゲームとしてのおもしろさも増していくだろう。
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 一方で、複数のモンスターを育ててレベル上げをするのは面倒でもあるのだが、そのあたりのサポートも手厚い。

 宇宙船内では待機中のモンスターを自動的にレベルアップしてくれる施設があり、一定レベルまでは放置していれば強化してくれる。レベル1からコツコツ育てる必要がないため、複数のモンスターを試しやすかったのも便利だった。
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終わりが見えないカスタマイズ要素で最強の相棒作り!

 進化の分岐先だけでもかなり豊富なのだが、ここで育成が終わらないのが本作最大の魅力。やり込みだすと本当に終わりが見えないほど、奥深いモンスター育成が楽しめるようになっている。

 まず大事なのが、モンスターどうしの交配だ。これは同タイプのモンスター2種類を組み合わせることで、より強力なモンスターを作れる要素。
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 一部ステータスなどを引き継ぐため、戦闘力や機動力に特化した個体を作りやすくなる。

 中盤以降、本当に強いモンスターを追求し始めてから意識し始める要素になるが、最強のモンスター作りには欠かせない。
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 そして、さらにユニークなのがスプライスというカスタマイズ要素だ。これは、これまで獲得してきたモンスターの外見、スキルなどを自由に組み換えられる、可能性が一気に広がる要素となっている。

 モンスターの色や形、目の形なども変更可能で、これらは種族を問わず組み換えられる。たとえば鳥類のようなキウィペックに、トカゲ風のモンスターであるギリックの目を付けることもできる。

 手塩にかけて育てたモンスターを自由にキャラメイクできるというのは、好きな人にはたまらない要素だ。
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 さらに、通常の育成ではひとつしか獲得できない変異能力(パッシブスキル)を、3つまで自由にセットできるのがスプライスの最大の特徴。このカスタマイズが凄すぎて、モンスター育成の沼から抜け出せなくなった。
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 変異能力は、3段ジャンプを使えたり、スキルを使用するとダメージを無効化するブロックを獲得するなど、ひとつだけでも優秀な効果だ。それを3つもセットできる、しかも種族を問わず使えるのが強すぎる。
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本来はギリックが習得する変異能力を、キウィペックにセットすることも可能。
 これによって何が起きるかと言うと、もともとのモンスターごとの戦闘スタイルの枠組みを超えたビルドを生み出せるのだ。

 たとえば、近接攻撃主体のギリックは、ブロックでダメージを無効化してからのカウンター攻撃が強力なモンスターだが、その強みをほかのモンスターでも使えるようになる。
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 わかりやすく強いのが、機動力に長けたキウィペックにカウンターの能力をセットすること。

 スキル発動でブロックを獲得する変異能力、ブロック発動時にカウンターが発動する変異能力を同時にセットすることで、火力が倍以上になった。もともとキウィペックは回避能力が高いのだが、そこにブロック&カウンターの戦法を加えたことで、ほぼすべての攻撃を回避・カウンターで捌ける万能モンスターへと化ける。

 こういう組み合わせを自分で考えていくのがとにかく楽しいゲームだ。
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身体が金色に光っているときは、ブロック状態で1回ダメージを無効化できる。
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ブロック発動と同時に、カウンター技を発射。この組み合わせが強すぎる。
 ほかにも、育成リソースを多くドロップする変異能力もあるため、いわゆる経験値&素材稼ぎ用のモンスターなどを作って効率化を図るのもアリだ。
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 ただ、これらの特性は一度モンスターを獲得しない限りは、習得することができない。つまり、より多くのボイドリングの育成が必要不可欠だ。

 強いモンスターを生み出すため、多くのボイドリングを進化させ、最強の組み合わせを模索する。このプレイサイクルが奥深く、プレイモチベーションを維持しやすい仕組みにもなっていた。
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1種族で進化の分岐先は33種類。全種コンプリートへの道のりは長い。
 育成の目標、楽しめるポイントの導線が分かりやすく、一度ハマると抜け出せなくなる奥深さもある『ボイドリング・バウンド』。

 モンスター育成ゲームが好きな人がドハマリする要素が詰まっているので、興味を持った人にはぜひとも一度遊んでみてほしい。
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宇宙船で育てたモンスターたちが暮らしているのもかわいい。

『ボイドリング・バウンド』製品概要

  • プラットフォーム:PC(Steam)
  • 発売日:2026年6月9日発売
  • ジャンル:アクション・シューティング
  • 発売元:Hatchery Games
  • 開発元:Hatchery Games
  • 価格:3150円[税込]
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