洋ゲーライターBRZRKがさまざまな海外ゲームに挑む連載“BRZRKのうるせー洋ゲーこれをやれ”。今回は映画『ターミネーター2』原作のレトロ風新作アクションゲーム『Terminator 2D: NO FATE』をレビュー。
本作の対応機種はプレイステーション4/5、Xbox Series X|S/Xbox One、Nintendo SwitchおよびPC。日本語にも対応し、12月12日より順次配信開始。(※国内Switch版のみ18日発売)
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ドモー、TGA前にFPS『Hell Let Loose: Vietnam』のゲームプレイトレイラーが突如発表されてて驚いたBRZRKです。ヘリコプターのドアガンナーになって「ゲッサム!ゲッサム!!」って言いながら映画『フルメタルジャケット』ごっこができそうで楽しみですわ。
今回紹介するのは、Bitmap Bureauが開発しReef Entertainmentが販売を行う『Terminator 2D: NO FATE』だ。本作は超名作映画『ターミネーター 2』をベースにした横スクロールアクションゲームとなっている。
T2の物語が前日譚やif展開も加えたドット絵アクションに
本作は基本的に映画の物語に沿って進むのだが、その前日譚的なエピソードとしてサラ・コナーがサイバーダイン社に忍び込み警察病院に収監されるきっかけとなる事件や、ジャッジメント・デイ(※)後の未来でジョン・コナーがカイル・リースを過去に送り込むことになった戦いなどが収録されている。(※スカイネットが人類に対して核戦争を始めた“審判の日”)
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サイバーダイン社に乗り込みセキュリティと戦うサラ・コナー。
で、映画原作となると気になるのが再現度なわけだが、レトロゲーム機への移植まで想定(※)されて構成されているにも関わらず、かなり高いレベルだと言っていいだろう。(※正式な対応機種などは今後発表)
個人的にすげぇと思ったのは、サラ・コナーが収監されているあの薄暗い警察病院や、バイクに乗ったT-800型ターミネーターがスピンコック(銃を回転させながら行う片手リロード)をしながら戦う場面などが映画のファンでも痺れる精度で描かれていること。あ、でもヘリコプターに乗ったT-1000の3本腕までは再現していなかったけどね。
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T-800に守られるジョン・コナー。ここのリロードが超かっこよくて印象深いぜ
で、実際にプレイしていると、ダイソン邸に向かう前(警察病院を脱出後)にT-800の頭部に埋め込まれたチップを抜くか否か、ダイソンを殺害するか否かといった選択肢が登場するようになる。1周目では映画の進行に沿った選択肢しか選べないんだけど、2周目から映画とは異なるオリジナルシナリオに進めるようになるというわけだ。まぁifルートってヤツですな。
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ifルートも結構楽しかったので是非やってみてほしい
ちなみに、ジョン・コナー、サラ・コナー、T-1000は劇中まんまの姿のドット絵グラフィックが存在するのだが、恐らく権利関係だと思うがT-800のシュワちゃんは不在(※)。残念だけど仕方ないよね。(※プレイ中の引きのキャラ絵はそれっぽいが、顔のアップの絵がない)
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人類最強のおかんであるサラ・コナーとかは映画そのまんま。
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T-800のご尊顔は中のチタン合金を剥き出しにして問題を回避しておりますな
サクッと周回プレイできる構成
基本的なゲームのシステムは『魂斗羅』系のラン&ガンで、次々と出てくる敵を銃撃したりジャンプやスライディングで障害物を避けながら進んでいく、往年のアクションが楽しめる。
で、ステージによって使用キャラクターが変わっていくんだけど、サラ・コナー、ジョン・コナー、T-800のそれぞれで性能が異なっており、サラ・コナーは体型が小さめで水平方向の攻撃はしゃがめば殆ど避けられるが、ジョン・コナーだと一回り大きいため避けられない。T-800は体力がめちゃくちゃ多く硬いが機動性は人間に劣る……といった感じ。
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未来を舞台にしたジョン・コナー編では武器もエネルギー弾のようなものを使用していたり、現代編とはかなり趣が異なる
本作は体力制を採用していて、攻撃を食らうとゲージが減り、ゼロになるとゲームオーバーとなる。とはいえ結構優しめに作られているのか、頻繁に全回復アイテムを手に入れる機会がある。そのため滅多なことじゃゲームオーバーにはならないし、それでもゲームオーバーした場合は回数制限のあるコンテニューでやり直すことが可能だ。(※イージーは無限コンティニュー)
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全裸でのバー突入とギャング鉄板焼もちゃんと再現されている
ちなみにこのコンテニュー回数もステージ上に配置されているアイテムを取ることで増やせるので、デフォルトのNo Problemo(ノーマル)難度だと結構簡単なゲームだと言えるだろう。恐らくゲーム慣れしてない映画ファンが触ってもクリアできるバランスにしたんじゃないかな?
Hasta la vista(ハード)からは敵が増えたりして、最高難度のJudgement Dayではノーコンティニューで敵のムーブなんかも変わってくるので、慣れてきたら上げていくといいと思う。(※開発は「Hasta la vistaが本来意図した難度」として挑戦を推奨している)
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警察病院ではT-1000に見つからないようにステルスで移動する場面も
本作にはストーリーモードのほかに、コンテニュー無しのアーケードモード、敵が湧き続ける無限モード、ボスラッシュモード、未来でサラ・コナーを使って戦う“未来の母”モードとステージ練習のレベルトレーニングといったモードが搭載されている。
無限モードや未来の母などのモードは最初はロックされているが、特定のルートやモードをクリアすることで利用可能に。ちなみにストーリーを1周クリアするまでに要する時間は、1ステージ3~4分、トータルでだいたい45分前後とかなりアーケードライクな感じだ。
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コンティニュー画面も名シーンオマージュ。決定するとグイッとサムズアップする。
軽快なラン&ガンが楽しめる本作は、ターミネーターのファンじゃなくても十分にその世界観を楽しめて、コアなファンであれば結構満足できる作品と言える。筆者個人としてはシーンに合わせたBGMが極力再現されている点は高評価。特にT-800が全裸でバーに入った時、ジュークボックスを破壊すると劇中同様にBad To The Boneが流れるのは最高だ。
いやー、それにしてもT-1000って無機質すぎる感じが怖くてたまらんね。
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著者近況:鼻水が止まらないので鼻炎薬を飲んだら眠すぎて吐きそう