
約11年ぶりの『スーパーマリオブラザーズ』シリーズ完全新作
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『スーパーマリオブラザーズ ワンダー』は、任天堂から発売されたアクションゲーム。横スクロールのいわゆる“2Dマリオ”としては久々の登場になったので、期待していた長年のゲームファンも多かったのではないだろうか。
『スーパーマリオ64』の時代から長年にわたってマリオやルイージの声を演じていた俳優のチャールズ・マーティネーさんが2023年8月に勇退し、本作からは新たにケビン・アフガニさんが声を担当しているところも注目のポイントだった。生まれ変わったマリオの声はどうだったかな?
本作の舞台となったのは“フラワー王国”。フロリアン王子に招待されてやってきたマリオたちの前に突如現れたクッパは、“ワンダーフラワー”の不思議な力でなんとフラワー城と合体。王国を混乱に陥れるクッパの悪事をマリオたちは阻止できるのか……!? というのが『スーパーマリオ ワンダー』のストーリーだ。
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基本的なルールは過去の2Dマリオ同様にステージを右へと進んでゴールポールへタッチすること。当然、コース上には奇想天外なギミックが満載。氷の世界と雲の上を進む“モックモック高山”やいくつもの島からなる“フラワー諸島”など、さまざまな特徴を備えた7つのエリアが待ち受ける。
誰もが衝撃を受けたのは、新要素の“ワンダー”に違いない。これはコース中のどこかに咲いている“ワンダーフラワー”に触れることでワンダーが発動し、さまざまな変化が起きる現象だ。
土管が生き物のように動き出したり地形が傾いてしまったりするなど、コースの仕掛けや見た目がガラリと変化したかと思えば、風船のように膨れ上がって浮き上がったりトゲトゲのボールに自分の姿が変わってしまうなんて事態も発生。各コースで想像もつかないようなハプニングが巻き起こり大いに驚いたんじゃないかな。単純にコースを進んでクリアーを目指すだけでなく、まさしくワンダーな体験ができるというのが本作の魅力だった。
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プレイできるキャラクターがマリオとルイージだけでなく、大勢いたのもうれしいポイントだ。ピーチ、デイジー、キノピコ、ヨッシー、トッテンなど、なんと総勢12キャラクター。最大4人まで同時にプレイできたのも楽しかった。コースの仕掛けの派手さも相まって、画面が非常に賑やかになるところも見ていてワクワクさせられたものだった。ちなみに、アクションゲーム初心者向けに用意されたヨッシーとトッテンはダメージを受けないのがすごい。
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多種多様なパワーアップアイテムを取得することでスーパーマリオ、ファイアマリオ、無敵マリオ、ドリルマリオ、アワマリオなど、特殊能力を備えた姿に変身が可能。なかでもインパクトが強く、本作の顔的な扱いだったのが“ゾウマリオ”だ。
『スーパーマリオブラザーズ3』のタヌキマリオのような着ぐるみ風の姿ではなく、本当にゾウに変身してしまうのがおもしろかった。長い鼻を振って攻撃したり、水を撒いて仕掛けを発動させたりと用途はいろいろ。ピーチやデイジーをはじめ、キャラクター全員がゾウの姿になるところも必見だし、土管に入る際にちょっと引っかかったりするのもかわいらしい。
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冒険を進めると手に入る“バッジ”を自分の好みに合わせて付け替えながら遊べたのもアクションの幅が広がって楽しかった。落下してしまいがちな穴だらけのコースは“帽子パラシュート”でミスを軽減、縦に山を登っていくコースは“カベ登りジャンプ”で楽々登山。コインだらけのコースは“コイン吸い込み”で取り逃がしをなくすなど、自分なりの工夫ができる点もよかった。
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なお、今年(2025年)9月12日に配信された任天堂の新作情報番組“Nintendo Direct 2025.9.12”(ニンテンドーダイレクト)において、Switch2用ソフト『スーパーマリオブラザーズ ワンダー Nintendo Switch 2 Edition+みんなでリンリンパーク』が発表。本編のほか、家族や友だちといっしょに対戦、協力して楽しめる新エリア“みんなでリンリンパーク”が収録されている。発売は2026年春の予定だ。