2025年8月1日(金)に発売される、鬼殺対戦アクション『鬼滅の刃 ヒノカミ血風譚2』。対応プラットフォームはプレイステーション5(PS5)、プレイステーション4(PS4)、Nintendo Switch、Xbox Series X|S、Xbox One、PC(Steam)(※)となっている。
※Steam版は8月6日(水)にセガより発売。デラックスエディションを購入すると8月1日よりプレイ可能。 アニメ『鬼滅の刃』の“遊郭編”、“刀鍛冶の里編”、“柱稽古編”の物語を追体験できるソロプレイモード“ヒノカミ血風譚”のほか、鬼殺隊最高位の剣士“柱”9名が参戦し、新要素“合体奥義”が加わったタッグバトルが楽しめるバーサスモード“対戦”など、複数のゲームモードを収録。さまざまな角度から『鬼滅の刃』の世界を体感できるタイトルだ。
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発売に先駆けて全モードを遊ばせていただいたところ、強く思ったのは「柱はやはり偉大」ということ。炭治郎たちが柱に憧れ、柱を目指す理由を改めて理解できた。筆者も柱を目指そう。ゲームをひととおりプレイし終えて、まずはそう思った。
そう言えば担当編集者は前作『鬼滅の刃 ヒノカミ血風譚』に触れた際、「おれも鬼殺隊に入ります」と言い出していた。このシリーズはいい大人にそんな決意をさせるだけのエネルギーを秘めている。
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新要素“合体奥義”で、炭治郎と煉獄さんが力を合わせて強力な一撃を放つ。こんなの泣くに決まってる。
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強く、そして気高く、だが未熟さや人情味も内包している。9名の柱は全員が魅力的なキャラクターだ。
柱という存在が、なぜここまで強く心に残るのか。ゲームモードや前作から進化した新要素の紹介とともに、再確認できた柱の魅力に迫ってみたい。
ファミ通TUBEではプレイ動画も公開。こちらも合わせてチェックしてほしい。
何度でも心が燃えるソロプレイモード“ヒノカミ血風譚”
本作を語るなら、ソロプレイモード“ヒノカミ血風譚”から触れるべきだろう。こちらのモードでは“遊郭編”、“刀鍛冶の里編”、“柱稽古編”の3つの章を、間に休章を挟みつつ体験できる。
鬼にされた妹・禰豆子をもとに戻す手がかりを求めて、鬼を狩る“鬼殺隊”に入隊した主人公・竈門炭治郎。鬼との戦いや炎柱・煉獄杏寿郎との邂逅を経て大きな成長を果たしており、今回は彼とその仲間たちが羽ばたく姿が描かれる。
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激闘を生き残り、自身の弱さと成長の壁に悩みつつある炭治郎とその仲間たち。
このモードの全クリアーにかかった時間は、筆者の場合はじっくり遊んで8時間ほど。非常に濃密な体験だった。そう感じたのは、ストーリーを忠実にたどりつつ、ゲームならではの描写や体験が数多く用意されていたからだろう。
なお、ほかのモードや収集要素も多いので、それらをすべて遊びつくそうとすると、けっこうなボリュームになりそうだ。
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キャラクターを自分で操作するパートなどで、世界観への没入感がさらに増すようになっている。
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バトルシーンでは、プレイヤー自身がキャラクターを操作して戦う。キャラごとに用意された3つの技をボタンひとつで発動でき、難しいコマンド入力は必要ない。
この3章構成がおもしろい。章それぞれに異なる特徴に仕上がっているからだ。アドベンチャーパートとバトルパートがくり返されるばかりだと、どうしても新鮮さを感じなくなってしまうもの。本作では章ごとに異なるプレイ体験ができたので、気がつくと最後まで一気にプレイしていた。各章ごとの特徴をまとめてお伝えしたい。
遊郭編
最初の章ということで、操作のチュートリアルやバトルの練習も兼ねたやや低めの難度。そのぶん、キャラクターをみずから動かすアドベンチャーパートが多めに用意されている。これは前作『鬼滅の刃 ヒノカミ血風譚』でも印象的だった部分だ。
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遊郭に潜む鬼を手分けして探す序盤の展開を自分で操作。炭治郎の嗅覚や善逸の聴覚など、キャラクターごとの特技を再現したパートも。
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伊之助を操作するパートではしっかりと「猪突猛進!」を再現。目につく襖や障子を全部ぶち破れる。
この“自分でキャラクターを動かす”という体験が重要だと思っている。自分で操作すると物語への没入感が段違いだ。そうして気分が高まったところで、シームレスに戦闘シーンへと突入。前述した難易度などはほぼ気にならず、「勝たないと!」という強い気持ちで戦いに臨める。
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上弦の鬼“堕姫”と遭遇してからは、休みなくバトルの連続となる。バトル中のセリフの応酬で、「斬らなくてはならない」という自覚が高まる。
ここで参戦する音柱・宇髄天元は、バトルにおける強さにおいてもかなり頼りになる存在。本作では各キャラクターごとに3つの技が用意されているが、宇髄の技はどれも本人の性格どおり派手に派手を重ねた絢爛さ。無粋な言いかたになるが、性能的にも連続ヒットによる拘束時間が長く、ここまでに操作してきた炭治郎たちとはかなり印象が異なる。
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さすがは“祭りの神”。質実剛健で素直な炭治郎たちの太刀筋と異なり、派手を極めている。
バトルの展開は二転三転し、操作していると本当に息つくひまもない。その果てに迎える結末は、高ぶった心に急に冷たい刃を差し込まれるかのよう。展開や結末を知っているにも関わらず、つい涙ぐんでしまった。
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ゲーム本編で描かれなかったストーリーの一部は、“想いの欠片”を拾うことでサイドストーリーとして鑑賞できる。結末の感慨深さが大きく変わること請け合いだ。
刀鍛冶の里編
ハイテンポ、かつ心が燃えるストーリーを理屈抜きの勢いで体感できる“遊郭編”。続く“刀鍛冶の里編”は“柱”という存在を掘り下げつつ、炭治郎の成長も描く。この章の中核となるのが、恋柱・甘露寺蜜璃と霞柱・時透無一郎というふたりの柱だ。
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章が始まったばかりのころは、柱の人物像に対して疑問を抱く人もいるかと思う。だが、柱が抱えている人一倍の苦悩をはじめ、ふたりの背景が描かれていくことで、彼らの強さの一端に触れることができるはず。
そんな柱たちがどれだけ強いのかを体感させてくれるのが、この章最大の特徴となる“鬼の群れとの戦い”だ。
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ここまでは1対1バトルが基本だったが、鬼の群れとの戦いでは多くの鬼を一度に相手取ることになる。
操作方法は通常のバトルと変わらないので、いきなり始まる鬼の群れとの戦いでも、違和感なくプレイできる。そして何より、時透無一郎、甘露寺蜜璃の両名ともに、相手が大量の鬼でもまったく問題ないくらいに強い。
実際に操作してみると、技ひとつで10体単位の鬼が消し飛ぶ。この時点の炭治郎たちなら、1体倒すにもそれなりの気構えが必要なはずだが、まるで相手にならない。これが柱の強さなのかと、プレイヤーが身をもって体感できるわけだ。
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3つの技を交互に連打しているだけでも、ほぼ無傷で敵を蹴散らせる。柱の矜持として、是が非でもノーダメージでクリアーしたくなった。
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柱ふたりが上弦の鬼と戦うシーンも、しっかりとバトルパートで用意。炭治郎たちに柱らしい立派な戦いを見せたくなる。
この章の後には断章として、蛇柱・伊黒小芭内と風柱・不死川実弥のタッグが古城で大量の鬼と戦う場面も描かれる。こちらでも“鬼の群れとの戦い”で、ふたりの強さをしっかりと体感可能だ。
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とある古城を訪れたふたり。そこで待っていたのは……?
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伊黒は変幻自在の太刀筋により、広範囲の鬼をまとめて切り伏せていく。
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不死川の技は豪快そのもの。すさまじい風を巻き起こして鬼を圧倒する。
柱稽古編
柱の強さやその背景が描かれた前章から引き続き、さらにすべての柱の深掘りがされていくのが“柱稽古編”。炭治郎が柱それぞれのところを巡っていくことで、自然と柱たちの人となりが描かれる。
本章の特徴としては、柱ごとに用意された稽古内容だろう。単純なバトルだけに留まらず、一風変わったミニゲームやコミカルなシーンなど、さまざまな手法で柱稽古を体感できる。
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柱それぞれの邸宅を訪問し、それぞれが用意したメニューで稽古をつけてもらうのが主なストーリーライン。
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純粋にバトルで稽古をつけてもらう以外にも、水柱・冨岡義勇の悩める姿など、炭治郎目線で新たな側面が見えてくる。
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甘露寺の稽古は、リズムゲーム“蜜璃の地獄の柔軟”。リアクションがめちゃくちゃかわいいが、初見プレイ時の難易度はわりと地獄だった。
“炭治郎目線”というのが、この章では思いのほか重要。単に柱ごとに過去の回想などを描いていくだけでは他人事でしかなく、深い没入は得られなかっただろう。ここまでプレイヤーと一心同体でがんばってきた炭治郎の、彼ならではの純朴な目線で触れるからこそ、柱たちの人柄が偽りなしで伝わってくるのだ。
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炭治郎=プレイヤーが柱たちに直接関わっていくことで、柱たちの人柄をより深く、より身近に感じられた。
これまでの戦いと稽古でより大きく成長できた炭治郎たちと、迫る最終決戦に向けてさらに決意を固めていく柱たち。章の最後は、ぜひ皆さんご自身に、炭治郎と一体化した目線で体験していただきたい。
とりあえず筆者はプレイ終了後、原稿の締め切りを全部投げ出してでも、2025年7月現在上映中の劇場版を観に行きたくなった。
多くの新要素とともに、合体奥義で心を燃やせ
本作では前作『鬼滅の刃 ヒノカミ血風譚』の要素をほぼすべて引き継ぎつつ、さらに多くの新要素が投入されている。筆者がいちばん楽しませてもらった新要素は、バーサスモード“対戦”などのタッグバトルでくり出せる“合体奥義”だ。
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40以上のキャラクターでタッグを組み、CPUや他プレイヤーとのオフライン、オンライン両方での対戦が楽しめる。
合体奥義を出せるキャラクターは選択時に確認可能。ひとりを選んだ後、赤い鎖のようなマークが表示されたキャラを選べばいい。ちなみに、鬼は単独行動なのでタッグを組めず、合体奥義は出せない。
ただし例外として、矢琶羽と朱紗丸、妓夫太郎と堕姫はふたりワンセットで選択できるため、合体奥義も用意されていた。妓夫太郎と堕姫の兄妹コンビネーションは見るだけで泣けてくる……。
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赤い鎖マークが合体奥義が可能な組み合わせの証。青いマークのキャラはそもそもタッグを組めない。
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対戦中はタッグを組んだキャラと交代可能なほか、敵の連続攻撃から救い出してもらえたり、一時的に呼び出していっしょに攻撃してもらえたりする。攻防の両面でかなり重要だ。
合体奥義は、各キャラクターがバトル中に溜まる“奥義・開放ゲージ”を消費してくり出せる最強技“奥義”を置き換えたもの。ゲージが最大の“二”の状態で、合体奥義が可能な組み合わせのキャラとタッグを組んでいる場合に、奥義と同じボタンで発動する。
その威力は絶大で、さらに演出も特殊だ。ド派手な演出に音柱もニッコリ(たぶん)。さらに合体奥義で対戦が決着する場合は、“終幕カットイン”が入る別の演出を見ることができる。
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ほかにも合体奥義の注目ポイントとして、意外な組み合わせを挙げたい。炎柱・煉獄杏寿郎と音柱・宇髄天元の合体奥義にも驚いたが、蟲柱・胡蝶しのぶと村田の合体奥義など、いったい誰が予想しただろうか。
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まさかの村田、大抜擢。
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ちなみに甘露寺が合体奥義を発動できるパートナーは、刀鍛冶の里編でともにフィーチャーされていた時透となっている。
新要素でもうひとつ驚かされたのが“装具”。ソロプレイモードやバーサスモードなど、あらゆるモードでキャラクターの性能を向上させる装備品だ。攻撃力や防御力をアップするオーソドックスなものをはじめ、奥義・開放ゲージや技ゲージが溜まる速度を変えるなど、限られた装備枠内で自分なりのカスタマイズが可能。
単なるパワーアップアイテムだけでなく、たとえば毒を使うキャラクターが相手になるステージなら毒無効の装具を選ぶなど、攻略要素としてもおもしろい。装具しだいでステージの難易度が大きく変わる場面もあり、とくにアクションゲームに不慣れな人には使いこなしてほしい要素だ。
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装具は最大3枠まで装備可能で、強力なものはひとつで2枠を占拠したりもする。装具は各種ゲームモードの途中で拾ったり、ゲームプレイで“キメツポイント”を貯めてショップで購入したり可能。
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ちなみに筆者は体力回復をガン積みしたおかげで、ソロプレイモードでは一度もゲームオーバーにならなかった。
ほかにも新要素として、新たなやり込み要素が加わったのもうれしいところ。まず、各キャラクターを使うたびに溜まる“熟練度”が一定値になるたびに、プレイヤーのプロフィールカードである“隊士票”のカスタマイズに使えるアイテムなどを獲得できる。
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隊士票にはステッカーを張り付けたりするほか、各キャラクターの名言ボイスを添えることも可能。
この隊士票のカスタマイズアイテム集めのためにもプレイしてほしいのが、新モード“修練の道”だ。このモードでは9名の柱それぞれに初級・中級・上級のステージが用意されており、自分でルートを選びながら最後に控える柱のところを目指すチャレンジモードとなっている。
難易度的には、上級=ソロプレイモード終盤くらいの手ごたえ。各キャラクターを対戦で使うまえなどに、使用感を試しつつ使いかたを学ぶ場としてもおすすめしたい。
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修練の道では、自分で進むマスを選びつつバトルを重ねて柱のところを目指す。進むマスごとに得られる強化内容や報酬が異なり、隊士票のアイテムも手に入る。
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途中で得られる強化ポイントは使い切りで、どのバトルで使うかが重要。また、減った体力はバトルを終えても回復しない。
前作『鬼滅の刃 ヒノカミ血風譚』をプレイしていなかったり、『鬼滅の刃』に初めて触れるという人には、新モード“鬼殺の軌跡”がおすすめ。前作のソロプレイモードで体験できた“竈門炭治郎 立志編”から“無限列車編”までの物語を、改めて体験できる。
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すでに『鬼滅の刃』を知り尽くしている人でも、新鮮な気分で物語を振り返れること請け合い。
合体奥義を含めた新要素はもちろんのこと、何度もプレイすることがキャラの魅力の深掘りにつながっている。それが、全モードをプレイしたうえで抱いた感想だ。とくに9名が参戦した柱については、たとえば修練の道では各マスをクリアーするたびに声をかけてくれたりと、とくにフィーチャーされている。
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冨岡さんがほめてくれる。すごいことである。
柱は全員がじつに個性的で、彼らをどんな人物だと受け取るか、誰をとくに好きになるかは人それぞれだ。炭治郎の澄み切った目を通して彼らの姿を見ることで、プレイヤーが柱たちをどう思うのか、改めて自覚させてくれた。
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筆者的には宇髄さんの偉大さと器のデカさを再認識できたのがうれしい。やはり祭りの神。
炭治郎たちの成長を感じるとともに、柱の存在の大きさも改めて知ることができた本作。さまざまなモードや装具の組み合わせなどでやり込みの幅も広がっており、ソロプレイモードを終えた後もかなり長く楽しめそうだ。
皆さんは、どの柱の人となりが好きになるだろうか。どの柱の継子になりたいと感じるだろうか。ぜひ本作を通じて、柱という『鬼滅の刃』の魅力を支える大きな存在について再認識してみてほしい。
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※画面は開発中のものです。
※「禰」は「ネ」+「爾」が正しい表記となります。
※「煉」は「火」+「東」が正しい表記となります。