
- 美少女たちと神器(しんき)を求めて不思議な塔を登り上がるファンタジーRPG
- 旅路を共にする空白旅団の女の子たちがとにかくかわいい
- 戦闘システムはカジュアル風のわかりやすい+遊びやすいアクション
- 好きな子を見つければより楽しくなる『ステラソラ』!
- 作品概要
美少女たちと神器(しんき)を求めて不思議な塔を登り上がるファンタジーRPG
一般的な人々は平穏に暮らしているようだが、この世界には星ノ塔に登る“巡遊者”という職業に就き、塔に挑んでいる人もいるという。巡遊者は、ポピュラーかつ伝わりやすい類義語に置き換えるなら冒険者が近いだろう。


そんな巡遊者たちは、星骸というモンスターが徘徊している危険な星ノ塔を探索し、お目当ての財宝である神器を求めて、塔の開拓をしていく。
神器と聞くと、ファンタジー要素あふれる装備品や魔道具などを想像するが、本作における神器は携帯電話やカメラなど、私たちにとってはなじみ深い見た目。ただ世界観が純ファンタジーなので、もはや一周回って科学的なハイテクアイテムがファンタジー感を演出している。世界観考察も捗る。
ともかく『ステラソラ』の世界ではこうした神器の需要が高いため、巡遊者という職業も存在しているというわけだ。ただこの巡遊者という仕事は、危険に満ちた塔に挑むというリスク以上に、大きなリスクをはらんだ仕事となっている。
というのも、神器を手に入れるには塔に収められた宝箱“祈願箱(きがんばこ)”に願い事をしなければならないのだが、祈願箱は願い事を捧げた時点で巡遊者の記憶の一部を奪ってしまうのだ。




キュートなキャラクターや癒されるようなアニメ調の絵柄からは想像できないヘビーな背景に初見では「うおっ……」となってしまった。
だが、この要素があるがゆえに物語や各キャラクターたちが危険な巡遊者をしている理由、それぞれの生きかたに深みが出るのだと思う。後に紹介するが、『ステラソラ』のキャラクターたちはメチャクチャにかわいく、愛でたくなるような属性や性格をした子ばかりだ。
それらの要素と重い世界観が組み合わさり、キャラゲーとしてもすばらしいものになっている。彼女たちと触れ合うほどより愛着がついてしまうのは、必定と言えるだろう。


物語が動き出すキッカケは記憶喪失の主人公と巡遊者が出会うとき




そうして3人は塔を登り、祈願箱を守る強靭な星骸に挑むことになるが、これが想像以上の強さ。勝てないと判断した彼女たちは、祈願箱を引きずって目の前のモンスターから必死の逃走を試み、なんとか祈願箱とともに脱出成功。


やった! と喜び合う3人は祈願箱を開けて戦果を確認したのだが……。そこから出てきたのは期待していた神器ではなく、ひとりの眠った人間。
この人物がプレイヤーのアバターとなる主人公で、目覚めた彼/彼女は記憶を失った状態で目を覚ます。「これはすごい神器が出てくるに違いない!」と期待していた3人と、わけもわからず目覚めた主人公との掛け合いは、これから始まる壮大な物語の始まりを予感させるには十分。一気に期待とワクワクが高まる、最高の導入だ。



それから紆余曲折あり、記憶喪失の主人公を放って置けない空白旅団は主人公を連れて行動をすることに。ここまでが世界観や主人公、メインで活躍するであろうコハクたちとの出会いを描いたプロローグとなっていた。
触れてみた感想としては専門用語こそちょいちょい出てくるものの、神器を始めとしたアイテムが現実世界のものとリンクしているおかげで、ストーリーは簡単に理解できた。
そしてシリアスな設定はあるが、ドタバタとしたコハク、アヤメ、セイナの掛け合いや、そこに主人公が加わったコメディチックなストーリーも多分に描かれるため、楽しく読み進められるというのも大きなポイント。読み応えはあるけど、サクサク&スルスル読めるストーリーはすばらしい!
かわいらしさと戦う力を兼ね備えた美少女巡遊者と、魔王と呼ばれる記憶喪失の主人公のこれからが気になりすぎる物語の導入は、個人的には非常に好みのテイストだった。



旅路を共にする空白旅団の女の子たちがとにかくかわいい
なかでも最初触れ合うことになる空白旅団のコハク、アヤメ、セイナの3人は相性を含めて推せる! 世界観説明の際にも触れたが、もう少しだけこの3人のかわいさを語らせてほしい。

アヤメ

基本的には慎重な性格だが、神器のためなら大胆な行動を取ることもあるまとめ役的なアヤメ。記憶喪失の状態で目覚めた主人公を最初に気にかけて、ノヴァの地についての説明や、行動をともにする提案をしてくれた。
知的で礼儀正しい印象を受けさせる喋りかたや態度を見せるが、やさしさも感じる少女で空白旅団の中ではお姉さん的な立場にあるようだ。
そんな彼女が巡遊者になった理由は出稼ぎ、そして有名カンパニーに就職するためと苦労人属性、不憫属性を感じさせる。これもまたよき。


セイナ

セイナは、ハツラツとした笑顔が眩しく、コロコロと変わる表情にキュンとくること必至の金髪ヘソ出し剣士ガール。主人公に気軽に接してくる感じは、こう……触れる人みんなを勘違いさせる、やさしい気配を感じられて非常にグッド。
性格も明るくポジティブであるため、空白旅団ではムードメーカー的な存在であると感じた。プロフィールには“困っている人を見れば自分から手を差し伸べる”と記載されているのも好感度アップポイント。心やさしい女剣士として活躍してくれそうだ。
ちなみにセイナは巡遊者に関することやクルマ関係が得意なようで、空白旅団の拠点であるキャンピングカー“オアシス号”はおもにセイナが組み立てたとか。


コハク

表情からもどこか“無”を感じさせるコハクは、端的で短い言葉でのみ話す口数少ない女の子。しかしその一方で携帯でのチャットではめちゃくちゃ饒舌。表面上の態度からはツンとした感じがあるものの、おずおずと近づいたり、遠目からこちらを様子見する姿はどこか猫を彷彿とさせ、とにかくかわいい。
実際にコハクは猫が好きなようで、武器名に“にゃおみ〜る-1911”と独特なセンスの名付けをするほどだ。対面では無口なので、なかなか彼女の心は見えてこないのだが、話を重ねていけばいくほど、おもしろい女の子という印象を抱かせるのも大きな魅力。個人的には『ステラソラ』でいちばん好みの女の子だ。


戦闘システムはカジュアル風のわかりやすい+遊びやすいアクション
攻略していくステージは複数階層で構成されており、各階で敵を全滅させたり、アイテム取得イベントをこなすと進んでいく。いわゆるローグライクと呼ばれるシステムが採用されており、ステージに挑むたびに新しい体験が得られるのも大きな特徴だ。

バトルに挑むのは1パーティ3人構成だが、基本的に操作をするのは巡遊者ひとり。ほか2名は支援スキルと必殺技で戦闘に介入してくれるサポート役となる。
操作キャラクターは敵の近くまで移動すれば、自動で通常攻撃を行なってくれる。そのためプレイヤーが行う操作は回避、スキル攻撃、必殺技、支援技の発動となる。非常にシンプルであるがゆえに、必殺技や支援技をどのタイミングで発動し、どうつないでいくかが強敵とのバトルではカギになる。
スキル攻撃、必殺技、支援技にはそれぞれクールタイムがあるため、アクションゲームに慣れていないと、これらすべてを管理して戦うには慣れが必要になりそうだ。しかし本作には自動戦闘機能も実装されている。これを使えば戦闘時に限ってフルオートで動いてくれるようになるため、アクションに不慣れな人でも気楽に遊べるぞ。

バトルシステムの紹介の最後に、キャラクターを編成する際のワンポイントアドバイスをお届け! 本作では属性の概念があり、ステージごとに攻略しやすい属性が設定されている。どうしても攻略に詰まった場合は、育成の前に編成を見直してみるといいだろう。
編成では、チーム全体にバフを与えるロレスコという装備品も設定する。


ロレスコはメインに3枚、サブに3枚まで装備でき、装備すると巡遊者のステータスがアップするアイテムなのだが、序盤はここの編成は深く考えなくてオーケー。ロレスコはステージ内で出現する音符を集めることで強力な効果を発揮し、これこそがロレスコの本領となるのだが、序盤はそこまで気にする必要はない。奥が深すぎる! 序盤は“ステータスアップできるお得なアイテム”くらいで覚えておくといいだろう。

階層が進むほど強敵に。ローグライク式で展開する星ノ塔



こうしたバトルを通じてパーティのレベルが上ったり、イベントをこなしていくと、“素質”というカードがランダムに3枚出現する。素質は編成した巡遊者のスキルや必殺技を強化するもので、プレイヤーは出現した3枚のカードから、いずれか1枚を選択することになる。こうしてパーティ全体を強化しつつ、上階へ向かっていくというのが基本的な流れ。
出現するカードは、通常攻撃を強化するものから、特定のスキルを強化するものなど多岐に渡る。これをどう組み合わせ、どのようなバトルスタイルを作っていくかが攻略のポイントになるので、ここはゲーマーの腕の見せ所だ。これからどういった方向にパーティを成長させていくのかを考えながら、ビルドを組み立てていくおもしろさはしっかり味わえるぞ。
ただこうしたシステムだと“考えるのが面倒くさい”、“難しい”と感じる人もいるだろう。しかし安心してほしい、本作はすべてにおいて親切設計が徹底されている。カード選択の際には、その編成や状況に応じておすすめマークが表示されるので、おすすめされたものだけを取得していくだけでも、ちゃんと攻略できるようになっている。

ただ、やはりビルドを作っていくことも本作の楽しみのひとつ。また今後登場するであろう高難度ステージで、しっかりとコンセプトを持ったビルド構築が求められるようになる可能性も考えられる。またキャラクターの追加に伴いトリッキーなビルド、ロマンあふれる難易度の高いビルドなども出てくるだろう。
リリース最初期でビルド設計もシンプルないまは、ビルドを組んでいく楽しさを知り、正しいビルドの組みかたや自分のスタイル・好みを知っていくには最適な環境だ。来る未来に向けて、いまのうちにビルドについて学んでおけば、今後もゲームのすべてを全力で楽しめるに違いない。
ということで、ザックリとだが本作のビルドのポイントをひとつお届け。ポイントは、軸をぶらさないことだ。
先にも述べた通り、素質のカードの種類はけっこう多い。カードに書かれた文面からも「いや、これめちゃくちゃ強いじゃん」とわかるものから、「いまいちなのかな?」と思うものもある。しかしただ強そうに見えるものだけを選んでいくと、最終的にはいまいちな感じでまとまってしまい、攻略につまづいてしまうだろう。
ローグライクにおいては、全パラメータを伸ばした優等生タイプよりも、ひとつの強みをグングン伸ばしたピーキーなタイプのほうが活躍しやすいのである。そしてそれは本作でも同じ。序盤に出てきたカードから軸を決め、一貫して同じ効果を強化していくのも、ひとつの戦略だ。

好きな子を見つければより楽しくなる『ステラソラ』!

ココチャは、仲間になった巡遊者と交流を深めたり、特別なエピソードやトークアプリでおしゃべりできるゲーム内チャットのようなものなのだが、これがまた最高なんだ!
個人的なチャットのため、巡遊者たちがメインストーリーでは見せないプライベートな一面を見せてくれたり、ストーリーで語った内容をより深く話してくれたりするのだ。それは自分にしか見せない一面ではないと思うのだが、個人チャットという雰囲気が“自分にしかこういった一面は見せていない”という錯覚を与えてくれるので、好きが加速する。そして、好きになった巡遊者をたっぷりと愛でられる!

また巡遊者の信頼度を上げていけばデートに誘うこともできる! 信頼度は、一定段階まで巡遊者を育成したり、贈り物をあげたり、キャラクターごとの条件を満たしていくことで上昇する。推しとのデートというエサをぶら下げられたら、それはもう全力で上げにいくしかないでしょう。



ちなみに信頼度を上げると、基礎ステータスがアップするというゲーム的なメリットもあるが、そんなことはどうでもいい。巡遊者として果敢な冒険をする彼女たちと送る、ちょっぴり甘いひとときのほうが重要だ。

なんだか距離感が近い女の子たちとのドキドキする時間を楽しめるのは、最高さ。さらにこれらの要素を進めればガチャをするのに必要な星ノ結晶も手に入るうれしいおまけつき。やらない理由を探す方が困難だろう。


以上、『ステラソラ』のレビューをお届けした。ゲーム性はやり込み要素たっぷりのアクション+ローグライク、ストーリーは重い背景があるにも関わらず、わちゃわちゃとしたコメディ調で読み込んでしまうタイプ、推しができればその子たちとガッツリ仲よくなってデートまでできちゃう素敵でリッチな仕様と本当に文句なし。
基本無料で遊べるYostarの新作ファンタジーRPG『ステラソラ』。ぜひとも始めてノヴァの地で神器を求め、大冒険に出かけよう!
作品概要
- タイトル:ステラソラ
- メーカー:Yostar
- サービス開始日:2025年10月20日
- 価格:基本プレイ無料(アイテム課金あり)
- 対応プラットフォーム:iOS、Android、PC(Windows)

















