
同作はWiiやニンテンドーゲームキューブなどで展開されたFPS『メトロイドプライム』シリーズの最新作。Nintendo Switchに加え、最新機種となるNintendo Switch 2で2025年に発売予定だ。Switch2版では4K 60fps HDRに対応した“クオリティモード”と1080p 120fps HDRに対応した“パフォーマンスモード”のふたつから選んでプレイ可能。Joy-Con 2を使ったマウス操作にも対応している。
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マウス操作は慣れるとかなり快適
今回はSwitch2の目玉機能であるマウス機能をメインに試遊。ちなみに、ふたつの操作方法は、設定を変更することなくシームレスに切り替えられるのがポイント。気分によって操作方法を自由に変えられるというわけだ。
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マウス操作では、左手のJoy-Con 2でサムスを移動、右手のJoy-Con 2をマウスのように扱い、敵に照準を合わせながら攻撃していく。攻撃手段として、ZRボタンでパワービーム(長押しで威力が上昇するチャージビーム)、Rボタンである程度敵を追尾してくれるミサイルが確認できた。
マウス操作の感覚としては、Joy-Con 2の底面(携帯モードで本体と隣接する部分)の作りがしっかりとしていて、安定感を感じられるものだった。縦長の形状をしていることもあり、PCのマウスとまったく同じ感覚ではないため、慣れるまでは苦戦するかもしれないが、操作に慣れてきたら狙った部分に照準を合わせるのがかなり楽になった。
今回は2回試遊させてもらったが、初回は初のマウス操作ということもあってかなり苦戦したが、2回目はしっかりと挑戦時にマウス感度を調整(-ボタンでメニュー開き、オプションから設定可能。スティック感度も変更できる)したこともあって、かなりスムーズに操作が行えた。記者のように普段、PCでキーボード+マウスでFPS作品を遊ぶという人は遊んでいくうちに自然となじめていくだろう。
もちろん、つねに繊細な照準操作が求められるわけではなく、左手のJoy-Con 2のZLボタンではロックオンが使用可能。ロックオンを使えば、近くの対象に照準を合わせることができるので、FPSに慣れていないプレイヤーでも安心して遊べる作りとなっている。
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ステージの中では、マウス操作中に右手でのボタン操作を求められることも。右手の親指を使ってボタンを押すことになるのだが、慣れるまでは結構苦戦した。マウス操作中は、普段持っているコントローラーから90度倒した状態になるわけで、どこにどのボタンがあるかを把握しきれず、初回プレイ時は何度もボタンを押し間違えてしまった。2回目の試遊ではなんとなく「このボタンはこの位置にあるな」というのが認識できて押し間違えが減ったので、これも慣れの問題かもしれない。
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ボス戦はギミック多めで遊び応えのあるバトルが展開
とくにボスの攻撃は多様で、2段ジャンプで攻撃を避けるもの、Yボタンでモーフボールになってやり過ごすものなど、サムスのアクションを駆使して回避していく。そして隙を見て、弱点に照準を合わせて攻撃と、ボス戦は結構慌ただしく展開。「この攻撃にはこう対処」と、シリーズのボス戦の謎解き的な要素も健在で、アクション要素満載のバトルが楽しめた。
まだ今回の試遊で戦ったボスはギミックがシンプルでわかりやすいものが多かったが、今後対峙するであろうボス戦ではどんな仕掛けが待っているのか……。期待が高まるばかり。
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ほかにも、ステージ中には、Xボタンでバイザーを切り替えてロックされた扉をスキャンしたり、球体のモーフボールになって狭い通路を進んだりといったシーンも用意されていた。今回の試遊ではあっさりとしたギミックが多かったが、すでに公開されているトレーラーでは、サイキック能力を使ってステージの仕掛けを解いていく様子も確認できる。
また、個人的に驚いたのはムービーシーンでのコントローラーの振動。飛行機が駆け抜けるシーンでは左のJoy-Con 2、右のJoy-Con 2と順に振動するなど、さまざまな表情を見せてくれた。ムービー中はしっかりと振動を堪能するために従来のコントローラーのように持つ、といったこともできるのは、ゲーム中に操作をシームレスに切り替えられる強みだろう。
人気FPSシリーズの最新作として2025年に発売が予定されている『メトロイドプライム4 ビヨンド』。長くシリーズが続く作品ではあるものの、単体のFPSゲームとしての完成度も高さも魅力のひとつ。今回の試遊ではその片鱗を味わうことができた。そして今回体験できなかった4K対応の“クオリティモード”ではどんなキレイな映像が楽しめるのか。続報にも期待したい。