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『デカポリス』事件ボードの証拠整理がパズルみたいで気持ちいい。調査から逮捕までを行う謎解きADV×コマンドバトルのクライムサスペンスRPG試遊レビュー【TGS2026】

『デカポリス』事件ボードの証拠整理がパズルみたいで気持ちいい。調査から逮捕までを行う謎解きADV×コマンドバトルのクライムサスペンスRPG試遊レビュー【TGS2026】
 レベルファイブが2027年リリースに向けて開発している新作『デカポリス』を東京ゲームショウ2026にプレイアブル出展。事件捜査のミステリーとRPGのバトルを組み合わせたクライムサスペンスRPGだ。
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 捜査の舞台となるのは、現実を再現した仮想世界“DECASIM”。刑事チームとしてここで手がかりを集めて事件の真相を探り、現実世界で犯人を確保するのがゲームの目的となる。今回、東京ゲームショウ2026で本作を試遊する機会を得た。証拠集めから推理、そして犯人の確保まで、ひとつの事件を解決する流れを体験したので、その内容を紹介しよう。

 なお、対応プラットフォームはNintendo Switch 2、プレイステーション5(PS5)、PC(Steam)が予定されている。
『デカポリス』事件ボードの証拠整理がパズルみたいで気持ちいい。調査から逮捕までを行う謎解きADV×コマンドバトルのクライムサスペンスRPG試遊レビュー【TGS2026】

ぬいぐるみ姿で向き合う、物騒な事件の謎

 試遊でまず目を引いたのは、登場人物たちがぬいぐるみのような姿になってしまう異常事態。かわいらしい見た目にもかかわらず、今回捜査するのは、マフィアの組員たちが戦闘ドローンに殺されるという、かなり物騒な連続殺人事件だった。
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異常事態が発生し、登場人物たちがパペット姿に。“DECASIM”に何が起こったのか……。
 被害者はマフィアのボスと組織のナンバー2、下っ端の“サミー”。中には遺体が見つからず、片方の腕だけが残されている人物もいる。こう書くと非常に生々しくグロテスクだが、見た目がパペット化されているおかげで、凄惨な現場もちょっとポップ。身体の断面はふわふわの綿に、もげた腕は人形のパーツに見える。この表現はなかなかうまい。
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これが人間の身体なら、かなりゾッとする光景になるだろう。
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蜂の巣になった死体。パペット化のおかげで向き合いやすい。
 捜査は、“デカスキャナー”で現場を調べ、証拠や情報を集めていくところからスタート。遺留品、死体、証言など、得られる証拠・情報はさまざまで、一見つじつまが合っていそうでも、中にはミスリードになるようなものもあり結論は急げない。先入観にとらわれず、集めた情報を客観的に読み解いていくのが重要になる。
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デカスキャナーは周囲の証拠や証言をわかりやすく可視化してくれるシステム。ハイライトされたものにアクセスするのが、基本的な動きとなる。
 また、関係者への聞き込みも欠かせない。“追及”するのか、“共感”を示すのか、相手に合ったアプローチで情報を引き出していく。なお、アプローチによって聞き込みを担当する捜査員も変わる。聞き込みをするメンバーによって「この人になら話せる」、「この人には隠し通せない」とリアクションが変わるのは、じつに人間らしい。
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中には本心を話せない、あるいは話さない人も。そんなときにはいろいろな話しかたで踏み込んで情報を引き出す。
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成功したら情報をゲット。適切な対応を見極めよう。

事件ボードで証拠をつなぎ、最後は犯人を確保

 情報が集まったら、“事件ボード”で証拠と関係者のつながりを整理する。これが、今回の試遊でとくに気持ちよかった部分だ。

 ひとつずつ調べていたときには断片的だった情報が、ボード上で関連づいていく。証言してくれた女性が被害者とどういった関係なのか? 被害者たちにはどういった背景があるのか? そして現状の容疑者は誰なのか? 探索で集めた情報をピースに、ボードの空白に当てはめ、情報を整理していく。
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これまでに集めた情報が事件を紐解くカギになっていく。
 ボードが完成へ近づくにつれて事件の全体像が見えてくるため、パズルを作っているかのようなワクワク感があった。証拠を手に入れることと、その意味を理解することが、ひと続きの遊びになっているような感覚だ。

 そして、集めた情報をもとに推理し、いよいよ犯人を特定する。犯人をずばりと指摘する場面は、定番ミステリーのようで爽快! 捜査を積み重ねた先にこの場面が来るからこそ、真相に行き着いて得られる快感も大きくなる。さながら本当に刑事になったような気分だ。
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 ただし、犯人がわかれば事件解決、とはいかない。つぎは現実世界で、相手を確保するためのバトルに挑む。主人公らは雇われの探偵ではなく、あくまでも刑事。犯人を特定した後も、逮捕するまで事件は続くのだ。

 戦闘はコマンド方式で、攻撃や能力の強化・弱体化を使い、相手の体力を削っていく。ときには相手を論破して精神的に弱らせるのも重要だ。相手の精神に悪影響を与えれば、ダメージも通りやすい。こういった強化・弱体化をうまく活用したバトルが勝利のカギとなっている。
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 証拠を集め、情報を整理し、推理で犯人を特定してから確保へ。事件の真相を解き明かすだけでは終わらない本作は、ただのミステリーではなく、刑事になりきってプレイできる作品なのだと実感できた。

 とくに、事件ボードを埋めながら真相へ近づいていく過程は、海外の映画やドラマで見る捜査シーンそのもの。証拠と関係者を線でつなぎ、パズルのように真相を明らかにしていく体験には、独特の気持ちよさがあった。少々不謹慎かもしれないが、製品版でどんな事件が巻き起こるのかが楽しみだ。

      担当者プロフィール

      • 友野辰貴

        友野辰貴

        得意ジャンルはFPS、アクション。腕前とパワーですべてをなぎ払う脳筋プレイがお気に入り。『メタルギアソリッド』も正面からアサルトライフルで突撃し、周囲を困惑させた。アメコミヒーローや映画も好き。

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