2Pコントローラー足踏みでアーケード版を再現
本作が画期的だったのは、遮蔽物の陰に身を隠して敵の銃撃を回避できる点。ただ早撃ちするだけだったガンシューティングゲームにカバーアクションという戦術を取り入れたことで、より臨場感ある銃撃戦が楽しめた。




2026年5月19日からPS Plus クラシックスカタログで配信が開始されたこともあり、「ちょうどいま遊んでいる」なんて人もいるのでは?
PS版では、本作の発売に合わせて高精度な光線銃“ガンコン”が登場。アーケード版さながらの精密射撃を実現できた。
ちなみにアーケード版は筐体のフットペダルでカバーアクションを行っていたが、ガンコンの場合は銃の横にあるボタンで代用する形になる……のだが、2P側に通常のコントローラーを接続して、いずれかのボタンを押すことで何とカバーアクションを発動することができた。
つまり2Pコントローラーを床に置き、いずれかのボタンを足で踏めば「アーケードのペダル感を擬似的に味わえた」というわけだ。当時、この方法でアーケード版と同様の気分を堪能していた人もいたはず。
『タイムクライシス』で斬新だったのは、やはり何度も話しているカバーアクションになるだろう。物陰に身を隠し、敵の銃撃をやり過ごした“ついでにリロードも行う”のは、アクション映画の主人公になったみたいな気分だった。画面外を撃つことでリロードになる作品もまだ多かったと思うので、この部分も新しかったかもしれない。
昔のガンシューティングと言えば、出てきた敵をいかに素早く倒せるかがキモ。敵が撃つ前に倒してしまうのが自分の被ダメージを減らす方法であることが多かった。そんな中に、隠れてやり過ごす戦術が登場したのだから、画期的に感じるのも無理はないだろう。
ただし、隠れていればダメージは受けないものの、本作にはシビアな制限時間(タイムクライシス)があり、ゼロになれば当然ゲームオーバー。敵グループを倒せば残りタイムが加算されるため、「リスクを冒して素早く倒すか、隠れてやり過ごすか」熱い駆け引きが生まれたというわけだ。
プレステーション版だけの“スペシャルモード”もあり、本編の後日談を体験することもできたのもうれしいポイントだった。



ガンシューティングゲームに新風を吹き込んだとして本作は大ヒット。アーケード版のナンバリング作品は『タイムクライシス5』まで登場したほか、スピンオフ作品も多数作られた。
もしいま初代『タイムクライシス』で遊びたいなら、PS Plus クラシックスカタログに加入するのが手っ取り早い。アップレンダリングなどもされているため、アーケード版に近いグラフィックで楽しめる模様。ジャイロ機能を利用した直感的なエイムはできるが、ガンコンは使えない。
ガンコンみたいな気分を味わいたいなら、前述したプラグ&プレイ式ガンコントローラー“G'AIM'E”(ジーエイム)がおすすめ。AI等の最新技術を用いて現代の液晶テレビでも当時のガンシューティングを遊べてしまうスグレモノとなっている。














