北米PvP王者が決定。王者が日本チームへ謝意!
戦いを勝ち抜いてきたBig Goat City、Team、EIDOLON、Stoodgesの4チームがアナハイムに集い、大勢の観客の前で北米リージョンNo.1の座をかけて競い合うことに。
最終的に決勝戦を制して優勝したのはBig Goat Cityで、賞金22,500ドル、ゲーム内実績、ゲーム内称号、そしてトロフィーを吉田直樹氏から手渡されるという名誉を手にした。トロフィー授与にあたり、吉田氏は手袋をつけるため、すべての指輪を外すという一幕も。
勝者インタビューではBig Goat CityのBuzzy Wuzzy選手が、スクリムに協力してくれた各国のチームの名前をあげ、日本からはMALIGE、WeDit、Lucreziaの名前が飛び出した。
『FF14』楽曲制作の裏側をコージ氏が語る

2006年頃、『マリオバスケ 3on3』という作品でコージ氏はクロマ(黒魔道士)やニンジャ(忍者)のボイスを担当。その後、祖堅氏から「マリオの発音をチェックして」とスタジオに呼ばれた際、わずか5分の準備時間でラップの収録を無茶ぶりされたと暴露。これが祖堅氏との“おかしな関係”の始まりだったそうだ。
『FF14』では楽曲の歌詞制作を担当することが増えていったコージ氏だが、祖堅氏からの楽曲提出はいつも開発の終盤になることが多いと語る。これは祖堅氏の作業が遅いわけではなく、コンテンツの全貌やプレイヤーとしてのゲーム体験を完全に把握したうえで、それにピッタリ合う曲を作りたいという祖堅氏の強い姿勢のためだそうだ。
『FF14』の楽曲制作中にはさまざまなハプニングも起きる。
例として『ローカス ~機工城アレキサンダー:起動編~』の作詞時、祖堅氏からコージ氏に渡されたガイドトラックでは、装飾としてピアノの音色が入っていた。しかし、コージ氏はそのピアノ音を装飾ではなくメインメロディだと勘違いしてしまい、結果、開発が佳境で毎日深夜まで作業が及ぶ中で、丸半日かけて書いた歌詞がボツになるという悲劇が起きる。以降、コージ氏は祖堅氏に「ピアノでガイドトラックのメロディを作るのはやめてくれ」と懇願したそうだ。また、いつの日かTHE PRIMALSのライブで、没バージョンの歌詞を歌ってやるという野望も明らかにした。

コミュニティからはよく「なぜ歌詞の公開が遅いのか」という声も寄せられるそうだ。コージ氏はファンが新曲を歌いながらプレイしたいと思う気持ちはわかると理解を示しながらも、歌詞の公開が遅い理由として、吉田氏の意向でネタバレを防ぐために遅らせたり、そもそもパッチリリース直後で開発が忙しくて余裕がないケースもあると語った。
また、歌詞未公開時は空耳が各国で発生することにも触れており、その理由は同じ楽曲でも祖堅氏があえてゲーム内とサントラでミックスを分けて、バトル中はずっとループして聴くことを考慮し、プレイヤーのストレスや全滅時の記憶に結びつかないようにボーカルの音量は下げ、サントラ盤はボーカルを強調しているからとのことだ。
さらにステージでは、『4. Not Afraid ~至天の座アルカディア:クルーザー級~』に収録されているデスボイスシャウトは吉田氏が祖堅氏に収録させられたもの、というエピソードも語られている。その後、THE PRIMALSのライブでは吉田氏が生デスボイスを披露することに!
ほかにもさまざまなエピソードが約2時間に渡って語られたこのパネル、今回は英語圏向けに全編英語で行われたが、もしかするとほぼ同じ内容の日本語版を、日本のコミュニティ放送でやるかもしれないと前日にコージ氏からコメントをいただいている。詳細はDay1のリポートを参照してほしい。

メディアとは異なる質問が飛び交った吉田氏とのQ&A

質問の中には昨年に行われた『マジック・ザ・ギャザリング』と『FF』シリーズとのコラボ『マジック:ザ・ギャザリング—FINAL FANTASY』についての内容もあった。

このほかにもマジメな質問から、お尻のサイズを変える“Butt Slider”やロングヘアの実装を求める“質問に見せかけた要望”も飛び出し、終始笑いが絶えないパネルとなった。
公式無料配信はここで終了となったが、現地はここからが本番。 THE PRIMALSのライブだ。
THE PRIMALS怒涛のライブからエンディングへ。吉田氏が泣きかける

そしてライブは、いつものようにコンテンツファインダーを模した演出からスタート。全9曲にわたる怒涛のセットリストは以下の通りだ。
THE PRIMALS ライブ セットリスト
- Open Sky - The Theme from Dawntrail
- Scream ~万魔殿パンデモニウム:煉獄編~
- Ride the Rhythm ~至天の座アルカディア:クルーザー級~
- Not Afraid ~至天の座アルカディア:クルーザー級~
- Unleashed ~至天の座アルカディア:クルーザー級~(ボーカル:Jason Charles Miller)
- Shadowbringers(ボーカル:Jason Charles Miller)
- Absolute Tyranny 〜至天の座アルカディア:ヘビー級〜(ボーカル:Jason Charles Miller)
- ロングフォール ~異界遺構 シルクス・ツイニング~
- ライズ 〜機工城アレキサンダー:天動編〜
- エスケープ 〜次元の狭間オメガ:アルファ編~
- 過重圧殺! ~蛮神タイタン討滅戦~
『Ride the Rhythm』では祖堅氏がダンシング・グリーンをイメージしたサングラスと衣装チェンジをしたり、北米コミュニティチームがカエルのお面でフロッグダンサーを務めるなど、ダンサブルかつ裏方にもスポットを当てた演出が光る。
そして『Not Afraid』では、いきなり吉田氏が登壇し、デスボイスシャウトをかましてヘドバンをし続けるひと幕も。あの方はこれから日本に帰ってすぐにパッチノート朗読会があるのに、喉は大丈夫なのだろうか……。
その後もJason Charles Miller氏がボーカルとして参加し『Unleashed』、『Shadowbringers』、そしてライブでは初披露となる“至天の座アルカディア:ヘビー級3”の楽曲『Absolute Tyranny』を立て続けに披露。『ライズ』ではお約束の時間停止演出もあったりと、終始熱狂に包まれたライブとなった。
その後のエンディングでは各メンバーがそれぞれの感想と感謝を言葉にしていたが、バトルプランナーの“Mr.プライム”こと玉置氏のメッセージでは、吉田氏が涙を堪えるためにひとり後ろを向いていた。

そして最後に吉田氏は。「ファンフェス期間中はたくさんの質問を受けました。最後は僕から皆さんに質問します。これからも『FF14』を盛り上げてもらえますか?」と会場に質問し、大喝采で会場が答えると吉田氏は満面の笑顔を浮かべ、登壇したメンバー全員ととともにお礼として頭を下げた。



新たな拡張パッケージ『白銀のワンダラー』やさまざまなな改革、衝撃のエヴァコラボ、Nintendo Switch 2版の配信など、怒涛の発表があった“FINAL FANTASY XIV FAN FESTIVAL 2026 in Anaheim”はこうして幕を閉じた。
つぎの“FINAL FANTASY XIV FAN FESTIVAL 2026”は2026年7月25日と26日で会場はドイツのベルリンとなる。そして2026年10月31日と11月1日には日本の幕張メッセで展示ホール1~7をぶち抜いた大規模なファンフェスが開催される予定だ。今回明かされなかった各要素の詳細や、新ジョブなどもこれらの会場で公開予定のため、期待して待とう。



















