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『モンスターハンターアウトランダーズ』独自の要素が満載ながらも狩猟体験はしっかりと『モンハン』。スマホ用に最適化されたUIでの操作も快適【TGS2025】

byバーボン津川

更新
『モンスターハンターアウトランダーズ』独自の要素が満載ながらも狩猟体験はしっかりと『モンハン』。スマホ用に最適化されたUIでの操作も快適【TGS2025】
 2025年9月25日~28日(25、26日はビジネスデイ)に千葉・幕張メッセで開催されている東京ゲームショウ2025(TGS2025)。カプコンとLevel Infiniteのブースでは、『モンスターハンターアウトランダーズ』の試遊が体験できる。

 『モンスターハンターアウトランダーズ』は、カプコンからライセンスを受けたTiMi Studio Groupが開発するスマートフォン向けの新作ゲーム。本記事では試遊してわかった本作の操作方法や、独自の要素を紹介していく。なお、プレイ中の写真には筆者手が映り込んでおり、やや見づらい点にご容赦いただきたい。
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スマホ用に最適化された操作がマジで快適

 スマートフォンでの操作は、画面左下のバーチャルスティックでキャラクターの移動、右下に配置されたボタンで各種アクションを使用といったものに。くり出せるアクションの種類も多く、一見するとボタン数が多くて複雑そうに見えるが、いざ遊んでみると意外とすんなりと操作になじめた。というのも、基本的に使うのは通常攻撃とスキル、回避のボタンなので、操作は至ってシンプルなのだ。

 ちなみに、敵に吹き飛ばされた後に回避ボタンを押すと、『
モンハンライズ』にあった“翔蟲受け身”のようなモーションですぐさま体勢を立て直せる。アクションはかなり快適。

 スキルボタンは使用するごとにつぎのスキルへと切り替わる仕組み。たとえば太刀の場合は、スキルボタンが気刃斬りの1段目→2段目→3段目と変化していく感じ。つぎのスキルに入れ替わってもボタンの位置はそのままなので、ボタンを連打する感覚でつぎつぎと攻撃がくり出せるというわけだ。
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 注目したいのはロックオン機能。視点のロックオンは従来のシリーズ作品にもある機能だが、本作ではロックオンボタンを長押しすると頭部や尻尾など、特定の部位にフォーカスできるのが特徴。この機能によって自分のイメージしたとおりにキャラクターを動かしやすくなっていると感じられた。

 あくまで個人的な感想だが、ロックオンの追尾性能は従来シリーズよりも高くなっている印象。攻撃しながらのカメラ操作がしづらいデザインではあるので、そのへんが配慮されているのかもしれない。
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 これまでの『モンハン』作品では、画面左上に体力とスタミナゲージを表示するのが基本だった。ただ、本作ではUIも大胆にスマートフォン用にアレンジ。両手で操作しながらでも体力やスタミナ、アイテムなどの情報がパッと見やすくなっているのだ。プレイし始めたときは戸惑ったが、基本的には操作キャラクター近くに重要な情報が配置されているので、すぐに慣れることができそう。
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特徴の異なる“奥義”を持つキャラクターを選択して狩りに挑む。狩猟体験はしっかりと『モンハン』

 今回の試遊では、複数の“冒険者”と呼ばれるキャラクターからひとりを選択してゲームをプレイ。キャラクターごとに以下のような特徴になっていた。

  • ミドリ(太刀):軽やかに攻撃を回避して、練気ゲージを素早く溜めるスキルを持つ
  • ペペ(ヘヴィボウガン):跳躍からの空中射撃で強力な連射を放つ。奥義にはモンスターの動きを中断させ、持続的に減速させる効果がある
  • ラヤ(双剣):華麗な踊りでモンスターを圧倒。奥義にはモンスターの動きを中断させ、防御力を低下させる効果がある
  • 主人公冒険者:すべての武器種が使用可能。今回の試遊では太刀、弓、双剣、大剣、ヘヴィボウガンが使えた
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 従来のシリーズ作品では自分の分身となるキャラクターを作成し、そのハンターを操作して狩猟するのが基本だったが、本作では能力の異なる“冒険者”からひとりを選択して狩猟に挑む模様。スマホ用ゲームらしいアプローチになっているのだ。今回の試遊は時間が限られていたため、ひとりの冒険者しか試せなかったが、このモンスターにはこの冒険者、といったようなプレイができるとおもしろそう。

 また、通常攻撃やスキルのほかに、キャラクターごとに“奥義”が用意されているのも本作ならではのポイント。奥義はキャラクターごとに効果が異なり、大ダメージを与えたり、敵の動きを鈍らせたり、防御力を低下させたりと、強力な効果を持っているアクションになっている。簡単に言うと超強力な必殺技。使うと派手な演出も見られるので、操作していて気持ちがいい。

 奥義は、一度発動すると再使用するまで時間を要するため、連続で使用することは不可。モンスターが隙を見せたとき、気絶状態になったときなど、ここぞという場面で活用するのがいいのかもしれない。
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 フィールドの随所には、ワイヤーで素早く長距離移動できる“ジップライン”、任意の方向に飛べる“カタパルト”などがクラフトできた。クラフト機能はシンプルで、画面上に表示されるクラフトボタンを押し、設置物を選択するといった流れ。
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ジップラインは任意の場所まで瞬時に移動できる。
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上流気流を生み出すブロワーの上に乗ると、高所まで一気に浮き上がれる
 今回の試遊では、島固有の鉱石である“融石”によって姿や特徴が変化した“融光種”のプケプケ、リオレウスとの狩猟が体験できた。モンスターの狩猟体験は、敵の攻撃を見極めて回避し、隙を見てダメージを与えていくという、しっかりと『モンハン』を感じられるものだった。そこに冒険者ごとに持つ特有のアクションや奥義によって、より軽快な狩りが楽しめるようになった印象だ。

 モンスターの動きも独自のものが用意されていて、これまで何千と狩猟してきたプケプケ、リオレウス相手にも新鮮な気持ちで狩りが楽しめた。すでに「早くほかのモンスターの“融光種”の狩りも体験したい」とウズウズしてしまうほど。
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紫色に変色したリオレウス。

 と、駆け足で試遊してわかったことを紹介してきたが、ほかにもさまざまな要素が用意されている模様。本作独自の要素をふんだんに用意しながらも、ゲーム性は『モンハン』シリーズの魅力がしっかりと受け継がれている、というのが率直な感想。スマホ用に操作も最適化されていて、スムーズに遊ぶことができたのもうれしいポイント。個人的には、コントローラーにも対応しているかが気になるところ。

 ちなみに、今回の試遊バージョンでは、フィールドで石の位置と向きを調整しながら目標の高さまで積み上げる“精神一到”、翼竜に捕まり続ける“スイングハンガー”といった遊びが試せるようだ。自分は時間が足りずに試せなかったので、TGS会場で試遊しようと思っている人は、ぜひこのあたりの要素にも注目するといいかも!

11月開催のクローズドβテスト参加者を募集中

 『モンスターハンターアウトランダーズ』のクローズドβテストが11月に開催予定。公式サイトで参加者を募集中だ。TGS2025の会場に足を運べなかった人はクローズドβテストに参加して、本作ならではの狩猟体験を味わってほしい。
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