
本作は、『ゼルダの伝説 ティアーズ オブ ザ キングダム』の過去の世界、太古の封印戦争を描く作品で、一騎当千の“無双”アクションはそのままに『ティアーズ オブ ザ キングダム』につながる新たな物語が明かされる。
2025年9月25日~28日までの4日間、千葉・幕張メッセにて開催される“東京ゲームショウ2025”(以下、TGS2025)のコーエーテクモゲームスブースでは、発売に先駆けて『ゼルダ無双 封印戦記』の試遊台が披露された。本記事では、試遊版を実際にプレイした感想をお届けしよう。
ゾナウギアと、仲間が鍵!
試遊版で遊べたのはおそらく物語の序盤のようで、洞窟内を少しだけ探索したのち、戦いのチュートリアルを体験するというもの。試遊のプレイ時間は約10分で、急いでプレイしたとしてもステージの攻略は難しいだろう。あくまで、アクションの一部をお試しプレイといった感じ。
簡単操作で多彩なアクションをくり出す、キャラクターを変更しながらの戦い、敵のリーダーに表示されるウィークポイント、敵の攻撃に対するカウンターを狙うバトルなど、全体的には前作『ゼルダ無双 厄災の黙示録』とさほど変わらない。
使用できたのはおそらく本作の主役であるゼルダ、ハイラル王国の初代国王であるラウル、そしてそのラウルの姉であるミネルの3キャラクターだった。
ゼルダはエネルギーを放つゾナニウム武器のような剣(武器名は、光の剣だった)を使ったり、弓矢などを駆使したりして戦う。光の矢や、剣先からの光線なども使用できた。
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ラウルは光の槍を装備しており、槍らしい突き攻撃を得意としている様子。ミネルは、王家の笏という名前の武器を装備していた。ミネルは特殊で、原作ではタイヤとして登場したゾナウギア(あくまでミネルの技)使って移動したり、ゴーレムや乗り物などを武器にして戦う性能になっていた。
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『ゼルダ無双 厄災の黙示録』と同じく、バトル中のキャラクターチェンジも可能。状況に合わせてキャラクターを使い分けながら戦うこともできるし、1キャラクターに絞って操作するのもいいだろう。おそらく、ゲームが進めば、『ゼルダ無双 厄災の黙示録』のように仲間への指示出しなども可能になるはず。
特筆すべきは、『ティアーズ オブ ザ キングダム』に登場した、ゾナウ族の技術を用いた装置“ゾナウギア”が技として使用できたこと。火を吹き続ける“火龍の頭”を持ち歩いて敵を攻撃したり、地面に設置したりすることも可能だった。また、時限爆弾の“タイマーバクダン”を敵に投げつける攻撃もあった。
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いずれも『ティアーズ オブ ザ キングダム』のようにバッテリーを消費。バッテリーは、アイテムなどで回復できたほか、バトル中にゾナウギアを着脱するようなメニューもあったので、さまざまなゾナウギアをバトル中に使い分けられるのではないだろうか。
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さらに、新アクションとして“シンクストライク”が登場。シンクストライクは、仲間どうしで手を取り合い、協力技をくり出すもの。ゼルダとラウルならば、ふたりで手から光線を出して敵を攻撃。ゼルダとミネルなら、ゼルダが大きなゴーレムに乗り込んで戦う、“ミネルゴーレム”を彷彿とさせる技になっていた。シンクストライクはキャラクターの組み合わせによって技の性質が変わるので、仲間が増えればより多彩なアクションが楽しめそうだ。
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体験できたのはゾナウギア、シンクストライクといった新要素に絞られている印象で、“デグガーマ”などちょっとした強敵との戦いなどもありつつ、そのアクションの末端を垣間見ることができた。
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おそらく試遊範囲が最序盤だったこともあり、洞窟内でミニマムな戦闘しか体験できず、少しだけ敵の多い場所もあったのだが、ワラワラと群がる敵をなぎ倒すようなシーンは少なく、“無双”らしい部分はさほど味わえなかったのが残念なところ。
Nintendo Switch 2だからこその4K解像度かつ、60FPSで動くゲーム画面はやはり綺麗なのだが、せっかくならばもっと多くの敵が出現するステージ、シーンを体験してみたかったな、というのが正直な感想。
とはいえ、これらのアクションを駆使して一騎当千の活躍を楽しめると思うと、ワクワク感が強まったのも事実だ。2025年11月6日の発売日も迫って来たので、続報とともに、発売を楽しみに待ちたい。