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『崩壊:ネクサスアニマ』第1回CBTプレイリポート。『スタレ』から純美の騎士“アルジェンティ”がまさかの参戦、カフカの名前も登場するなど気になることが多すぎる!

byあぶ~山崎

更新
『崩壊:ネクサスアニマ』第1回CBTプレイリポート。『スタレ』から純美の騎士“アルジェンティ”がまさかの参戦、カフカの名前も登場するなど気になることが多すぎる!
 『原神』などを手掛けるHoYoverseの『崩壊』シリーズ最新作『崩壊:ネクサスアニマ』。日本では『崩壊学園』、『崩壊3rd』、『崩壊:スターレイル』に続く4タイトル目の作品として、どんなゲームなのか気になっている方も多いだろう。

 そこで本稿では、2025年9月17日~23日の期間中に開催された“ネクサスリンク・テスト” (小規模な第1回クローズβテスト)のプレイリポートをお届けする。

 プレイから判明した「
『ネクサスアニマ』ってけっきょくどんなゲームなの?」という基礎的な部分を中心にひとつずつ紐解いていく。ストーリーでは、『崩壊』シリーズからキアナや刃たちが登場。『崩壊3rd』や『スターレイル』をプレイしている筆者の身としてはテンションMAX、アドレナリンが止まらない。

 テストバージョンのため、どこまで遊べるのか気になっていたが、実際には15時間ほどプレイして「やっとひと通り遊べたかな?」といった状態。これでもすべて遊び尽せていないうえ、ストーリーも気になるところで終わっているので、第2回CBTの開催が待ち遠しい(第2回CBTでストーリーが追加されるかは不明だが)。
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※今回のプレイ環境はPC版。マウス&キーボードでの操作となる。

アニマは主人公のパートナー! 絆をたくさん築いてアニマスターになろう

 まず、いろいろ紹介していく前にメイン要素である“アニマ”について知ってほしい。

 アニマは、満腹・光明・暗黒・銘記など“元理”と呼ばれる
概念や事象が具現化されたエネルギー生命体(正式名称はネクサスアニマ)。CBTでは、66体のアニマを確認することができた。けっこう多い。
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元理は『スタレ』でいう“壊滅”や“虚無”といった運命みたいなものと言えるだろう。
 街のさまざまな場所に生息しており、人間とともに暮らしているアニマもいる。いまとなってはこの世界に欠かせない存在だ。

 アニマは基本的にバトルに勝利することで仲間にできる。一部のアニマは夜のみに出現したり、特定の条件を満たしたりすることで現れる場合も。なお、アニマと絆を築いて召喚&指示を可能にする行為のことは“ネクサスリンク”と呼ばれている。
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アニマは一度ネクサスリンクするだけでオーケー。複数同じアニマを仲間にすることはできない。
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仲間にしたアニマと記念写真をいっしょにパシャリ。これも大事な思い出だ。ニックネームをつけることもできる。
 筆者のお気に入りは“プライドン”という素顔をカバーで覆っている、少し奇妙なアニマ。1体だけポツンと池の中にいた。観察してみてもなにも反応がなく、ひたすら見つめ合い続けていると……。
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 突然の死。わけあってなんとか生き返れたが、まさかアニマにやられるとは……。
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 でも、“プライドン”は自分のことを、別の4足歩行のアニマだと思い込んでいたり、素顔を見せないよう覆面レスラーのように生きる覚悟を持っていたりと、ガンバリ屋さんなのだ。とてもかわいいんだ、信じてくれ。
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各アニマにストーリーが用意されており、新たな一面やほかのアニマとの関係性を知れておもしろい。
 それでは、街に駆け出してみよう。今回のCBTでは序章はなくスッとゲームスタート。パン頭のキャラクターがチュートリアルのガイド役を務めてくれたが、将来の物語では主人公を助ける存在だという。素性が気になる。
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 冒険の始まりの場所は“イアタウン”という街。マップは海から山まで広がっており、街並みは西洋風でオシャレだ。コンビニやファーストフード店、アパレルショップなども点在している。
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アニマを連れている住民に話かけると、どこで仲間にしたのかヒントをもらえることも。
 アニマの中には、冒険能力を持っており探索を手助けしてくれるものも。能力は相手の心の声をテレパシーで聞いたり、視界を遮ったり、ピッキングしたり、感情をコントロールしたりとさまざま。もし、困ったことがあればアニマが解決してくれるだろう。
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 また、騎乗能力を持つアニマなら移動も楽に。ストーリーを進めると空を飛べるアニマを仲間にできるので、探索がより捗る。
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 海辺や学校では、射撃大会やアニマレースなどのミニゲームを楽しめる。ただ歩いているだけでも、新しい発見があるのがこのイアタウンだ。
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同じ元理のアニマを編成するのが勝利へのカギ!

 ネクサスバトルについても紹介していこう。街の各所では、アニマによるオートチェス風バトルがくり広げられている。仲間にしたアニマをフィールドに配置し、バトルを開始すると自動で戦闘が行われる。

 アニマによって前列タンク・アタッカーや後列アタッカー・サポーターなど、戦闘での役割はさまざま。物理・魔法といった攻撃タイプも存在する。
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アニマの固有スキルも自動発動なので、戦闘が始まったらプレイヤーは見守るのみ。
 同じ原理や特性を持つアニマを複数編成すると絆効果が発動。絆ランクが高いほど効果量も上昇する。

 たとえば“満腹”の場合、2体以上編成すると“豊穣の神種”を召喚。3秒毎に満腹のアニマを回復とバフを付与してくれる。特性の“慈愛”は2体以上で治癒とシールドの効果量アップなど。

 基本的には同じ“元理”を持つアニマでパーティーを組み、余裕があれば特性も合わせたほうがいいだろう。ソート機能もあるので、組み合わせたい元理・特性をすぐに探し出せる。アニマを集めれば、迷うことなくすぐに最適なパーティーを編み出していける。
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 つぎに重要なのが“鏡心”。フィールドで出会ったナナフィ、ホアン、キアナなどのキャラクターを3人までセットでき、リーダーに設定すると専属法則(特殊効果)が発動する。キアナの場合、戦闘開始時、前列マスにタンクの“プリムオウ”を1体召喚できる。
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 特定の元理やアニマを強化する効果もあれば、敵全体にダメージを与えられるキャラクターもいるので、誰をリーダーにするのかも大事だ。また、各キャラクターには、アニマに装備させるとバフを得られるお守り(アイテム)もあり、リーダー以外の2名も対戦相手に応じたピックができる。
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誰に装備させるか困ったときは“おすすめお守りを装備”を選べば、自動で装備してくれる。
 ありがたいことに、“プレイヤーレベル=アニマレベル”となっており、1体ごとに育成する必要がない。どれだけアニマを仲間にしてもガンガン戦線に参加させられる。

なお、プレイヤーレベルは、アニマスターとのバトルや依頼達成などを通して上がっていく。くわえて、レベルが一定に達するとパーティーに編成できるアニマの上限数も上がるのだ。
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バトル愛好家のアニマスターはイアタウンに数多くいるが、目を合わせただけでは勝負を仕掛けてこないので安心してほしい。
 その代わり、餌やりやアイテムを使用することで、アニマのステータスを伸ばしたり、新たな能力を付与したりすることができる。
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 そして、テストバージョンでは、塔の頂上付近にたたずむ刃の姿を発見。アニマスターとして戦うこともできるが、高難度バトルで非常に手強い。筆者は倒せなかった……。
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 また、『ネクサスアニマ』における刃は、行方不明になってしまったカフカを探しているということも判明。いろいろ情報をバラ撒いてくるじゃん。
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まさか、カフカの名前が登場するとは……。カフカも『スタレ』と同じ容姿なのだろうか、気になる。

 さらに、
『スタレ』からアルジェンティがストーリーに登場。純美の騎士団のひとりとして、“純美”を敬愛し実践していたが、本作では次元界の旅人としてあらゆる世界で“美”の痕跡を探しているという。
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 また「僕には出身地も帰る場所もありません」というセリフから、もしかしたら『崩壊3rd』のヴェルトが『スタレ』世界に来たように、『スタレ』のアルジェンティが『ネクサスアニマ』世界へと来てしまったのかもしれない。
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「なんだか見覚えがある顔だね…」と言っても「どこかですれ違ったことがあるかもしれませんね。」とかわされてしまった。ちがうんだ、ちゃんとイベント跳躍で仲間にしたんだ……。

ホヨバ作品初のキャラクリ機能。ステータスで会話内容が変わるTRPGのような仕掛けもグッド

 キャラクターのクリエイト機能についても紹介。

 主人公は、ある理由で約200年“虚幻”の次元界に囚われていたが、物語が始まるときに自由の身になり、イアタウンに行き着いた経緯を持つ。記憶喪失なので、過去のことはさっぱり覚えてないという。
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 主人公は“変化”の元理の力を持つということで、容姿を自由に変更できる。身体・顔・髪型・眉毛・目・鼻・耳の7項目から設定していく。髪型はグラデーションやハイライトを入れることも可能だ。
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 また、今回のテストバージョンでは、知力・魅力・身体能力という割り振りできる3つのステータスと、隠しステータスの運が存在。知力・魅力・身体能力はアイテムを使用することで何回でも振り分け可能で、これらの数値によってNPCとの会話に変化が起こる。
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身体能力8の場合、「あなたの身体能力そのものの代弁者、手を振るだけで嵐を巻き起こす。」など数値で説明文が変化。低いと辛辣な言葉を浴びせられる。
 筆者は最初、知力3・魅力4・身体能力3の“均衡発展”でプレイしていたが、アイテム(食べもの)を使用することでステータスを一時的に上げられることが判明したので、途中から極振り状態に。
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アイテムを併用すれば最大でふたつのステータスをMAXにできる。
 本作のセリフ選択肢は非常に多い。さらに、ステータスが高くないと選択肢が解放されなかったり、新たな展開に進まなかったりするため、均等よりも極振りしていたときのほうが、おもしろいことが起こる。
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ステータスに応じた選択肢が表示。アンロックされなかった選択肢を確認することもできる。
 なお、会話中はステータスを振り直すことができず、一度会話を終わらせる必要があるのがたいへんだった。ただ、TRPGをプレイしているかのようなワクワク感とドキドキ感はあったので、少々改善してほしい部分はあれど、ぜひ今後も続けていってほしい要素だ。

 ちなみに主人公の服装は、街にあるアパレルショップでバリエーションを増やすことができる。ふとショップを覗いたら“天命のスーツ”?
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「元の世界では、もうひとりのあなたのものだったかもしれない」この一文、意味深だ。
 最初はヴェルトの衣装かと思ったが、これって『崩壊3rd』に登場する“後崩壊書”主人公の衣装じゃん。なんとマニアックな……。もしかすると、このほかにも街や物語の随所に、『崩壊』シリーズのネタが仕込まれているのかもしれない。
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 また、主人公は鏡心を獲得したキャラクターの外見に変更することも可能。ただし、あくまで主人公が変身した姿なので悪用は禁物だ。……というか、主人公は本当に何者なの?
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九明鏡に変身した状態で、マダム・フォームレスに話しかけると特殊な会話が発生する。

“崩壊”によって81個の次元界が誕生。旧世界は魔法が使えるファンタジー!?

 最後に、世界観とストーリーについて触れていこう。

 もともと、世界(旧世界)はひとつしかなく“元理”と呼ばれる法則に従って、ドラゴン、人間、妖精、獣人がともに暮らしていた。ファンタジーのような世界観だ。

 旧世界の元理は“愛と憎しみ”、“生と死”など全39組。それぞれ相反しながらも、エネルギーの糸“ネクサス”により安定した状態で元理を司る39人の真王が統治していた。

 しかし、約200年前に旧世界を完全に滅ぼした災い“崩壊”が発生。ネクサスが断ち切られ、対になっていた愛と憎しみは“愛情”と“憎悪”に、生と死は“生命”と“死亡”へと分かれてしまう。真王も権威を失い、一部の者は行方不明に。
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 バラバラになった世界の代わりに誕生したのが、81個の独立した元理の次元界と真王に取って代わった偽の王“僭主”だ。中には真王としての権威を失っても好機を掴み取り、僭主になった者もいる。

 “秩序と混乱”のヴィクタスは“秩序”、“光暗”のアルマンは“暗黒”、“愛憎”のパラヤヤは“憎悪”の元理を旧世界から引き継いでいる。とくにパラヤヤとは、つねに主人公とともに行動するほどだったというが、旧世界でなにがあったんだろうか。
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 また、39人の真王に対して81人の僭主。数がおかしい。本来78人のはずなのに、3人の僭主はどこから生まれたのかと不思議に思うかもしれないが、そこまでは明かされていない。早くその理由を知りたい気持ちでいっぱいだ。

 ちなみに“現実”の僭主は、白梅というキャラクターらしいが、テストバージョンで出会うことはなかった……。
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 ストーリーの紹介に戻ろう。ゲーム開始直後、ポータルから突如として現れた主人公はナナフィと出会う。行く当てがないことを知ったナナフィは、居候させてあげることに。いずれは自分の家を持てるようになるんだろうか……。
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 ストーリーは複数用意されており、どこから進めてもOK。

 今回のテストバージョンではおもに、バッジを集めて自分の過去を探っていく“前世と今世”、住民の悩みを解決して街の幸福度を上げていく“イア幸福委員会”、アニマスターチャンピオンリーグ予選の招待状獲得を目指す“エイペックスフォーラム”を楽しむことができた。
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これらのストーリーはクリアーすると、強力な☆5アニマが報酬としてもらえる。
 ただ、個人的にドハマリしたのは“無限の渦”というマルチエンディングのストーリーコンテンツ。メインストーリーの一部に組み込まれており、主人公の行動や発言によって物語が分岐していく。
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エンディングは世界やほかのクエストに大きな影響を及ぼすとのことなので、すべて見ておきたい。
 たとえば“チャンピオンの道”では、“競争”の次元界に行くためにアニマスターの強者たちと戦い、最終的にポータルの位置と鍵を教えてもらう。しかし、選択肢を変えることで、一切戦うことなくポータルと鍵を発見して忍び込むことも可能だ。
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 また、“無限の渦”には多くの可能性(サブミッション)が用意されており、条件を達成するとストーリークリアー時に報酬がもらえる。

 ストーリー“チャンピオンの道”で用意されているサブミッションの数は82個。1回のプレイでは回収不可のため、コンプリートするには何回もプレイする必要があるなど、やり込み要素も詰め込まれている。
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サブミッション達成のヒントは不明なので、選択肢から推測するしかない。腕の見せどころだ。
 とくに“無限の渦”では、主人公のステータスが重要。通常クリアーなら、ステータスはさほど重要ではないが、たとえば犯人を早期に発見しようとしたり、正規ルートではない方法で目標を達成しようとすると、ステータスを調整していく必要がある。
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身体能力が高いと、像に隠されたギミックを発見し、秘密の地下通路に行くことができた。これ以外の方法で地下に行くことも可能だ。
 筆者は使わない道具や謎を残したままクリアーできてしまうと、気になって眠られない性格なので「つぎはこれを試してみたい!」と、つい時間も忘れて何度もプレイしてしまった。

 今回紹介した要素のほかにも、刃以外との高難度バトルコンテンツが用意されていたり、未開放なストーリーや実装されてなかった“無限の渦”のエンディングもあったりと、正直時間が足りなかった……。今後のネクサスリンク・テストはもちろんのこと、サービス開始がいまから楽しみでしかたがない。

 ちなみに、本作は『崩壊3rd』キアナや『スタレ』刃が登場しているものの、過去作品と直接的なつながりはない。『ネクサスアニマ』独自の世界観とストーリーで展開されるので、シリーズを知らなくても十分遊ぶことができる。

『崩壊:ネクサスアニマ』は、現在事前登録を受付中なので、興味を持った方はぜひとも公式サイトをチェックしてほしい。
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