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『プリッとプリズナー』“うんぴ”と“おぴっこ”が交差する動物とロボットのかわいすぎる鬼ごっこ。しかし、その扉の向こうでは戦略がモノを言う“バトル”が待っている……!?

『プリッとプリズナー』“うんぴ”と“おぴっこ”が交差する動物とロボットのかわいすぎる鬼ごっこ。しかし、その扉の向こうでは戦略がモノを言う“バトル”が待っている……!?
 元スクウェア・エニックスの市村龍太郎氏が率いるピンクル。その第1弾タイトルとして、2025年12月25日にNintendo Switch 2、Nintendo Switch、PC(Steam)向けに『プリッとプリズナー』が発売されました。
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 脱獄をもくろむ4体のどうぶつチームと、脱獄を阻止する2体のロボットチームに分かれて戦う“鬼ごっこ”が楽しめる本作は、さまざまな効果を発揮する“うんぴ”と“おぴっこ”が勝敗のカギを握る、世界初(?)の排泄型脱出アクションパーティーゲームです。
 非対称型対戦ゲームと言えば、『Dead by Daylight』を思い浮かべる方も多いでしょう。1名のキラーと4名のサバイバーで生存を懸けて戦うタイトルですが、キラーになって凡戦となってしまうと「サバイバーに申し訳ない……」と反省することもあって(この気持ちがつぎのプレイへのモチベーションにつながるのですが)。

 『プリッとプリズナー』でもプレイがハマらないこともありますが、「ダメだったな。じゃ、つぎに行ってみよう」と気持ちを簡単に切り替えられる“気軽さ”は、本作の大きな魅力です。
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 “気軽さ”を支える要因のひとつには、カナヘイ氏によるキャラクターイラストとデザインがあります。カナヘイ氏が描くどうぶつがかわいいのは言わずもがなですが、ゲーム中にどうぶつたちが見せてくれるアクションが、いちいちたまらない。うんぴをしているとき、ロボットに捕獲されたとき、エサをむさぼっているとき……プレイ中はせわしなく動いているので落ち着いて見られないので、そのパートだけを集めた動画集がほしいくらいです。
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 各ステージのデザインも、TeddyLoid氏のサウンドも、シンプルなUIも含めて、『プリッとプリズナー』の世界はカラフルでやさしい。どうぶつたちは監獄に送られるくらいの経歴を持っていたり、キャンペーンモードのエンディングで驚がくの事実が明らかになったりするのですが、かわいさに満ち溢れています。非対称型対戦ゲームは数あれど、ここまでキャッチーでポップなルックスのタイトルはなかったと思います。
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 なぜわざわざ“ルックス”と書いたかというと、本作は非対称型対戦のキモである“駆け引きのおもしろさ”をしっかりと表現したゲームになっているからです。見た目でナメてかかると後悔します。難しいという意味ではなく、深く考えずに遊んでも楽しいし、しっかり戦略を考えて立ち回ることでさらに楽しくなる、懐の深さがあるということです。
 本作のルールは単純明快。どうぶつチームは各ステージに設定された条件を達成することで脱出を目指します。対するロボットチームは、どうぶつたちを捕獲して仮眠室に送ることで脱出を阻止します。

 どうぶつたちはエサのパンで胃袋を満たすことでうんぴを、水分を補給しておぴっこを出すことができます。うんぴでギミックのスイッチを入れたり、脱出条件を満たしたりするのですが、トイレでちゃんとうんぴできると“うんぴハイ”になり、一定時間ダッシュできるようになります。おぴっこは監視カメラを破壊したり、ロボットをスタンさせたりできる飛び道具のようなものです。
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 どうぶつたちはそれぞれに個性があり、移動速度、胃袋に入るパンと膀胱に入る水の許容量が異なります。さらに固有技であるスキルと、パッシブスキルの特徴を持っています。どうぶつたちのタイプがはっきりと分かれているので、戦略を立てやすいのも“気軽さ”のひとつでしょう。ざっくりと各どうぶつたちの能力を紹介します。
  • うーちん(ラビット):攻撃タイプ。スキルで近くにいるロボットや警備ドローンを自動でロックオンしてキック、スタン状態にさせる。いちばん近くにあるエサ場の方向がわかる。
  • 名前募集中(キャット):逃走タイプ。壁を乗り越えてショートカットで移動できるスキルを持つ。うんぴをするとうんぴハイになり、ほかのどうぶつより長めに素早く移動できる。
  • ジブラ・ジョン(ジブラ):逃走タイプ。スキルは高速で一定時間ダッシュできるもの。立ち止まるとほかのどうぶつより広い視野でマップを見渡せる。
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  • きらら(ドッグ):サポートタイプ。仮眠中のどうぶつを起こし、起きているどうぶつを一定時間ダッシュさせるうえに自身も無敵になるスキルを持つ。キラキラのうんぴを出しやすい。
  • ムッシュ・クロサワ(ペンギン):サポートタイプ。その場に5人前の巨大なパンを作ることができる。ほかのどうぶつやロボットが歩けない水上を進める特徴を持つ。
  • エレファンクシー(エレファント):かく乱タイプ。スキルで、攻撃されると爆発するデコイ(おとり)を同時に3体まで生み出せる。飛距離の長いおぴっこを出すことができる。
  • チューピック(マウス):逃走タイプ。一定時間透明になるスキルで、センサーやロボットをごまかすことができる。鍵がかかったドアを開けられる。
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  • Dr.マッド(ピッグ):かく乱タイプ。化学薬品の煙幕でロボットやセンサーの視界を奪えるが、ときに赤い煙幕が出るとどうぶつの視界が阻害される。攻撃や電気に触れると加速状態になることも。
  • マスター・レオン(ライオン):攻撃タイプ。足は遅いが、スキルを使えば超高速で移動してロボットやドローンに斬りかかり、長めにスタンさせられる。水を補給しなくても、少しの量のおぴっこ(残尿?)を出せる。
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 移動速度は遅いけれど胃袋が大きいのでエサを頻繁に補充しなくてもよかったり、足は速いけれどすぐにおぴっこが出なくなったりと、それぞれの性能に明確な長所と短所があります。これによって自分が目指す戦略を立てやすく、プレイを重ねることで立ち回りがうまくなっていく実感が得られやすいはず。

 対するロボットチームは、捕獲手段が異なる上半身(UPPER)と、移動を司る下半身(LOWER)のパーツを組み合わせて性能を決められます。さらにガジェットと強化パーツで能力を補完できるというカスタマイズ要素が、ロボットのおもしろさです。
  • UPPER/投げ縄:自動追尾する縄を投げられる。力を溜める(ボタン長押し)と飛距離が伸びる。Ver.UPで縄の速度と追尾能力が上昇。
  • UPPER/捕獲網:進行方向に網を振って、どうぶつを捕獲できる。力を溜めるとダッシュして網を触れるように。Ver.UPで加速距離がアップする。
  • UPPER/スタンガン:壁や障害物を越える電撃を放つ。力を溜めれば電撃の範囲が広くなる。Ver.UPで攻撃範囲と威力が上昇する。
  • UPPER/吹き矢:直線状に飛ぶ矢を放つ。力を溜めると矢の速度がアップ。Ver.UPで一度に発射する矢の本数が増える。
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  • LOWER/二足:操作性が高く、扱いやすいパーツ。
  • LOWER/多脚:障害物や段差を簡単に乗り越えられる。
  • LOWER/タイヤ:スピードはピカイチだけど、曲がりにくい。
  • LOWER/タンク:障害物を早く壊せる。スピードは遅いがおぴっこの耐性が高い。
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  • ガジェット/ロケットエンジン:一定時間、高速で移動できる。
  • ガジェット/マジックハンド:エサ場や水飲み場、トイレやマンホールなどに、どうぶつをスタンさせるトラップを設置できる。
  • ガジェット/動体センサー:どうぶつがいる方角を一定時間表示する。
  • ガジェット/ワームホール:壁に設置すると反対側へ自動で通り抜けることができる。外壁に設置するとマップの反対側へ移動できる。
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  • 強化パーツ/広域カメラ:視点を引いて、一定時間はさらに遠くまでマップを確認できる。
  • 強化パーツ/シールド:おぴっこから身を守るシールドを展開する。一定量のおぴっこを受けると壊れる。
  • 強化パーツ/うんぴ転送装置:回収したうんぴを自動でうんぴ集積所まで転送する。
  • 強化パーツ/光学迷彩:一定時間、静止しているあいだは透明になり、どうぶつから見つかりにくくなる。
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 ロボットチームは2名ですが、各所に配置された監視カメラと、時間経過に合わせて補充されるドローンから入手できるどうぶつの位置情報も武器となります。UPPERパーツには回数制限がなく、うんぴを回収することでバージョンがアップされて攻撃手段が強化されるのもユニークです。
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 スピード重視で動いていても、障害物がジャマでうまく立ち回れないこともあるので、その場合は多脚にして吹き矢で攻撃距離を補完するなど、さまざまな戦略を考慮できる深さがロボットにはあります。上半身と下半身、ガジェットと強化パーツを組み替えるとかなりプレイフィールが変わるので、試行錯誤を重ねて自分に合ったカスタムを見つける楽しさも、ロボットチームの魅力です。
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 ゲーム開始直後はエサ場の取り合いになりがちなので、別のエサ場を探してあちこちを駆け回ると監視カメラに見つかりやすくなる。うんぴしているあいだは無防備になるけれど、ちゃんとうんぴできればダッシュで引き離せる。どうぶつチームはたくさんうんぴして脱出目標を達成する必要がある、そのうんぴを回収するほどロボットチームは強化される。脱出ゲートが開いた情報は両チームに共有されるので、ロボットが姿を隠して待ち伏せするも、どうぶつもおぴっこでスタンを狙う。数的に有利などうぶつチームも、強力な捕獲手段を持つロボットチームも、まったく油断できません。どんな腕前のプレイヤーもまずは“鬼ごっこ”を楽しく遊んでほしいという想いが、このゲームバランスから伝わってきます。
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 どうぶつの体力がゼロになると一定時間スタン状態になり、ロボットに捕獲されると仮眠室送りになります。2回までは時間が経過すれば仮眠室から出られます(3回捕まると脱出失敗)が、ミニゲームに成功すれば復活までの時間を短縮できるのも特徴。
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 ステージはうんぴとおぴっこで花壇の花を咲かせる“庭園”、マップ中央にある噴水につながる水路を開放する“広場”、点在するトイレにうんぴを貯める“食堂”、うたた寝しているネズミをうんぴで起こす“宿舎”、うんぴでボイラーを起動してお風呂を温める“浴場”、ベルトコンベアーを活用してダンボールを運ぶ“貨物室”の6種類。マップはかなり広く、ギミックがふんだんに用意されており、エサ場の位置もランダムで変わります。選ぶどうぶつやロボットでアプローチも大きく変わるので、リトライ性は高くなっています。
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 1マッチは最大で10分。短い時間で攻防が目まぐるしく展開し、ダレることなく濃厚な駆け引きが楽しめます。プレイ時間の短さはリトライしやすさにつながるので、いろいろなどうぶつやロボットが試せる。この気軽さも、『プリッとプリズナー』の魅力です。
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 最初はマップの広さにとまどい、エサ場を探しているうちにゲームが進んでいたり、各ステージの脱出目標も異なるので「何をすればいいのか、何が起きているのかわからない」という状態で気が付いたら脱出ゲートが開いている……なんてこともあるでしょう。ロボットもパーツの選択肢が多いぶん、狙い通りにどうぶつを捕獲できるようになるまでは時間がかかるかもしれません。
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 自分に合った戦略が見つかると選ぶどうぶつやロボットのパーツが固まるのは当然ですが、やっぱりタイプがバラバラになったほうがスリリングなので、できればボイスチャットなどコミュニケーションが取れる手段を用意して、ワイワイと相談しながら遊ぶとさらに楽しくなるかと。ゲーム配信にもすごく向いていると思います。

 そして、これは大事なポイントなのですが、まずはキャンペーンモードをクリアーして、どうぶつとロボットのパーツをすべて開放することをオススメします。全6ステージをどうぶつとロボットでクリアーする必要はありますが、鬼ごっこのルール、ステージの構成やキャラクターの性能をしっかり理解できるので、キャンペーンモードを遊んでからオンラインマッチに挑みましょう。
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 何と言っても1240円(Nintendo Switch 2版は1340円)でここまでの要素が詰まった対戦型アクションが遊べることは、素直に驚きです。しかも、2026年1月12日まではNintendo Switch 2版が1072円、Nintendo Switch版が992円で、Steam版は2026年1月8日まで992円で購入できます。年末年始のちょっとした時間に、友人や家族、世界中のプレイヤーとオンライン(クイックマッチとカスタムマッチはクロスプレイに対応)でうんぴとおぴっこを投げ合ってみてはいかがでしょうか。
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※2025年12月30日現在、一部不具合が発生しているので公式Xをご確認ください。
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