2025年2月13日に配信されたローグライトアクション『無双アビス』。対応ハードはNintendo Switch、プレイステーション5(PS5)、プレイステーション4(PS4)、Xbox Series X|S、PC(Steam)。 本作は“無双アクション×ローグライト”をテーマに、100人以上ものキャラクターを使用して戦う、カジュアルながらに奥深い“無双”シリーズの1作品だ。
これまでも定期的に無料アップデートを重ねており、2025年4月25日のアップデートではキャラクターだけでなく、新モードを実装するなど、さまざまな要素が追加された。本記事では、事前にアップデート版を試遊した感想をお伝えしよう。

『無双アビス』とは?
『無双アビス』は従来の『無双』シリーズのような、背後からキャラクターを見る視点で戦うのではなく、見下ろし型の視点で挑むアクションゲーム。チャージ攻撃式のシンプル操作、無双ゲージを溜めたときに放つ“無双乱舞”など、シリーズのアクションは踏襲されている。

本作はプレイするキャラクターを選んだあとは、階層を進めるたびに仲間となるキャラクターを選択し自分を強化していく“ローグライト”な要素を含んでいるのが特徴だ。組み合わせによってさまざまなシナジーが生まれるので、デッキを構築する“ビルド”の楽しさが本作の真骨頂となっている。

『戦国無双』シリーズの武将が無料追加
ここからはアップデート内容を解説しつつ、感想を述べていこう。本作は定期的に無料アップデートで武将・キャラクター(本作の正式名称は英傑)が追加されており、今回は『戦国無双』シリーズより、まだ登場していなかったキャラクターが登場。


キャラクターは真田幸村(壮年)、茶々、立花誾千代、立花宗茂、島津義弘、島津豊久、長宗我部元親の7人が登場する。真田幸村(壮年)は豊臣陣営となり、豊臣の英傑が多いほどにパワーアップするなど、通常の真田幸村とは異なる性能。

また、浅井長政と織田信長の妹・お市との娘である茶々は、浅井陣営と織田陣営の英傑が揃うほどに強化される。陣営によって強化ステータスが変わるなど、キャラクターに合わせたユニークな特性を持っている。

長宗我部元親はユニーク武器さえ手に入れれば一度だけ復活できる。後述の高難度コンテンツで保険の効く性能だ。
ほかにもより個性的な性能を持つ英傑ばかりで、さらにビルドの幅が生まれるだろう。個人的には『戦国無双』シリーズの長宗我部元親が大好きなので、参戦するのがとてもうれしい。凄絶に。

異なる衣装のダウンロードコンテンツ(有償)も用意されている。

『信長の野望・新生』とのコラボ衣装もある。
踏破レベル6の追加
英傑ごとにゲームをクリアーするたびに、踏破レベルを上げて再チャレンジ可能な本作。踏破レベルが上がれば上がるほど難しくなるが、得られる報酬がよりよくなっていく。
これまでは踏破レベル5までしか存在しなかったが、そのつぎとなる“踏破レベル6”が登場。踏破レベル5でもかなり難しいが、レベル6になると"レベルアップで体力が回復しない"といった、よりきびしい条件が追加される。

なによりいちばん厄介なのが、“ボスが召喚技を防いでくる”という条件。召喚技に頼っている構成だとかなり勝ちにくく、自身の強化の重要度が増す。また、そもそもほかの条件追加によりビルドがかなり組みにくいので、強化すらも難しい。
といった感じで、やり込んだプレイヤーのさらなる先のやり込み要素になっている。特筆すべきは“妄執の楔”。ひずみ(ステージ達成後に、自身で選択するつぎのステージのこと)の中に、ときどき“妄執の楔”が出現するようになる。選択すると楔を抜くことができるのだが、一本抜くだけでは効果は何もない。

3つの“妄執の楔”を抜いたときに、さらなるやり込みの先が待っている。“妄執の楔”をひずみで選ぶこと自体なにも強化が得られないのに、3回選ばなくてはいけないのが辛いところ。どうなるのかは、ぜひご自身でお試しあれ。

新モード・無間修羅獄
通常モードを1周クリアーで解放。通常モードをクリアーしたとき、その編成を保存できる。新たに追加されるモード“無間修羅獄”は、その保存したビルドを使用して挑む高難度バトルだ。どんなビルドで挑んだのかが攻略の鍵であり、強力なビルドを作れたときほど挑みやすいだろう。

メインメニューより、新モードが選べる。
“無間修羅獄”は、時間制限のある無限に続くステージをひたすら攻略していくもので、最初のステージ達成条件は“敵を500人倒す”こと。一見楽勝に見えるが、突破するごとに敵が強化されたり、目標撃破数が増えたりなど、敵が有利になる条件をひずみの選択で増やさなくてはならない。


選んだ敵の強化は蓄積されるので、進めば進むほどに敵が強くなっていくのが難しいところ。さらに、必ず自身の最大体力がダウンしてしまう効果が付いているのもとても厄介。こちらのビルドは最初に選んでから一切強化できないので、事前のビルド構築が非常に重要になる。

挑戦が終了すると、結果に応じて装備アイテム“閻魔帳”がドロップする。この時点ではまだ閻魔帳を手に入れておらず、プレイヤーは獲得する閻魔帳を選ぶことになる。その際に、業蛍火(英傑解放などに使用する、挑戦外の通貨)を消費することで最大5冊までの閻魔帳をゲットできる。メニュー画面で装備し、必要ステータスなどの条件を満たせばどのキャラクターでも効果が得られるのが強み。

閻魔帳の効果はさまざまで、レア度が高いほどに強力。“無間修羅獄”をうまく進めれば進めるほど、高いレア度や多くの閻魔帳ドロップが狙えるので、ぜひとも挑戦したいところ。
なお、本作はやり込むほどに業蛍火の使いどころがなくなっていくため、新たな業蛍火消費先として用意されたコンテンツなのだろう。

“閻魔帳”の厳選は、まさに深淵のように沼にハマるおもしろさがある。
BGMプレイリスト編集機能
通常モードを1周クリアーで解放。BGMのプレイリストを自由に編集し、収録楽曲を使って自分の好きなプレイリスト作成可能に。作ったプレイリストで、好きなBGMをプレイ中に流すことができる。


BGMも解放条件があり、アーチブメント・実績のような感じで条件を達成する“勲功”をこなしてくと選択可能なBGMが増えていく。条件については、そこまで難しいものはない。

やはり好きなBGMで戦えるのはうれしいもので、何度もくり返して遊ぶタイトルだからこそ、たまにはデフォルトではないBGMにして、味変しながら楽しむのもいいだろう。ただ、本作はエフェクトが超絶ド派手すぎるので、BGMをゆっくり聴くタイプのゲームじゃないです!
遊び応えがどんどん増す『無双アビス』
といった感じで、今回のアップデートでは、おもにエンドコンテンツが追加された。これまでやり込んでいた人は、さらにチャレンジしがいのあるコンテンツに挑戦できるだろう。また、これからプレイする人には目標のひとつになるはずだ。
ちなみに、前回のアップデートにて『アトリエ』シリーズのキャラクターたちが追加されたのはご存知だろうか。シリーズ作品より、ソフィー、ライザ、ユミアの3人が使用可能になった。ソフィーは『無双☆スターズ』で使用できたので使用感も似ているが、ライザとユミアは完全新規参戦となっているため、『無双アビス』ならではの魅力となっている。


また、有償のダウンロードコンテンツでは衣装も購入可能。本作は衣装を変えても、正直キャラクターがほとんど見えないので、だいぶ趣味に近いダウンロードコンテンツと言える。『アトリエ』シリーズのキャラクターたちは水着姿の衣装のほか、学園コスチュームを購入できる。
とくにこの学園コスチュームは、現在サービス中の『レスレリアーナのアトリエ』で、エイプリルフールに絡めたイベントで登場したもの。褐色肌の、いわゆる“黒ギャル”と化したライザが使用できる点に目がいきがちかもしれない。


が、じつはユミアは『レスレリアーナのアトリエ』において、いまのところ学園コスチュームは存在していない。かつ、『ユミアのアトリエ』にも、本作で使用できる学生服のコスチュームはない。『無双アビス』のみで使用できる、ユミアのコスチュームになっているのだ。いったいどこから参戦したんだ、この学生ユミアは!?
……と、最後は『アトリエ』推しになってしまったが、100人以上の『無双』シリーズキャラクターが使用できるのが本作の魅力でありながら、そこにゲストキャラクターも加わっているタイトルとなっている。今後のアップデートでは、どのような英傑が登場するのかは、やはり気になるところ!