新サーバーで新生活! そのまえに……
Today's text 江野本ぎずも
2007年6月29日にサーバーが増設され、我々ファミ通猟団は新設サーバーで活動することになりました。じつは私、テクニカルテスト3日間を遊んでもまだハンターランク2だったりしたので、それほどの痛手はなかったのですが、ほかの面々はハンターランク5〜6にまで成長。中目黒目黒などは、取材中に大塚角満からのメールでサーバー移動と新キャラを作成する事実を聞かされ、「もう会社行きません」と子供みたいに駄々をこねたほどでした。でも、すべてのハンターが『モンハン フロンティア』で快適に遊ぶためです。新サーバーで、新たな『モンハン』生活を始めることにしました。
で、すでに大塚角満はハンターランク7になったわけですが、オイラもハンターランク6へと成長しました。パチパチパチ。百人乗っても稲葉が、モスとブルファンゴの違いもわからないままひとりでクエストに出ているあいだ、何度も葬り去られてみんなに迷惑をかけながらも、パーティープレイに励んだ成果です。ベテランさんといっしょにクエストに出るメリットは、その場その場でアドバイスをもらえ、ハンターランクも実力以上(!)に上がっていくこと。もうね、先輩たちの後ろを犬のようにチョロチョロと走り回っておりますですよ。「このツタを登ると近道だから」と言われればホイホイついていって、大塚角満のガンランスで後ろから丸焼きにされ、「ここ、ハチミツ取れるよ」と言われてしゃがみこめば蹴り飛ばされ、倒したモンスターから素材を剥ぎ取ろうと駆け寄れば狩猟笛でなぎ倒され……ヒドイです。イジメです。人間のすることとは思えない仕打ちです。いつかきっちり仕返しをしてやろうと企む次第です。
▲先輩たちに教えられたとおり、”ここ掘れワンワン”状態で採集に励んでおります。
話がそれました。本題はここからです。これだけはどうしても書いておきたい、いや書かねばならないことがあるのです。
それは、6月28日のオープンβテスト開始初日のこと。やっとハンターランク2に上がり、みんなといっしょにイャンクック討伐に出かけることになりました。それまではひとりだけランク1で行くことができなかったクエストなので、いやがおうにも気合が入ります。ここであっさり死んでしまってはみんなに迷惑をかけてしまう! と、装備を見直すことにしました。『モンスターハンター フロンティア オンライン』では、クエスト用とロビー用の防具をそれぞれ設定することができます。いわば、実戦スタイルと見せびらかしスタイル。マイハウスで装備をガチャガチャといじっていると、どういうわけかロビー用の装備がすべて外れて、哀れ下着姿になってしまいました。もちろん、慌てずともクエスト用と同じ装備をロビー用にも設定すれば済む話。ところが、すでに準備の整った中目黒目黒や女尻笠井が、「ぎずもはう●こ中」などとチャットしているではありませんか!! いやいやいや、ちょっと着替えているだけだから! 女はいろいろ時間がかかるから! てな言い訳が通用するわけもなく、待たせてしまった罪悪感もあって動揺しまくり。もうええわ、どうせクエスト用にはちゃんと服着てるねんから、ロビーくらいマッパ(真っ裸のことね)で行ったるわい。と、意味なくドスを利かせて酒場に向かったのでした。
ゲーム開始直後は、みんな下着姿でウロウロしていたくせに、いまとなっては恥ずかしくていてもたってもいられないのはなぜなんでしょう。酒場に入っていくなり、真っ赤になってうなだれながら「はだかですみません」とつぶやくオイラ。早くクエストに出発してくれ。ていうか、服着させてくれ……。ひたすら長く感じる時間が過ぎ、クエストまえのローディング画面へ。
目的地へ向かっています。
目的地へ向かっています。
目的地へ向かっています。
目的地に辿り着きません!!!!
ええ、そうなんです。待てど暮らせど、きちんと服を着込んだオイラの姿が画面上に現れることはなかったんです。ほかのみんなは、とっくに目的地に着いて狩りを始めています。「ぎずも、離脱したってよー」と誰かが言ったような気がします。あんな恥ずかしい姿のまま、いったいアタシはどこへ行ってしまったの(涙)? 問題はPCのフリーズだったので再起動をかけ、裸同然の自分を救い出そうと躍起になってログインクエストをくり返したのですが、無情にもそのまま緊急メンテナンスに突入。明けて6月29日、我々は新サーバーで新たなハンターライフをやり直すことになったのでした。オイラの最初の分身は、いまだ時空のかなたで彷徨っているのでしょうか……?
サーバー1でプレイされている方へ。
目的地を捜して下着姿で彷徨うハレンチ女を見かけたら、それはオイラの生き霊かもしれません。