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2007年09月26日

10月3日はリファインアップデート!

 連日の登場で恐縮です。ちょっとお知らせ、というか、すでに公式サイトにも情報が出ているので知っている人も多いかと思いますが、10月3日にリファインアップデートが行われるんですねぇ。今回のアップデートで追加となる要素は、ざっと書くと以下のとおりとなる。

・猟団部屋が機能拡張!
シーズン1.5から導入された猟団部屋の機能が拡張され、キチンとした猟団の拠点としての役割を果たすようになる。これを機に、猟団員だけが受注できる”猟団クエスト”が追加に! 猟団クエストをクリアーすると”猟団チケット”なるものがもらえ、特殊な”猟団装備”を作ることができるようになる。

・エクストラコース&キャラクター追加サービスの導入
追加で費用を支払うことで入れる”エクストラコース”では、マイガーデン、大衆酒場、武具攻防、大老殿、猟団部屋で、直接アイテムボックスにアクセスできたり、エクストラ家具というものが購入できるようになる。また1000ダレポを支払うことで追加キャラクターを1体追加できるようになる(※キャラクターは1体1000ダレポで買い切り制。次月以降に課金される心配はない)。

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▲カウンターの角にアイテムボックスがあるのがわかるかな? ここでアイテムの出し入れができるなんて信じられないほど便利!

・新武器、防具、新モンスターが登場
武器と防具が大量に追加! さらに、新たなモンスターも追加に!?

 まず猟団部屋の機能拡張についてざっと解説しよう。猟団部屋は猟団ランクが2になれば入手可能で、ランク3以降でつぎのような機能が追加される。

ランク3 ”ハリセンネコ”が猟団部屋内で商売を開始。
ランク4 猟団クエストが受注可能に。受注は羽ペンネコからどうぞ。
ランク4 猟団員たちと、猟団部屋内で食事ができるようになる。

 続いてエクストラコースについて。ハンターライフコースに30日間600ダレポを追加することでオイシイ機能を使えるようになる(開始当初は300ダレポで提供予定)。エクストラコースを購入すると30日間、以下の機能が使えるようになる。

・宅配ネコ雇用権
同アカウント、同サーバー内のキャラクター間でレア度を無視したアイテム共有ができるようになる。

・アイテムボックスアクセス権
マイガーデン、大衆酒場、武具攻防、大老殿、猟団部屋で、直接アイテムボックスにアクセスできるようになる。

・エクストラ家具購入権
マイギャラリーに飾る家具に”エクストラ家具”が登場。エクストラコース利用者のみが購入できる。

 さてお待ちかねの新登場モンスターについてだが、今回はそのモンスターが登場するクエスト名以外はすべてナゾとなっている。ちなみにクエスト名は、

・シュレイド城での決戦!
・紅き怒りを追撃せよ!
・祖龍

 うーん、まったくわからない……。何が出てくるんだろう……。

 最後はドバっと新武具を紹介。新たな試みとして家具チケットで生産できる武器が加わる。家具チケットは、ギャラリー大会の上位にランクインするともらえる。ようするに、マイギャラリーをほったらかしにしておくと永久に作ることができない武器、ってことやね……。リリースによると”家具チケットで生産できる武器はユニークなデザインが多く、目立ちたがりのハンターにはピッタリ”とあるので、期待したい。

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▲これは新武器の"ザザミクロウズ"。見てのとおり、ダイミョウザザミの爪をそのまま双剣として装着している。見た目がユニークなだけではなく、想像以上の高い攻撃力を誇る、とリリースには書いてあるが……? ハンターランク71から生産可能。

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▲これは"ユグドラシル"というランス。見た目から判断すると、ヴァルハラ系がパワーアップしたのがランスのようだ。ハンターランク81から生産可能。ちなみにランスはこのアップデートから"攻撃後の3連ステップ"が踏めるようになるぞ! 

 そして最後に新しい防具を。なんと古龍装備に新規のカテゴリーが追加されるのだ! その名は"F"シリーズ。"防御力に特化したシリーズ"とのことで、生産可能ハンターランクは60以上となっている。さて、どれだけの防御力をまとっているのか、じつに楽しみじゃありませんか。


2007年09月25日

俺のガンランスさばきは

Today's text 大塚角満

 世界最大級のゲーム展示会、東京ゲームショウ2007が幕を閉じた。じつは我々ファミ通猟団の面々は全員、ファミ通グループでゲーム関連の時事ニュースを担当する記者の集まりなので、東京ゲームショウの週は1年でもっとも多忙になるときだったりするのだ。今年ももちろん、9月20日〜23日までずっと、幕張メッセに館詰めになっていた。それはそれは刺激的な4日間で、『モンスターハンター』関連でもPSP用の新作『モンスターハンターポータブル 2nd G』が発表。全国のハンター諸君が見ても、じつじつに得るものの多い週末だったのではあるまいか。

 そんなわけでここ1週間ほど、まともに『フロンティア』ができませんでした。

 ……冒頭でニュース記者らしいことを書いたのはこの言い訳がしたかったからか!! とお叱りを受けそうだが聞いてくれ! じつは『2nd G』の発表を目の当たりにしたらすっかり焼けぼっくいに火な状態になっちまって、しかも『2nd』と『2nd G』のあいだのデータコンバートは「ガッツリ行う!」(辻本良三プロデューサー・談)ということなので、こうしちゃいられねえ!! とばかりにラージャンやら黒グラビモスやらティガレックスやらに挑み始めたのであった。それにしても改めてふたつの『モンスターハンター』を並行して遊んでみると、『2nd』での我が分身の充実ぶりが浮き彫りになる。『フロンティア』では遥か彼方にありすぎて尻尾も見ることができない海皇槍リヴァイアサン、ガンチャリオット、ブラックゴアキャノンなんていう超絶兵器を何本も抱えている(全部ガンランスね)。『2nd』は現時点で600時間ほど遊んでいるが、『フロンティア』では同じだけの時間を費やしてもここまで充実した装備を身に纏うことはできないだろうなぁ……。『フロンティア』の地平の広さに改めて眩暈を覚えながらも、強力なモンハン愛に背中を押されて「ナンノナンノ」とメゼポルタに降り立つ大塚角満であった。

 まあそんなこんなで昨日(9月24日)より、『フロンティア』に本格復帰を果たした。気がつくと、ずっと狩りに行きたかったクシャルダオラやラオシャンロンはとっくの昔にお帰りになられていて、彼らを狩らないことには寸止め状態から開放されない情けない武器・防具が、今週も倉庫の隅でホコリをかぶり続けることが早々に決定してしまった。毎度毎度、これは悲しいことである。『フロンティア』は傾向として、なかなかゼニーが貯まらず、貯まったとしても武具の強化にやたらと金がかかるので、「寸止め武具が完成するまでのつなぎにコレでも……」という話にはなかなかならない。なので倉庫の隅に転がっているこれらの武具を眺めては、「早く育ってくれヨ……」と日々悶々としているのである。

 さて昨日。悶々としながら何人かの人々で賑わっているドンドルマの片隅で、親友のBとカンタロス狩りに精を出していた。もうすぐハンターランクが50になるので、50の試験用に強めのライトボウガンを作っておこうと思ったのである。目指すは超優良ライトボウガン、カンタロスガン。私見だが、最強ライトボウガンの双璧は"繚乱の対弩"と"ダークフリルパラソル"だと思うのだが、さすがにこのふたつの武器は作るためのハードルもそれ相応に高い。なのでそれらが作れるようになるまでは、"次点"と言える実力を備えるカンタロスガンを作るに限るのである。拡散弾レベル2が2発装填でき、麻痺弾レベル2も撃てるので、攻防両方で活躍できるのだ。

 そんな感じでBとふたりでタロス狩りをしていると、ふいにドンドルマで個人チャットが飛び込んできた。

 「かどまんさん、がんばってくださいね!」

 とその人は言った。俺は今回はハンドルネームを公表しているわけではないのでちょっと驚きながらも軽薄に、「うは! よくわかりましたね!w」と返した。それが、Kさん率いる猟団との出会いだった。

 Kさんたちはじつに気分のいい猟団だった。いつのまにか俺がいるドンドルマは彼らの猟団に占拠(笑)されており、15人規模の大チャット大会が始まった。聞くと、Kさんとそのお仲間、Nさんたちは俺のブログや拙著『本日も逆鱗日和』も読んでくれていて、(このハンドルネームはもしや……)ってことで話しかけてくれたということだった。じつに楽しい人ばかりだったので俺はすっかりうれしくなって、「ぜひいっしょに狩りに行きましょう!」と喚き散らした。Kさんたちはハンターランク40台から90台後半の人まで揃えるバラエティーに富んだメンバー構成で、どんなクエストにも対応できる陣容だった。なので「俺のヘボい腕でも誰かがカバーしてくれるべ」というじつに軽い気持ちで出撃できると思ったのである。

 さっそく、「上位のフルフル亜種に行きましょう」という話になった。そしてNさんが「もちろん、角満さんはガンランスですよね^^」とうれしそうに発言した。……ガ、ガンランスか。じつは先日のコラムでもちょろっと書いたが、俺はここ何日か強い大剣ができたことがうれしくて、大剣ばかり振り回していたのである。『2nd』では相変わらずガンランスオンリーなのだが、『フロンティア』では浮気心が先行して、ガンランスは倉庫の壁に立てかけたままだ。

 とたんに、俺は緊張した。せせせ、せっかく期待してくれているのに、「竜撃砲の撃ちかた忘れた!!」とか、「ガードってどうすんだっけ!!?」なんて喚くわけにもいかぬ。実際、猟団のメンバーのあいだで「きっとすごいガンランスさばきなんだろうなあ^^」、「ご参考にさせていただきます^^」なんて発言が飛び交っている!! そそそ、粗相をするわけにいかぬ!!! かか華麗なガガガガンスさばきを見せなきゃっ!!! しかも妙にガチガチになる俺に向かってBが、「平気へいき、1死までだったら面目保てるよwww」なんて抜かしやがる。余計なこと言うな!! 俺はそんなにやられるほうじゃないぞ!! なんて騒いでいるうちに、俺は知り合ったばかりの人々3人とともに雪山に降り立った。

 しかし最初こそ緊張したものの、クエストは非常にスムーズに進行した。そして、とても参考になった。感心したのが、メンバーの中でいちばんハンターランクが低い女性狩猟笛使いの方の動きだ。「彼女はうちのメンバーの中でいちばんの初心者なんです」ということだったが、とにかく徹底して、笛しか吹かないのである。フルフル亜種の攻撃が当たらない場所に陣取って(たとえば、雪山の6だったら高台の上)、ひたすら攻撃力アップ、スタミナ減少無効といった効果的な音色を奏で続けていたのだ。狩猟笛をアタッカーではなく、サポートに徹底させる"白魔道士"の位置に立たせた戦いかたは、じつにじつに、余裕に満ちたものだった。攻撃の枚数が1枚減るのは間違いないのだが、彼女が奏で続ける音色はそれを補って余りあるものがあった。「この戦いかた、かっこいい!」と、俺は会社の自席で叫んだ。

 こんな感じで簡単に、フルフル亜種の討伐に成功。俺もとくにひどい粗相をすることもなく、まあ無難に立ち回れたと思う。その証拠にNさんらは、「やっぱりうまいですねー」、「すごいですね。さすがです!」と口々に褒めてくれた。俺はついついうれしくなって、まわりで見ていた中目黒目黒や女尻笠井に、「おい!! 俺のガンランスさばき、うまいって!!」と目を血走らせて報告した。すると目黒と笠井は冷笑を口の端に浮かべて口々に、

 「年配者が相手だと、彼らも気を遣いますね(冷笑)」(目黒)

 「ホント、接待ってたいへんだなあ(冷笑)」(笠井)

 などとほざいた。

 ……Kさんたち! 接待じゃなくて、ホントにそう思ったんですよね!? ね!? ね!?

2007年09月19日

リーマンの苦悩

Today's text 中目黒目黒

 一般的なサラリーマンの場合、『フロンティア』をプレイする時間は自ずと夜から深夜になることが多い。俺の友だちのCさんも、そんな(勝手に命名するが)”夜な夜なプレイヤー”のひとりだ。夜な夜なプレイヤーの最強の敵は、レウスでもクシャルダオラでもラオシャンロンでもない。それはほとんどの場合、同居人(奥さん、夫、恋人など)であることが多い。仕事から帰り、疲れていても唯一の楽しみのモンハンを睡眠時間を削ってプレイする。同居人に罵倒されても我慢する。涙ぐましい努力がそこにある。ある意味、ホタル族と同じ境遇かもしれない。

 最初に俺のケースを紹介しておくと、自宅にはへっぽこノートPCしかないので、メインは会社となる。よって敵となるのは、「早く仕事しろよ」的なオーラをまとった角満番長の視線か、刻一刻と迫る終電の時間くらい。同居人の圧力に比べれば、ちょろいもんである。しかも、俺は好都合なことにファミ通編集者。自宅でプレイすることになっても、職業柄、「仕事だから仕方がないだろ!」と逆切れで対抗できる可能性がある(※注意:可能性があるだけ。試したことはない)。

 稀にだが、同居人がいても最強の敵が現れない場合もある。お友だちのYちゃんは子持ちの奥様なのに、昼間にプレイし、夜から夜中にかけてもドンドルマに顔を出す。お子さんが幼稚園に行ってるとき、寝静まったときを見計らって集中的にプレイしている様子。余計なお世話ながら家事、子育てはきちんとしているみたいだけど……ある時「旦那さんは理解あるねぇ〜」と尋ねてみた。答えは簡単だった。旦那さんも『モンハン』フリークだったのだ。夫婦、もしくは恋人どうしで、『モンハン』が趣味化している場合は、家庭に平穏な空気が広がっていることが多い。

 話を戻してCさんの場合。午前1時くらいになると、かなりの確率で最強のクエストが発生する。「うわ! 嫁が起きた模様……やばいかも」。この言葉がクエストの合図だ。

 みんなで「早く麻酔玉投げて〜〜!」と絶叫するも、本人は至ってマジモード。「ちょっと、(夜泣きする)子供の面倒を見て、ポイント稼いできます(涙)」と一旦離脱するが、たいていの場合、30分くらい経つと、「ふふふ、撃退成功しましたよ!」と本当にうれしそうに戻ってくる。僕たちも手放しで喜ぶ。

 でも、これは序の口だ。最悪の場合、Cさんの口から恐ろしい言葉がでる。

「嫁から逆鱗がでました……」

 このキーワードが出てしまっては、僕たちの声もまったく届かない。唯一出るのは、「どん><」といういたわりの言葉のみ。そんな夜は、Cさんはおずおずとベースキャンプとなる寝室の布団に戻り、リタイアすることになる。

 我らが角満番長も土日にプレイするとプレッシャーが強いらしく、休日はログインしていてももっぱら猟団ポイント稼ぎになっている。女尻笠井に至っては、奥様に『モンハン』をプレイしていることも言っていない始末だ。

 いま午後10時だが、最強の敵と戦っている人たちが全国で何人いるんだろう。毎夜毎夜、モンスターたちの雄たけびよりも強烈な口喧嘩がどこかで起こっているのかもしれない。世のサラリーマンのために、夜な夜なプレイヤーのために、”同居人の怒らせないうまい言い訳”を募集したくなった。本当に麻酔玉があれば世界は平和になのに……今日は何だか切ない夜だ。

物欲センサーG

Today's text 江野本ぎずも

 すっかり秋めいてきました今日このごろ、皆様いかがお過ごしでしょうか? こういう季節の変わり目は、着る服がなくて困りますよね。今日は夏日だ! と思って出かけたら夜にはすっかり冷え込むわ、秋らしい装いを先取りしてオシャレさんぶろうとしたら気温30度超えで大汗かくわ。そもそも去年着ていた秋服はタンスの奥底にしまい込んでいるので容易には発見できず、「着ていくもんがねえYO!」と毎朝大騒ぎ。そのうえ、服を買いに行く暇もない! もうこうなったら、そのへん歩いてる人に「その服、言い値で買いまっせ」と交渉してまわったほうが早いのではないかと考える次第であります。

 さて、そんな個人的な問題はさておき、着るもんがないのは『モンハン』もいっしょ。かねがね防御力の低さを嘆いていたオイラですが、防具強化の素材集めをしては面倒くさくなって中途半端に放り出し、また不安に駆られて素材集めをしてはお金が足りなくなってゼニー稼ぎに走り……。飽き性なのも手伝って、まともに防御力を上げることができずにいたのです。さらに切実な問題が、慢性的な金欠。ガンナーはとにかくお金がかかるものですが、上位クエストに行くとクエスト失敗率も高いので所持金はつねに10000ゼニー前後。さすがにこのままの状態で自転車操業を続けるのも無理があるだろうと、自分の中でライトボウガン禁止令を発令! 片手剣を手に、まずは防具強化に努めることにしました。

 オイラの剣士装備は、頭のてっぺんから足の先までザザミ防具で固めたザザミシリーズ。ほかの装備を作ろうかと何度も考えているのですが、どうにも決めかねるのと金欠なのとでけっきょくコレを強化していくことにしています。シリーズで揃えると必要な素材はほぼいっしょなので、大量に集めなくてはいけないのがかったるいところ。最初の難関となったのが、ドスイーオスの皮6枚でした。ドスイーオス自体は瞬殺可能ですし、剥ぎ取りでも報酬でも出る素材とくれば簡単に集まるはず。さっさと片付けてしまおうと沼地のドスイーオス狩に乗り出したのですが、コレがさっぱり出ねえ!! 1時間近くドスイーオスマラソンをくり返してたったの2枚。物欲センサー発動しまくりじゃないですか! さらに運の悪いことに、最後の一撃でエリアの出口付近にドスイーオスを吹っ飛ばし、剥ぎ取りしようと近寄るとエリアチェンジしてしまうことも数回……。何度も心が折れかけましたが、数時間ごしでドスイーオスの皮集めが終了。

 つぎなる標的は、ダイミョウザザミのハサミの部位破壊報酬でもらえる盾蟹の爪です。ドスイーオスはあまりにも手応えがなかったため、こちらは上位で誰かといっしょに行きたいところだったのですが、盾蟹の爪は下位のほうが出やすいっぽい。ならばひとりクエでお金もがっぽり稼いでしまおうと、ひとり勇んで密林のザザミ狩りに……出かけようとしたのですが、今度はザザミクエストがねえ!! 温暖期には密林で”水辺のダイミョウ”というクエストがあるはずなのに、ほかのクエを受けて戻ってきてみてもないもんはない。何度かそうやってクエストを回してみると、やっと”水辺のダイミョウ”が出るのですが、つぎに見てみるとまたしてもない。これはもはや、新手の物欲センサーですよ! 物欲センサーGです!!! その後、時間がもったいないので野良クエに切り替えたのですが、自分で部屋を作っておきながら、「すみません、ダイミョウがいません」と毎度謝ることに。いや、決してお金がもったいないからメンバーにたかってるとかじゃないんです。できることなら自分でクエストを受けたいと毎回率先してカウンターに行ってみるんですが、徹底してダイミョウだけがいないんですよ。なんつーか、オイラの辞書にダイミョウという文字はない! くらいの潔さ。それでもメンバーの皆さんのおかげでクエストをこなすことができたのですが、ここまできたらもちろん、盾蟹の爪が出ねえ……。強力な物欲センサーに阻まれて、この日はドスイーオスの皮6枚、盾蟹の爪2個を集めたところで力尽きてしまいました。強化できたのは、腰の装備だけ。防御力は166。ふたたびライトボウガンを手にできる日はやってくるんでしょうか? 防具強化の道は遠い……。

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▲ダイミョウがあるとき〜!

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▲ないとき〜!

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▲麻痺ったときに集中して爪を攻撃すれば、爪破壊は楽勝です。


2007年09月18日

夢のマイガーデン

Today's text 女尻笠井

 最近、ハマっていることがある。なーんだと思われてしまうかもしれないが、いわゆるひとつの自分の庭、マイガーデンである。最初のうちはロクなものが採れないし、『フロンティア』を始めてからというもの、ほとんど庭を放置していた。しかし、慢性的なハチミツ不足の僕が「ハチミツくれろ〜」と会社の同僚Bにたかったところ、Bは「マイガーデンで採り放題ッスヨ〜」と知ったかぶる。「え〜、マイガーデンの”虫あみ”って多いときでハチミツ4つくらいだから”放題”じゃないっしょ〜」と負けじと知ったかぶると、「いやいやスタンプ集めて、特典でレベルアップさせるんですよ」とまたまた知ったかぶられた。上級ハンターにとっては常識らしいのだが、マイガーデンを放置していた僕にとっては、「スタンプ? 特典? 何それ?」とチンプンカンプン。詳しく同僚Bに聞いてみると、マイギャラリーの家具と関係があるらしい。

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▲竜骨【小】や竜骨【中】だけで作れる家具を一気に作る! ちなみに作った家具は飾らず、即売却。

 ちなみにマイガーデンすらほったらかしにしていた僕である。当然マイギャラリーもほったらかしにしていた。さらに同僚Bに聞いてみると、マイギャラリー用の家具や装飾品を作ると、3000zごとにスタンプがひとつもらえ、スタンプを30個、50個と集めると、特典として”虫あみ”やら”水撒き”やらがレベルアップするという。そして、レベルアップさせた状態で、家具屋で”ラッキー虫あみ”やら”ラッキーじょうろ”やらを購入してマイガーデンを利用すると、ハチミツの収穫数が多くなったり、これまで収穫できなかったようなものをゲットすることが可能になるのだ。同僚Bに言われるままに、”ラッキー虫あみ★★★”にしてみると、これまでは採れなかった”マレコガネ”や”王族カナブン”などを収穫することができた。う〜ん、これは便利! なんでこんな便利なものをいままで利用しなかったのか! 目から鱗とはまさにこのことで、いまではすっかりマイガーデンの虜に。

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▲レベルアップさせておくといままで採れなかった素材がザックザク。これを利用しない手はないですよ!

 ちなみに、スタンプを集めるのに有効(同僚Bオススメ)なのが、竜骨【小】、竜骨【中】、大きな骨などでできる家具の大量購入だ。どれもタンスの肥やしになっていた素材で、しかも集めようと思えばすぐにでも集まるものばかり。これまでマイガーデンをあまり使ってこなかった人も、これならきっと素材も気にせずスタンプが集められるはず。ぜひお試しあれ! ちなみに、僕は”虫あみ”をレベルアップさせてからというもの、ハチミツ不足はすっかり解消。自分の庭を持つだけで、こんだけ生活が充実するなんて……リアル生活でもぜひ庭付き一戸建ての家が欲しいな〜なんて、関係ないこと思ってしまいました。

●猟団部屋その後……

 前回の僕のブログで書いた”猟団部屋”。このブログを書いたら、数人の猟団員から反応が。「できるだけログインするようにするよ!」、「早く猟団部屋持てるようになりたいね」などなど、概ね前向きな雰囲気になったわけですが、今日現在の猟団ポイントは3840……って、やっと半分ちょっとじゃん! メンバー14人で平均約275時間ログインしている計算に。う〜ん、どう考えても協力していない奴がいる。と思ってまわりをリサーチしてみると……いました、協力してない奴。前述の同僚Bです。Bの言い分、「どうせ俺が寄付したって、6000ポイントいかないからいいでしょ?」。そーいう奴がいるから貯まらねぇ〜んだよ!!! これを読んだら早く寄付しろ!!! あっ、すいません、かなり個人的な愚痴でした(^^;)

2007年09月14日

フルフルのおもひで

Today's text 大塚角満

 お久しぶりです。大塚角満です。最近、たまたま大剣を使っているところを目撃されることが多く、そのたびに「ガンランス使ってないね!」、「もうガンランサーは名乗れないね!!」と仲間うちから非難されている大塚角満です。……おい! 目黒に笠井!! 一般の人に同調して「うん、まったく使ってないよw」、「使いかた、忘れてるらしいよww」とか言ってんじゃねえ!!! ホントにそうだと思われるだろうが!! 全国の角満ファン(いるのか?)の皆様、僕は決して、ガンランスを捨てたわけじゃありませんヨ。龍属性の大剣・ペイルカイザーが完成したことがうれしくて、わーいわーいと振り回しているだけなんですよ!! こんなこと、いまだけですよ、いまだけ。それにだいたいガンランス、俺は現時点で持てるものはほぼ揃えてあって、でもその中には龍属性を纏っているものが存在しないため、古龍討伐が最近のトレンドになっている俺のプレイスタイルにそぐわないんだもの。龍属性じゃないと、ナナとかクシャルの頭、壊せないでしょ? そうすっと、炎の鎧も風の鎧も消せないでしょ? でしょでしょ? と誰に言ってるのかよくわからないが、とにかくそういうわけで、一時的に大剣男となっているのでありました。ついでに書くと、「現時点で持てるものはほぼ揃えてある」と豪語したガンランスではありますが、たとえば強化するのに銀レウスの素材が必要だったり、作るのに上位ヴォルガノスの素材が必要だったりするものについては作ってません。「それじゃ揃えている、とは言えないのでは……?」と疑念を抱く方がいるかもしれませんが、素材が取れないんだから作るの無理!! というわけで製作が止まっているのであります。さらについでに書くと『フロンティア』の上位モンスター、どれも体力ありすぎっす。正直、まったくひとりでクエストに出向く気になれません……。

 というわけで気を取り直して、先日行ってきたクエストのことでも書こう。

 2、3日まえのことになるが、街にいつものメンバー、俺、中目黒目黒、女尻笠井、一般のお友だちのYさんという4人が集結した。全員、ハンターランクは45前後ってところなので、行きたいクエストや欲しい素材の共通点が多く、非常に遊びやすい面子だったりする。そして何よりもこのメンバーで密かに共有している想いに「金がぜんぜんない!!」というものがあって、街ではいつも、「どっかにいい金づるいない〜?」、「楽にゼニーを儲ける方法ないかなあ……」なんていう、ナニワの商人も真っ青なナマナマしい会話が展開されているのであった。

 そしてそんな俺たちの前に、とんでもない金づるクエストが現れた。それが"スペシャルクエスト"という形で受注できるようになった"フルフル亜種2頭、討伐クエスト"だ。沼地を舞台にフルフル亜種を2頭討伐すればオッケーという、一見してチョロそうな内容なのだが、ここに登場するフルフル亜種はスペシャルクエスト用にビルドアップされた屈強なマッチョフルフルで、体力が尋常じゃないくらい多めに設定されている。じつはこの4人で出撃するまえに友だちのBとふたりで「まあ試しに……」って感じで出かけてみたのだが、30分経過した段階で1頭目の討伐も達成できず、「ダメだこりゃ」といかりや長介のようにつぶやいて退散してきた実績がある。しかしいくらアスリートのように頑強なフルフルでも、4人で挑めばどうにでもなるだろう。しかもこのクエストはクリアーすれば、なんと18万ゼニーももらえてしまうのだ。しばらくまえから金の亡者に成り果てている我々4人は欲の皮を突っ張らせまくりながら、「ははは、はやく行こう!! フ、フルフルフルフル!! 金カネかね!!!!」と絶叫して沼地マップに降り立った。ちなみに、俺はきちんとガンランスを装備していきましたよ。フルフルはガード性能のスキルを纏ったガンランスに限る!!

 というわけでフルフル2頭に挑んだわけだが、俺は途中からこのクエストそのものよりも、数年まえの情景が頭に浮かんで、しみじみと懐かしい気分に浸ってしまっていた。

 フルフル2頭に初めて挑んだのは、『モンスターハンター』の2作品目、『モンスターハンターG』でのこと。"電撃の二重奏"というクエストで、そのクエストをクリアーしないかぎりつぎのランクに進めない"緊急クエスト"という形で我々の前に立ちはだかったのだ。

 このクエストは恐ろしかった。初めて挑んだときの衝撃度という点では、俺の長い『モンハン』人生の中でも5本の指に入るほどだ。フルフル2頭が同じエリアに入ってしまうと、1頭がバインドボイスを放ってハンターの動きを封じ、その隙にもう1頭が電撃を吐き出してハンターの息の根を止めるという凶悪コンボを連発してきてどうにも手の打ちようがなかった。誤ってフルフル2頭地帯に足を踏み入れようものなら、「早く出て出て!!」、「逃げろ逃げろ!!」、「無理無理無理無理!!!!」という絶叫がパーティー全体から発せられたものである。あれほどの恐慌状態、最近はトンと見かけなくなったが、それほどフルフル2頭が立ちはだかった"電撃の二重奏"というクエストは飛びぬけて恐ろしかったのである。

 今回のスペシャルクエストにもその匂いがあった。沼地マップの4のエリアにフルフル亜種2頭が降り立ったとき、「せっかくなので……」ってことで足を踏み入れてみたのだが、ここぞとばかりに連発されるバインドボイスと電撃の乱れ打ちは「さすがフルフル」と妙に感心してしまうほど強烈なものがあったのである。正直、俺の防具にガード性能+2のスキルがついていなかったら、間違いなく4のエリアで屍をさらしていたことだろう。電撃を何度も無理矢理ガードしてヘロヘロになってエリア外に逃げ出したのだが、フルフルというモンスターは1匹だとどうってことない相手だが、2匹揃ったとたんに戦闘力が2倍にも3倍にも跳ね上がってしまうという事実に改めて気づかされた。こういうモンスターばかりだと困ってしまうが、非常に特徴的でおもしろいな、と、電撃で黒コゲになった身体をさすりながら妙に納得してしまったよ。

 ちなみにこのクエスト、1匹目を捕獲した時点で2匹目を見失ってしまい、時間切れの恐れが出てきてしまったためリタイアしました。それでも、不思議なほどノスタルジックな気分に浸らせてもらえたので、俺的には十分満足。またこのクエストが配信されたら行ってみたいな、と思った次第である。

2007年09月12日

ナナに必要なプレイヤースキル

Today's text 中目黒目黒

 いま、俺の中でソロのナナが熱い。

 玄人風に略語で書いてみたが、ナナと言ったら、もちろん炎妃龍のナナ・テスカトリ。ライオンのような出で立ちで、炎をまとい、素早い動きで狩人たちを苦しめる。

 最近のお気に入り武器"正式採用機械鎚"で挑むが、これまで3戦3敗。火のモンスターに火の武器で挑むのがそもそも間違っているのかもしれないが、"若さでアタック!"のような勢いで、攻撃力でごり押ししようとしているのだが、これが何ともうまくいかない。何度かダウンさせられるのだが……。

 まず、ナナの火がウザイ。近寄るだけで、熱でジリジリと体力が削られていく。"おまえはゴジラか!"とつっこみたくなるくらい火を吹くし、地雷のような遠隔爆破もしてくる。加えて、ものすごく曲がってくる突進もキツイ。なんであれ、ナナが突進してくる方向に敢えて避けちゃうんだろう? 以前、何かの番組で人は注意している方向に引き寄せられるみたいなことを言っていたような気がするが、人間の習性なのか? そんなこんなでいつも回復薬が枯渇状態。ナナに負けるといういうよりも、先に心が折れてしまう。

 あの火さえなければ……そう思ったとき、角満番長が「龍属性の武器なら顔が壊せて、火をまとわなくなるよ」とナイス助言!

 本来ならばプレイヤースキルでどうにかなるのかもしれないが、3戦3敗ってことは残念ながら、俺は持ち合わせてない模様(持ってると思ったんだけど)。だったら、おやじがゴルフのクラブにこだわるように、武器に解決法を見い出してみようと決心した。

 でも、龍属性がついている武器は意外と少ない。ってか、ほとんどない(角満注:素材を持ってないので目黒のリストに出てないだけ)。どうせなら俺の本職・狩猟笛で、と思ったらありました。サクラレイアの素材でできる"サクラノリコーダー"。素材となるドスビスカス30個、ドスヘラクレス20匹がめんどうだが、見た目もかっこいいし、持っている人をほとんど見たことがない。目立つのは間違いない。これで決まりと思ったら、

なぜか、女尻笠井が生産済み(>_<)

 なんでやねん! 気映りの激しい笠井がこんどは笛にまで手を伸ばしてきやがった。人が持っている武器なんておもしろくない。即却下。うーん、何を作ろうか迷っていたところ、グッドタイミングでBくんが現れる。

 「龍属性のいい武器ない?^^」

 そうするとBくんは、番長が使っている大剣”ペイルカイザー”をすすめてきた。でもそれは番長が使っているから却下! その旨を伝えると、「大剣の”ブラッシュデイム”がいい」と言ってきた。またまた何語かわからない言葉が飛び出す。そんな小学生並の知識の俺にも懇切丁寧にBくんは、「もともとボーンブレイドから派生する武器で、ボーンブレイド改→アギト→リュウノアギト→ゴーレムブレイド→ヴァルキリーブレイド→ティタルニア→ブラッシュデイムと強化していくんだよ」と教えてくれた。道のりが長すぎ! と正直思ったものの、Bくんに全幅の信頼を置いているので、すぐに生産開始。大人買いならぬ大人強化はサクサク進み、いままでの財産でティタルニアまでいけた。攻撃力768、龍属性160、防御+8。これでもなかなかいい。ナナの炎を封じられるのであれば、財産が946ゼニーになっちゃったけど気にしない(涙)。おなじみのWちゃんから、「おとなしく笛をふいてなさいw」とありがたい助言をいただいたが気にしない(涙)。

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▲50000ゼニー以内で作れました!


 気を取り直して、さっそくティタルニアを携え、背水の陣でソロクエスト、ナナ・テスカトリに挑む。ご飯を食べて、ホットドリンクも持った。待ってろ! ナナ・テスカトリ。勢いよくクエストに飛び出して、大剣を持ってみたら衝撃的な事実に気づく。

そういえば、大剣ほとんど使ったことなかったわ^^;

 やっぱり、プレイヤースキルは必要みたい……。

2007年09月11日

オトナの階段

Today's text 江野本ぎずも

 ある日、友人Wさんからメールが届きました。その内容は、「砦蟹の尖爪が欲しいので、ハンターランク30の試験をお手伝いしちゃいますよ」というもの。そのメールを読み返すうち、オイラはついにこの日がきたかと感慨にふけってしまいました。

 なぜかと言えばもちろん、それが上位への試験であるから。これまではるか先をゆく先輩たちに手伝ってもらっていたため、試験の重みを感じることはありませんでした。でも今回は違います。上位のハンターは、オイラにとって憧れの存在、マイヒーローなのです。野良クエストで出会った上位ハンターたちは、じつにかっこよかった。オイラなどが残り体力数ミリでヒーヒー言っているときには生命の粉塵を惜しみなく使って助けてくれ、クエスト終盤には「捕獲しちゃいますねー」とさりげなくシビレ罠と捕獲玉を取り出し、あっという間にクエスト成功へと導いてくれました。オイラもそんな上位ハンターたちに仲間入りするかと思うと、いろいろな思いが渦巻いて感慨深いとしか言いようのない気持ちになったのです。

 やっとその思いを受け入れたあとには、誰に試験を手伝ってもらおうかと悩み出しました。記念すべき晴れの舞台なのだから、あの人に来てもらおう、いやいや、あの方にも参加してもらいたい。まるで、披露宴に呼ぶ友人知人を決めかねている花嫁です。さらには、試験に失敗するわけにはいかないとイソイソ素材集めに走り、こんな大事なときにお金がない! と金策に走り……。まるでブーケを手作りする花嫁のようなマメっぷり。かと思えば、急に上位クエストで手強いモンスターたちと対峙することが怖くなって、「アタシ上位になんかなりたくないモン!」とコントローラーを投げ出したりもしました。これが世に言うマリッジブルー。て、もういいスかね、ガケっぷち20代女子のたわごとは。

 そんなこんなで、Wさんからメールをもらってから数日後。気持ちだけはすっかり盛り上がって、ついにやるかと重い腰を上げました。メンバーは、たまたまログインしていてなぜかのん気に世界陸上を見ていた我らが大塚角満と、同じくたまたまそこにいたBさん、そして待ってましたとばかりに現れたWさん。コレ、考えられる限りの最強メンバーです。もちろん『モンハン』シリーズは以前からプレイしており、つねに誰かに寄生して生きてきた中目黒目黒なんかとは違って、こと『モンハン』に関しては腕前も知識も確かなホンモノのハンター。Wさんはもうノリノリで、砦蟹の尖爪を入手するための入念な作戦を立て始めました。簡潔に説明すると……。

 砦蟹の尖爪は、シェンガオレンの脚の部位破壊報酬でのみ入手できる。その破壊方法は、4本の脚をそれぞれ攻撃するとやや赤くなり、さらにシェンガオレンが立ち上がった状態のときに攻撃を加えるともう一段階赤くなる。すべての脚が二段階赤くなっている状態で再度どれかの脚を攻撃するともとの青い色に戻り、破壊は成功。

 で、オイラをのぞく3人はこの脚破壊作戦に夢中になり、さまざまなアイデアが飛び交いました。正直、上位を目前にして気もそぞろになっていたオイラはその話をまったく聞き逃しており、またほとんど意味不明でした。はっきり言ってちんぷんかんぷん。恐る恐る、「オ、オイラは何をすれば……?」と聞くと、「ボウガンで脚を撃って」とのこと。「弾は何を持っていけばよろしいのでしょうか?」とか、「ほかに必要なものなどはありませんでしょうか?」などと質問してみましたが、3人は作戦立案に夢中でオイラのことなんか眼中になし。

 主役なのに!!

 花嫁なのに!!!!

 たとえるならば、子供の運動会で大人たちによる町内対抗リレーが予想以上に盛り上がってしまった状況でしょうか。子供の夢ぶち壊しです。しかし、口角泡を飛ばす勢いで脚破壊作戦を立てている3人を見ているうちに、何がなんでも失敗はできない気分になってきました。オイラが上位になることより、無事に脚を破壊することのほうがはるかに重要です。足を引っ張って、作戦を台無しにするわけにはいきません。そうなるとますます高まる緊張感。シェンガオレンを前に何をしていいのか、そして3人は何をするつもりなのか? まったくもってわからないまま、カッチンコッチンに緊張してクエストに出発したのでした。

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▲実際に自分の試験のときは緊張でスクリーンショットを撮り忘れていたので、コレ
はフレンドの試験を手伝ったときのもの。いきなり流れるムービーにはビビりました。

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▲ひたすら前進するシェンガオレンと、ひたすら攻撃をくり返すハンター。根気勝負です。

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▲困ったことにこのマップ、よく道に迷います。2回目なのに何度も迷子に。

 そんな状態だったため、はっきり言ってクエスト中のことをほとんど記憶しておりません。とりあえず、みんなの邪魔をしないように注意しながらライトボウガンで脚を攻撃し、1回当ててはこんなもんでよかったんかしらと不安に陥り、いやいや続けて攻撃をしなくてはと気を取り直してまたボウガンをぶっ放し……そのくり返し。こんなんで本当に試験をクリアーできるんでしょうか? いや、脚を破壊することはできるんでしょうか? まったく役に立っていない、ていうか脚破壊作戦の頭数に入ってすらいないオイラですが、だんだんと不安が増してきます。キョロキョロと辺りを見回し、ひたすら脚を攻撃している3人を見ては気を落ち着けていたのですが、どうにも緊張感に耐えられなくなって思わずデカい声でひとり言。「もう何がしたいわけ、このカニクソ野郎が!!!!」……言うまでもなく、ヤツの狙いはエリア5で直接砦を破壊すること。けれど、初めての砦、初めてのシェンガオレン、単調な攻撃のくり返し、そのうえ極度の緊張と不安状態だったため、自分が何をしているのか見失ってしまっていたのでした。

 やがてシェンガオレンはエリア5へ。脚破壊部隊の隊長Wさんはここで、「このままじゃ倒しちゃうから立つまで待って」と指令を出しました。ここまでの戦いでシェンガオレンが脚を伸ばして立ち上がることはわかっていましたが、まったく意味が飲み込めないオイラ。「立つまでは何をすればいいですか?」、「立ったらいかがいたしましょう?」などと鼻息荒くポイントのズレた質問をして失笑を買ってしまいました。3人は回復薬を飲んだり武器を砥いだりしながら最終決戦に備え、最後にひと暴れしてやるか的な雰囲気をかもし出し始めています。シェンガオレンが立ち上がったら、2段階破壊ができていない残る1本の脚に集中砲火を浴びせることで合意。「吹っ飛ばしたらごめんねー」、「それはお互い様」などと軽口を叩き合う3人を頼もしく思いつつも、オイラは相変わらずオロオロするばかり。いざ攻撃が始まるやいなや、もう頭は真っ白。何度かシェンガオレンが砦を直接ガタピシャ攻撃しているのがわかりましたが、砦の耐久度が0パーセントになったらクエスト失敗ということを思い出しすらもしませんでした。いつ脚破壊を達成したのかもよくわかりません。どれくらいのときが経ったのか、突如としてシェンガオレンがガクリと倒れ込みました。飛び交う「お疲れ様ー」の声。クエストは成功しました。脚の部位破壊もやってのけ、3人ははしゃぎ気味でお互いの健闘を称え合っていました。が、オイラはいうと、ここまできてもなおウワの空。上位になったことも、Wさんの欲しがっていた尖爪が出そうだということも忘れて、この3人、本当に有言実行するなんてかっこいいなあ、さすが上位だなあとぼんやり考えていたのでした。

 ウスボンヤリしていたオイラはクエスト状況を確認していないのですが、聞いたところによると最後の瞬間、砦の残り耐久値は10パーセントだったとか。あと1回でもシェンガオレンが砦を直接攻撃していたらクエストは失敗だったのだそうです。そんなこととは思いもよらなかった……。こうしてオトナの階段を登ったオイラですが、相変わらず上位ハンターを憧れの眼差しで眺め、何かといっちゃ助けてもらってばかり。二十歳になったからと言って、急に人間が成長するわけではないということでしょう。ちなみにあんなにノリノリだったWさん。砦蟹の尖爪は出なかったそうです。オトナの世界もきびしいのですね。

2007年09月05日

恥ずかしながら、赤裸々に!

Today's text 大塚角満

 本日ついに、『モンスターハンター フロンティア オンライン』で初の大型アップデートが敢行! シーズン1.5"ティガレックス、咆哮"が実装されたッッ!!(バキ風) もう何度か書いているが、今回のアップデートの最注目点は、『モンスターハンターポータブル 2nd』の”象徴”、ティガレックスが登場することだ。一説によるとこれまで『フロンティア』に登場したどの飛竜種よりも強く、ハンターにとって脅威の存在になるのは間違いないらしい。じゃあどれくらい強いのか? ということを文字に表すのはじつに難しいのだが、難しいなりにティガレックスについて過去に一生懸命書いたと思われる文章が多数発見されたので、せっかくなのでリンク貼っておきます。

・ティガレックスとの死闘 その1
・ティガレックスとの死闘 その2
・ティガレックス、最後の激突 その1
・ティガレックス、最後の激突 その2


 って、全部おめえのコラムかよ!! という憤りの声はこの際聞こえなかったことにして話を先に進める。

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▲クエスト受注できないので、スクリーンショット撮れません!! なのでカプコンさんからいただいた公式写真を……。スンマセン……。

 今回の『フロンティア』のティガレックスだが、戦えるのはハンターランク51以上の熟練者のみ、となっている。その部分からも『フロンティア』のティガレックスの強さが浮き彫りになっているというものだが、ここで問題になるのが俺たち”ファミ通猟団”の面々のハンターランクである。ではここで9月5日18時現在の、我々のハンターランクを赤裸々にしてしまおう。

・大塚角満…………42
・中目黒目黒………39
・女尻笠井…………44
・江野本ぎずも……32
・百人………………26

 ……。
 
 誰もティガレックスと戦えない!!! オイオイ、マジかよ……。かなり懸命にやってるつもりなんだけどなぁ……。ちなみに先日、女尻笠井が書いた猟団ポイントだが、こちらも猟団部屋が持てるようになる6000ポイントには程遠く、9月5日現在で2755ポイントに止まっている。猟団は3500ポイント集めて初めて、レベルが1に上がるという仕様だ。なので俺を団長とするファミ通猟団は、じつはいまだに、正式な猟団と認められていないということなのである(考えすぎ)! 俺は猟団の団長としてかなり前から焦りを感じていて、昨日などはドンドルマにいる人のステータスを片っ端から覗き見し、猟団に所属していないために知らぬ間に猟団ポイントを500も600も貯めこんでいる人を発見しては、「我がファミ通猟団銀行に投資されてはいかがですか^^ 元本保証で年利5パーセント^^^^」などとワケのわからぬことをほざきながら怪しい勧誘をしそうになってしまったよ。

※猟団ランクを1にするのに必要なポイント、3000って書いてましたけど3500でした! ゴメンナサイ……。

 まあ何が言いたいのかと言うと、せっかくシーズン1.5になったのに、今回のアップデートの最大の特徴であるティガレックスも猟団部屋も、我がファミ通猟団は誰ひとりとして体験することができないのであった。これはヒドい。エラそうにここで「『モンスターハンター』というものはだね、キミィ……」なんて書いている場合ではない。

 それでも俺たちがオンラインしている時間は決して短くはない。なんたってほかの仕事に支障をきたさない限り、会社の自席で『フロンティア』をしていても怒られないんだから。ではなんで、思ったようにハンターランクが上がっていないのだろうか?

 コレ、じつは理由は簡単なのだ。俺たちはクエスト遂行度が異常に低いのである。接続時間は長いし、いつも元気に「いこういこう! 倒してやろう!」となどと言いながらモンスターの待つフィールドに飛び出していくのだが、帰ってくるときはつねに「……」なのだ。ふだんは大概、ハンターランクの近い俺、目黒、笠井はいっしょに遊んでいるのだが、この3人、タチが悪いことになんだか強そうなモンスターとか難度の高そうなクエストを見つけては、「コレ、おもしろそうじゃね?」、「このモンスター、★が8個もついてるってことはかなり楽しい??」、「ヴォルガノスが2匹来てるけど、★がたくさんついてるほうがおもしろいよねえ?」などとノンキに言い放ってはノコノコとフィールドにくり出し、アッと言う間に3回屠られて「……」となってドンドルマに帰ってくるのだ。★の多さが難度の高さと比例しているのではなく、”おもしろさ”と比例していると思っているのだから目も当てられない。リオレウスにしても、やっとこ下位のそれを倒せるようなレベルだっつーのに、「あ! 上位のレウスだ!! 上位だ上位だ!!」と子供のようにわめきちらして上位ばっかり行くもんだからいつまで経ってもポイントが増えてくれないのである。それでもなんとかハンターランク40前後まで育てることができたのは紛れもなく一般の友だちたちのおかげで、俺たちがショッパイ武器や防具でモンスターに追い回されているのを不憫に思って守ってくれるので、どうにかこうにかオトナの世界までやってくることができたのであります。ホント、いつも遊んでくれる皆さん、ありがとうございます(苦笑)。

 そんなこんなでいまはガムシャラにクエストをこなしている段階です。長い目で見てあげてください……。

2007年09月03日

目指せ! 猟団部屋!

Today's text 女尻笠井

 いよいよあと数日と迫ってきた大型アップデート、『シーズン1.5 "ティガレックス、咆哮"』。このアップデートの詳細は大塚角満が書いた”シーズン1.5”ティガレックス、咆哮”を語る”に詳しいが、ハンターたちが待ちわびた大型アップデートであることは間違いない! ハンターランク100まで解放されるし、何より新たな武器や防具がわんさか追加。なかでも僕が注目している追加要素が、猟団部屋。猟団のメンバーのみが入ることができるスペースで、プレビューサイトを見てみると”レア度3までのアイテムを共有”できたり、”団長専用の椅子が備えつけられたり”(団長が大塚角満なので、これ、はっきり言ってどうでもいいですが^^;)”しているらしい。そのほかにも”紙が貼り付けられたボードやテーブル”や”鍋や食材などが多数並ぶ場所”があるという。これらの詳細はまだ明らかになっていないが、猟団部屋から直接クエストに出かけたり、みんなで食事をしたりすることができそうであることは、容易に想像できる。これらのほかにも明かされていない要素がまだまだありそう。猟団部屋によってどんなことができるのか、いままでの『モンハン』シリーズにはなかった要素だけに、いまからワクワクしている。

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▲猟団部屋の中に、ショップが!? これでわざわざいろいろな場所に行かなくても素材が購入できる?

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▲レア度3までのアイテムを共有することができるアイテムボックス。猟団内でハチミツ争奪戦になりそう?

 だが、プレビューサイトを詳しく見てふと気づいたのが、この猟団部屋を持つ条件。猟団部屋は”猟団ランク2以上の猟団に提供される部屋”とある。「いわゆる猟団のランクを、いわゆる2以上にすれば、いわゆる猟団部屋がもらえるというわけですね」となぜかプリティー長嶋のような雰囲気であくまで漠然とした認識のまま、ファミ通猟団のポイントを見てみると……2222ポイント。「ふむふむ、ま、2000ポイントくらいあれば、大丈夫じゃない?」と楽観的にプレビューサイトを読み進めると……猟団ランク2以上というのは、なんと6000猟団ポイントが必要らしい! え〜ぜんぜん足らないじゃん! しかも、詳しく見ると9月5日のアップデートまえに6000ポイントをクリアーしていないと、9月12日の定期メンテナンスまで、猟団部屋を作ることはできないらしい。こりゃ、えらいこっちゃ! これまでも意味がよくわからないまま猟団ポイントをちょっとずつ寄付してきたが、本気で猟団ポイントを稼がなくては、ってどうやって稼ぐんだ?

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▲掲示板も設置されるという。ここからクエストに出られれば、猟団メンバーと気軽にハンティングが楽しめそう。

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▲ほかの人の部屋でいっしょに食事をすることはできたが、猟団員たちちの食事がもっと手軽に? 30人での食事が実現すれば、給食の時間のような様相に!

 いままでこの猟団ポイントにさして興味を持たなかった僕。この猟団ポイントの稼ぎかたがいまいちわかっていなかった。席がすぐ後ろの中目黒目黒に聞いてみても、「猟団ポイント? 何それ?」とまったく意味がわかってない様子。そんでもって、我らが団長大塚角満に聞いてみると「えっ、知らないの? ログイン時間で決まるんだよ、60分で1ポイントね」との返答。つまり、いままでのログイン時間がこの猟団ポイントとほぼイコールと考えられるらしい。いやーすっかり見逃してました、エヘヘ。

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▲残り数日にも関わらず、猟団ポイント2222。ファミ通猟団の部屋は大丈夫なのか? これを読んだ猟団員よ、決起せよ!

 現在猟団メンバーは、14名。いずれもかなりのヘビーユーザー……あっ百人乗っても稲葉はほとんど幽霊部員ならぬ幽霊メンバーなので、全員で13名。ということは6000ポイント稼ぐのに、ひとり頭約460ポイントが必要。つまりひとり約460時間はログインしていなければならない計算に。460時間というとざっと約19日間。『フロンティア』のオープンβテストが始まったのが6月末だったから、9月5日までの約70日間のうち19日間ログインしなければならないのだ。う〜ん、寝る時間を考えて、出張やら何やら考えると……そんなにログインできていたかどうだか。とりあえず、9月5日までは死に物狂いでログインする(ログインだけだから、そんなに必死になる必要もないが)しかない! はたしてファミ通猟団は、9月5日までに見事ノルマを達成できるのか? というか、ファミ通猟団のメンバー、もっとがんばれよ!

※猟団ポイントの詳細はこちらでチェック!

ファミ通猟団メンバー

●大塚角満
大塚角満ご存じ(?)、ファミ通のモンハン番長。ドタバタプレイ日記『本日も逆鱗日和』を上梓したばかり。ガンランスをこよなく愛するファミ通猟団のリーダー。
●中目黒目黒
中目黒目黒じつは初代『モンハン』からシリーズに触れている恐怖のテケトープレイヤー。属性や弱点などいっさい構わず、今日もテキトーに狩猟笛を奏でる。
●女尻笠井
女尻笠井角満ブログにもたびたび登場するヘビーユーザー。シリーズのプレイ時間は長いくせに、武器やアイテムの知識が驚異的に乏しい。愛用の武器は弓。
●百人乗っても稲葉
百人乗っても稲葉クックもレウスも知らない、オマエ本当にファミ通の人間か的な超ルーキーハンター。なんとなく、大剣を使いたいらしい。
●江野本ぎずも
江野本ぎずもファミ通猟団の紅一点。『モンハン』シリーズ未経験の超初心者だ。女の武器を使って野良クエに精を出す!? 武器は片手剣を使うそうな。

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