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2007年10月01日

ありがとうございました〜

Today's text 大塚角満

 『モンスターハンター フロンティア オンライン』の正式サービスがスタートしてから早3ヵ月。ハンターの皆様、分身は健やかに育ってますでしょうか? いきなりですが、ここで我がファミ通猟団の面々の育ち具合(ハンターランク)を公表しましょう。最初に言っておきますが、本当にたいしたことありません。ズッコケて、ケガしないように。

・大塚角満………53
・中目黒目黒……48
・女尻笠井………56
・江野本ぎずも…38
・百人……………32

 うーん……。まあでも、こんなものなのかな……。我々は会社でプレイすることがメインになるし、どうしても仕事に腰を折られるため(何かが間違ってる気がするが)連続してクエストにいけない。会社に出社してすぐにログインし、そのまま仕事に没頭していたため1回もクエストに出向かないままPCの電源を落とした……なんてことは日常茶飯事だった。おかげでやりたいクエストはことごとくやり逃すし、週末に行われる古龍のクエストにもなかなか行けないしで、『フロンティア』は思っていた以上に苦戦させられたタイトルでした。それでもしぶとく続けてきたのは、やっぱり『モンスターハンター』が好きだから。一筋縄じゃいかない部分もたくさんある『フロンティア』だけど、やっぱり新しい武器や防具がこれでもかと追加されているところなんか、たまらなく魅力的だった。

 さて、なんで過去形で文章を書いているのかというと、じつはこの”ファミ通猟団ブログ”、今回をもちまして終了となるのです。3ヵ月という短いあいだでしたが、ご愛読、本当にありがとうございました。ちなみにファミ通猟団の面々が今後も『フロンティア』を続けるのかどうかというと……。

 もちろん、俺は続ける。ここだけの話、『2(ドス)』もいまだに細々とやっているこの俺が、まだハンターランク53の分身を放り出すわけがない。なのでまだまだ、ジャンジャンバリバリと続けますぜ〜。

 ファミ通猟団の中ではいちばんハンターランクの高い女尻笠井も俺に同調して「まだまだ遊びますよ!」と鼻息は荒い。彼は初代『モンスターハンター』からプレイしているベテラン組だが、もっとも集中して分身を育てているのが、この『フロンティア』だったりするのだ。飽きっぽい笠井にしては、これは珍しいことである。俺と同じようなペースで成長しているので、まだまだしばらくのあいだは、俺と笠井はいっしょに遊び続けることになるだろう。

 中目黒目黒も珍しく、「もうちょっと続けますよ」と言っている。この男は笠井以上に飽きやすく、初代『モンハン』も『2(ドス)』も、非常に中途半端なハンターランクで投げ出していた。でも今回は順調にハンターランクが上がったためかモチベーションが高く、「少なくとも、ハンターランク50の試験は絶対に受けます!」と気合十分。いまだに「レイアって、火属性でいけばいいんでしたっけ?」と、ハンターランク50近くまで育っている人間とは思えない異次元のボケをかますが、もうしばらくはいっしょに遊ぶことになりそうだ。

 紅一点の江野本ぎずもは、自宅に『フロンティア』用のPCまで購入してしまったので、「意地でも続けます!!」と目を怒らせる。実際、俺が土日にログインすると江野本だけがオンラインになっていたりするので、この気合もウソではなさそうだ。かといって、「えのっち、いるの?」とチャットで声を掛けても「シーン……」としていることが多いので、その気合もいまのところは、猟団ポイント集めに精を出している程度で止まっているようだ。百人は、このブログでほとんど記事を書いていないことからもわかるように論外なので、何も語ることはないです。

 というわけで、ファミ通猟団ブログ、これをもって終了です。もしかしたらもう1回、猟団メンバーで3ヵ月間を振り返る座談会を掲載するかもしれませんが、そのときはコッソリと更新するので、気が向いたら覗きに来てみてください(笑)。

 それでは、またどこかでお会いしましょう〜。

2007年09月26日

10月3日はリファインアップデート!

 連日の登場で恐縮です。ちょっとお知らせ、というか、すでに公式サイトにも情報が出ているので知っている人も多いかと思いますが、10月3日にリファインアップデートが行われるんですねぇ。今回のアップデートで追加となる要素は、ざっと書くと以下のとおりとなる。

・猟団部屋が機能拡張!
シーズン1.5から導入された猟団部屋の機能が拡張され、キチンとした猟団の拠点としての役割を果たすようになる。これを機に、猟団員だけが受注できる”猟団クエスト”が追加に! 猟団クエストをクリアーすると”猟団チケット”なるものがもらえ、特殊な”猟団装備”を作ることができるようになる。

・エクストラコース&キャラクター追加サービスの導入
追加で費用を支払うことで入れる”エクストラコース”では、マイガーデン、大衆酒場、武具攻防、大老殿、猟団部屋で、直接アイテムボックスにアクセスできたり、エクストラ家具というものが購入できるようになる。また1000ダレポを支払うことで追加キャラクターを1体追加できるようになる(※キャラクターは1体1000ダレポで買い切り制。次月以降に課金される心配はない)。

exboxcom.jpg
▲カウンターの角にアイテムボックスがあるのがわかるかな? ここでアイテムの出し入れができるなんて信じられないほど便利!

・新武器、防具、新モンスターが登場
武器と防具が大量に追加! さらに、新たなモンスターも追加に!?

 まず猟団部屋の機能拡張についてざっと解説しよう。猟団部屋は猟団ランクが2になれば入手可能で、ランク3以降でつぎのような機能が追加される。

ランク3 ”ハリセンネコ”が猟団部屋内で商売を開始。
ランク4 猟団クエストが受注可能に。受注は羽ペンネコからどうぞ。
ランク4 猟団員たちと、猟団部屋内で食事ができるようになる。

 続いてエクストラコースについて。ハンターライフコースに30日間600ダレポを追加することでオイシイ機能を使えるようになる(開始当初は300ダレポで提供予定)。エクストラコースを購入すると30日間、以下の機能が使えるようになる。

・宅配ネコ雇用権
同アカウント、同サーバー内のキャラクター間でレア度を無視したアイテム共有ができるようになる。

・アイテムボックスアクセス権
マイガーデン、大衆酒場、武具攻防、大老殿、猟団部屋で、直接アイテムボックスにアクセスできるようになる。

・エクストラ家具購入権
マイギャラリーに飾る家具に”エクストラ家具”が登場。エクストラコース利用者のみが購入できる。

 さてお待ちかねの新登場モンスターについてだが、今回はそのモンスターが登場するクエスト名以外はすべてナゾとなっている。ちなみにクエスト名は、

・シュレイド城での決戦!
・紅き怒りを追撃せよ!
・祖龍

 うーん、まったくわからない……。何が出てくるんだろう……。

 最後はドバっと新武具を紹介。新たな試みとして家具チケットで生産できる武器が加わる。家具チケットは、ギャラリー大会の上位にランクインするともらえる。ようするに、マイギャラリーをほったらかしにしておくと永久に作ることができない武器、ってことやね……。リリースによると”家具チケットで生産できる武器はユニークなデザインが多く、目立ちたがりのハンターにはピッタリ”とあるので、期待したい。

zazcom.jpg
▲これは新武器の"ザザミクロウズ"。見てのとおり、ダイミョウザザミの爪をそのまま双剣として装着している。見た目がユニークなだけではなく、想像以上の高い攻撃力を誇る、とリリースには書いてあるが……? ハンターランク71から生産可能。

yugudocom.jpg
▲これは"ユグドラシル"というランス。見た目から判断すると、ヴァルハラ系がパワーアップしたのがランスのようだ。ハンターランク81から生産可能。ちなみにランスはこのアップデートから"攻撃後の3連ステップ"が踏めるようになるぞ! 

 そして最後に新しい防具を。なんと古龍装備に新規のカテゴリーが追加されるのだ! その名は"F"シリーズ。"防御力に特化したシリーズ"とのことで、生産可能ハンターランクは60以上となっている。さて、どれだけの防御力をまとっているのか、じつに楽しみじゃありませんか。


2007年09月25日

俺のガンランスさばきは

Today's text 大塚角満

 世界最大級のゲーム展示会、東京ゲームショウ2007が幕を閉じた。じつは我々ファミ通猟団の面々は全員、ファミ通グループでゲーム関連の時事ニュースを担当する記者の集まりなので、東京ゲームショウの週は1年でもっとも多忙になるときだったりするのだ。今年ももちろん、9月20日〜23日までずっと、幕張メッセに館詰めになっていた。それはそれは刺激的な4日間で、『モンスターハンター』関連でもPSP用の新作『モンスターハンターポータブル 2nd G』が発表。全国のハンター諸君が見ても、じつじつに得るものの多い週末だったのではあるまいか。

 そんなわけでここ1週間ほど、まともに『フロンティア』ができませんでした。

 ……冒頭でニュース記者らしいことを書いたのはこの言い訳がしたかったからか!! とお叱りを受けそうだが聞いてくれ! じつは『2nd G』の発表を目の当たりにしたらすっかり焼けぼっくいに火な状態になっちまって、しかも『2nd』と『2nd G』のあいだのデータコンバートは「ガッツリ行う!」(辻本良三プロデューサー・談)ということなので、こうしちゃいられねえ!! とばかりにラージャンやら黒グラビモスやらティガレックスやらに挑み始めたのであった。それにしても改めてふたつの『モンスターハンター』を並行して遊んでみると、『2nd』での我が分身の充実ぶりが浮き彫りになる。『フロンティア』では遥か彼方にありすぎて尻尾も見ることができない海皇槍リヴァイアサン、ガンチャリオット、ブラックゴアキャノンなんていう超絶兵器を何本も抱えている(全部ガンランスね)。『2nd』は現時点で600時間ほど遊んでいるが、『フロンティア』では同じだけの時間を費やしてもここまで充実した装備を身に纏うことはできないだろうなぁ……。『フロンティア』の地平の広さに改めて眩暈を覚えながらも、強力なモンハン愛に背中を押されて「ナンノナンノ」とメゼポルタに降り立つ大塚角満であった。

 まあそんなこんなで昨日(9月24日)より、『フロンティア』に本格復帰を果たした。気がつくと、ずっと狩りに行きたかったクシャルダオラやラオシャンロンはとっくの昔にお帰りになられていて、彼らを狩らないことには寸止め状態から開放されない情けない武器・防具が、今週も倉庫の隅でホコリをかぶり続けることが早々に決定してしまった。毎度毎度、これは悲しいことである。『フロンティア』は傾向として、なかなかゼニーが貯まらず、貯まったとしても武具の強化にやたらと金がかかるので、「寸止め武具が完成するまでのつなぎにコレでも……」という話にはなかなかならない。なので倉庫の隅に転がっているこれらの武具を眺めては、「早く育ってくれヨ……」と日々悶々としているのである。

 さて昨日。悶々としながら何人かの人々で賑わっているドンドルマの片隅で、親友のBとカンタロス狩りに精を出していた。もうすぐハンターランクが50になるので、50の試験用に強めのライトボウガンを作っておこうと思ったのである。目指すは超優良ライトボウガン、カンタロスガン。私見だが、最強ライトボウガンの双璧は"繚乱の対弩"と"ダークフリルパラソル"だと思うのだが、さすがにこのふたつの武器は作るためのハードルもそれ相応に高い。なのでそれらが作れるようになるまでは、"次点"と言える実力を備えるカンタロスガンを作るに限るのである。拡散弾レベル2が2発装填でき、麻痺弾レベル2も撃てるので、攻防両方で活躍できるのだ。

 そんな感じでBとふたりでタロス狩りをしていると、ふいにドンドルマで個人チャットが飛び込んできた。

 「かどまんさん、がんばってくださいね!」

 とその人は言った。俺は今回はハンドルネームを公表しているわけではないのでちょっと驚きながらも軽薄に、「うは! よくわかりましたね!w」と返した。それが、Kさん率いる猟団との出会いだった。

 Kさんたちはじつに気分のいい猟団だった。いつのまにか俺がいるドンドルマは彼らの猟団に占拠(笑)されており、15人規模の大チャット大会が始まった。聞くと、Kさんとそのお仲間、Nさんたちは俺のブログや拙著『本日も逆鱗日和』も読んでくれていて、(このハンドルネームはもしや……)ってことで話しかけてくれたということだった。じつに楽しい人ばかりだったので俺はすっかりうれしくなって、「ぜひいっしょに狩りに行きましょう!」と喚き散らした。Kさんたちはハンターランク40台から90台後半の人まで揃えるバラエティーに富んだメンバー構成で、どんなクエストにも対応できる陣容だった。なので「俺のヘボい腕でも誰かがカバーしてくれるべ」というじつに軽い気持ちで出撃できると思ったのである。

 さっそく、「上位のフルフル亜種に行きましょう」という話になった。そしてNさんが「もちろん、角満さんはガンランスですよね^^」とうれしそうに発言した。……ガ、ガンランスか。じつは先日のコラムでもちょろっと書いたが、俺はここ何日か強い大剣ができたことがうれしくて、大剣ばかり振り回していたのである。『2nd』では相変わらずガンランスオンリーなのだが、『フロンティア』では浮気心が先行して、ガンランスは倉庫の壁に立てかけたままだ。

 とたんに、俺は緊張した。せせせ、せっかく期待してくれているのに、「竜撃砲の撃ちかた忘れた!!」とか、「ガードってどうすんだっけ!!?」なんて喚くわけにもいかぬ。実際、猟団のメンバーのあいだで「きっとすごいガンランスさばきなんだろうなあ^^」、「ご参考にさせていただきます^^」なんて発言が飛び交っている!! そそそ、粗相をするわけにいかぬ!!! かか華麗なガガガガンスさばきを見せなきゃっ!!! しかも妙にガチガチになる俺に向かってBが、「平気へいき、1死までだったら面目保てるよwww」なんて抜かしやがる。余計なこと言うな!! 俺はそんなにやられるほうじゃないぞ!! なんて騒いでいるうちに、俺は知り合ったばかりの人々3人とともに雪山に降り立った。

 しかし最初こそ緊張したものの、クエストは非常にスムーズに進行した。そして、とても参考になった。感心したのが、メンバーの中でいちばんハンターランクが低い女性狩猟笛使いの方の動きだ。「彼女はうちのメンバーの中でいちばんの初心者なんです」ということだったが、とにかく徹底して、笛しか吹かないのである。フルフル亜種の攻撃が当たらない場所に陣取って(たとえば、雪山の6だったら高台の上)、ひたすら攻撃力アップ、スタミナ減少無効といった効果的な音色を奏で続けていたのだ。狩猟笛をアタッカーではなく、サポートに徹底させる"白魔道士"の位置に立たせた戦いかたは、じつにじつに、余裕に満ちたものだった。攻撃の枚数が1枚減るのは間違いないのだが、彼女が奏で続ける音色はそれを補って余りあるものがあった。「この戦いかた、かっこいい!」と、俺は会社の自席で叫んだ。

 こんな感じで簡単に、フルフル亜種の討伐に成功。俺もとくにひどい粗相をすることもなく、まあ無難に立ち回れたと思う。その証拠にNさんらは、「やっぱりうまいですねー」、「すごいですね。さすがです!」と口々に褒めてくれた。俺はついついうれしくなって、まわりで見ていた中目黒目黒や女尻笠井に、「おい!! 俺のガンランスさばき、うまいって!!」と目を血走らせて報告した。すると目黒と笠井は冷笑を口の端に浮かべて口々に、

 「年配者が相手だと、彼らも気を遣いますね(冷笑)」(目黒)

 「ホント、接待ってたいへんだなあ(冷笑)」(笠井)

 などとほざいた。

 ……Kさんたち! 接待じゃなくて、ホントにそう思ったんですよね!? ね!? ね!?

2007年09月14日

フルフルのおもひで

Today's text 大塚角満

 お久しぶりです。大塚角満です。最近、たまたま大剣を使っているところを目撃されることが多く、そのたびに「ガンランス使ってないね!」、「もうガンランサーは名乗れないね!!」と仲間うちから非難されている大塚角満です。……おい! 目黒に笠井!! 一般の人に同調して「うん、まったく使ってないよw」、「使いかた、忘れてるらしいよww」とか言ってんじゃねえ!!! ホントにそうだと思われるだろうが!! 全国の角満ファン(いるのか?)の皆様、僕は決して、ガンランスを捨てたわけじゃありませんヨ。龍属性の大剣・ペイルカイザーが完成したことがうれしくて、わーいわーいと振り回しているだけなんですよ!! こんなこと、いまだけですよ、いまだけ。それにだいたいガンランス、俺は現時点で持てるものはほぼ揃えてあって、でもその中には龍属性を纏っているものが存在しないため、古龍討伐が最近のトレンドになっている俺のプレイスタイルにそぐわないんだもの。龍属性じゃないと、ナナとかクシャルの頭、壊せないでしょ? そうすっと、炎の鎧も風の鎧も消せないでしょ? でしょでしょ? と誰に言ってるのかよくわからないが、とにかくそういうわけで、一時的に大剣男となっているのでありました。ついでに書くと、「現時点で持てるものはほぼ揃えてある」と豪語したガンランスではありますが、たとえば強化するのに銀レウスの素材が必要だったり、作るのに上位ヴォルガノスの素材が必要だったりするものについては作ってません。「それじゃ揃えている、とは言えないのでは……?」と疑念を抱く方がいるかもしれませんが、素材が取れないんだから作るの無理!! というわけで製作が止まっているのであります。さらについでに書くと『フロンティア』の上位モンスター、どれも体力ありすぎっす。正直、まったくひとりでクエストに出向く気になれません……。

 というわけで気を取り直して、先日行ってきたクエストのことでも書こう。

 2、3日まえのことになるが、街にいつものメンバー、俺、中目黒目黒、女尻笠井、一般のお友だちのYさんという4人が集結した。全員、ハンターランクは45前後ってところなので、行きたいクエストや欲しい素材の共通点が多く、非常に遊びやすい面子だったりする。そして何よりもこのメンバーで密かに共有している想いに「金がぜんぜんない!!」というものがあって、街ではいつも、「どっかにいい金づるいない〜?」、「楽にゼニーを儲ける方法ないかなあ……」なんていう、ナニワの商人も真っ青なナマナマしい会話が展開されているのであった。

 そしてそんな俺たちの前に、とんでもない金づるクエストが現れた。それが"スペシャルクエスト"という形で受注できるようになった"フルフル亜種2頭、討伐クエスト"だ。沼地を舞台にフルフル亜種を2頭討伐すればオッケーという、一見してチョロそうな内容なのだが、ここに登場するフルフル亜種はスペシャルクエスト用にビルドアップされた屈強なマッチョフルフルで、体力が尋常じゃないくらい多めに設定されている。じつはこの4人で出撃するまえに友だちのBとふたりで「まあ試しに……」って感じで出かけてみたのだが、30分経過した段階で1頭目の討伐も達成できず、「ダメだこりゃ」といかりや長介のようにつぶやいて退散してきた実績がある。しかしいくらアスリートのように頑強なフルフルでも、4人で挑めばどうにでもなるだろう。しかもこのクエストはクリアーすれば、なんと18万ゼニーももらえてしまうのだ。しばらくまえから金の亡者に成り果てている我々4人は欲の皮を突っ張らせまくりながら、「ははは、はやく行こう!! フ、フルフルフルフル!! 金カネかね!!!!」と絶叫して沼地マップに降り立った。ちなみに、俺はきちんとガンランスを装備していきましたよ。フルフルはガード性能のスキルを纏ったガンランスに限る!!

 というわけでフルフル2頭に挑んだわけだが、俺は途中からこのクエストそのものよりも、数年まえの情景が頭に浮かんで、しみじみと懐かしい気分に浸ってしまっていた。

 フルフル2頭に初めて挑んだのは、『モンスターハンター』の2作品目、『モンスターハンターG』でのこと。"電撃の二重奏"というクエストで、そのクエストをクリアーしないかぎりつぎのランクに進めない"緊急クエスト"という形で我々の前に立ちはだかったのだ。

 このクエストは恐ろしかった。初めて挑んだときの衝撃度という点では、俺の長い『モンハン』人生の中でも5本の指に入るほどだ。フルフル2頭が同じエリアに入ってしまうと、1頭がバインドボイスを放ってハンターの動きを封じ、その隙にもう1頭が電撃を吐き出してハンターの息の根を止めるという凶悪コンボを連発してきてどうにも手の打ちようがなかった。誤ってフルフル2頭地帯に足を踏み入れようものなら、「早く出て出て!!」、「逃げろ逃げろ!!」、「無理無理無理無理!!!!」という絶叫がパーティー全体から発せられたものである。あれほどの恐慌状態、最近はトンと見かけなくなったが、それほどフルフル2頭が立ちはだかった"電撃の二重奏"というクエストは飛びぬけて恐ろしかったのである。

 今回のスペシャルクエストにもその匂いがあった。沼地マップの4のエリアにフルフル亜種2頭が降り立ったとき、「せっかくなので……」ってことで足を踏み入れてみたのだが、ここぞとばかりに連発されるバインドボイスと電撃の乱れ打ちは「さすがフルフル」と妙に感心してしまうほど強烈なものがあったのである。正直、俺の防具にガード性能+2のスキルがついていなかったら、間違いなく4のエリアで屍をさらしていたことだろう。電撃を何度も無理矢理ガードしてヘロヘロになってエリア外に逃げ出したのだが、フルフルというモンスターは1匹だとどうってことない相手だが、2匹揃ったとたんに戦闘力が2倍にも3倍にも跳ね上がってしまうという事実に改めて気づかされた。こういうモンスターばかりだと困ってしまうが、非常に特徴的でおもしろいな、と、電撃で黒コゲになった身体をさすりながら妙に納得してしまったよ。

 ちなみにこのクエスト、1匹目を捕獲した時点で2匹目を見失ってしまい、時間切れの恐れが出てきてしまったためリタイアしました。それでも、不思議なほどノスタルジックな気分に浸らせてもらえたので、俺的には十分満足。またこのクエストが配信されたら行ってみたいな、と思った次第である。

2007年09月05日

恥ずかしながら、赤裸々に!

Today's text 大塚角満

 本日ついに、『モンスターハンター フロンティア オンライン』で初の大型アップデートが敢行! シーズン1.5"ティガレックス、咆哮"が実装されたッッ!!(バキ風) もう何度か書いているが、今回のアップデートの最注目点は、『モンスターハンターポータブル 2nd』の”象徴”、ティガレックスが登場することだ。一説によるとこれまで『フロンティア』に登場したどの飛竜種よりも強く、ハンターにとって脅威の存在になるのは間違いないらしい。じゃあどれくらい強いのか? ということを文字に表すのはじつに難しいのだが、難しいなりにティガレックスについて過去に一生懸命書いたと思われる文章が多数発見されたので、せっかくなのでリンク貼っておきます。

・ティガレックスとの死闘 その1
・ティガレックスとの死闘 その2
・ティガレックス、最後の激突 その1
・ティガレックス、最後の激突 その2


 って、全部おめえのコラムかよ!! という憤りの声はこの際聞こえなかったことにして話を先に進める。

tigacom.jpg
▲クエスト受注できないので、スクリーンショット撮れません!! なのでカプコンさんからいただいた公式写真を……。スンマセン……。

 今回の『フロンティア』のティガレックスだが、戦えるのはハンターランク51以上の熟練者のみ、となっている。その部分からも『フロンティア』のティガレックスの強さが浮き彫りになっているというものだが、ここで問題になるのが俺たち”ファミ通猟団”の面々のハンターランクである。ではここで9月5日18時現在の、我々のハンターランクを赤裸々にしてしまおう。

・大塚角満…………42
・中目黒目黒………39
・女尻笠井…………44
・江野本ぎずも……32
・百人………………26

 ……。
 
 誰もティガレックスと戦えない!!! オイオイ、マジかよ……。かなり懸命にやってるつもりなんだけどなぁ……。ちなみに先日、女尻笠井が書いた猟団ポイントだが、こちらも猟団部屋が持てるようになる6000ポイントには程遠く、9月5日現在で2755ポイントに止まっている。猟団は3500ポイント集めて初めて、レベルが1に上がるという仕様だ。なので俺を団長とするファミ通猟団は、じつはいまだに、正式な猟団と認められていないということなのである(考えすぎ)! 俺は猟団の団長としてかなり前から焦りを感じていて、昨日などはドンドルマにいる人のステータスを片っ端から覗き見し、猟団に所属していないために知らぬ間に猟団ポイントを500も600も貯めこんでいる人を発見しては、「我がファミ通猟団銀行に投資されてはいかがですか^^ 元本保証で年利5パーセント^^^^」などとワケのわからぬことをほざきながら怪しい勧誘をしそうになってしまったよ。

※猟団ランクを1にするのに必要なポイント、3000って書いてましたけど3500でした! ゴメンナサイ……。

 まあ何が言いたいのかと言うと、せっかくシーズン1.5になったのに、今回のアップデートの最大の特徴であるティガレックスも猟団部屋も、我がファミ通猟団は誰ひとりとして体験することができないのであった。これはヒドい。エラそうにここで「『モンスターハンター』というものはだね、キミィ……」なんて書いている場合ではない。

 それでも俺たちがオンラインしている時間は決して短くはない。なんたってほかの仕事に支障をきたさない限り、会社の自席で『フロンティア』をしていても怒られないんだから。ではなんで、思ったようにハンターランクが上がっていないのだろうか?

 コレ、じつは理由は簡単なのだ。俺たちはクエスト遂行度が異常に低いのである。接続時間は長いし、いつも元気に「いこういこう! 倒してやろう!」となどと言いながらモンスターの待つフィールドに飛び出していくのだが、帰ってくるときはつねに「……」なのだ。ふだんは大概、ハンターランクの近い俺、目黒、笠井はいっしょに遊んでいるのだが、この3人、タチが悪いことになんだか強そうなモンスターとか難度の高そうなクエストを見つけては、「コレ、おもしろそうじゃね?」、「このモンスター、★が8個もついてるってことはかなり楽しい??」、「ヴォルガノスが2匹来てるけど、★がたくさんついてるほうがおもしろいよねえ?」などとノンキに言い放ってはノコノコとフィールドにくり出し、アッと言う間に3回屠られて「……」となってドンドルマに帰ってくるのだ。★の多さが難度の高さと比例しているのではなく、”おもしろさ”と比例していると思っているのだから目も当てられない。リオレウスにしても、やっとこ下位のそれを倒せるようなレベルだっつーのに、「あ! 上位のレウスだ!! 上位だ上位だ!!」と子供のようにわめきちらして上位ばっかり行くもんだからいつまで経ってもポイントが増えてくれないのである。それでもなんとかハンターランク40前後まで育てることができたのは紛れもなく一般の友だちたちのおかげで、俺たちがショッパイ武器や防具でモンスターに追い回されているのを不憫に思って守ってくれるので、どうにかこうにかオトナの世界までやってくることができたのであります。ホント、いつも遊んでくれる皆さん、ありがとうございます(苦笑)。

 そんなこんなでいまはガムシャラにクエストをこなしている段階です。長い目で見てあげてください……。

2007年08月27日

シーズン1.5”ティガレックス、咆哮”を語る

Today's text 大塚角満

 俺がドイツ出張に行っているあいだに、『フロンティア』関連でなにやら大きな発表があったようで……。いま、遅れを取り戻すために懸命に資料を読んでいるわけだが、ナニナニ、9月5日に大型アップデートが行われて、その名称は『シーズン1.5”ティガレックス、咆哮”』と……。……!! ティガレックスがここで来るのか!! とわざとらしく驚いてみたところで、このシーズン1.5を精査してみよう。

tigarexcom.jpg

 まずこの”シーズン”という呼び名だが、今後、このような大型アップデートが行われる際はすべて、シーズンという冠がつけられることになったという。資料によると、「シーズンという名称はMH2(『2(ドス)』のこと)およびMHF(『フロンティア』のこと)で採用された”季節”のシステムなどで見られるように、MHシリーズのテーマである”狩り”に似合う言葉を冠しました」とのこと。1.5というと中途半端な感じもするが、これはまずサービス開始時を1.0とし、『フロンティア』を劇的に進化させる”シーズン2.0”へ進む過程としてのナンバリングだという。『2nd』の人気モンスター、ティガレックスが登場することに敬意を表して(?)シーズンの冠をつけ、またサブタイトルとして”ティガレックス、咆哮”を掲げたということらしい。なるほどなるほど。確かに『2nd』の象徴だったティガレックスは、これくらい別格扱いされても何ら違和感はない。それくらい、こやつは印象深いモンスターなのだ。『2nd』を体験せずに『フロンティア』からモンハン世界に触れた人は、ティガレックスにつけられた”轟竜”の異名の意味を痛いほど思い知らされることだろう。何十回となく戦った俺でも、テレビモニターの大きな画面でティガレックスと対峙することを考えると、いまから指が震えそうになるほどなのだから。うーん、楽しみだなあ。

 このほか、現時点で明らかになっているシーズン1.5のアップデート内容は以下のとおりだ。

●猟団専用の”猟団部屋”が実装
猟団ランク2以上の猟団は、自分たちだけの共有スペースを持つことが可能

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▲猟団員のみが入れる猟団部屋! 猟団長用の立派な椅子もあるらしい!

●ティガレックスが追加!
『2nd』の象徴的なモンスター、ティガレックスが登場する

●武器86種類、防具5シリーズが追加
ティガレックス、オウビート、マフモフ、パピメル、デスギアという、『2nd』にだけ登場した人気防具シリーズが実装。武器も新たに、86種が追加される

●双属性(仮称)武器が登場!
”睡眠+水”といった感じで、ふたつの属性を纏った武器がシリーズで初めて登場する

●マイギャラリーに家具が追加、追加配信クエストも!
討伐、採取などハンターの目的に沿ったテーマを配信クエストとして提供する

 ざっと、こんなところかな? この中で、シリーズの大マニアを自称する俺がとくに注目しているのが”双属性(仮称)”の武器である。資料では”特定の武器に対して異なる属性をふたつまでつけられる”とあるのだが、さてさて、どんな存在になるのだろうか。ちなみに9月5日時点で実装される双属性武器は、以下の6種類らしい。

souzokuseicom.jpg
▲睡眠と水の属性がついたフェザーエッジ改。

・フロストブレイド(大剣)
・ディジェネレーター(ハンマー)
・フェザーエッジ改(片手剣)
・メルトバーサーカー(双剣)
・鎌威太刀−改(太刀)
・トライデント改(ランス)

 これまでのシリーズには存在しなかったスタンスの武器になるので、ゲーム世界にどのような影響を及ぼすことになるのか、注目したいのであります。間違いなく人気になると思うので、しばらくは双属性武器を纏ったハンターでドンドルマが溢れかえる……なんてことにはなりそうだなぁ。

 とまあこんな感じで、もうまもなく大型アップデートが実施されるわけですがね。肝心のオノレのハンターランクはというと……これがなんと36!! まったく成長してないぞ俺!!! これは由々しき事態である。いくら楽しげなアップデートが実施されても、ハンターランクが低いとすべて楽しめない可能性もあるわけだし(クエストには参加条件があるだろうからねえ)!!

 というわけで”モンハン有給”でもとって家でじっくりと狩りに勤しみたいと思います。捜さないでください。

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▲アイスブレイカー

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▲アイギスガード

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▲クラブハンマー

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▲ブルーハンマー

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▲ブリザードファング

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▲水斬

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▲双影剣【匠】

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▲ソードシールド


2007年08月15日

愛の手を!!

Today's text 大塚角満

 いつの間にか俺もハンターランク31を超えて、上位ハンターの仲間入りを果たした。これにより、下位とは比べものにならない攻撃力、耐久力を誇る上位モンスターと対戦ができるようになったわけだが、やはり上位に上がりたてのころはオノレの防具の”紙度”に辟易することになる。あれほどカモにしていたイャンクックですら、上位のそれとなると油断できない存在になり果て、口から吐き出す花火のような火の玉やズザザザタックルを食らっただけで、「の、残り体力1ミリ以下!!」なんてことになってしまう。本当に吐き気を催すほど上位モンスターに対抗できない。敵の攻撃を1回食らうだけで回復薬グレートをガブ飲みしているようでは燃費が悪いこと甚だしい。

 8月15日現在の、我が分身の防御力合計は199である。詳細はこんな感じ。

・頭……バサル(ノーマル)
・胴……スチールS
・腕……スチールU
・腰……スチールS
・脚……バサル(ノーマル)

 じつはちょっとまえに”現在の俺の装備”というコラムで紹介したときと、ほとんど変わっていなかったりする。なぜかと言うと、現時点でガード性能+2が発動するリーズナブルな装備、これ以外に思いつかないのだ。どなたか「これにすればいいじゃん!!」というオススメがあったらお便りください。ちなみに俺のこの装備、じつは防御力199以上にしようと思えばできるのである。ところが不思議なことに、一時期はうなるほどあった大金がどんどんどんどん目減りしていって、いつのまにやら残金数万ゼニーほどに……。防具だけにお金を費やすわけにもいかず、ハチミツの日になったら200個くらいは補充しておきたいし、上位素材が手に入るようになったら途端に武器リストに綺羅星のごときステキな武器が現れたので、真っ先にこちらにゼニーを投入したい……。そんなこんなでじゃぶじゃぶとお金を浪費していったら、防具を強化するための貯金にも手をつけるハメとなり、現在の紙装備で留まらざるを得ないという悲しきハットトリック予備軍になってしまったわけである。これなぁ、メゼポルタの裏道あたりに銀行、もしくは高利貸しかなんかがあって、一定の金利を払うことでいくばくかのゼニーを貸してくれるとありがたいのだが……。まあそんなことができたら、絶妙なバランスの上に立っているモンハン世界の秩序が乱れてしまうのは明らかだけどね……。

 うーん、それにしてもゼニーが足らない。最近、浮気心を発動させて23万ゼニーもする雷属性の大剣を作ってしまったものだからひっ迫度にも拍車がかかっている。23万なんて現金を持ち合わせているわけもなかったので、けっこう高く売ることができるショウグンギザミやリオレイア、リオレウスの素材を売りまくってなんとかお金を工面したのだが、タコが自分の足を食うようなことを続けているとアイテムボックスもすっからかんになってしまう。そういう無駄遣いをするまえに真っ先に防具の強化をしないと、今後さらに苛烈になる上位の戦闘で生き残ることはできないだろう。「角満は紙装備だから2死は覚悟しないとな……」なんて仲間に言われる事態だけは避けないと!! というわけで、皆さんが利用している”手軽にお金が儲かるクエスト”も大募集! 貧乏なファミ通猟団に愛の手を!!!

2007年08月10日

永遠の好敵手・モノブロス

Today's text 大塚角満

 先日からギルドクエストで”一角竜”ことモノブロスのクエストに行くことができるようになった。シリーズのファンでモノブロスを知らない人はいないと思うが、『フロンティア』で初めて、この一角竜と戦うことになった人たちに簡単に説明しておこう。

 モノブロスはディアブロスと同じ”角竜属”に分類される屈強な飛竜だ。”角”という字をあてられていることからもわかるように、モノブロスとディアブロスには非常に特徴的な角が生えている。ディアブロスは額のあたりからねじれた2本の角、モノブロスは鼻っ面からまっすぐ伸びた1本の長い角。(こんなのが身体に刺さったら痛ぇだろうなぁ……)と思わせずにはいられない禍々しい存在で、その巨体と相俟って、我々ハンターにとてつもない恐怖心を与えてくれるのである。

 さてそんなモノブロスだが、彼(?)はほかの飛竜とはちょっと違う場所に立ち、『モンハン』世界の中で特異な地位を築いてきた。そう、モノブロスはシリーズを通じて”オフライン専用”のモンスターだったのである。つまりハンターはたったひとりで、この屈強な角竜に立ち向かわなければいけなかったのだ。ディアブロスやグラビモスといった最強クラスの飛竜でも、オンラインの街に出向き、仲間の助力を得ることができれば比較的余裕を持って倒すことができる。ところがモノブロスはオフライン専用なので”最強の武器”である仲間の力を借りることができない。イヤだろうがナンだろうが、つねにひとりで戦わないといけないモンスター。それがモノブロスなのだ。では、オンラインにつなぐことが前提で、いわゆるシングルモードが存在しない『フロンティア』ではどうなるのか? じつは正式サービスが始まるまえから(モノブロス、どうするんだろう……?)と思っていたのだが、ものの見事に”クエスト参加人数はひとり”という特殊条件をつけて配信されることになった。もしかすると「モノブロス、仲間といっしょに狩りたかったなぁ」とがっかりしたハンターもいるかと思うが、俺はやはり、いつまでもモノブロスにはガチンコの1対1で戦うモンスターであってほしいなと思っていたので、運営サイドのこの判断には拍手を贈りたい。モノブロスをひとりの力で倒せたときに初めて、いっちょまえのハンターとして自立することができる。そんな、シリーズを貫く不文律が『フロンティア』でも当てはまったことがうれしくてならなかった。

 さて本日、俺もいっちょまえのハンターとして認められようと思い、モノブロス討伐クエストに出向いた。ウワサによると『フロンティア』のモノブロス、それほどバケモノのように強いモンスターではないらしい。しかし俺は何度かブログでも書いてきたが、角竜属は大の苦手である。こやつらの最大の強みは抜群の耐久力、スタミナで、斬っても斬っても、突っついても突っついても平気な顔していつまでも、ノシノシと砂漠を闊歩している。その姿は歴代の日本人レスラーの中でも最強と信じるジャンボ鶴田を思わせるものがあり、ハンターに与えるストレス度は”許されることならお相手したくないモンスター”ランキングで、つねに上位に君臨するほどである。

 それでも俺は音爆弾も持たずに、ガンランスを担いで砂漠に出向いた。苦手とは言いつつも、すでにハンターランク32になっている強豪の俺がモノブロスごときに遅れはとるまい、という自信に裏打ちされての出撃であった。

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▲やっぱりモノブロスは迫力があるねぇ……。

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▲角竜属と戦うときの常套手段。角を壁に突き刺させて身動きをできなくさせる。この隙に尻尾に切断攻撃を加えて、早いうちに尻尾をちょん斬ってしまいたい。

 砂漠マップのエリア7に行くと、いましたいました一角竜。何度見ても、大きくて雄大なモンスターである。でもまあ、慌てることはあるまい。まずは尻尾を集中的に狙って斬ってしまおう。そう思ってモノブロスの後ろに回りこもうとすると、ふいに「ドン!」と背中を押しこくられた。「なんじゃ!」といきり立って振り向くと、そこには空気を読まないことで有名な草食竜、アプケロスがマヌケ面をさらして立っている。やっぱりコイツか……。いささか呆れてエリア7の広大な敷地を見渡すと、いるわいるわアプケロスの群れが……。1匹や2匹だったら、ちょっとヤンチャで元気な少年……って感じがしなくもないが、4匹もいた日にはそれはもう立派な”軍隊”である。でもいちいちこいつらの相手をしていたらいつまで経ってもモノブロスと戦えない。俺はアプケロスの群れはガン無視して、モノブロスと戦うことに決めた。しかし……。

 アプケロスが邪魔で戦いにならない!!!

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▲モノブロスの尻尾からは2回剥ぎ取りができるのだが、右に見えるアプケロスにさんざん邪魔されました……(怒)。

 もう、なんなんだこの草食竜は!! 人が屈強なモノブロスを倒してやろうと奮闘努力しているっつーのに、「ナンダナンンダ!」、「おまえはダレだ! おまえはダレだ!!」とからんできやがるもんだからモノブロスに攻撃がいっさい当たらない。ガンランスを構えたと思ったら「おいー!」と後ろから小突かれ、こりゃかなわんと群れから離れようと思ったら「いくないくな!」と4匹まとめて頭突きをかましてくる……。そうこうするうちにジワジワと体力を削られ、「あ!!」と思ったときにはモノブロスの突き上げ攻撃を食らってあっさりと昇天させられてしまった……。これはモノブロスに殺られたのか、それともアプケロスのいやがらせに殺られたのか、砂漠のど真ん中で呆然と考えさせられるハメとなりました……。

 そんなハプニングに見舞われながらも、モノブロス自体は15分ほどで片づけることができた。もしも音爆弾や大タル爆弾、シビレ罠などもしっかりと使用すればさらに楽に屠り去ることができるだろう。ただし、モノブロスに挑戦できるのはハンターランク22からなのだが、自分がハンターランク22のときにこいつに挑んだら、徹底的に苦戦したであろうことは想像に難くない。自分の武器と防具に自信がなかったら、迷わず大量の戦術兵器(音爆弾や大タル爆弾などね)を持ち込んで、実力の限りを尽くして戦うべし。そして、いっちょまえになった証拠”一流ハンターの証”を手に入れてほしい。

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▲最後は捕獲で。時間短縮にもなるし、報酬もたくさんもらえるのでもっぱらコレです。


2007年08月03日

先行体験! ヴォルガノス!!

Today's text 大塚角満

 これまで寝る間も惜しんで『モンスターハンター』シリーズに浸かっていた我々ベテランハンターが、今回の『フロンティア』でもっとも期待していることは何か。新武器? もちろん、それも重要。新たなルックスと強さを纏った武器でモンスターに挑むときの高揚感はナニモノにも代えがたいものがある。お、そちらは新防具? 確かに、オノレの分身の姿かたちをガラリと変えてくれる新たな防具は、モンスターをハンティングして素材を得るための格好のモチベーションになる。アラ? そちらは新マップどすか。うんうん、わかるわかる。”樹海”のように『フロンティア』で新たに加わった地平は、ベテランハンターにこそ喜ばれたはずだ。俺も毎日のように樹海に潜っては、そこから得られる珍しいアイテムに一喜一憂しているクチである。

 しかしここに挙げた要素を指して、「これにいちばん惹かれた!」と断言するハンターは、意外と少数派なのではないだろうか。やはり、ドンドルマに長く住み着くベテランハンターたちがもっとも求めるものは”刺激”以外にない。では何がいちばん、屈強で手練なハンターに火をつけてくれるのか。そう、あれしかない。”新モンスター”だ!

 『フロンティア』の正式サービスがスタートしてまもなく導入された新モンスター、”眠鳥”ヒプノックと初めて対戦したときは感動した。動きそのものはトリというだけあってクックやゲリョスを彷彿とさせるものがあるのだが、余裕あるPCの能力の賜物か、「こいつ、やたらと頭がいい!!」と驚愕したことをよく覚えている。直線ではなく、追尾するように曲がって追いかけてくる啄ばみ、自分の死角になる背後に回り込ませまいとする細やかな動き、そしてハンターとの距離を測るように繰り出してくる多彩な睡眠ブレス。これまでのシリーズに出てきた飛竜たちは良くも悪くも猪突猛進タイプが多かったので、ハンターとの間合いを見ながら戦うヒプノックの登場は、何気に『モンスターハンター』にとって”確実な一歩”になった気がした。

 このように、すっかりヒプノックに魅せられてしまった俺だが、『フロンティア』ならではの新たなモンスターはコイツだけではない。これまで何度かメディアで紹介されているがもうまもなく、”溶岩魚竜”ヴォルガノスが配信となるのだ!! うーん、楽しみ!!

 さて、本日ここで言いたいのはですね。見るからにヤヴァそうなこの火の魚竜と、なんとワタクシ、対決してきてしまったのですよ!! そのプレイリポートを書いちゃおうかなぁ〜と^^ 「おめえだけズルイぞ!!」と言われるのを承知で、江野本ぎずもとともに挑んだヴォルガノス体験リポートを綴らせていただこう。

 溶岩魚竜の名のとおり、ヴォルガノスが登場するのは火山である。ホラ、火山のエリア2とエリア7に、「いかにも怪しい」って感じの黒い大岩が違和感たっぷりに置かれていたでしょう。ヴォルガノスのクエストではあの大岩がなくなり、その先に広がる隠しエリア(?)に行くことができるのである! 新たに現れたエリア9、エリア10がヴォルガノスの棲家、ってわけだ。

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▲ここがヴォルガノスが住むエリアの入り口。これまでにあった大岩がなくなっているでしょう。

 少々……というか大いにビビリつつ、まずはエリア10に侵入。今回はカプコンさんのご配慮で、武器は水属性のガンランス、防具は火耐性に優れるレウス装備を用意してもらった。もちろん、俺がリアルで育てている『フロンティア』のキャラよりも、遥かに強い借りもののハンターである。しかもスキルに自動マーキングまでついているので、ヴォルガノスがどこにいるのか一発でわかる。加えて所持アイテムを見ると、シビレ罠、落とし穴から始まって、音爆弾、回復フルセット、食料どっさりと至れり尽くせりの待遇ではないか。こんなセレブな格好をさせられて、初めて戦うモンスターとはいえ、このオレ様が遅れを取るわけもなかろう。問題はドスランポスあたりと戦うときも、いまだにギャーギャー喚きながらガチャプレイに徹している江野本の存在だけだ。俺は必要以上にビビりまくっている江野本を睨みつけて「足ひっぱんなよなあ、えのっち」とジャイアン声を張り上げた。それを受けて江野本は「わかりました! がんばります!!」と気合をみなぎらせる。俺はヨッシャヨッシャとエラそうにうなずいて、ヴォルガノスが待つエリア9に足を踏み入れた。

 それにしても、真っ赤なマグマがドプンドプンと波打っている溶岩の海っていうの、絶望的に恐ろしい風景ですな……。美しい『フロンティア』の映像だけに、(こっから飛び出してくるのはどんなバケモノなんだ……)という恐怖感が倍増される感じ。ドキドキしながら波打ち際(でいいのか?)に接近すると……なんか背ビレが見えるーーーー!! やっぱりいるんだこの中に!! 肝をつぶして内陸部に逃げようとすると、ザッパーンという濡れた大音響とともに巨大なサカナが陸地に飛んできた!! ヴォ、ヴォルガノスがキター!! 打ちあげられて(って、勝手に飛んできたのだが)びたんびたんと地面で跳ねるその姿は、やっぱり魚竜・ガノトトスを彷彿とさせる。ガノトトスと比べてルックス的に異様なのは表皮で、溶鉱炉に放り込んで10分ほど経ったあとに取り出した鉄鉱石のような質感を持っている。……溶鉱炉に放り込んだあとの鉄鉱石を見たことはないが、たぶん、こんな感じなのではなかろうか。堅い外殻の裏でメラメラとマグマがたぎっているような、そんな雰囲気なのだ。まあ簡単に言うと、やたらと熱そう!! なのである。でもいつまでもアチーアチーと言ってても始まらないので、俺はガンランスを構えてヴォルガノスと対峙した。ちなみに江野本は、水属性の片手剣を装備している。ふたりして、ヴォルガノスの巨体を支えている左右の脚に斬りかかった。

 がきーんガキーンガキーン……

 !!? は、弾かれるの!? 見るとヴォルガノスの脚の先は蹄のような形状になっていて、めったやたらと堅いようなのだ。ガンランスの俺だけじゃなく、片手剣の江野本の攻撃も弾かれている。うーん、これはやっかいだぞ。ヴォルガノスの大きさは完全にガノトトスのそれに匹敵する。つまり、異常にデッカイのだ。脚の先が弾かれてしまうということは、腿、顎の下、腹の下あたりを斬るしかなかろう。どんな攻撃をしてくるのかわからない相手にあまり接近したくないのだが、止むを得まい。俺はヴォルガノスの顎の下に潜り込んで、チクリチクリとガード突きを繰り出した。うん、ここならなんとか刺さる。もう俺は一生ここで生きていこう。そう思った矢先にヴォルガノスが巨体を揺さぶるような仕草をし、ばいーんと横向きの体当たりをかましてきやがった!! そう、ガノトトスがよく見せる、横っ腹を使った体当たりだ。その容姿どおり、ヴォルガノスの攻撃はガノトトスのそれに近いことがこの体当たりでよくわかった。

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▲口から何か吐いてくるところはガノトトスと同じだが、こやつは水じゃなく、マグマの塊を吐いてくるからたまらない。

 しかし、”ヴォルガノス=ガノトトスの火バージョン”と思うのはあまりにも早計だ。俺も体当たりを食らった瞬間はそういう思いが頭をよぎったが、やはり『フロンティア』ならではの新モンスターはそんなに生易しいものではなかった。誤解を恐れずに言うなら、ヴォルガノスは”ガノトトスからマヌケさを取っ払って、いやらしさを付け加えたモンスター”って感じである。特徴的なのが、ガノトトスもときたま繰り出す腹ばいになってズリズリと前進してくる体当たり攻撃。ヴォルガノスもこれと同じことをやってくる。しかしガノトトスの腹ばい攻撃が一直線なのに対して、ヴォルガノスの腹ばいは一定距離進むと向きを変えて、ハンターを追いかけてくるような形になるのだ! これは怖い。心理的に、背後からズリズリと迫ってくるものほど怖いものはないでしょう。それがこんなでっかいモンスターなのだから恐ろしさもひとしおである。その証拠に、カプコンさん応接室で遊ばせてもらってるっつーのに、江野本がギャーギャーワーワーとうるさいことうるさいこと……。でもこのときばかりは、俺も心の中で江野本以上に「ウギャーギャワワワー!!!」と叫んでおりました……。

 また陸地に上がっているときだけではなく、マグマの海の中でもヴォルガノスは多彩な攻撃を仕掛けてくる。ゴバー!! っと吐き出してくるマグマの塊や、イルカのように空高くジャンプした瞬間に放射状に飛び出してくるマグマ弾……。あまりにもマグマ攻撃がウザいので溶岩海から引きずり出そうと思っても、チャレンジした数回では音爆弾の使いどころがわからずにいたずらに接近してマグマの雨を浴びまくるハメに……。そのうち、江野本がズリズリアタックで1オチ、さらに復帰したとたんにフライングボディープレス(この巨体をジャンプさせてプレスしてくる! ダイミョウザザミのボディープレスのようなものかな)をまともに食らって2オチ。しかし江野本を怒っているヒマもなく今度は俺が巨大な尻尾のビンタ(『2nd』で似たような攻撃をしてくるモンスターがいる)をまともに食らって3オチめ……。「あー!! やられてる!!」という自分の2オチを棚にあげた江野本の絶叫に、俺はただただ「しぃましぇん……」と応えるだけだった……。

 こんな感じで、ヴォルガノスはひと癖もふた癖もある、ヒプノック以上に手強いモンスターでありました……。俺たちが遊ばせてもらった段階では、「ちょっとふたりでは厳しいかも……」という感じだったが、さてさて、実際に配信されるときはどうなっているのであろうか。早く気の合う仲間たちと、この想像を絶するマグマ魚竜と戦ってみたいものだ。

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▲デケェよおおお!!!

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▲やっかいな腹ばいズリズリ攻撃。一定距離進むとL字型に方向を変えるのがじつにいやらしい!

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▲頻繁にくり出してくるボディープレス。食らうと尋常じゃないダメージを負わされます。

2007年07月25日

現在の俺の装備

Today's text 大塚角満

 本当ならば今日のリファインアップデートで実装される機能についていろいろ書こうと思っていたのだが、さすがに混んでいるのか19時時点でアップデートが完了してません(汗)。なので軽く、現在のわたくし目の装備について書いてしまおう。

 ご存じのとおり、俺はガンランサーだ。その生粋度はかなり高く、現時点で持っている武器は大剣1本とハンマー2本(しかも1本は”さびた塊”を精製したら当たりを引いてしまったので持ってるだけ)を除いたらすべてガンランスである。その数4本。現在の俺のランクが25だから、これはかなりの数ではなかろうか。

 このようにガンランス度の高い俺だから、防具もキチンとそれに合わせてピックアップしている。いや、この場合は”ランスにあわせたスキルをピックアップしている”と書いたほうが正しいな。ランス系の武器は防御性能に長けていると言われるが、やはりそれ相応のスキルを着けないと真の力は発揮できないものなのである。

 ランス系の武器が持つガード能力を引き出すには、”ガード性能”のスキルを着けるのがいちばん手っ取り早い。PSPの『モンスターハンターポータブル 2nd』だと”ガード強化”というスキルもつけないとポテンシャルを最大限に発揮できないのだが、やってみたところ『2(ドス)』がベースの『フロンティア』は、ガード性能のスキルポイントを高めていけば『2nd』で言うところのガード性能とガード強化の両方の効力を発揮できるようだ。

 ガード性能というスキルは、モンスターの強烈な攻撃をガードしたときに攻撃の威力を軽減し、さらにノックバックも防いでくれるというもの(スキルポイント10で発動)。スキルポイントが20(すんません、15って書いてたんですけど、20でした!!)になれば”ガード性能+2”という最強のガードスキルが発動し、これを纏ったハンターはモンスターの攻撃のさらなる威力軽減はもちろん、ガード不能だったグラビモスのレーザービーム、バサルモスの毒霧、フルフルの電撃攻撃などもガキーンと防ぐことができるようになる。まあ、受け止めることができるだけなのでじつは結構体力は減ってしまうので過信はできないのだが、「避けきれない!」という刹那にR1ボタンを押すだけでダメージを最低限に抑えられるガード性能+2は、ランス系の武器を身につけるものにとってはまさに”最強のスキル”と言えるのではなかろうか。なので俺は、”見切り”や”匠”といった攻撃系のメジャースキルを着けるよりも先に、このガード性能を纏うことを目標においている。『モンスターハンターG』でランスに目覚めて以来、この方針は変わっていない。人によっては「ガード性能はチキンスキルだ」とも言われるようだが、凶悪な攻撃を避けることなく、ガキーンガキーンと受け止められるガード性能は、かなりの”勇者スキル”だと思うんだけど、違うかなあ。

 というわけで、俺は『フロンティア』においてもガード性能をつけることを最初の目標とした。このスキルのいいところは、比較的序盤でも装着することができることなのである。序盤も序盤、やっとゲリョス討伐にいけるようになったとき、首尾よく沼地マップの採掘現場でライトクリスタルを掘り出すことに成功し、製作リストに登場したのが”スチール”系の防具。非常にシンプルな見た目の防具だが、ガード性能ってことに関してはこの防具の右に出るものはいない、ってくらい優れているので、俺は迷わずこのシリーズを製作。数日後に火山に行けるようになり、バサルモスを討伐して武器リストに出てきた防具を眺めたらこれにもガード性能のスキルポイントが多く含まれていたので、頭と脚の防具をバサルモスとした。つまり、

頭:バサルモス
胴・手・腰:スチール
脚:バサルモス

 となったわけである。しかしこれだとガード性能+2に必要な20ポイントに足らないので、バサルモスの頭装備に”鉄壁珠”という装飾品をふたつつけた。これで見事、ガード性能+2が発動。しかも”毒半減”のオマケつきだ(調合成功率マイナス5もついてるがな!)。

 俺はこの装備を、確かハンターランク12くらいのときに完成させた。以来、多少のパワーアップはしているがランク25の現在に至るまでずっとつけ続けている。防御力という点から見ると、グラビモス、ディアブロス、リオレウスあたりと戦うには心もとないこと甚だしいが、いま持っている素材でガード性能+2を発動する防具が作れないのである意味、仕方ないとも言える。

 俺が防具を着替えるのはいつになるのだろうか……。

 珍しくマジメなことを書きながら、そんなことを思った。

2007年07月20日

リファインアップデートで貧乏突入間違いなし!!

Today's text 大塚角満

 大塚角満ブログにも書きましたが、E3という北米で行われたゲーム関連イベントの取材に行っておりました。なんと、ここで駄文を綴っているファミ通猟団のメンバーは、ほぼ全員。じつはE3期間中もブログは更新できるようにいくつかコラムを仕込んでいたんですが、現地のネット環境が最悪で仕込みはすべて時空の彼方にすっ飛びました。ゴメンナサイ。

 では久々のリアルタイム更新ということで、我々の現況をお伝えしましょう。まあ、ハンターランクだけでいいか。

・大塚角満……23
・中目黒目黒……21
・女尻笠井……21
・江野本ぎずも……13
・百人(略)……14

 ……なんたる体たらく!! とくに下のふたり。まあ江野本はE3に行ってたのである意味しかたないが、いちばん下のは……。ちょっと考えないといけませんな。

 気を取り直して今日のコラム。

 E3から帰ってきて、ここ数日急ピッチでクエストをこなしていろんな飛竜、出来事に遭遇した。飛竜で言うと、フルフル、リオレイア、ショウグンギザミ、ドドブランゴ、グラビモス、ディアブロス、そしてリオレウスあたりまで顔合わせを終えている。でも、それらの強大な飛竜との戦いの裏には、大きな逡巡があったりするのだ。

 じつは、いま俺が佇んでいる20前後のハンターランクは序盤における最初の審判のときで、武器を強くするか防御を固めるか、それともナマクラ武器にペラペラ防具でも構わないから今後のために貯金をしておくのか、大いに悩まされるポジションだったりする。しかもこのくらいのハンターランクで作れるものはかなり限られてきて、最初のころから大事に育ててきた武具も、つぎにパワーアップするには上位の素材が必要になってくるため強化が頭打ちになってしまう。すると飽きっぽい女尻笠井などは、メイン武器の弓を作ることも、強化することもできなくなったものだから、つぎは太刀、つぎはハンマーと手当たり次第にロクに使いもしない武器ばかり作り散らかして、いつも「金がない金がない……」と悔恨の歌を歌っている有様だったりする。俺はメイン武器のガンランス以外では、『2nd』から導入されたフルフル素材の大剣"フルミナントソード"を作ったくらいだし、防具もガード性能+2が発動するものをハンターランク10くらいのときに作れてしまったものだから、少々汗臭くなってきたなと思いながらもそればかり好んで装着している。なのでゼニーはほとんど使うことなくひたすら貯めこんでいるわけだが、これは狙ってそうしているわけではなく、作りたいものがリストに出てこないためにやむを得ず、そうなっているだけのことだ。俺みたいにシリーズ作品を全部やり込んでいるベテランハンターだと、上位以降に出てくる綺羅星の如き魅力的な武具の数々がいくつもアタマに浮かんできてしまうので、よっぽど追い込まれない限り、「序盤で無駄遣いするのはちょっと……」と思ってしまうものなのだ。

 ところが本日、カタクナな俺すらを揺さぶってしまう発表が『フロンティア』運営チームから成された。なんと2007年7月25日にリファインアップデートなるものが施され、未知の武器やひとり用の配信クエストまで追加されるというではないか!! うーんこれは散財してしまいそうだなぁ……と導入される武器リストを見てヨダレを垂らしていたわけだが、自分ひとりで悦に入っているのもナンなので、ここにズラズラと書き連ねてしまおう。

◆7月25日に追加される武器

・スネークバイト(片手剣)
・スネークバイト改(片手剣)
・蛇槍【ナーガ】(ランス)
・ワイルドボーンランス(ランス)
・ワイルドボーンランス改(ランス)
・猛槍ドスファンゴ(ランス)
・フレグランス(ランス)
・フレグランス改(ランス)
・バキュームスティック(ランス)
・ハイパーバキュームスティック(ランス)
・アイルーラグドール(ライトボウガン)
・メラルーラグドール(ライトボウガン)
・クックフューリー(片手剣)
・クックプラニティ(片手剣)
・ドラグエッタ(片手剣)
・フェザーエッジ(片手剣)
・スコーチャー(大剣)
・ヒュプノブレイド(大剣)
・ナルコレプター(大剣)
・レイトウ本マグロ(大剣)
・炎斬【煉】(太刀)
・焔灼(太刀)
・烈火(太刀)
・アングリーホーン(ランス)
・レイジングホーン(ランス)
・ヒートブラスター(ガンランス)
・フレイムガンランス(ガンランス)
・ワイルドガンランス(ガンランス)
・バリアントガンランス(ガンランス)
・マカライトインパクト(ハンマー)
・ドラグライトハンマー(ハンマー)
・グレートボーンアクス(ハンマー)
・ブルータスアクス(ハンマー)
・氷塊(ハンマー)
・大氷塊(ハンマー)
・ヒュプノクラリネット(狩猟笛)
・ウィングクラリネット(狩猟笛)
・ラヴァアルパ改(狩猟笛)
・九九式トランペット(狩猟笛)
・ブリリアントボウ(弓)

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▲アイルーラグドール

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▲アングリーホーン

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▲クックフューリー

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▲氷塊

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▲九九式トランペット

 なんと40種類!! コピペじゃなくてタイピングしたから指つりそう!!! ていうか、知らない武器がたくさんあるよ……。ヒートブラスターとかいうガンランス、いったいどんな……。この大量の追加武器って、PC版ならではだよなあ。これはもう、貯めこんだ財産(つっても、10万ゼニーくらいだけど)を大放出するしかない!!

 このほか、7月25日のアップデートではついに"ひとり用クエスト"が受注できるようになる。『2(ドス)』のジャンボ村で受注することができたシングルクエストが、『フロンティア』用にアレンジされて登場するってわけだ。ちょっと抜粋しよう。

●"ヒーローブレイドF"入手クエスト
ついに登場するモノブロス狩猟クエストで"一流ハンターの証"を入手すると、工房で片手剣"ヒーローブレイドF"を生産できるようになる。

●"イカリハンマーF"入手クエスト
ガノトトス狩猟クエストで"豪腕の鎖F"を入手すると、工房でハンマー"イカリハンマーF"を生産できるようになる。

※配信クエストに関する詳細な情報は、毎週お送りする"配信クエスト情報"にてお伝えします。

●"封龍宝剣F"の入手(※クエストじゃないっす)古龍襲撃の際、工房に現れる"伝説の職人"から生産可能な"朽ちた龍剣F"から、"封龍宝剣F"への強化が可能になる。

 さらに、マイギャラリー用の家具の追加、猟団機能の追加など、痒いところに手を届かせるリファインが行われる予定だ。

 もう、仕事してる場合じゃないな!!(結構マジ)

2007年07月06日

ちょっと一服。確認作業を

Today's text 大塚角満

 さてさていよいよ待ちに待ったワクワクドキドキの(シツコイ)、『モンスターハンター フロンティア オンライン』の正式サービスがスタートした。これによりついに、PCでの本格的なハンティングライフがスタートするのだ!! わーいわーい。というわけで我々ファミ通猟団の面々は、会社に出社してPCの電源を入れるやいなや、メールソフトを立ち上げるよりもさきに『フロンティア』のショートカットをダブルクリック。ランチャーを立ち上げてすぐさまメゼポルタに突入するという毎日を過ごしております。おかげで現時点での我々のハンターランクは、

・大塚角満………14
・中目黒目黒……12
・女尻笠井………10
・江野本ぎずも…10
・百人(略)稲葉…8

 となっている。なかなかにして順調ではなかろうか。突っ走っている人はすでに、アンドロメダの彼方ってくらいのハンターランクになっているようだが、我々はのんびりちまちま慎ましく、ドンドルマの片隅で生きていこうと思います。

 さて、いまサラリと”正式サービスがスタート”と書いてしまったが、じつはプレイするうえで注意しなければならないこともいくつかある。『フロンティア』の公式サイトに事細かく掲載されているが、ちょっとここでおさらいしておこう。

 まず正式サービスにはふたつの形態がある。”トライアルコース”と”ハンターライフコース”がそれ。トライアルコースは遊ぶうえでの機能に制限があるが、誰でも無料で遊べるコースで、ハンターライフコースは利用料金を払ったうえで機能制限なく『フロンティア』のすべてが遊べるコースだ。トライアルコースで制限される機能はけっこうあるので必ず公式サイトの専用コーナーで確認していただきたいが、ざっとここにも抜粋しておこう。

●トライアルコースで制限される機能

・ハンターランク……2まで
・配信クエスト……不可
・公式狩猟試験……不可
・チャット……全体チャット不可
・猟団……作成不可(参加はできる)
・フレンド機能……ジャンプ不可
・アイテム……受け渡し不可
・メール……送信、返信、保護設定不可
・マイギャラリー……利用不可(入ることはできる)
・マイガーデン……利用不可(入ることはできる)
・アリーナ……利用不可(施設に入れない)
・大老殿……利用不可(施設に入れない)
・美容室……利用不可(入ることはできる)
・家具屋……利用不可

 こんなところかな? このように抜き出すと不便なように見えてしまうかもしれないが、ハンターランク2になればけっこういろいろなクエストに行くことができるし(※当初”イャンクックまで行ける”と書きましたが、その後のアップデートによりハンターランク2までのクエストのみ参加、という条件に変更になりました)、武具を作ることに制限はないので(ハンターランク2までに作れるものとなるとおのずと制限されるけど^^;)、『フロンティア』で初めて『モンハン』に触れる人たちが「『モンスターハンター』って、こういうゲームなんだ!」と確認作業をする分には何の問題もないだろう。『モンハン』というゲームは一見複雑そうに見えるが、やっていることはじつにシンプルだ。やることと言ったらクエストに出かけてモンスターを倒し、その素材を持って帰って武器や防具を作る。これのくり返しである。ストーリーに縛られることなく、好きなクエストに出向いて好きなモンスターを狩る。そして思うままに武器や防具を作って友だちに見せびらかす……。この単純な作業に楽しさを見いだせた瞬間から、目の前に百花繚乱のハンティングワールドが広がるのである。トライアルコースでも、『モンハン』の楽しさは十分に伝わる。初心者の皆さん、緊張せずにメゼポルタ、ドンドルマで”仲間たち”(不特定多数のハンターたちのことね)に話かけ、『モンハン』の世界がどんなに楽しいか教えてもらってください。そして、仲間といっしょに狩る楽しさを伝授してもらってくださいな。

 さてここからは、『モンハン』経験者の皆様へ。正式サービス、遊んでみていかがですか? オープンβテストのときと比べて、かなりいろんな部分に手が加えらて驚いてないっすか?(笑) じつは俺も驚いた!! なんと言ってもたまげたのが、身に着けている防具のスキルがかなり大幅に変更になったこと。前回の日記で中目黒目黒も書いているが、俺がいま装着しているスチール系の防具。オープンβのときには”ガード性能+1”、”地図常備”というなかなかおいしいスキルがついていたのだが、正式サービスが始まったらガード性能+1はそのままだったが、地図常備がなくなり、”調合成功率−5”というあっちいけ的なスキルがついてる……(苦笑)。皆さん、オープンβのときに作った防具については1回きちんと、スキルを見直してみたほうがいいっすよ!! そして新たな防具製作プランを練ったほうがいいです……。でもこれを考えるのがまた、楽しいんだけどな!!

 ……なんかすげえマジメなブログで、自分で書いてビックリ。あー驚いた。

 次回は、新マップ”樹海”、新飛竜”ヒプノック”あたりのことを書きたいなあ。

2007年07月02日

序盤を遊んでみて

Today's text 大塚角満

 オープンβテストが絶賛進行中の『モンスターハンター フロンティア オンライン』だが、サーバー増強や細かな修正、臨時メンテナンスなどが行われながら、少なくとも俺は比較的順調に、ハンターライフを満喫させていただいている。βテスト開始以来初の週末となった6月30日、7月1日も、混むと思われた深夜帯に自宅から接続してみたがわりとあっさりとログインに成功。友だちと合流して、イャンクックやドスランポス、ドスファンゴあたりを乱獲しまくった。どうしても作業になりがちな序盤だが、ペラペラの画用紙装備にすぐに斬れなくなる武器を装備しているので、ドスファンゴあたりでも立派な強敵("トモ"とは読まず)。しかもいつもパーティーを組んでいる中目黒目黒や江野本ぎずもが簡単に屠り去られてくれるので(自分のことはあえて書かない)、序盤のクエストにありながら、「ししし失敗するかもっ!!」という緊張感だけはつねに持ち続けている。狩るか狩られるか。それがハンティングってもんだ!

 さて、ここ3日間ほど遊んで俺はハンターランクが7まで成長したのだが、ちょっとここまで遊んで感じたことを書いてみよう。

●ユーザーフレンドリーになった

 『フロンティア』の母体となった『2(ドス)』は、"あえてまわりくどくしている"という部分があった。たとえば"季節"の概念だが、『2(ドス)』のときはどのサーバーのどの街でもつねに同じ時間が流れていたので、モデストにいようがブレイブにいようが、寒冷期だったら寒冷期、温暖期っつったら温暖期以外の季節は存在しなかった。昼夜にしても同じだ。季節によって出現するモンスターが変わるし、昼夜によっては採れるアイテムが変化したりするので、ハンターはオノレの望まない季節に遭遇すると「早く冬が明けて夏にならないかなぁ……」とか、「陽光石採りたいので、とっとと夜よ明けろ!」と、遠い空を呆然と眺めながら指をくわえていたものである。ところが『フロンティア』においては、ランドごとに別々の季節が存在するからたまらない。「いまこのランド、寒冷期でクックがいないので、ちょっと別のランドに出張行ってきます」ってな具合に、非常にフレキシブルに狩りに行くことができるようになったのだ。『2(ドス)』をやり込んだベテランから見ると「ヌルい!」ってことになるのかもしれないが、これにより非常に間口が広がったのは確かで、ルーキーハンターも効率よく、狩りができているのではと想像している。

mhfworldsentakucom.jpg

●アイテムが集めやすい

 『モンスターハンターポータブル』シリーズではおなじみの"農場"に当たるのが"マイガーデン"。ここに住んでいるガーデンアイルー(?)に話しかけると、タダでいろいろなアイテムをもらうことができる。まだ俺がウロウロしているところは序盤も序盤なので、唯々諾々とヘボめのアイテムをもらうに止まっているが、ここには『モンハンポータブル2nd』における"トレニャーさん"(一定のポイントを渡すとトレジャーハンティングに出向いて、ステキなレアアイテムをプレゼントしてくれる神のようなアイルー)の香りがする。今後ゲームが進むにつれて、どんなにすばらしい施設になるのか、楽しみでならない。

mhfmygurdencom.jpg

●コミュニティー機能が強化

 以前から何度かここに書いているが、これまでのシリーズと『フロンティア』とでいちばん大きく変わったポイントはやはり、"コミュニケーション"の部分だ。猟団(仲のいい友だちと作るギルドのようなグループ)を作るとそれがよくわかり、チャットを"猟団専用"に設定すればたとえ違うドンドルマ、違うランドにいようとも猟団間では会話をすることが可能なのだ。これ、じつに便利な機能で、猟団仲間がバラバラに別のランドに降り立っても、猟団チャットを起動して話しかければ簡単にコミュニケーションをとることが可能だったりする。「いまどこー?」、「こっちおいでよ〜」という会話をランドをまたいでできることのヨロコビは、パーティープレイをメインに『モンハン』と向き合っている人ならば必ず感じることができるはずだ。猟団については、今後じっくりと検証していきたい。

mhfsakaba1com.jpg

●モ、モンスター、強くね……?

 これはもう、本当に俺の主観でしかないのだが、ボスクラスのモンスターが手強くなっている気がする。とくにババコンガとダイミョウザザミ……。あとクックにドスゲネポスにゲリョス……って、ほとんど全部じゃねえか!! あと、ランゴスタに代表される雑魚どものシツコサ、というか頭の良さもパワーアップしているような気がする。……本当に"気がする"ってだけでデータ的にどうだとか数値的にあーだとか言えないのが残念なのだが、こちらも今後のテーマとして研究を続けたいと思う。

mhfkukku1com.jpg

 とりあえず、序盤の序盤をプレイした感じはこんなところかな。コミュニティー機能が充実しているので、チャットメイン、パーティープレイメインでこのシリーズと向き合っている俺に言わせると非常に遊びやすい印象だ。ただ、何度も言うようだが俺はまだハンターランク7の人間だ。まだまだ見えていない部分のほうが圧倒的に多いだろう。じっくりと遊んでみて、ベテランならではの視点でいろいろと書いていきたいと思う。

2007年06月22日

お知らせ

Today's text 大塚角満

 ニュースでもアップしましたが、『モンスターハンター フロンティア オンライン』のスケジュールが変更になりましたね……。うーん、残念。でもこの延期で障害を徹底的に取り除いて、7月5日からの正式サービスに万全の体勢で臨んでいただきたい! と思ったりしました。それまで、『モンスターハンターポータブル 2nd』の未クリアークエストでもコツコツとこなしますかね……。

 さてこのブログ、オープンβテストの開始を見込んで、気合入りまくりで早々からスタートしましたけど、βテストが始まらない限り書くネタがないのは当たり前!! というわけで、6月28日のオープンβテストスタートまではお休みかな、って思っております。楽しみにしていてくださった読者の皆様、ゴメンナサイ。ちなみにブログの更新頻度ですが、だいたい週3回くらいと考えていただければいいかな、と。書く順番も、とくに考えてません。そのとき書きたい人が書く、っていう割とユルめなスタンスで臨もうと思います。書きたいネタがある人が好きなときに書く、って感じなので、週3回よりも更新は多くなると確信してますがね^^;

 というわけで、ブログ再開までしばしお待ちください! また1週間後にお会いしましょう!

 ……あ、大塚角満ブログはシツコク更新しているので、お暇でしたらぜひ、覗いてみてくださいな(笑)。

2007年06月21日

メゼポルタに降り立った!

Today's text 大塚角満

 さあさあ、ついにやってきました『モンスターハンター フロンティア オンライン』のオープンβテストが!! もう、半年くらいまえからお待ちしておりました!! とりあえず、会社のPCでプレイできるのは当たり前ってところですが、やっぱりここは自宅のPC(これのために新調済み)で遊んでみたい!! ってことで、まずは公式サイトからクライアントをダウンロードしてみました。パッケージ版も持ってるけど、ここはひとつの儀式として、ダウンロードしてみようと思ったのだ。でも今日はオープンβの初日。きっとなかなかダウンロードできないんだろうなぁ……と覚悟していたのでだが、わりとすんなりダウンロードすることができた。

ダウンロード画面
▲ダウンロード時間は、約15分ってところだった。意外なほどすんなり。


 ダレットの会員登録はとっくの昔に済ませてあったので、すぐにIDとパスワードを入力してログイン。ログイン……ログイン……。ログインできねえ!! でもこれ、はっきり言って想定内の出来事。やっぱり人気のあるネットゲームのスタート初日は、こうなるのがもはや当たり前なんだよね。何度か弾かれながらも根気よくログイン作業を続けていたら、ついに『フロンティア』の世界に入ることができました!! やったやった! まずはお約束のキャラクター作成。自分に似せるべく、なるべくイケメンの好男子を選択する。おお……。に、似てる……。でも抗議の電話が殺到しても困るので、イケメンハンターの姿はさらしませぬ。

 キャラクターが完成したら、さっそくメゼポルタ広場へ。メゼポルタ広場はハンターがドンドルマの街に入るまえの関所のようなところで、多くの人とチャットしたり、買い物が楽しめたりする。ここで仲間を見つけていっしょにドンドルマに入り、そのままクエストにも行っちゃう……ってのがオーソドックスな流れになりそうだ。”猟団”システムといい、『フロンティア』はこれまでの家庭用ゲーム機の『モンスターハンター』シリーズと比べて、より"コミュニケーション"の部分に重きが置かれているようだ。狩りよりも何よりも、友だち連中とチャットをすることが大好きな俺には、まさにうってつけの世界だ!! 早くも多くのハンターでごったがえすメゼポルタ広場を眺めながらそんなことを思ったりした。

 それにしても、なんか動きにくい。俺のキャラ、走らないし……。ってことで、いまさらながら気がつきました。自宅にはPC用のゲームコントローラーがないよ!! 買おう買おうと思っていたんだけど今日の今日まで忘れていて、哀れにもオープンβの初日を迎えてしまった……。なんたる失態……。でも噂によると、慣れさえすればゲームコントローラーがなくても華麗なハンティングができるようになるという。まあ確かに、一時期めちゃくちゃハマっていたPCの『ディアブロ』なんかでは、マウスとキーボードだけでそれはそれは見事にモンスターを狩っていたものだ。そう考えれば、この『フロンティア』もコントローラーなしでいけるかもしれない。ひとりくらい、マウスとキーボードで原野を駆け巡るハンターがいてもいいではないか。うんうん、そうだそうだ……とひとり納得しながらも、「でもべつにその役は、俺じゃなくてもいいよナ」とつぶやき、百人乗っても稲葉のマヌケ面を頭に思い浮かべるのであった。

メゼポルタ広場
▲念願のメゼポルタ広場に降り立った! すでに多くのハンターが集っており、
チャットや買い物にいそしんでいた。俺もやるぞおおおお!!


 しかしここで残念なことに、ネットの接続が切れてしまった。以降なかなか、ログインすることができない。やっぱりスタート初日は一筋縄ではいかない。と思っていたら、『フロンティア』の公式サイトにつぎのような一文が掲載されていた。

◆◆◆

■アクセス集中に伴うメンテナンスのお知らせ

平素より『モンスターハンター フロンティア オンライン(MHF)』を
ご利用いただき誠にありがとうございます。

本日16:00より開始したオープンβテストにつきまして、
現在、「MHF公式サイト」及び「ゲームサーバー」に多くのアクセスが
集中しておりますため、下記が困難な状態が発生しております。

・ゲームサーバーへの接続
・MHF公式サイトの閲覧

この問題の解決のため、下記の時間より緊急メンテナンスを実施しております

■日程
 2007年6月21日(木)17:00〜
 ※メンテナンスの終了時間は1時間後に再度ご報告いたします。

■対象
 ・ゲームサーバー
 ・Webサーバー

■メンテナンス内容
 アクセス集中の改善

正式サービスを間近に控えた本オープンβテストにて
このような事態になってしまい、ご利用のお客様には
ご迷惑をおかけしますことを深くお詫び申し上げます。

◆◆◆

 まあでも、仕方ないよなスタート当初は。俺も「早く遊びたい早く狩りたい!!」と血管がぶち切れんばかりに興奮していたけど、なあに、慌てることはないのだ。『モンハンG』、『モンハン2(ドス)』はどちらも1500時間以上遊んだ俺である(ちなみに『2(ドス)』は現在進行形で遊んでいる)。『フロンティア』でも、長い長い旅が待っているのだ。イライラしても仕方がない。長い目で見ながら、じっくり、ゆっくりと遊ぼう。なかなかドンドルマに入れないことなど気にせず、俺はのんびりとした気分でそう思った。

 『モンスターハンター フロンティア オンライン』。

 まだ始まったばかりだ!!

2007年06月14日

角満は『フロンティア』に住み着く決心をした

Today's text 大塚角満

 いよいよ本日から、ファミ通猟団による"『モンスターハンター フロンティア オンライン』遊び尽くし指南の書!?"がスタートです!! パチパチパチ。……え? おめえは誰だ? ですって? イヤだなぁもう^^ ファミ通で『モンハン』と言えば……そう!! 大塚角満ですよカドマン!! 『モンハン』あるところ、どこにでも顔突っ込むよ俺は!!

 と、のっけからハイテンションですが、それも仕方ないと思いませんか? 思いませんかそうですか。だって、もうすぐPC版の『モンスターハンター』、『モンスターハンター フロンティア オンライン』の正式サービスがスタートするんですものっ!! こりゃあもう強引にでも出しゃばって何かやらなければならぬ! ってことで、俺のブログとは思えないほどページを装飾!! 大塚角満ブログとは別に、新たにここに住居を構えて『フロンティア』を遊び尽くそうと目論んだ次第であります。

 さてこの『モンスターハンター フロンティア オンライン』。ファミ通.comで何度も報じているとおり、プレイステーション2用ソフト『モンスターハンター2(ドス)』を母体に作られたPC用ソフトだ。『2(ドス)』を母体にしているソフトといえばすぐに大ヒット中のPSP(プレイステーション・ポータブル)用ソフト『モンスターハンターポータブル 2nd』が思い浮かぶが、この『2nd』が『2(ドス)』を進化・発展させたのと同様に、『フロンティア』も"まったく別物!"と思ってしまうくらい随所に手が加えられている。まず見た目的に大きく変わったのがメゼポルタ広場。ドンドルマの街に入るまえの関所のような場所で、多くのハンターが会話したり、買い物したりして思い思いの時間を過ごす。オンラインゲームで言うところの"ロビー"のような位置づけになっており、実際にオノレの分身とともに、ほかのプレイヤーが操っているキャラクターも視覚的に確認することが可能。つまりここは、これまでの『モンハン』シリーズにはなかった"ビジュアルロビー"ってわけだ。オンラインゲームにおいては何よりも、大勢で集まってワイワイとチャットをすることが好きなワタクシ。このメゼポルタ広場でも、いろいろな出会いやハプニングに遭遇することを期待している。

 そしてシステム的には、"猟団"を作ることができるようになったのが大きい。気の合う仲間と徒党を組んで密にコミュニケーションを図れるようになる猟団は、コミュニケーションツールとして見たときの『モンハン』に、もしかしたら革命を起こすシステムになるかもしれない。今回、このブログにおいて俺以外のメンバーもライティングに加わるのは、この猟団のシステムがあったからだ。まだ"ファミ通猟団"で何を行うのかはっきりとは見えてはいないが、時間はたっぷりある。じっくりと腰をすえて、猟団を育てていきたいと思う。

 またこれ以外にも、映像がシリーズ随一の美しさを実現しているのはもちろん、新モンスター、新アイテムの登場、さまざまな企業、商品とのコラボレーション、自分の部屋を装飾できるようになるなど、PC版ならではのフレキシブルなパワーアップが随所でなされている。これはもう、『2(ドス)』や『2nd』とはまったく別物と思って臨まないといけないようだ。気合入るなあ。
 
 底の知れない『モンスターハンター』の世界観を、さらに深め、広げる可能性を秘めた『モンスターハンター フロンティア オンライン』。我々5人、『モンハン』に対する経験値はバラバラだし、立ち位置もまったく変えてゲームに臨むつもりだが、だからこそ、この世界観の魅力をさらに引き出す遊びかたを提示できると思う。"指南の書!?"なんて生意気にも銘打っているが(!?を最後につけるあたりが俺らしいが)、一生懸命『フロンティア』の世界に浸っていこうと思っているので、末永く、お付き合いください。

 さあて、まずは何をしようかな……。

 あ!!

 ちなみに今回も俺は……ガンランスをメイン武器にモンスターが跋扈する荒野で生きていくつもりです!! ガンランス最高!! はぁはぁ。

ファミ通猟団メンバー

●大塚角満
大塚角満ご存じ(?)、ファミ通のモンハン番長。ドタバタプレイ日記『本日も逆鱗日和』を上梓したばかり。ガンランスをこよなく愛するファミ通猟団のリーダー。
●中目黒目黒
中目黒目黒じつは初代『モンハン』からシリーズに触れている恐怖のテケトープレイヤー。属性や弱点などいっさい構わず、今日もテキトーに狩猟笛を奏でる。
●女尻笠井
女尻笠井角満ブログにもたびたび登場するヘビーユーザー。シリーズのプレイ時間は長いくせに、武器やアイテムの知識が驚異的に乏しい。愛用の武器は弓。
●百人乗っても稲葉
百人乗っても稲葉クックもレウスも知らない、オマエ本当にファミ通の人間か的な超ルーキーハンター。なんとなく、大剣を使いたいらしい。
●江野本ぎずも
江野本ぎずもファミ通猟団の紅一点。『モンハン』シリーズ未経験の超初心者だ。女の武器を使って野良クエに精を出す!? 武器は片手剣を使うそうな。

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