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音ゲーアドベンチャー『UNBEATABLE』PC版が待望の日本語対応! ギターノイズとともに疾走するドチャクソエモい音楽物語が日本語化でより刺さる!

音ゲーアドベンチャー『UNBEATABLE』PC版が待望の日本語対応! ギターノイズとともに疾走するドチャクソエモい音楽物語が日本語化でより刺さる!
 音楽アドベンチャーゲーム『UNBEATABLE』のPC版に、待望のアップデートで日本語が追加された。アップデート記念の30%オフセールも行われている。
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 またPC版では海外ボカロ勢のジェイミー・ペイジ(FLAVOR FOLEY)による楽曲やリミックス、本作の開発D-CELL Gamesのサウンドチームとのコラボ曲など全12曲を追加するDLC“The Jamie Paige Content Companion”も配信開始。こちらの価格は1200円となっている。

 なおプレイステーション5/Xbox Series X|Sで配信されている英語版では諸事情により少々遅れて同様のアップデートとDLCを近日配信予定とのこと。

 本誌では勢い余って昨年12月に英語版でのレビューをお届けしているのだが、今回パブリッシャーのPlaystackの協力によりあらためて日本語版+DLCを先行プレイしたので、その内容をお伝えしよう。

ギターノイズとともに感情が疾走する物語が日本語化でより刺さる!

 『Unbeatable』の舞台は、音楽が違法化された世界。アドベンチャーゲーム形式のストーリーモードと音ゲー特化のアーケードモードのふたつで構成されており、前者ではボーカルのビートと彼女と出会った12歳の女の子クェーヴァーを中心とするバンドの旅と戦いの日々が描かれる。

 その特徴は、開発チームのコアメンバーによる音楽ユニット“peak divide”を中心としたコンポーザー陣による最高なサウンドと、それにまったく負けずにエネルギッシュなストーリーテリングだ。
『Unbeatable』最エモ音ゲーADVが待望の日本語対応!
ストーリーモードの見せ場では、『フリクリ』やTRIGGER作品のような爆発するエナジーを感じるアニメーションやカットシーンなども盛大にぶっこまれる。
 その物語は、ティーンの鬱屈とした悩みや、抑圧的な状況下でのフラストレーション、仲間との衝突、そういったあれこれがやがて音楽的衝動に昇華してギターノイズとともに極上の楽曲として爆発するという、ゲーム自体がインディーロック的なエモい内容。

 そしてそういう感情にまかせて突っ走る内容だからこそ、日本語化のおかげでナチュラルに理解できるのがありがたい。というのも本作、相手が喋り始めたところに強引にセリフを重ねていく描写が頻出したり、(結構ハードな)ミニゲーム中に大事な会話が展開されるといったシーンまであるので、多少英語テキストを読むのに慣れていても解釈が追いつかないことがあるのだ。
『Unbeatable』最エモ音ゲーADVが待望の日本語対応!
食い気味にセリフを被せていくテンポ感が特徴なんだけど、日本語になるとフキダシが重なっても大体わかるのがよい。
『Unbeatable』最エモ音ゲーADVが待望の日本語対応!
あ、あの、ドラマーのクレフがスゲーいい話してるっぽいのはわかるんだけどボールが来てるので……。このシーン、正直言うと日本語でも全部読み取るのは厳しい。
 また本作、海外の日本オタク趣味な演出というか、セリフのなかでフォントサイズを変えたり太文字や波エフェクトと効果を足すフォント芸が施されていたり、UIテキストや昔のアニメの海外海賊版のファンサブ(ファン翻訳)めいた“訳注”でツッコミを入れてきたりもするんだけど、もちろんそういったあたりもキッチリ日本語対応している。

 そういった小ネタだけでなく、章ごとに明かされていく裏設定のテキスト(長い)なども訳されているので、時にくだらなくもアツい物語を体感したい人も、サブテキストまで掘り尽くしたい人も日本語対応の恩恵を受けられると思う。
『Unbeatable』最エモ音ゲーADVが待望の日本語対応!
“注の自己主張が強い”っていうあるあるギャグなんだけど、こういうの結構好き。
『Unbeatable』最エモ音ゲーADVが待望の日本語対応!
警察のクレストは悪いやつじゃないんだけど、スピーチとかは超グダるのでテキストのフォント芸も全開でふにゃふにゃに。
 訳文も少々の引っ掛かり(これは原文のクセもあるだろう)を除けば大満足。オーディオログなどの字幕表示機能もついている。強いて言えばいっそストーリーモード中の音ゲーパートで出てくる楽曲の訳詞も表示してくれたら良かったと思うのだが、これはまぁもともと歌詞表示機能がないので仕方なしといったところ。

ヘンな部分は相変わらずスゴくヘン

 ちなみに本作、発売以降ローカライズ以外にもアップデートが続けられていてバグなども減っている。

 一方で、ストーリーモードで“いまどこに行って何をすればいいか示す目標表示がない”といったような迷いやすい部分はまだまだあるし(一応、多くの場面ではセリフやカメラ演出でさらっと説明してくれるのだが、忘れた時に途端に困る)、突然始まるミニゲームやリズムゲームの変種についても同様に、何を求められているのか困惑することもしばしばあるだろう。

 ある意味インディーらしいアンバランスなストイックさというか、「わかんだろ?」と言わんばかりにプレイヤーの自主的な理解任せの部分もある……という点を覚悟しつつ『UNBEATABLE』ワールドを満喫してほしい。
『Unbeatable』最エモ音ゲーADVが待望の日本語対応!
本筋にあまり関係なく某バーテンダーADVのようなカクテル作りミニゲームがあったり、妙な部分がやたら凝ってたりする。

Switch 2ダウンロード版は一旦延期

 なお、当初本アップデートと合わせて配信開始予定だったSwitch 2のダウンロード版は、最適化がまだ詰めきれていないとのことで配信が一旦延期となっている。PS5/Xbox版同様にこちらも調整が済み次第あらためて配信日を発表するとのことなので、今しばらくお待ちいただきたい。

初DLCも名曲揃い!

 ジェイミー・ペイジのDLCについてもインプレッションをお届けしておこう。このDLCは、上下2ボタンでプレイする音ゲーパートに特化したアーケードモードの楽曲などを拡張するコンテンツとなっている。
『Unbeatable』最エモ音ゲーADVが待望の日本語対応!
メインの音ゲー部分は『Muse Dash』系の2ボタン操作のリズムゲーム。アーケードモードではこちらに特化して楽曲プレイに没頭できる。
 収録楽曲は重音テトなどを使ったダンサブルなインディーポップが揃っていて、相変わらず楽曲のクオリティーは高く、プレイ中はかなりアガる。『Unbeatable』本編のサウンドのなかでも、メインのバンドサウンドを拡張するようなダンスミュージック寄りの楽曲群にグッと来た人には間違いないものになっていると思う。

 なかには一般的なレベルより一段難しめの曲もあるので、やりごたえのあるステージを求めていた人も満足できるんじゃないだろうか。
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