ゾンビやクリーチャーを相手に銃をメインに戦う

本作は『龍が如く』シリーズのスピンオフタイトル。神室町に突如としてゾンビやクリーチャーが出現するという衝撃の内容でファンを驚かせました。『龍が如く』シリーズのスピンオフには『龍が如く 見参!』や『龍が如く 維新!』といった時代劇ものもありますが、『龍が如く OF THE END』は『龍が如く4 伝説を継ぐもの』から地続きのストーリーとなっていたのが特徴。そのため、『龍が如く』シリーズの世界にゾンビが現れたら……というシチュエーションがリアルに楽しめました。
操作キャラクターは『4』のプレイヤーキャラクターであった桐生一馬と秋山駿、シリーズの人気キャラクターである真島吾朗、『2』に登場し“関西の龍”として桐生に立ち塞がった郷田龍司の4人。



印象的だったのが真島のプロローグ。部屋でゾンビ映画を観ていた真島のもとに本物のゾンビが襲撃するという展開ですが、平然とショットガンを取り出し、「最高や」、「まさかゾンビとやりあえる日が来るとはのぉ」と銃をぶっ放すところが真島らしくて最高でした。
また、郷田龍司の右腕がガトリングガンに変形する超高性能の義手になっていることもインパクトがありましたね。本作の郷田は俳優・演出家である石橋蓮司さん演じる“おやっさん”が営むたこ焼き屋に弟子入りをしているのですが、このおやっさんと郷田の関係がすごくいい。
あまり書いてしまうと物語のネタバレになりますが……郷田がたこ焼き屋を継ぐ決意をするシーンや、事件終結後に桐生と遥にたこ焼きを振る舞うシーンは泣けます。スピンオフだからこそ描けるひとつの救いとなっているので、郷田の姿を見るためにだけでも本作をプレイしてもらいたいッ……!
ゾンビやクリーチャーが相手であっても、『龍が如く』らしい熱い人間ドラマを楽しめる本作。一方で、『龍が如く』らしいおふざけ要素もしっかりあります。ゾンビ役にテリー伊藤さん、デビット伊東さん、エスパー伊東さんがゲストとして参加していて、シリアスとおふざけの振り幅がすごい。
個人的に好きだったのは美しすぎるゾンビ研究家の長谷川麗子。彼女の指令をクリアーすることで行ける場所が増えたり閉店していたお店を開放したりすることができましたが、“美しすぎるゾンビ研究家”というキャッチコピーが最高でした。当時は「美人すぎる〇〇」というフレーズが流行していて、セガさんはこういった時流のネタをキャッチするのがうまいですよね。
バトル部分はこれまでと異なり銃火器で戦う“ガンショットバトル”に。“誰でも簡単・爽快に撃って撃って撃ちまくる楽しさを実現”というコンセプトで作られており、難しい操作をすることなく、ゾンビたちと戦うことができます。



各主人公は最大で4種類の武器を装備可能で、弾数無制限のハンドガンと専用武器の2種類は固定。それ以外の銃器は好きなものを装備できるという仕組み。
銃での攻撃は□ボタンを押すだけでオーケーですが、R2ボタン入力中は“エイミングモード”となり、照準を動かすことが可能に。通常のゾンビは頭部を攻撃すればヘッドショットとなり1発で倒すことができるほか、一部の敵は弱点を狙うことが可能でした。
これまでのシリーズにあった“ヒートアクション”は、“ヒートスナイプ”という名称に。スナイプゲージが一定以上になるとバイクやドラム缶などがヒートスナイプの対象になり、これらを巻き込んで大爆発を起こしたり鉄骨を落としたりと、かなりド派手な演出が楽しめました。
本作はリマスターなどはされていないので実機で遊ぶ必要があるタイトルですが、まだプレイしたことがないという人はこの機会にぜひプレイしてみてほしいですね。












