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中国・上海ゲームイベント“WEPLAY”に日本の新作ゲームが集結。小高和剛氏の実写パネルが無数に並んだ、狂気(?)の撮影会も人気を博す!

中国・上海ゲームイベント“WEPLAY”に日本の新作ゲームが集結。小高和剛氏の実写パネルが無数に並んだ、狂気(?)の撮影会も人気を博す!
 2025年11月22日、23日に中国・上海で行われたゲームイベント“WEPLAY文化展”。本イベントにファミ通がブースを出展した。日本のゲーム会社各社との共同出展となる。

 そもそも中国のゲームマーケットは売上の90%以上がスマートフォンアプリであり、PCや家庭用ゲーム機のゲームは全体比率としてかなり少ない。少ないのだが、そもそも6億人を超えるゲームユーザーがいると言われている中国で少数派であっても、世界の中では大きな存在感を持っていることになる。現にSteamで配信されているゲームで選択された言語を確認すると、英語よりも簡体字が多い時期があることも珍しくない。

 このWEPLAYというイベントはPCや家庭用ゲーム機用タイトルの展示や試遊が中心。中国の有名なエンタメイベントである“bilibiliワールド”や“China Joy”に比べると規模は小さいものの、他イベントがアニメファンなども多く集まるのに対し、こちらは純粋なゲームファンが多く集まるザ・ゲームイベントと言える。そういった背景もあり、コスプレイヤーもほとんどいないという硬派な内容になっている。
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 筆者は数年このイベントに出展社の一員として絡んでいるのだが、主催者名“China Indie Game Alliance”が示す通り、当初は日本のインディーゲームイベント・BitSummitに近い雰囲気が漂うイベントだったが、ここ数年は東京ゲームショウで見られるような派手なブースも目立つようになり、丁度そのふたつの中間に位置するようなイベントとなったように思う。そのイベントの拡大にともなうように日本からの出展や展示も年々増加。この増加からも、ゲームメーカー各社の中国市場への興味が増していることがうかがえる。

本記事では、ファミ通ブースとメインステージを中心にそんなWEPLAYのリポートをお届けしよう。では、まずはファミ通ブースの紹介から。前述の通り、ファミ通ブースはゲームメーカー各社との共同出展として、日本のゲームを中国のゲームファンに紹介する内容になっている。

LET IT DIE: INFERNO

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 2025年12月4日にサービスが開始された、ガンホー・オンライン・エンターテイメントのサバイバルアクション『LET IT DIE: INFERNO』。本作では、WEPLAY用の体験版展示と来場者へのプレゼント抽選キャンペーンを行った。出展当時はサービス開始前で中国のゲームユーザーにはあまり馴染みのないシリーズなのだが、9月に発表されたばかりの新作ということもあり、多くのユーザーが足を止めて試遊しキャンペーンにも2日間で約1000人が参加する盛況ぶりだった。

Shiravune

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Shiravune』(白舟)は、アクアプラスなどのゲームをグローバルに販売するパブリッシャー。今回のWEPLAYでは、『うたわれるもの斬』と『To Heart』の試遊に加え、『LET IT DIE: INFERNO』と同じくブースでプレゼントキャンペーンを展開した。どちらも歴史のあるIPということもあり、多くのゲームファンがキャンペーンに参加し、試遊を楽しんでいた。

ポケットペア

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 ポケットペアが展開するパブリッシング事業で扱っている4タイトル『Normal Fishing』、『Truckful』、『Never Grave』、『CASSETTE BOY』の試遊台を出展。こちらも多くの来場者で終日にぎわっていた。『パルワールド』の関連展示はなかったのだが、同作のキャラクターである“ツッパニャン”がブースに来て来場者にアピール。中国でもは非常に高い人気を持つタイトルであり、ツッパニャンを見つけた来場者は競うように写真を撮っていた。

スクウェア・エニックス

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 スクウェア・エニックスからは、当時発売直前だった『オクトパストラベラー0』で出展。中国でも『オクトパストラベラー』シリーズは非常に高い人気を誇っており、今回は試遊台はなしでPVの展示とクリアファイルがもらえるキャンペーンを展開したところ、来場者が殺到。開催2日目の午前中に予定数を配り終える人気っぷりだった。

終天教団

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 DMM GAMESからは、TooKyoGames(トゥーキョーゲームス)とタッグを組んだ『終天教団』の試遊台とステッカーがもらえるプレゼントキャンペーンを実施。

ダンガンロンパ』は中国でも非常に高い人気があり、そのクリエイターでもあるTooKyoGamesの小高和剛氏もゲームと同じような人気があることから、現地に来られなかった小高氏のPOPを会場内のあちこちに設置し、来場者が写真を撮ってSNSにアップするという企画を実施。日本ではあまり例のないクリエイターの実写推しの企画だったが、2日間で2000以上の投稿がされるなど大きな盛り上がりを見せた。

そのほかのブースも一挙に紹介

 ファミ通ブース以外にも日本でおなじみの会社の出展は毎年増加の傾向にある。今年(2025年)も、集英社ゲームズ、松竹ゲームズ、UBIソフト、PARCO GAMES、イザナギゲームズ、MAGES.、Keyなど多くの日本のゲームユーザーに馴染みのある会社やゲームの出展があった。
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ゲームファンが多く集まったメインステージの番組配信も

 またメインステージを使って、ファミ通と各ゲームのコラボ配信番組を3種展開。各タイトルのクリエイターをゲストにお招きし、MCはファミ通グループ代表の林克彦が務めた。

『オクトパストラベラー0』ステージ

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 『オクトパストラベラー0』では、プロデューサーの鈴木裕人氏が現地のステージに登壇。実機プレイを通して本作の特徴を紹介し、現地ファンへのアピールを行った。また、ステージ終了後には鈴木氏がファンに囲まれてサインを求められる場面も。

ポケットペアステージ

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 ポケットペアのステージでは、ファミ通ブースで試遊ができる前述の4タイトル『Normal Fishing』、『Truckful』、『Never Grave』、『CASSETTE BOY』を実際の試遊を交えながら紹介。

 中国で有名なインフルエンサーである女王盐さんも参加し、会場を盛り上げた。

『終天教団』ステージ

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 『終天教団』ステージでは、TooKyoGamesから本作の企画原案/シナリオを担当した小高氏と、ディレクター/シナリオを担当した中澤工氏が日本からリモート参加。おふたりのリモート参加でも来場者の熱気は損なわれず、たくさんの観覧者が集まり大いに盛り上がった。ステージ終わりには画面上の小高氏&中澤氏とのジャンケン大会が行われ、参加者もリモートのじゃんけん大会を楽しんでいた。

そのほかのステージにも日本のクリエイターが数多く登壇!

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 そのほかのステージにも、日本のゲームクリエイターが多く登壇。レベルファイブの日野晃博氏に、元SIEでいまもインディーゲームの普及に務める吉田修平氏、『シュタインズ・ゲート』などで知られるMAGES.の松原達也氏らが多くの現地ゲームファンと交流した。

 明年再见吧!(また来年会いましょう!)
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会場のあちこちに設置される前の小高氏の実写パネル。これだけ並ぶとなかなかの狂気。
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