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『返校』『還願』『九日ナインソール』の主人公たちが“赤いろうそく”を手に走る。Red Candle Games10周年を記念したショートアニメが公開

『返校』『還願』『九日ナインソール』の主人公たちが“赤いろうそく”を手に走る。Red Candle Games10周年を記念したショートアニメが公開
 台湾のインディーゲーム開発会社であるRed Candle Games(赤燭遊戲)は、自社の設立10周年を記念した特別ショートムービーを公開した。
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 ムービーに登場するのは、いずれもRed Candle Gamesが開発・販売したゲームである『返校 -Detention-』のレイ、『還願 DEVOTION』のメイシン、『九日ナインソール』の羿(げい)。

 3人がメーカー名を思わせる“赤いろうそく”をバトンのように受け取りながら走っていく様子が描かれる。そして集まった3人は……? 最後は「感謝大家這十年來的支持(10年間にわたる皆様のご支援に感謝申し上げます)」というメッセージで締めくくられている。
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『返校』『還願』『九日ナインソール』:Red Candle Gamesが手掛けた傑作3タイトル

 Red Candle Gamesは『返校 -Detention-』を制作するため2015年に設立され、同作は2017年にPC(Steam)向けに発売。その後、プレイステーション4やNintendo Switch、スマートフォンなどに移植されている。

 1960年代に独裁政権が行った“白色テロ”と呼ばれる弾圧の歴史を題材としたホラーゲームである本作は、高い評価を獲得。Red Candle Gamesの名を世界のゲームファンへと知らしめた。
 日本語未対応のiOS向けタイトル『滅火器-烤杯的火焰』をリリースしつつ、再び大きな話題になったのは2019年発売の『還願 DEVOTION』。ところが、とある事情でSteam版が販売停止となってしまい、紆余曲折あって2021年よりRed Candle Gamesの自社ストアでダウンロード販売されている。現在でも自社ストアオンリーで販売されているPC版以外に移植版は存在しない。

 2Dホラーだった『
返校』から一変、小島秀夫監督作品の『P.T.』を思わせる主観視点による恐怖表現により、“ある家族”に起きた悲劇が描かれる。ちなみに、主人公は一家の父であり脚本家のフォンウ。今回のショートムービーに登場するメイシンは彼の娘であり、ストーリーの最重要人物だ。
 2024年に発売された最新作が『九日ナインソール』。PC(Steam)、Nintendo Switch、プレイステーション5、プレイステーション4、Xbox Series X|S、Xbox Oneと幅広いプラットフォームでリリースされている。

 前2作と異なり、本作はホラー要素のないアクションアドベンチャーゲームで、敵の攻撃をタイミングよく弾く“パリィ”のテクニックの活用が攻略上非常に重要なかなり歯ごたえのある高難度が特徴。タオ(道教)パンクと呼ばれる独自色の強いSF的な世界観も味わい深く、Red Candle Gamesのオンリーワンな魅力はそのままに新境地を切り拓いた。
 過去作に囚われない新たな挑戦を続けながらも、どんなメーカーとも異なる独自性と高い評価を両立し続けるRed Candle Games。次なる10年では、どんなゲームで我々を驚かせてくれるのか? いまから楽しみだ。
※画像は特別ショートムービーよりキャプチャーしたものを使用。
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