『餓狼伝説CotW』春麗を先行プレイ。『スト6』をベースに懐かしい『3rd』の技や新技“七星閃煌脚”が登場! 不知火舞との特殊入場シーンも必見

byあみだ

『餓狼伝説CotW』春麗を先行プレイ。『スト6』をベースに懐かしい『3rd』の技や新技“七星閃煌脚”が登場! 不知火舞との特殊入場シーンも必見
 SNKの人気格闘ゲーム『餓狼伝説 City of the Wolves』(以下、『餓狼伝説CotW』)にて、『ストリートファイター』シリーズとのコラボキャラクター第2弾“春麗”が参戦予定。本稿では、実装に先駆けてレビューをお届けする。

 すでに参戦を果たしているケンに続き、ついに格闘ゲーム界のヒロイン筆頭・春麗が『餓狼伝説CotW』に参戦する。

 同じく格ゲー界のヒロイン代表格である舞との対決が『
ストリートファイター6』(以下、『スト6』)に続き楽しめるわけだ。
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今回は『スト6』でメインキャラクターとして春麗を使う筆者が、『餓狼伝説 City of the Wolves』版春麗の魅力をお伝えする。
※本レビューで使用したバージョンは開発中の物であり、実際の仕様とは異なる場合があります。[IMAGE][IMAGE][IMAGE][IMAGE][IMAGE]
使用可能なカラーは『スト6』の新規衣装と旧シリーズおなじみのチャイナドレスの2種。

春麗使いの悲願=天昇脚が“昇龍拳コマンド”に! 気功拳もコマンド技になり使いやすさが格段にアップ

 今回紹介する春麗は、おもに『スト6』の仕様がベースとなっている。そして、『スト6』における春麗といえば、“高難度キャラクター”という認識が一般的。とくに以下の点が“春麗ムズカシイ・ポイント”とされている。
  • 対空が↓↓+キックというコマンドでとっさに出しにくい
  • コンボに専用の構え(行雲流水)が絡むので手もとが忙しい
 しかし今回の『餓狼伝説 City of the Wolves』の春麗をプレイしてみると、これらの難しいとされていたポイントが取り払われ、使いやすいオーソドックスなキャラクターに仕上がっていたのだ。

 そこで、大きく変化があった技をコマンド表からピックアップして紹介しよう。

基本操作・特殊技

 必殺技の話をする前に、まずは通常技や特殊技といった基本操作を見ていこう。前提として、『餓狼伝説CotW』と『スト6』の大きな違いにボタンの数がある。『餓狼伝説CotW』は弱/強のパンチとキックで4ボタン、対して『スト6』は弱/中/強のパンチとキックがあるので6ボタン。

 この差を埋めるべく、『餓狼伝説CotW』版の春麗は特殊技が非常に多くなっている。『スト6』での強攻撃を特殊技で出せるようになっているためだ。
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特殊技だけでこんなにたくさんある。
 特殊技がこうも多いと使い分けが難しく見えるかもしれないが、意外に違和感なく使えたというのが率直な感想。

 恐らく、『スト6』の春麗が中攻撃を主体に戦うキャラクターであるのも関係していそうだ。『スト6』ではキャンセルが効く強攻撃がしゃがみ強パンチの“孔雀掌”と特殊技の“発勁”だけ。

 使い手としてはもとから強攻撃は特殊技みたいな感覚なので、コマンドが少々変わっても使い勝手としては違和感は感じなかった。
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→+強パンチで『スト6』の立ち強パンチ。ワイルドパニッシュからコンボが狙える仕様上、けっこう強いかも?
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→+強キックの“翼旋脚”も隙が少ないので『スト6』より気軽に使える。
 また、一部の技に関しては『スト6』ではなくほかのシリーズ作品の物が使われている。

 わかりやすいところでは、下段避け攻撃が『
ストリートファイターIII 3rd STRIKE』(以下、『ストIII 3rd』)の“リープアタック”、上段避け攻撃が同じく『ストIII 3rd』の←+中パンチ初段のモーションが使われていた。さきに参戦していたケン同様、結構『ストIII 3rd』のモーションが多く使われている印象だ。
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 さらに、先述した“春麗ムズカシイ・ポイント”のひとつである“行雲流水”が『餓狼伝説CotW』にはないため、シンプルなコンボで戦えるキャラクターになっている。

 また、『餓狼伝説CotW』独自の要素である“フェイント”がほかの『餓狼伝説CotW』キャラクターと異なっており、強攻撃→“フェイント”で有利時間を伸ばしてコンボをする、といった動きが基本的にないと思われる。

 代わりに通常技→通常技がつながるようになっているので、『ストリートファイター』の感覚でコンボができるだろう。
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フェイント対応技は百裂脚と気功拳。百裂脚フェイントは全体動作が長いものの大きく前進するので、通常技から距離を詰めて奇襲する動きができそうだ。

気功拳

 春麗が難しくなくなった要素・その1がこの“気功拳”だ。『スト6』では“タメコマンド”であったが、『餓狼伝説CotW』では“波動拳コマンド”に変更。前に歩きながら通常技→“気功拳”とスムーズに連係できるようになり、立ち回りでタメ管理をしなくていいのはうれしいポイント。

 それでいて性能は『スト6』とほぼ変わらず。弾速の遅い弱版と発生の早い強版を使い分けられる仕様なので、感覚的には“ほたる”の“発気掌”に近い使い勝手だと感じた。
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覇山蹴

 シリーズおなじみ、飛び上がりながら強烈な浴びせ蹴りをくり出す技。飛び上がる部分で相手の飛び道具や通常技をかわしつつ攻撃できる。通常版は上段判定だがREV版は中段判定となっており、意表を突けばガードを崩す手段として使えそうだ。
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空中の相手に当てるとバウンドするので、コンボパーツとして組み込んでもおもしろい。
『餓狼伝説CotW』では“ブレーキング”に対応しており、攻撃判定を出さずに移動技として使うこともできる。

 しゃがみ強キック(『スト6』でのしゃがみ中キック)からキャンセルして“覇山蹴”を出し、さらに“ブレーキング”して投げ。というようなトリッキーなプレイも可能。『スト6』と違ってどの強度でも確定反撃を受けないので、気軽に出せるのは『餓狼伝説CotW』版ならではだ。

天昇脚

 多くの春麗使いが一度は悲しい思いをしたことがあるじゃじゃ馬、それがこの“天昇脚”だ。というのも、『スト6』の天昇脚はコマンドが“↓↓+キック”であり、とっさに出しにくかった。これは、先述した“春麗ムズカシイ・ポイント”にもある通り。
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 ところが、『餓狼伝説CotW』の天昇脚はいわゆる“昇龍拳コマンド”でも出るようになっており、強版は技の動作を途中で止める“ブレーキング”に対応。反応が遅れてガードされても“ブレーキング”していれば反撃を受けない。これなら自信をもって対空を出せるというもんだ。
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“N↓N↓+キック”でも出るようになっている(Nはニュートラル)。使い分けができるのもうれしいポイント。
 この技はコンボでも大活躍。強版“天昇脚”の“ブレーキング”から弱版“スピニングバードキック”がつながったり、各種超必殺技がつながったりするので、REVゲージを使わずにコンボする時はとりあえずこの技を入れておくとよさそうだ。
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コンボ用のスピニングバードキック。ブレーキングを絡めたコンボは若干難度が高いものの威力、カッコよさともに高いのでぜひ習得したい。

帰ってきた“七星閃空脚”のパワーアップ版“七星閃煌脚”や不知火舞との特殊開幕など、演出面にも注目!

 ここまで春麗の性能的な話ばかりしてきたので、ここはひとつ演出面での魅力も語りたい。まず、筆者が推したいポイントは、ヒドゥンギア“七星閃煌脚”だ。

 この技はおもにカプコンキャラクターが他作品のキャラと戦う“VS.シリーズ”に元ネタがあり、“七星閃空脚”という技がベースとなっている。連撃系が多い春麗の技のなかで、一発ズドンと華麗な飛び蹴りを決める技。

「七星! 閃空脚ッ!」という技名の語呂のよさも個人的にも好きなので、復活してうれしい限りだ。
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 「サウスタウンで新たな仲間と出会い磨き上げた」とある“七星閃煌脚”。相手を“鳳翼扇”で空中に蹴り上げた後、巨大な“気功掌”を射出し相手を拘束、そこに飛び蹴りを入れるモーションへと進化していた。

 技のまとまりがよくカッコイイのはもちろん、“気功掌”にそんな使い道があったとは……! カインの“ヒムリッシュ・ゼーレ”あたりを参考に編み出したのかもしれない。
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 技のほかには、不知火舞との特殊入場シーンも語らずにはいられない。特定のキャラクターの組み合わせで入場シーンが変化する演出なのだが、春麗は不知火舞との組み合わせで特殊演出が見られる。

 舞のポーズを春麗が取ったり、過去作にあった構図のオマージュがあったりと、ファン必見の演出になっている。ぜひ参戦後に鑑賞してみてほしい演出だ。
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 アーケードモードなどは今回プレイできなかったものの、ケンの実装時にもおもしろいストーリーが楽しめたので、今回の春麗がどのようにサウスタウンのメンバーと関わっていくのが、いまから楽しみである。
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メニュー画面が春麗参戦仕様になっていたのもポイント。一部、開発中のため暗転してるがUIに使われているイラストは個別に鑑賞してみたいクオリティーだ。

長めの通常技と飛び道具で相手を圧倒! トリッキーさもある新しい春麗のスタイルで戦おう

 総評としては、構えや対空面での難しさを排除しつつ、覇山蹴の“ブレーキング”や百裂脚の“フェイント”を使った奇襲もできるキャラクターと言った印象だ。『餓狼伝説CotW』のキャラクターとは使用感が若干異なっているほか、さきに参戦していたケンとも違う感覚で遊べるのではないだろうか。
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軽く調べただけでも、コンボ火力などは十分ありそう?
『スト6』の“追突拳”(←or→+中パンチ)の代わりに追加された“虎顎突”(→+弱パンチ)の使いかたや、小ジャンプと空中コマンドコンボ(『スト6』のジャンプ強パンチ)を絡めた動きなど、軽くプレイしただけでもおもしろそうな動きができそうだ。
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空中コマンドコンボが空振りでも2段目まで出ることを活かして、小ジャンプといっしょに飛び込みで使えそう?
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“追突拳”と同じ感覚で使える“虎顎突”。リーチも長く発生も速い。うまい人なら確認もできそうな気がする。
 『スト6』で春麗を使っていた人はもちろん、個人的には『ストリートファイターIV』や『ストリートファイターZERO』シリーズで春麗を使っていた人になじみそうな印象を受けた。べた足の地上戦をしつつ、奇襲力もある感じが古きよき春麗のスタイルを感じたポイント。

 オフェンシブで展開の速さが魅力の本作『餓狼伝説CotW』。そんな本作で相手の攻撃を捌き、押し返しながら勝利をつかみたい。そんな人にオススメしたいキャラクターとなっている。
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