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『餓狼伝説 CotW』追加キャラ“Mr.BIG”(ミスター・ビッグ)を先行プレイ。シンプルな技構成で使いやすい『龍虎の拳』のボスキャラ!

byあみだ

『餓狼伝説 CotW』追加キャラ“Mr.BIG”(ミスター・ビッグ)を先行プレイ。シンプルな技構成で使いやすい『龍虎の拳』のボスキャラ!
 SNKの人気格闘ゲーム『餓狼伝説 City of the Wolves』(以下、『餓狼伝説CotW』)にて、シーズン1追加キャラクター第4弾として参戦する“Mr.BIG”を紹介しよう。

 “Mr.BIG”という男は、初代
『龍虎の拳』にてボスを務めたキャラクターだ。電流が流れる短棒2本で戦うキャラクターで、見た目のイメージはカリスティックに近い。
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 今回Mr.BIGが『餓狼伝説CotW』に参戦した経緯としては、サウスタウンという町と、主人公・“ロック”の母である“メアリー”と言う女性をつなぐ人物として描かれるようだ。

 格闘ゲームキャラとしての“Mr.BIG”は、華麗な棒術で相手を翻弄するというより、棒でフライングクロスチョップをしてみたりドラム演奏の要領で相手を叩きのめしたりとパワー系な技が多い印象だ。今回からの新技も含めて、どんなキャラクターになっているか見ていこう。
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今回の衣装&カラーリング。ヒゲが白くなってダンディ度があがっている。
本レビューで使用したバージョンは開発中の物であり、実際の仕様とは異なる場合があります。

技構成はシンプルに。戦術は多彩に。近~中距離の密度が高そうなパワー系オーソドックスキャラクター

 まずは、通常技や必殺技を見ていこう。今回のMr.BIGは、パンチボタンを押してもキックボタン押しても棒術による攻撃となる。遠距離強キックも強パンチもキャンセルが効くので、中距離で牽制を引っかけたときの期待値が高そうだ。

 初代『龍虎の拳』ではジャンプできない仕様だったそうだが、『餓狼伝説CotW』ではジャンプ可能なので安心してほしい(笑)。
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 通常技の中では、コマンドコンボである“遠距離強パンチ→強パンチ”がヒットを確認しやすくキャンセルにも対応。さらには大きく前進するためリーチも長いというなかなか強力そうな技だ。

 空振ってしまった際の隙は大きかったので、距離や相手のジャンプに注意しながら使っていきたい技となっている。
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 特殊技として追撃可能な中段技“プリックスティック”もあり、後述するコマンド投げと併せて相手のガードを崩す性能は高い印象を受けた。

“プリックスティック”ヒット後はしゃがみ弱キックなどにつながるので、コンボから潜在超必殺技やヒドゥンギアを絡めれば大ダメージが見込める。
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 それでは必殺技を見ていこう。まずは、彼の代名詞ともいえる突進技“クロスダイビング”をご紹介。かなり長い距離突進する技で、ダメージが高くおもにコンボの締めとして使う技となっている。

 REV版の“クロスダイビング”で突っ込んだあと、ガードされていたらほかの技でフォローする、といった『餓狼伝説CotW』ならではの使いかたもある。さらに、空中コンボに組み込む際は技の後半を当てる“持続当て”ができるとダメージの底上げができるので、シンプルそうで意外と奥の深い技だと感じた。
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『KOF』シリーズに出演した際はきりもみ回転も加えていたが、本作では元祖『龍虎の拳』リスペクトでまっすぐ飛ぶ仕様になっている。
 両手のスティックで相手を滅多打ちにする“クレイジードラム”は、近距離でのコンボで活躍する必殺技だ。

 弱版はガードされても隙が少ないのでフォローとしても使えるほか、この技を空中コンボに組み込むと相手が打ち上がるので、コンボの最初に組み込むパーツとして使い勝手がよかった。
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 素早い突きの連打を繰り出す“ドラムショット”はシンプルなコマンド投げだ。REV版からならREVアクセルを使って追撃が可能なので、超必殺技とあわせてダメージが期待できる。

 打撃コンボのダメージも結構高めな印象なので、投げと打撃のシンプルな二択も強力そうだ。
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 飛び道具の“グランドブラスター”は、目の前に衝撃波を出す技だ。弱版は必殺技キャンセルによるフォローで使いやすく、強版はガードの上から有利が取れる。代わりに、弱版では目の前にしか判定が出ず、強版でも画面端まで届かないなど、飛び道具としての性能は控えめだ。

 先に紹介したコマンドコンボの先端から強版“グランドブラスター”をだして攻めを継続したり、割り込みを狙う相手にはフェイントやほかの必殺技でフォローしたりといったおもしろい連係が組めそうだ。
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 “カリフォルニアロマンス”は、大きく飛び上がりながら攻撃する対空系の技だ。対空無敵があり信頼して出せる攻撃となっている。

 強版は発生がかなり遅く、対空としては機能し辛い性能だが、移動距離が非常に長い。遠目のキャンセル技として非常に使いやすく、ヒット時にはブレーキングからコンボが狙えるのでコンボパーツとして優秀だ。
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 最後の必殺技は“パリィオブザシラット”。目の前で棒を構える当身系の技で、弱版が上段or中段技、強版が下段技に対応している。当身として成立しなくても、追加入力で技を出せるので連係として使っていくことも可能だ。

 さきほど上げたコマンドコンボ→強版“グランドブラスター”に対して割り込みを狙う相手に、“パリィオブザシラット”をチラつかせて手を出していなければ派生攻撃を出してフォロー、といったような二段構えの攻めも展開できるようだ。
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弱版の上段当身
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強版の下段当身
 超必殺技は棒から強力な電流を放つ“ブラスターウェイブ”と、相手を突き上げる投げ技の“ライジングスピア”の2種。“ライジングスピア”については、超必殺技版は発動演出を見てからジャンプで回避できるが、潜在超必殺技版は回避できないので強力。ダメージも高いので、トドメの大技として狙ってみるのとおもしろいだろう。
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 ヒドゥンギアは相手を拘束して電流を浴びせる“リーサルドーズブルース”。初段の蹴り技がヒットすると演出に移行する仕様で、発生6フレームと早く、リーチもあるためコンボパーツとして信用できる。

 派手な連撃を叩き込む技やド派手な一撃をドカンと決める技が多いヒドゥンギアだが、相手を組み伏して電撃を流すという“渋さ”がなんとも“Mr.BIG”らしい。
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満面の笑みで相手に電流を流し込む悪の組織のボス。

付かず離れずの中距離戦で相手を封殺!当身の使い方で味が出そうな立ち回り

 立ち回りについては、遠距離で機能する技がほぼないため自分の通常技が届く範囲が“Mr.BIG”の主戦場となるだろう。

 遠距離強パンチから展開を作りながら、相手を押し込みながら距離を縮めていき中段やコマンド投げでガードを崩していくというコンセプトなのではないかと思う。
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画像は空中REVブロウ。ちょっと見た目がシュール。
 ビリーのように“寄せ付けないためのリーチ”ではなく、“相手により多く触れるためのリーチ”を持ったキャラクターというのが所感だ。

 技構成もそれぞれ単体で見ればオーソドックスそのものなので、使うのが難しくないというのも高評価ポイントだろう。
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 Mr.BIGは、シブい男が好きな人やリーチの長いスタンダード系のキャラクターが好きな人にオススメしたいキャラクターだ。本レビューを見て気になったという人はぜひ、一度“Mr.BIG”を使ってみていただきたい。

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