ロゴジャック広告

『学マス』クラス対抗初星大運動会2日目リポート。1年1組が連覇し“完全勝利”を決める。雨夜燕のソロ曲『理論武装して』もサプライズ披露

byオクドス熊田

更新
『学マス』クラス対抗初星大運動会2日目リポート。1年1組が連覇し“完全勝利”を決める。雨夜燕のソロ曲『理論武装して』もサプライズ披露
 2025年9月20日、21日、東京都・国立代々木競技場 第一体育館にて、『学園アイドルマスター』(以下、『学マス』)の大型イベント“学園アイドルマスター クラス対抗初星大運動会”が開催。

 本公演は、バラエティ企画とライブを組み合わせたファンミーティング的な大型イベント。前半は初星学園での大運動会を舞台にした朗読劇と、声優陣が作中と同じクラスに分かれ“運動会”っぽい競技を実際に行うバラエティ企画パート。後半はさまざまな組み合わせで楽曲を披露するライブパート。どちらも見どころ満載で、盛りだくさんな公演となっていた。本稿では、そんなクラス対抗初星大運動会2日目の様子をお届けしよう。

出演者(敬称略)
広告
  • 長月あおい(花海咲季役)
  • 小鹿なお(月村手毬役)
  • 飯田ヒカル(藤田ことね役)
  • 七瀬つむぎ(有村麻央役)
  • 花岩香奈(葛城リーリヤ役)
  • 伊藤舞音(倉本千奈役)、
  • 湊みや(紫雲清夏役)
  • 川村玲奈(篠澤広役)
  • 薄井友里(姫崎莉波役)、
  • 松田彩音(花海佑芽役)
  • 春咲暖(秦谷美鈴役)
  • 陽高真白(十王星南役)
  • 天音ゆかり(雨夜燕役)
  • 村田綾香(真城優役)
  • 赤羽根健治(解説)
※飯田ヒカルさんは体調不良によりライブパートのみの出演。

熱狂の運動会ふたたび。競技の変わった2日目で、上級生がまさかの手段に

  開演前から“プロデューサー”(『アイドルマスター』シリーズのファンのこと)たちは、音楽に合わせたコールとコンサートライトの光を欠かさない。やがて音楽が大きくなり、開演が迫ると会場からは大きな歓声が上がった。もちろん、その後の提供読み上げも大音量だったことは言うまでもない。

 恒例となる初星学園長・十王邦夫(声:大塚明夫さん)による挨拶と、根緒亜紗里先生(声:古賀葵さん)による注意事項へ。学園長からの煽りにも大きな声で返答し、「闘志はバッチリ」とお褒めの言葉をいただいていた。

 ふたりの「開幕じゃ!(です!)」の声とともに、初星学園校歌
『標』のイントロが流れ出す。陽高さんによる「校歌斉唱!」の声に合わせ、まずは体操着姿のキャスト陣全員による合唱。ラスサビでは村田さんによる“ああ 若人よ 信じて笑え”から、ソロパートを薄井さんが担当し、華々しくオープニングを飾った。
[IMAGE][IMAGE]

 最初に藤田ことね役である飯田さんが大事を取ってお休み中であることを陽高さんが報告。会場も黄色いペンライトを振ってその言葉に応えていた。

 その後は各キャスト陣の挨拶。『学マス』作中でのセリフを絡めつつ、それぞれが強気な言葉で会場中を盛り上げる。連覇を賭けた1年1組、スロースターターとしての力を発揮すると言う1年2組、調子に乗った1年をぶっ飛ばすと宣言した3年1組。さらに全クラスから「自分のクラスが勝つ」と宣言する予言者(小鹿さん、伊藤さん、薄井さん)が現れるなど、開幕から混沌とした状況に。

 「今日は盛り上がること間違いなしです!」と、村田さんも予言を披露しつつ自己紹介。この大運動会がリアルイベント初出演となる天音さんも「二度目まして」と挨拶しつつ、いろいろな初めての経験をうれしそうに語っていた。

 そして全員揃っての朗読劇……の前に、セッティングでちょっとわちゃわちゃとする。春咲さんから「(準備は)ええかのう?」とお叱りが入り、改めて朗読劇へ。

 朗読劇では十王星南による選手宣誓から、各クラスがスローガンを掲げる。“百戦百勝”を宣言し、バッチバチに闘志を高める1年1組、“一意専心”を掲げながら(メタネタも織り交ぜつつ)ふわっとした会話をくり広げる1年2組、“勇往邁進”を掲げつつ先輩としての強さを示す3年1組。それぞれのクラスらしい選手宣誓の光景が広がっていた。
[IMAGE][IMAGE][IMAGE][IMAGE][IMAGE]

 そして最初のプログラムとして
『初星学園体操第一』へ。プロデューサーたちも、座席の小さいスペースで動ける限りいっしょに体操。終了後の村田さんによる「プロデューサーさんもバッチリですか?」の問いかけにも大きな声で返答した。
[IMAGE]

 アイドル科のキャスト陣が競技のためにいったん退場し、ひとりステージに残った村田さん。しかしそんな村田さんの元へ、解説である赤羽根さんが“普通科の体育教師(っぽい)”衣装で駆け寄り、笛を吹きながらステージを横断して会場中を盛り上げる。

 そして、大量発生した予言者に対抗するように、赤羽根さんからも予言が。「(“クラス対抗初星学園大運動会”が)この日いちばんアツいイベントになるでしょう……いや、アツい日にするぞー!」と、予言とあわせてプロデューサーたちを煽る。

 その後はMVPや得点などの説明があり、最初の競技へ。まず行われたのは、変則的な二人三脚である“デカパンレース”。ふたりで巨大なパンツ(デカパン)を履いてコースを回り、その後に走者ふたりが同じ返答をすればクリアーとなる“息ピッタリクイズ”に挑戦。成功すればつぎの走者にデカパンを渡し、コーンやバーくぐりなどの障害物を超えてボタンを押せばゴールだ。

 最初に挑戦する3年1組は、なんと七瀬さんが薄井さんをお姫様抱っこして登場。 「ファンアートを書いてくれー!」と赤羽根氏からも魂の叫びが。

 天音さん、陽高さんは好調にコースを進み、クイズも一発クリアー。続く薄井さん、七瀬さんもスムーズに障害を突破し、笑顔でゴール。記録は50秒となった。ゴールから帰ってくるふたりを天音さん、陽高さんが腕でゲートを作って迎えるなど、最後まで仲のよさを披露しながら退場していった。

 1年2組は騎馬戦のようなスタイルでかっこよく登場。デカパンを履く春咲さん、川村さんを待つあいだ、伊藤さんと松田さんが手をパンッと叩きつつ2(ツー)のハンドサインを解説席に見せつける。わちゃっとした感じがなんともこのクラスらしい。

 途中でデカパンが外れるハプニングがありつつも、春咲さん、川村さんはクイズを一発でクリアー。続く松田さん、伊藤さんは華麗に障害を避け、スムーズにゴールイン。結果を隠すためタイムは発表されなかったものの、1年2組のメンバーはかなり自信がある様子だ。最後は電車ごっこをしながら、賑やかにステージ裏へと帰っていった。

 最後は
『SUPREMACY』MVのSDキャラと同じポーズをビシっと決めつつ、1年1組が登場。デカパンを装着した小鹿さん、長月さんが解説席から調子を聞かれると、それぞれ「負けるわけないっすよね」、「負けってなんですか?」と答える。どうやら自信満々なようだ。

 そしてその宣言通り、小回りの聞いたすばやい動きでコーンを回るふたり。クイズも一発クリアーし、花岩さん、湊さんへと滑らかに走者をチェンジ。最後はバーを背中に乗せながらも、大して詰まることなくゴールへとたどり着く。赤羽根さんに小回りの効いた動きを褒められると、長月さんは「めっちゃ練習してました!」とうれしそうに答えていた。

 “デカパンレース”の結果は1年1組が50秒、1年2組が1分9秒、3年1組が50秒。2クラスが首位となり、ここからの混戦が予測される。1年2組がここから巻き返せるのかも注目のポイントだ。
[IMAGE][IMAGE][IMAGE][IMAGE]

 つぎの競技は“〇×クイズ”。『学マス』に関連したクイズが発表され、正解するごとに10ポイントというルールとなる。

 デモンストレーションとして、赤羽根さんが会場のプロデューサーたちへ例題を出題。“学園アイドルマスターで、プロデューサーがこれまでにプロデュースした数は3億回以上である。〇か×か”という問題に対し、会場中のプロデューサーたちは“〇”とコンサートライトを振って回答……したのだが、正解はなんと×。プロデューサーの回答を信じ〇を選んでいた赤羽根さんは「嘘つきー!」と壇上から叫ぶ。これからの難問が予測させる結果に。

 そしてキャスト陣が登壇し、改めて競技がスタート。第1問は“ロジックの育成された回数は1億回以上である。〇か×か”。小鹿さんに問いかけられた会場中のプロデューサーは“〇”だと返し、1年1組と1年2組はそれに従う形に。3年1組のみが×へ。

 結果は……〇。崩れ落ちる3年1組。別チームながら抱き合って喜ぶ1年1組と2組。悲喜こもごもの舞台上となった。

 第2問は“これまで獲得されたマニーの合計は1兆円以上である、〇か×か”。相談した結果、〇の方向へ1年1組が動く。3年1組が〇へ行くと、露骨に嫌がる1年1組メンバー。小鹿さんが薄井さんを抱きかかえて×へ動かそうとする場面も。

 結果は〇。唯一×を選択していた1年2組は「こっちにいる人(プロデューサー)たちが……!」と発言。それを見た赤羽根さんは「他責だ!」と笑っていた。

 3問目は、“消費されたPドリンクの量は、学校の25mプール1,000杯分以上である。〇か×か”というこれまで以上の難問に。

 ここでなんと、3年1組が×の側に行こうとする1年2組を締め出すという暴挙に出る。赤羽根さんから大声で突っ込みが入り、会場からは大きな笑いが。最終的に1年2組は〇を選択することになってしまった。

 しかし、答えはなんと〇。まさかの結果に大盛り上がりの会場。最終結果も1年1組、1年2組が2問正解する中、3年1組が1問正解という、なんとも絶妙な結果に。ズルはいけない、ということだろうか。
[IMAGE][IMAGE][IMAGE]

 最終種目は1日目と同じ“玉入れ”。意気込みを聞かれた1年1組は、飯田さんから授けられた秘策があると、自信満々に答えていた。1年2組は昨日と同様に勝つ、3年1組は七瀬さんの長髪をジャージに格納する“本気モード”で挑むと、それぞれ意気込みを語る。

 そして玉入れがスタート。「せーのっ!」の掛け声で多くの弾を一気に投げる戦法で挑む1年1組。赤いボーナスボールをたくさん入れる3年1組。コンスタントに玉を入れ続ける1年2組。終了後、カゴをパッと見た限りでは勝敗がわからないほど拮抗した試合に。

 そしてカウントへ。「い~ち! に~い!」と玉を数えていく中、最初に脱落したのは、なんと前回王者の1年2組。23個でのフィニッシュとなった。つぎに脱落したのは28個で3年1組……ということで、33個まで記録を伸ばした1年1組が1位を獲得。飯田さんの秘策が見事に刺さり、5人で勝利をもぎ取った形だ。
[IMAGE][IMAGE][IMAGE]

 つぎの朗読劇までのあいだを、村田さんと赤羽根さんがトークでつなぐ。運動会の得意競技について聞かれた村田さんは、「大玉転がしで吹っ飛ばされた」という運動会の衝撃のエピソードを披露しつつ、綱引きが得意だと答えていた。

 朗読劇は1日目と同じ内容で、運動会のプログラムを終えた生徒たちがいろいろなことを語り合う内容になっていた。まずは手毬、リーリヤ、広、美鈴が互いの健闘を称えながら雑談。手毬がパンの感想を熱く語るパートでは、会場から大きな笑いが。

 続いては咲季、佑芽、麻央、燕、優。勝負できなかったことを悔やむ花海姉妹に、3年生どうしの友情を感じさせるやり取りをする麻央、燕。すばらしい優の実況を4人で褒めるなど、微笑ましい会話が展開される。燕らしい迫力のある天音さんの朗読も見どころに。

 最後はことね、清夏、千奈、莉波、星南の5人。ことねの応援グッズを本人に直接披露する暴走気味の星南に、会場から笑いが起きる。会場では実際にグッズを持って陽高さんがパフォーマンスしたり、伊藤さんが持久走で疲れた千奈らしい動きで座り込むなど、見た目も楽しい演出が多かった印象だ。
[IMAGE][IMAGE][IMAGE]

 朗読劇後は、前半パートの感想を語る。2連覇を確信したようなトークを披露する1年1組。「清夏ちゃん(湊さん)と合法的にくっつくことができて……」と、うれしそうにデカパンレースの感想を語る花岩さんに会場が沸く。玉入れは自信がなかったとのことだが、飯田さんの作戦があったから勝てたとのこと。ステージ上から飯田さんに感謝の言葉を送っていた。

 1年2組からは、デカパンレースの感想を求められた伊藤さんが「大奮健闘」というがんばりがよく伝わる言葉を創造。赤羽根さんに〇×クイズでの珍事について聞かれた際は、「上級生が怖くて逃げた」と笑いながら返答。最終的には全員の総意で〇を選んで、正解できたのがうれしかったと語っていた。

 「3年生だし、最後の運動会なんで……」とお涙頂戴なトークを展開しようとする3年1組の4人に、赤羽根さんからまたもツッコミが入る。玉入れでのブザービートを誇らしげに語る陽高さん、自分の運動音痴を隠すために姿勢よく動いていたと笑う天音さんなど、それぞれがこの運動会を楽しそうに振り返る。最後は配信カメラへアピールしつつ、優雅に退場していった。

 この2日間での、MCの感想を語る赤羽根さんと村田さん。新人ながらに大舞台を任せられた村田さんに、赤羽根さんからお褒めの言葉が。たいへんだったと語りつつも「私も伸びしろあります!」と大声で宣言する村田さんに、会場からは大きな拍手が送られた。

 ライブパート前に会場を存分に煽り、ふたりは退場。その後は学園長によるさまざまな連絡事項が届けられた。

 1日目から追加された情報としては、“がむしゃらで行こう”アナザー&配布アイドルの発表。清夏、広、ことね、莉波の3rdシングルの発売など。ちなみにことねのシングル発表時はBGMに
『自己肯定感爆上げ↑↑しゅきしゅきソング』が使われていたのだが、そのさい会場では“しゅき”の大合唱が巻き起こっていた。

ずっと最大火力のライブパート。息つく間もないコールたっぷりの楽曲と、燕のソロ曲『理論武装して』もサプライズ披露。

 ライブパート1曲目は飯田さん、陽高さん、松田さんによる『古今東西ちょちょいのちょい』から。前半パートはお休みしていた飯田さんの登壇があり、会場のボルテージは一気にマックスへ。セリフパートは“初星学園大運動会”仕様となっており、間奏ではコール&レスポンスも。壇上の「Are You Ready?」の声に「いえーい!」と返す、お互いのエールをレシーブし合う大盛り上がりのステージとなった。
[IMAGE][IMAGE]

 間髪いれず、1年1組の全員がステージへと上がりつぎの曲
『SUPREMACY』に。にこやかな笑顔からキリッとした顔に切り替え、飯田さんが1年1組の覇道を歌う。花岩さんによる“凌駕していけ!”の声に、会場のコールもさらにアツく。小鹿さん、湊さんによるカッコいいハリのある歌声、長月さんのキックを交えた抜群のパフォーマンスも見事の一言。1年1組の“覇”を称える声は、最後まで止むことなく鳴り響いていた。
[IMAGE][IMAGE][IMAGE][IMAGE]

 新入生の語る“覇道”を受け、上級生が“王道”を示す――つぎに披露された3年1組メンバーによる
『Our Chant』には、思わずそんな文脈を感じてしまう。ユニゾンの美しさもさることながら、抜群のフォーメーションダンスにもつい目を奪われる。初星学園のトップ2、天音さんと陽高さんによる落ちサビから3年生全員でのラスサビ。最後のポーズまでビシッと決め、会場からは歓声が。
[IMAGE][IMAGE][IMAGE][IMAGE]

 つぎは「わー!」という声とともに1年2組が登場。披露したのは佑芽のソロ曲
『グースーピー』。宇宙への旅に向かうような、とにかくわちゃわちゃした曲の雰囲気に、まったく方向性がちがう4人の歌声がぴったりとハマる。どこまでも明るいパフォーマンスに、思わずにっこりしてしまうようなステージだった。
[IMAGE][IMAGE][IMAGE]

 そして花岩さんによる“世界一? 可愛い”から、1年1組による
『世界一可愛い私』がスタート。1万人以上のプロデューサーによる、息ピッタリな「かわいい!」コールが国立代々木競技場・第一体育館を響かせる。花道を歩きながらのパフォーマンスも一糸乱れず、笑顔で自信たっぷりにかわいさをアピール。最後まで大盛り上がりのまま壇上を後にした。
[IMAGE][IMAGE][IMAGE]

 つぎはセンターステージより1年2組のメンバーが現れ、
『Let's GO!! ICHI-NO-NI!!』を披露。コールやクラップが楽しいこの楽曲を、会場全体でいっしょに作り上げる。元気いっぱいに跳ねながら、駆けながら、広々としたステージ全体を使ってパフォーマンスする4人が眩しいステージとなっていた。
[IMAGE][IMAGE][IMAGE]

 怪しいイントロとともに、ハロウィンのシーズン楽曲
『仮装狂騒曲』を伊藤さん、小鹿さん、そしてなんと天音さんが披露。もちろん、天音さんがこの楽曲を歌うのは初となる。カッコよさに特化した小鹿さん、天音さんの歌声に、伊藤さんのかわいく元気な声が重なり、何度も披露されてきたこの楽曲がまた違った一面を見せる。テンションの振り切ったような、小鹿さんの歌いかたも印象的だった。
[IMAGE][IMAGE]

 舞台はまたもセンターステージへ。湊さん、花岩さん、長月さんによる
『白線』が披露された。春イベント“桜舞うスタートライン”においてメインの登場人物であった3人が、トラックを模したステージの上で『白線』を歌うという、ニクさを感じる演出がたまらない。
[IMAGE][IMAGE][IMAGE][IMAGE]

 つぎの楽曲は莉波の
『clumsy trick』。歌うのはもちろん薄井さんだ。ゲーム内のTrueライブを模したモニターに、否応なくテンションが上がる。

 そして曲のCメロでは……なんとあの“トルソー”役として七瀬さんがセンターステージに登壇。ピシっとした表情と姿勢のまま薄井さんのパフォーマンスを見守った後は、そのままラスサビをふたりで歌い上げる。まさかの演出が詰まったステージとなった。
[IMAGE][IMAGE]

 そしてメインステージに川村さん、春咲さんが登壇し
『ENDLESS DANCE』へ。この楽曲初のふたりバージョンでの披露となる。繊細な歌声のふたりと、激しいダンスミュージックの組み合わせはなんとも絶妙。

 間奏のダンスパートでは、思わず息切れしてしまう広を気遣う美鈴……のようなパフォーマンスも。それぞれが演じるアイドルらしい演出に、会場も大いに沸いた。
[IMAGE][IMAGE]

 天才肌の1年生コンビが沸かせた会場を、3年1組が
『ナイワ』で引き継ぐ。オトナな魅力に満ちた1曲で、余裕たっぷりな表情と、練度を感じさせるフォーメーションが上級生らしさを感じさせる仕上がりに。曲の最後の天音さんの笑みも会心の出来となっていた。
[IMAGE][IMAGE]

 メインステージに戻った3年生を全員で出迎え、続いては全員で
『初』を披露。花岩さんと湊さんによるデュオなど、関係性を感じさせる歌割りに思わず聞き入ってしまう。長月さんたちRe;IRISの3人を中心としたフォーメーションからも、この曲が持つ『学マス』の象徴らしさを感じさせるステージとなっていた。
[IMAGE][IMAGE][IMAGE][IMAGE]

 最後は全員が笑顔で歌い終え、舞台は暗転。会場に「アンコール」の声が響き渡る。

 最後は優勝したクラスによるアンコール。優勝したのは……1年1組。赤いライトがステージを舞い、本日2度目となる
『SUPREMACY』が流れ出す。髪を乱しての気合が籠った歌唱が、過熱した会場をさらに盛り上げる。歌詞の通りの独壇場、接戦など論外な完全勝利。初星大運動会の連覇を飾った1年1組の覇道を、プロデューサーたちが大声で称えた。
[IMAGE][IMAGE][IMAGE]

 MVPはなんと、藤田ことね(飯田さん)で、2位は有村麻央(七瀬さん)。飯田さんが改めて挨拶に応じ、MVPに選ばれたことへの喜びと感謝を語った。七瀬さんは「悔しい~~~!!」と叫びつつ、自分たちを超えた後輩たちのかっこよさを褒めていた。

 そして最後の曲である
『Campus mode!!』へ。2日続いてバトンをつないだこのイベントの終幕を、笑顔の眩しいパフォーマンスで飾った。
[IMAGE][IMAGE][IMAGE]

 最後には陽高さんの音頭から、「これからも、アイマスですよ! アイマス!」の挨拶。その後は壇上の右と左を大きく移動しながら、キャスト陣がファンサをして回る。天音さんと七瀬さんが競争したり、小鹿さんが花岩さんを引っ張ったり、それぞれが演じるアイドルらしいパフォーマンスも欠かさない。最後まで会場へ「ありがとう!」の声を返し、ステージを後にした。

 ……かと思いきや、ステージにひとり残る陽高さん。「さあ、つぎはあなたの番よ」というセリフを残して去り、会場のモニターにはつぎつぎとアイドルの顔が映し出される。そしてゲーム内に実装されている全員が映し出された後――黒髪の踊るシルエットがひとつ。初星学園のNo.2、雨夜燕だ。

 ステージにひとり立つ天音さん。サプライズ披露となった雨夜燕のソロ楽曲
『理論武装して』を、歌劇のような力強さを感じさせる、激しいビブラートを交えた歌唱で会場へ響かせる。自信満々な表情に抜群の安定を感じさせる歌唱力――そこから漏れ出る激情。まだ詳しく知らないはずなのに、思わず“燕らしい”と感じてしまうような雰囲気をまとわせながら、天音さんが踊り歌う。

 最後は「待ってろ! 十王星南!」というセリフで締め。スッと後ろへ向き直り、振り返りもせずさっそうとステージを去る天音さんに、会場から万雷の拍手が送られた。なお、歌唱前に流れた映像の最後には、“雨夜燕(プロデュースアイドルとして)実装決定”の発表もあった。
[IMAGE][IMAGE]

 最後は学園長とあさり先生の音頭による一丁締め。「これからも応援、よろしく頼むぞ!」の声に大きな声援と拍手でプロデューサーたちが応え、“クラス対抗初星大運動会”は閉幕となった。

 バラエティ豊かな運動会パートと、間髪入れず披露されるライブパート。なにがやりたいのかどっちつかず……とかでは一切なく、そのどちらもが最高クラスの熱狂を感じられる、素晴らしいイベントとなっていた。今後もこういった試みのイベントがあるかはまったくわからないものの、いちプロデューサーとしては「また見たい!」と思わせられる内容だったことは間違いない。

 つぎのイベントは、2026年2月28日(土)・3月1日(日)に京王アリーナTOKYOにて行われる“初星音楽祭”。“Campus mode!!”衣装に身を包んだキービジュアルも含め、どういった内容になるのか期待が尽きない。この運動会の感動を噛み締めながら、今後の続報を楽しみにしようと思う。

“学園アイドルマスター クラス対抗初星大運動会”DAY2セットリスト

  1. 標(初星学園)
  2. 初星体操第一(初星学園)
  3. 古今東西ちょちょいのちょい(飯田ヒカル、松田彩音、陽高真白)
  4. SUPREMACY(長月あおい、小鹿なお、飯田ヒカル、花岩香奈、湊みや)
  5. Our Chant(七瀬つむぎ、薄井友里、陽高真白、天音ゆかり)
  6. グースーピー(伊藤舞音、川村玲奈、松田彩音、春咲暖)
  7. 世界一可愛い私(長月あおい、小鹿なお、飯田ヒカル、花岩香奈、湊みや)
  8. Let's GO!! ICHI-NO-NI!!(伊藤舞音、川村玲奈、松田彩音、春咲暖)
  9. 仮装狂騒曲(小鹿なお、伊藤舞音、天音ゆかり)
  10. 白線(長月あおい、花岩香奈、湊みや)
  11. clumsy trick(七瀬つむぎ、薄井友里)
  12. ENDLESS DANCE(川村玲奈、春咲暖)
  13. ナイワ(七瀬つむぎ、薄井友里、陽高真白、天音ゆかり)
  14. 初(初星学園)
  15. SUPREMACY(長月あおい、小鹿なお、飯田ヒカル、花岩香奈、湊みや)
  16. Campus mode!!(初星学園)
  17. 理論武装して(天音ゆかり)
この記事を共有

本記事はアフィリエイトプログラムによる収益を得ている場合があります

週刊ファミ通最新刊
週刊ファミ通表紙
購入する
ebtenamazon
電子版を購入
bookWalker
特設・企画