女性VTuberグループ“ホロライブ”所属の大神ミオさんの2ndアルバム『My Sparkle』が2025年8月20日にリリース。
ぼっちぼろまる氏、てにをは氏、やなぎなぎ氏、本多友紀氏など豪華作家陣が参加している本アルバムでは、先行配信されている『Colorful Universe』や『小心旅行』のほか、ミオさんの代表曲である『Howling』のアレンジを含む全11曲が収録されている。
また、自身初のソロライブ『Our Sparkle』が9月10日にぴあアリーナMMで開催される。これらを記念して、ホロライブゲーマーズの大神ミオさんとホロライブ1期生兼ホロライブゲーマーズの白上フブキさん、いわゆる“フブミオ”のふたりによる対談を実施。おふたりのアルバム制作やソロライブへの向き合いかたや、お互いの関係についてたっぷり語り合ってもらった。
白上フブキ(しらかみ ふぶき)
ホロライブ1期生兼ゲーマーズのオタク狐。高いトーク力を活かして司会やMCを担当することが多い。ほかのメンバーを気遣い支える姿はまさに“ホロライブの大黒柱”。
大神ミオ(おおかみ みお)
ホロライブゲーマーズの狼ゲーマー。面倒見のよさとやさしい包容力からホロライブのママと呼ばれている。鋭いツッコミとゲラ属性も魅力。時折、正論パンチを浴びせる “畜神”の片鱗を見せることも。
ミオさんの2ndアルバム『My Sparkle』がついにリリース。フブキさんがゲストボーカルで参加した『ドッタバッタ珍道中!』はコミカルでエモい楽曲に!
――2ndアルバム『My Sparkle』のリリースおめでとうございます。1stアルバム『Night walk』に続いて2枚目のアルバムがリリースとなりましたが、ミオさんのいまのお気持ちは?
ミオ
ありがとうございます! 少しずつ歩みを進め、1年半ほど時間をかけて制作したアルバムなので、リリースできたことがとにかくうれしいです。お気に入りの曲もたくさんあるので、ぜひ聴いてほしいです。
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――どの楽曲もたいへん魅力的ですが、とくにお気に入りの曲はありますか?
ミオ
もちろんどの楽曲もそれぞれ思い入れはあるのですが、やなぎなぎさんに “旅”をテーマに書いていただいた楽曲『little pack』はとくにお気に入りです。うちの心情を鮮明に書いていただいた歌詞で、思わず「やなぎなぎさんと打ち合わせしたっけ?」と錯覚してしまうほどでした。
大神ミオの思い出やホロライブメンバーへの気持ちを持ってこれからも歩いていく……そんな楽曲になっていて雰囲気も大好きです。自分の曲ながら歌うたびに泣きそうになります(笑)。フブキは何かうちのアルバムでお気に入りの曲はある?
フブキ
白上はゲストボーカルで参加した『ドッタバッタ珍道中!』がめちゃくちゃ楽しくて好きだな~! ミオの楽曲はエモい曲が多いのですが、この曲は少しギャグっぽいというか。コミカルな楽曲も合うという新たなミオと、らしさが全面に出ているいい楽曲だなと思いました!
ミオ
たしかに『ドッタバッタ珍道中!』みたいな楽曲って、あまり歌ったことはなかったな~。
フブキ
そうそう! 意外性もあったよね。ぼっちぼろまるさんが作詞・作曲を担当していると聞いて、綺麗系の和の楽曲がくるのかなと身構えていたのですが、蓋を開けてみたらぼっちぼろまるさん全開なコミカルで楽しい楽曲になっていて。ただ、歌詞はミオが経験してきたみんなとの旅行や、エモい思い出が詰まっていて、参加した白上としてもめっちゃいい曲だなって思うし、ファンのみんなも「エモ~」ってなれる……そんな楽曲ですね!
――フブキさんの1stアルバム『FBKINGDOM “Blessing”』についても振り返らせてください。フブキさんはアルバム制作での思い出を、ミオさんはフブキさんのアルバムについての感想を教えてください。
フブキ
いま振り返るとわりと急ピッチで作ったアルバムだったなと感じています。アルバムタイトルの“Blessing”は、“祝福”という意味なのですが、作曲家さんやディレクターさんなどに「がんばってね!」や「ありがとう!」という言葉を贈ってもらった楽曲が多いので、「祝福されているなぁ!」と感じました。何より自分がリスペクトさせていただいているSound HorizonのRevoさんに自分が思い描いている世界観の楽曲を作っていただいて、「これからがんばってね」って言われたのがとにかくうれしくて。「もうこれ以上のアルバムはないのでは?」と思えるくらいの満足感があります。むしろ、「ここからつぎのアルバム出すときどうすりゃええねん!」といった気持ちです(笑)。
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ミオ
フブキのアルバムは、フブキの好きな音楽がよくわかるアルバムだなって思う。
フブキ
そうだね! 流行りとかもよくわからないから、とにかく自分の好きな音楽をアルバムに詰めようというスタンスではあったね。
ミオ
基本的に明るい楽曲が多くて、前向きになれるようなサウンドやパーンと盛り上がる雰囲気から、自分の世界観をこういう風に表現したいという想いがすごく伝わってくる。クリエイター性や伝えたいことが感じられるフブキらしいアルバムだなって。
アルバムの楽曲だと、うちはとくに『SUPERNOVA』が好きだな~。フブキのいままでの活動の気持ちが歌詞に乗っているような雰囲気を感じていて、冒頭の「“これでいい”か“これがいい”か折れかけたあの日」という歌詞が心にきて、泣きそうになりながらいつも聴いています。
――それぞれアルバム制作でたいへんだったこと、苦労されたことはありますか?
フブキ
あまりの音楽知識のなさに「どうやってアルバムって作るんだ……」となりました。収録時にはクリエイターさんが「いい感じ!」と言ってくれるのですが、「本当にこれでいいのか?」といった不安が正直ありました。そんなに歌唱力があるわけではないので自信のなさから、「曲はとても素敵なのに、この曲に自分が釣り合っているのか?」という感情が生まれてしまうこともあって。ただ、ありのままのこの歌声が好きって言ってくれるファンもいるので、らしくていいのかなと思ったりして、つねに葛藤していましたね。
ミオ
わかるな~。
フブキ
正解がないから自分が正解になっちゃうんだよね。
ミオ
そうなんだよね。アルバム制作って正解が見えない状態で自分を客観的に見て収録したりするし、ディレクターさんやまわりの人は「すごくいいよ!」と言ってくれるんですけど、それが本心からの「いいよ!」なのか図れないからかなり悩んじゃう。
フブキ
悩むね~!
ミオ
うちのアルバムの作りかたは最初にテーマを決めて、そのテーマ性に沿った曲をどんどん埋めていき、最後に足りない雰囲気の曲を作っていくパズルのような制作方法にしました。ただ、今回のアルバムに関しては途中からソロライブをやるということが決定したので、いままで一貫していた“旅”という方向性にソロライブで歌う要素も混ぜることになったんです。考えることがとても増えてたいへんだったのを覚えています。
――アルバムの制作途中でソロライブが決まったのですか!?
ミオ
そうなんです。ソロライブを想定したアルバムではなかったので、「やばい! ライブ用にコールのある曲も入れなきゃ!」となりました。
フブキ
うんうん。迷走するよね~(笑)。
ミオ
「またちょっと話変わってくるじゃん!」みたいな(笑)。ただ、ホロライブメンバーに関して言えば、アルバムの制作途中にソロライブが決まることは多いのではないかと思っています。アルバムを出してソロライブもやるというのが綺麗な流れではあるので。
それを期待しているホロライブメンバーもたくさんいるとは思うのですが、うちは1stアルバムのときにソロライブがなかったので、今回もそんな都合よくソロライブできないかもなと思っていました。自分の作りたい音楽をどんどん作っていけばそのうちできるだろうというような気持ちでアルバムを作っていましたね。
フブキ
白上はアルバム制作をしたくて楽曲は作っていたので、アルバム制作とソロライブが決まったのはほぼほぼ同じタイミングだった気がします。だいたいみんな出したいときにアルバムを出すという感じなので、セットで決まるということはあまりないのかな。本当にミオは偶然重なっちゃったって感じだよね。
――貴重なお話ありがとうございます。インタビュー時点では2ndアルバムから『夏宿り』、『たんぽぽ』、『Colorful Universe』、『小心旅行』のMVが公開されていますが、とくに見てもらいたいMVはどの楽曲ですか?
ミオ
『夏宿り』では出身地である群馬県をテーマに、ルーツみたいなところを盛り込んだMVを作っていただけたのでぜひ見てほしいなと思っています。この記事が公開されているころには先ほど話していた『ドッタバッタ珍道中!』のMVがリリースされていると思います。こちらのMVもとてもかわいいので、ぜひチェックしてほしいですね。
※『ドッタバッタ珍道中!』のMVは記事上部をチェック!フブキ
白上的には『ドッタバッタ珍道中!』のつぎに好きな『小心旅行』のMVはとても爽やかで儚い感じがしてオススメです! ミオってこういう曲とMVを出すんだと思ったのは『Colorful Universe』。この曲を通してミオって思ったよりいろいろな自分を見てほしいんだなということに気付けたんですよね。
MVのイラストにもかっこよかったり、ちょっぴりセクシーなミオがいて、歌声には力強いミオもいれば艶っぽいミオもいる。本当にカラフルなミオがいるんだなと思いつつ、それを曲で表現していきたいんだなと感じました。
フブキ
白上も似たような感じで、自分は白上フブキでありながらも、もっといろいろなキャラクター性を自分で生み出せると思っていて、つぎのアルバムを作ることがあれば自分の中のオリジナルキャラクターをもっと出せたらなーって考えています。キャラクター性を入れたい白上と、歌声で表現したいミオなのかなって。ミオにはもっといろいろなタイプの楽曲を歌ってほしいなと思いました!
――ミオさんとの付き合いが長いフブキさんでも新しい一面が見つかるようなMVなのですね。ミオさんはそのあたり何か意図があったのでしょうか。
ミオ
1stアルバム『Night walk』は、かっこよさとオシャレさを組み合わせたちょっと大人な雰囲気だったんですよね。
フブキ
たしかに『夜明けのメロウ』とかそうだよね。
ミオ
うん。今回のアルバムは旅をテーマにしていて、自分探しみたいな部分もあったので、前回のアルバムとはぜんぜん違う雰囲気になりましたね。2ndアルバムの雰囲気は“癒し”かな。
フブキ
癒しだし、寄り添っている感がすごいよね。『たんぽぽ』とか、とくにそうかも!
ミオ
少し温かい系のサウンドが多いかも。そういう意味では1stアルバムとは違う雰囲気を感じてもらえたらいいなと思っているから、新しい面が見えたと言ってもらえてうれしい。
ソロライブが決まった日はフブキさんがフライングおめでとうをしたり、ミオさんが泣きながら肉まんを食べて帰るなどてんやわんや。ミオさん「ライブを通してファンにいまの自分の限界を魅せたい」
――9月10日にはミオさんのソロライブが開催されます。ミオさんにとっては待望のソロライブになるかと思いますが、いまのお気持ちは?
ミオ
待望のソロライブではあるので楽しみ、かつ期待感はあるのですが、ソロライブを楽しみにしてくれているリスナーさんからの期待もものすごく大きく、かなりプレッシャーを感じています。ただ、そのプレッシャーにも打ち勝って最高のライブにしたいという気持ちは強いので、どのような形になるにせよ、見ていてほしいなと思っています。
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――配信ではソロライブをやるミオさんよりも先にフブキさんが開催決定の話を聞いたとおっしゃっていましたね。
フブキ
そうなんですよ! なぜか本人より少し前に聞いてしまって。まさかの“フライングおめでとう”をしてしまいました(笑)。
ミオ
数ヵ月前にソロライブできるかもといったお話は聞いていたのですが、確定はしていませんでした。そんな中、控え室に帰ってきたら涙目になっているフブキから「おめでとう!」と言われて、「何の話や?」みたいな感じになったね(笑)。
フブキ
「あっ……」ってなりました(笑)。
ミオ
本当にあのときは「何のこと?」と思ったよ。「けっこう盛大に涙目なんですケド、何のおめでとう?」って(笑)。
フブキ
そうそう。興奮してミオに伝えたら「まだだった」ってなって。
ミオ
「先に伝えとけよ!」ってね(笑)。
フブキ
もうそのときは「おめでとう」しか言えなかったね。
――(笑)。ソロライブが決まったときはどんな気持ちでしたか?
ミオ
じつはソロライブが確定したときよりも「できるかも」と軽く伝えられたときのほうが驚きました。アルバムの収録をしているときにスッと伝えられて「え!?」って。ソロライブは今回もないものとしてアルバムを作っていたので、驚きの反面、「本当にやってくれるの?」と疑っていました(笑)。
ふだんは収録が終わったらサッと家に帰るのですが、その知らせを聞いた日の帰り道は冬でめちゃくちゃ寒いのに興奮が冷めず、歩いて近くのコンビニまでわざわざ行って肉まんを買って、泣きながら食べていた記憶があります。さすがに家まで歩いて帰るのはムリだったので、途中で公共交通機関を使いましたけど……(笑)。
――突然ソロライブが決まったら落ち着いていられないですよね。
ミオ
そうですね。うちは1stアルバムのときにソロライブができるものだと思っていたところ、実際には実施できなくて、すごくショックだったということもあり、2ndアルバムでもソロライブは期待していなかったので……。とはいえ、少なからずいつかできるんだろうとは思っていたので、お話をいただけたときは嘘か本当かわからなくて心がふわふわしていました。
フブキ
白上は前々からマネージャーさんたちに「ソロライブやらせてください!」と自分から直談判をしていましたね。ただ、そこまで音楽に対して熱意を持っていたわけではなく、「楽曲を作っているから、いましか機会がないかもしれないから」という気持ちで交渉してみたら、まさかの決定になり「は、はにゃ?」ってなりました。
ありがたいことに白上は1stアルバムで決まったので、待望という感じはあまりなくて、緊張というかワクワクが強かったですね。気が付いたらライブで何してやろうか、どういう演出をやってどうやってファンと楽しもうかというのを考えていて、やりたいことをミーティングで話していました。
実際にライブでやらせていただいたのは、バズーカを使ってTシャツを撃ったり、星を降らせたりとかですね。運営さんが親身になってくれたおかげで、不安はほとんどなかったんですけど、開催の2、3日前くらいでやっと緊張感が漂ってきたなというのを実感しました。そのため、決まったときも進行しているときも、いかにライブらしいことをやれるかという考えで頭がいっぱいでした。
――お互いのソロライブが決まったときはどういった思いでしたか?
フブキ
白上は「やっとミオのソロライブか!」と本当に思いましたね。自分はそこまで音楽に向き合っているわけではなく、ありがたいことに多くのファンがついてくださっているおかげで選ばれたんだろうなという感じがする中、ミオはやっぱり音楽の実力とか、やりたいという熱い想いからやっと選ばれたと思うので。
もちろん自分も熱意がないわけではないですけど、音楽と真剣に向き合っているメンバーが選ばれるというのはやっぱりうれしいですね。ミオもずっと音楽でどうやったら活動していけるか悩んでいるのを聞いていたので、「ありがとうございます。運営さん(涙)」という気持ちでした。
ミオ
どちらかというとフブキはファンや親目線に近いところで、「おめでとう」という気持ちになっているよね。
フブキ
「や”っ”と”だ”ね”!う“れ”し“い”よ“」って感じだった。
ミオ
フブキがぴあアリーナMMでソロライブをやることが決まったときは、ぴあアリーナMMはすごくキャパが大きい会場ですし、華がある会場なので、こんなところでソロライブできるなんてすごいな、という尊敬の念を抱きましたね。フブキはもちろん曲を作るのも好きだとは思うんですけど、どちらかというとエンタメ性やパフォーマンに力を入れるイメージがあるので、クリエイター気質の白上フブキが作る舞台ってどんなものなのだろう、という気持ちでした。
――フブキさんは、自身のソロライブでフブキングダムの国歌である『僕らの星座』をみんなといっしょに歌いたいという夢を叶えていましたが、ミオさんはソロライブで何かやってみたいことはありますか? ネタバレがない範囲でお願いします。
フブキ
お、なにやるんだいミオ。
ミオ
うーん……。どうしてもネタバレになっちゃうから言えないかも(笑)。
フブキ
たしかにそうだよね~。びっくりすること?
ミオ
びっくりすることは正直ないけど、“らしい演出”はあるので、とにかく楽しみにしていてください!
フブキ
でも、何かワクワクできることは用意していると?
ミオ
楽しんでもらえるようにいろいろ考えてはいます!
――自分の中ではホロライブ最大dBを出した遠吠えを披露するのもありかなと思っているのですが、いかがでしょうか?
フブキ
みんなで遠吠えするのもワンチャンありかもしれない(笑)。
ミオ
いや~どうだろ~ね~。
フブキ
マジなのか!?
ミオ
喉が潰れたらたいへんだからおそらく叫べないかなぁ(笑)。
フブキ
自分自身の挑戦はあるって感じかな?
ミオ
正直ソロライブ自体が挑戦だから、あまり突飛なことはしないと思うけど、どうやったらきてくれるリスナーさんが楽しんでもらえるかというのは考えています。
――当日を楽しみにしています! すでにぴあアリーナMMでソロライブをしているフブキさんからミオさんに向けてアドバイスはありますか?
フブキ
そうだな~。ライブの流れはすでに固まっているかもしれないけど、“やりたいことは全部言おう”かな。妥協することはもちろん大事だけど、悔いがないようにはしてほしい。自分もソロライブを経験して正直悔いは残っているけど、いまの自分にできること、伝えられることは出し切った。ミオにはとりあえず、いまここが自分の限界なんだっていうところまでしっかり出してほしいなって思う。
ミオ
そうだね。初めてのソロライブだから本当にやりきったな、これ以上はないということ絶対になくて、きっと悔いは残ると思う。だけど、それでもいまの自分はここまでできるぞ、というのを見せたいね!
フブキ
そうそう、それを大事に。それと場の空気を楽しんでいくのは大事でございます。
ミオ
がんばります!
フブキ
あとは時間がパンパンになりすぎないことね。やっぱり時間は決まっているから、MCで何を喋るかっていうのはあらかじめ決めておいたほうがいいかもしれない!
ミオ
たしかにふわふわしちゃいそう。
フブキ
うんうん。だからここのパートは絶対にミオファのみんなと交流するというのはしっかり決めておこう。白上はやろうと思っていたことを忘れてしまって、最後の本当に時間がない中、運営さんに頼んで言わせてもらったので……。それは迷惑をかけてしまうことだからミオはないように。言いたいことは全部見えない台本とか、頭の中に絶対入れておくことを忘れずに!
ミオ
伝えたいことはメモっておきます!
フブキ
メモっておくんだ、絶対!
――実体験をもとにした素晴らしいアドバイスですね。では、おふたりにとって“音楽”とは?
フブキ
音楽とは……ポーン(ピアノの単音)……。なんだろうね~。
ミオ
フブキにとってはリスナーとのまた違ったコミュニケーションの取りかたなんじゃないの?
フブキ
たしかにそうかもしれない!
ミオ
コミュニケーションツールだよね。
フブキ
1stアルバムは自分がファンのことをどう思っているかを伝えていたけど、さまざまな音楽を作っていく中で、フブキングダムっていう世界観をみんなで作って、出来事を歌にしていきたいと思うようになったから“思い出”かな。
ミオ
うちは配信であまりリスナーさんに対して「大好き!」とか愛を伝えるタイプではなく、ナチュラルに接しているので、音楽を通してリスナーに言葉を伝えているところがあります。感謝の気持ちや「これからもいっしょに歩んでいこうね」みたいなことは、ファンに対していつも恥ずかしくて言えないけど、音楽を通してだったら言えると思っているので、うちにとって音楽はいつも言えないことを伝えられる“第二の言語”ですかね。
フブキ
かっこいい! でもそれを聞いて「たしかに!」と思った。ミオが言いたいことを言葉にしてくれた。
ミオ
ふだんはちょっぴり恥ずかしくて言えないことでも、歌だったら言える。
フブキ
うんうん! 白上も創作は好きだけど絵はそんなに上手くないし、小説が書けるわけでもないけど、歌だったらいい感じにまとまったり、スッと入ってくるものがあるね。
――おふたりの関係性について改めてお聞きしたいのですが、お互いに最もリスペクトしているところはなんですか?
フブキ
やると言ったことに対して全力を出すところをリスペクトしているかな。オフやコラボのときもそうだけど、「ウチこれやるよ! これ作っていく! これ持っていく! これ買ったよ!」って、自分が楽しむとともにみんなのために何かしてあげようという気持ちが伝わってくる。
献身的でありつつ、「みんなのことだいちゅきなのかな~」と勝手に思っている。他人を大切にできるステキな狼だよ。あと、自分がやったら進むよねということに対して真っ先に手を上げられる勇気もあるね。
ミオ
サポートタイプではあるね。
フブキ
サポートしてくれて本当にうれしいと思うし、それに対して自分も何かしようという気持ちになれるのが、ミオのいいところだなと思います!
ミオ
フブキのいいところは怖がらずに何でも言うところ。ウチはいろいろなことを考えてしまって言い出せなかったり、自分で理由を作って引っ込んでしまう部分があります。ただ、フブキはやりたいこととか、こうしたらいいのにと思うことを、とりあえずぶつけてみるところがあって、本当に何でも言ってくれる。それが最近より顕著になってめちゃくちゃ甘えてくれるようになったかな。そういう風に直接要望をぶつけてもらうと、うちも「あ、そうなんだ。フブキはこうしてほしいんだ。じゃあこうしようか」という提案ができたりするから、きっかけをくれるところにすごく勇気を感じて助かっているし、自分にはないところだからすごくリスペクトしてる。あと言語化するのも上手い。
多分うちらはよく噛み合っているんだろうね。フブキの提案に対してウチはサポートできるから、ふたりでいるといろいろなことが進むよね。
フブキ
本当にそういうところは助かってますな~。
――ありがとうございます。では、お互いにこれは伝えておきたいというものはありますか。先ほど音楽を通しながらであれば気持ちを伝えられるとおっしゃっていましたが、ぜひこの場でも!
ミオ
うちから言っちゃおうかな~。これからも存分にわがまま言ってほしい。
フブキ
えぇ!? ありがとうございます!
ミオ
無邪気な白上でずっといてください。
フブキ
これは伝えておきたいか、うーん……。あまりまわりを気にしなくていいよ、かな。ミオはすごい視野が広いぶん、いろいろ考えるからさ。
ミオ
自分で考えて、ひとりで籠っちゃったりするね。
フブキ
そうそう。自己解決して飲み込んじゃうから、ダメ元で当たってみるっていうのは大事なのかなと思う。もっと自分に素直になろう!
ミオ
なんか光と闇みたいだね(笑)。
フブキ
(笑)。でも、お互いやっぱり甘えるというのは大事だなと思った。甘えつつ、まわりを信頼できるようになっていこうね。
ミオ
甘える心も必要ってこと。
フブキ
必要ってことだね。うむ!
フブキさんは己の限界に挑戦し続ける『R.E.P.O.』沼に、ミオさんは絶妙なゲームバランスと奥深さの『ソリティ馬』沼にどっぷりハマり抜けられず
――ファミ通.comがゲーム情報サイトなので、ゲームに関する質問もさせていただければと。最近のお気に入り、もしくはよくプレイしているゲームはありますか?
フブキ
最近のお気に入りは『R.E.P.O.』で、『ファイナルファンタジーXIV』(FF14)も長年プレイしています。ホラーゲームが大好きなので、ファミ通さんがたまにやってくれるホラー特集もめちゃめちゃ好きです! ホラーまとめみたいな感じのものを出してくださったり、インディーゲームでも「このゲーム知らなかった!」という作品をまとめてくださるので、いつも感謝です!
――フブキさんは配信を開くたびに『R.E.P.O.』をやっているイメージがありますね。
フブキ
最近は『R.E.P.O.』沼ですね。ハマったものに対してずっとやってしまう癖がありまして……。前は『Phasmophobia』(ファズモフォビア)を遊び続けていました。
ミオ
『R.E.P.O.』はどうしてそんなにハマったの?
フブキ
とにかくローグライク系が好きで、1回の人生の中でどれだけ進めるかという挑戦を続けて、ひとつずつ自分の中の困難を乗り越えていったときの達成感が堪らないんだよね。
ミオ
挑戦をすることが楽しくて『R.E.P.O.』を好んでプレイしているんだね。
フブキ
そうそう。自分自身への挑戦というのが、またいいんですな~。ミオは?
ミオ
うちは『7 Days to Die』というゲームをみんなといっしょに配信でプレイしています。去年からプレイしているゲームなのですが、かなりおもしろくて気づいたらずっとプレイしています。ゾンビの襲撃をうまく迎撃できる拠点を考えて作ったり、みんなで作戦を立てて協力してファームをしたりするのが魅力ですね。
ミオ
プライベートでプレイしているゲームだと『ソリティ馬』かな~。
フブキ
でた! 『ソリティ馬』!
ミオ
『ソリティ馬』大好きなんですよ。ずっとやり続けなきゃいけないゲームでもないので、暇なときにちょっと触るぐらいではありますが、リリース当初はもう何時間も遊び続けていました。
キャラクターもかわいいし、本当に奥深いゲームなんです。長時間プレイしていたとしても、うまくできないこともぜんぜんありますし、スタミナのバランスやソリティアがうまくいかなかったりすることも多々あります。
うまくいかないからこそ必死にやってしまうようなゲーム性のバランスがよくて、うまくいったときの快感が癖になります。『ソリティア』は、パソコンの中に入っているちょっとした暇つぶしのゲームみたいなイメージがありますが、『ソリティ馬』はそれをうまく消化した最高の暇つぶしゲーだと思っています。
――ゲーマーズらしさ全開の回答ありがとうございます。最後に、ファンとファミ通.comの読者の皆さんにひと言メッセージをお願いします。
フブキ
ファミ通.comの読者の皆さんは、気になったゲームはレビューを見るだけではなく1回触ってみよう! ファンに向けてはミオのライブ楽しみだね!(ニコニコ)
ミオ
多くのゲームがさまざまなハードから出ている中で、情報を追いかけるのってすごく難しいと思うところをファミ通さんがまとめてくださって助かっています。気になるゲームがたくさんあると思いますが、うちもゲームが大好きなので、いっしょにこれからもゲームを楽しんでいきましょう! そして、うちのソロライブもですが、これからもホロライブをよろしくお願いします!
大神ミオ 1stライブ『Our Sparkle』概要
- 公式ハッシュタグ:#ミオスパークル
- 開催日時:2025年9月10日(水) 開場 17:00 / 配信開場 18:00 /開演 18:30
- 会場:ぴあアリーナMM(〒220-0012 神奈川県横浜市西区みなとみらい3丁目2-2)
- 配信チケットはこちら(SPWN、ZAIKO)