

パッと見はすでに絶大な人気を誇った『スーパーロボット大戦』シリーズと似た雰囲気があるのだが、システム面は大幅に異なり本作ならではの要素がたっぷりだったことに驚かされた。さらに、1998年4月9日にはセガサターンで『機動戦士ガンダム ギレンの野望』が発売されていて、こちらも負けず劣らずの名作だったがゆえに人によっては寝ても覚めてもシミュレーション三昧で過ごすことになったんじゃないかな。
『ジージェネレーション』は、歴代の『ガンダム』シリーズを題材にしているのが大きな特徴。さまざまな作品からキャラクターやモビルスーツが登場し、プレイヤーの思うがままに部隊の編成ができた。
ストーリーはもちろんテレビアニメや映画、小説などの『ガンダム』作品を追体験、あるいはクロスオーバーする内容なのだが、そんなシナリオに自由に編成した部隊で介入できるのが抜群におもしろい。時折、名場面を再現したムービーが挿入される場合もあり、当時としてはかなりのクオリティーだったこともストーリーの盛り上げに貢献している。


戦闘で敵の機体を“捕獲(鹵獲)”して自軍に加えられたのも画期的なアイデアに感じられたものだった。機体はレベルを上げることで“開発”が可能になり、高機動型や砂漠戦用などのさまざまなタイプに派生させたり、ザクからゲルググのように進化させたりもできた。
プラモデルや設定などでしか見かけないようなマイナー機体も多数登場し、歴代『ガンダム』アニメをひと通り観ているだけの筆者ですら開発していくのが楽しくてしかたがなかった。モビルスーツに詳しい無類の『ガンダム』ファンであればどう派生するかも察せられたと思うので、攻略にも役立っただろうし、何より機体の種類の多彩さに大興奮間違いなしだったであろう。
しかも2体の異なる機体を組み合わせてまったく新しい機体を作り出す“設計”を行うことも可能で、ジオングとドムを掛け合わせればパーフェクトジオングを作り出すなんてこともできた。捕獲、開発、設計を駆使すればするほどに新しいモビルスーツがどんどん増え、部隊編成が楽しくなるのは『ジージェネレーション』ならではの要素だったんじゃないだろうか。




本作発売の翌年である1999年8月12日には続編である『SDガンダム Gジェネレーション・ゼロ』が発売されてシリーズ化。以降、10年近くは毎年のペースで新作が投入されていくこととなる。
最新作は今年(2025年)4月16日にサービスを開始したスマートフォン向けアプリ『SDガンダム ジージェネレーション エターナル』。定期的にアップデートが行われ、ステージやイベント、開発可能になる機体などが追加。そのたびに多くのファンの心を鷲掴みにしている。












