『The Blood of Dawnwalker』昼は人の力を、夜は吸血鬼の力を駆使して戦う、半吸血鬼オープンワールドRPGのゲームプレイがついに公開

byミル☆吉村

『The Blood of Dawnwalker』昼は人の力を、夜は吸血鬼の力を駆使して戦う、半吸血鬼オープンワールドRPGのゲームプレイがついに公開
 半吸血鬼の男を主人公とするオープンワールドRPG『The Blood of Dawnwalker』のゲームプレイの詳細を明かした21分もの映像が公開された。

 本作は、RPG
『ウィッチャー』シリーズの開発であるCD PROJEKTの元スタッフたちが独立した新スタジオRebel Wolvesが手掛ける作品。吸血鬼ブレンシスが支配する世界で家族を救うために奔走する主人公コーエンの物語が描かれる。
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30日間というタイムリミットの中でどうアプローチするか?

 コーエンの究極の目標は家族を救うこと。しかしその達成には30日間というタイムリミットが用意されている。人間として動ける昼と、吸血鬼としてその能力を使える夜、その両方を活かせる半吸血鬼“ドーンウォーカー”としての特性を武器にして迫っていくのだ。

昼と夜で変わるアプローチ

 コーエンは昼のあいだ、盗賊などを除けば比較的安全に歩き回れるが、行ける場所には限りがあるし、吸血鬼の自然回復能力が効かないためダメージを受けたら体力を食べ物で回復しないといけない。

 それに対して夜は吸血鬼たちが活発になるので危険な代わり、吸血鬼状態では屋根から屋根へと飛び移り、垂直の壁を“歩く”能力まで使えるので、昼には行けない場所に簡単に行けたりするという寸法だ。公開された映像では、何やら怪しい大聖堂の屋根裏から侵入し、使えそうな手掛かりをいくつか発見し、黒幕の吸血鬼ザンティに迫る……という様子が見られた。
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戦うだけが正解ではない

 デモ映像ではザンティを素早く追い詰めることができず時間切れになり、血を沸騰させる魔法が炸裂して死亡してしまったのだが、アクションの限りを尽くしてなんとか倒す以外にも、“ザンティが配下から孤立している時を狙う”とか“より詳しく背景を調べて説得する”といった選択肢もある模様。
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 このように、クエストにどう挑むか、誰を味方につけ誰を敵にしたかなどによって物語やプレイ体験が大きく変わっていく、オープンなアプローチを採用しているとのこと。恐らく30日間というタイムリミットが設けられているのも、周回プレイして異なるルートを模索してみるようなプレイを想定しているのだろう。
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大聖堂での儀式中に襲撃すると、まずは3人の護衛を相手にすることになる。こいつらを相手にしている間も血の魔法の詠唱が進行していくのでキツそう。

吸血鬼としての飢えにどう対処するか?

 しかし夜になるとコーエンは吸血鬼として“飢えた”状態から始まる。吸血鬼の能力を最大限に活用するには吸血行為で飢えを満たさなければならず、また飢えた状態のままNPCなどに会うとこらえきれずに重要な人物から吸血してしまうこともあるとか。

 飢えを満たすには、ひとりでいる犠牲者に吸血スキルを使ってもよし、動物などから吸血して飢えをしのぐのもよし。人から吸う場合には、ほどほどで止めて昏倒させるか、完全に吸いきってしまうかを選べる。
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4方向の入力を使った戦闘

 コーエンは昼は剣を、夜は吸血鬼の爪を主に使って戦う(夜も剣を使うことはできる)。攻撃もブロックやパリィ(弾き)も上下左右の方向入力を入れて行い、相手のガードとは違う方向で斬れば攻撃成功、相手の攻撃と同じ方向で受け止めればディフェンス成功というシステムだ。

 また攻撃・ブロック・パリィが成功するとメーターがたまり、各種アビリティが使えるようになる。アビリティにはさまざまなものがあり、目潰し技、自分の血を犠牲にして放つ攻撃魔法、一気に斬首するフィニッシャー技などが見られた。

 スキルツリーには人間用・吸血鬼用・共通の3系統があり、たとえば血の魔法の使用時に犠牲にする血の量を減らすといった効果が見られた。スキルツリー画面を見た限り、このスキルは2段階の強化が取得可能なだけでなく、さらに合計スキルポイントでアンロックされる第3段階目も用意されているようで、高レベルになることでかなり強くなりそう。
 というわけで本作、ウィッチャーシリーズと同じ匂いのするダークファンタジーな世界観に、『Deus Ex』や『Dishonored』的な多様なアプローチが可能な作りを組み合わせたユニークなRPGになりそう。2026年にプレイステーション5/Xbox Series X|S/PCでのリリース予定で、日本語にもテキスト対応予定となっている。
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