ご新規にはちょいと厳しい初体験
本記事ではフリーター・深津庵の目線で当日の様子をリポート。
陣営受付から指定された戦場へ。
ひさしぶりに成すすべのないアノマリーを体験しちゃったぞ。

困ったときの陣営受付サポート
大規模グローバルイベント・アノマリーとは、開催エリアに点在する対象ポータルをふたつの陣営がラウンド制で奪い合う“バトルビーコン戦”、ポータル上を浮遊する三角状の物体を各陣営の指定ポータルに導く“シャード戦”のふたつが同時に行われる。


また、陣営を勝利に導く戦いはこれだけにとどまらず、現地ではミリタリー仕様のアイテムを展開するアメリカのアパレルメーカー“GORUCK”が開催するトレーニングチャレンジのスコア、さらに開催エリア内にランダムで配置された物理アイテム“Dead drop”を回収して特別な情報を得るトレジャーハンティングのような体験を通じて戦いに関わることもできる。
【GORUCKの様子:ブライアン(IngressのD撮影)】
Ingress x GORUCK Operation Clear Field at Umibe Fishing Park #PlusAlpha #Ingress横須賀 pic.twitter.com/H8iVlZ5SDF
— Brian Rose (@brianrose) February 16, 2025
【写真をヒントにアイテム探し】
#Ingress #PlusAlpha #Yokosuka pic.twitter.com/yw4qcHfA89
— IngressJP (@IngressJapan) February 14, 2025

何だかいろいろな方法があって混乱しそうだけど、そんなときに助けてくれるのが毎度開催地に設営される“陣営窓口”だ。
バトルビーコンの存在は知ってるけど戦ったことがないという初心者さんでも大丈夫。
戦いかたの基本からチームの振り分けなど丁寧に教えてくれる。




それを終えたPM2:00過ぎ、つまりアノマリーが開幕した直後に指定された現場に急行することになった。
まさか、この後たいへんなことになるとは、ね。
■横須賀アノマリーインタビュー

援軍なしの超局地戦にようこそ
深津が今回指定されたのは開催エリア東の端っこ。
そこには、この日がアノマリー初体験という新人エージェントも同伴。
「インタビュー終わったからそっちいくね」
お互いの位置情報を共有しながら“楽しんでくれているといいな”くらいの気持ちで歩き出してまもなく、「やばいです」とか「急いで」と完全に翻弄された悲痛の叫びが飛んでくる。

彼らと合流したのは計測が始まってから約40分後。
周囲を見渡すと深津の所属する陣営エージェントは事前に聞かされていた数名のみ。
それを取り囲むように少なとも十数名の相手陣営が配備されていた。
なるほど、これは泣き言もいいたくなる。
ここからはあくまでも深津の主観、全体像はわからないが“このエリアは捨てられた”のだろう。
援軍を求めても願いは叶わず、まさに局地戦に放り込まれた兵隊のような気持ちになってくる。
「俺、帰ったら……」
何か嫌なフラグが立ちそうな状況だ。


あまりの惨状にチームのメンバーからも“深津さん、せめて撮れ高を”と、近くにあった“うみかぜ公園”まで遠征。
すばらしい景色を堪能しながら最後まで足掻くことになった。


横須賀アノマリー本戦を終え最寄り駅に戻る道中、初陣だった新人エージェントの表情は最悪だ。
「今回はとくに酷い環境だったんだよ」
アノマリーは嫌いになっても『Ingress』は嫌いにならないでと、どこかで聞き覚えのあるセリフ混じりに心のケア。
いやむしろ、“このやろう!”と思いっきり悔しんで、つぎのアノマリーに向けて闘志を燃やしてほしい。
そんな想いを胸に抱きつつ、深津は公式アフターパーティ会場へ。
新人エージェントは肩を落として地元へ帰っていった。

お約束の公式アフターパーティ
アノマリーの定番行事と言えば、公式が主催する通称・アフターパーティという両陣営を労い、開催を実現させるにいたった関係者に感謝を伝えるイベントの醍醐味だ。
上地克明横須賀市長、横須賀市役所や横須賀市文化スポーツ観光部、そしてアノマリーやGORUCK、翌日(2/16)のミッションディを開催するために両陣営から抜擢されたPoC(Point of Contact)が続々と登壇。
開催地の自治体だけでなく、関わったエージェントが同等にフィーチャーされる文化は“Nianticらしさ”であり、『Ingress』が長く愛されている大きなポイントのひとつだろう。



ちなみに、深津が所属するResistanceは敗退。
前回の函館ではあと1歩というところまで詰めることができたけど、さすがEnlightenedのみなさん。

最初期のころ、深津が相手陣営を現地取材しようと挨拶をしたら、それをスパイ行為と思われ嫌な顔をされたことが何度もあった。
“なるほど疑われている”
この経験をきっかけに、深津はどちらにも深く関与しないと誓った。
所属する陣営推しの記事を書き続けることもできたけど、つねに両陣営をフラットな目線で追う中立な立場であり続けることが、『Ingress』の世界を1日でも長く知らしめる記者としての役割なのだ、と。
その結果、いまではヒリつくアノマリーの現場でも「深津です」とひと言いえばみなさん快く迎えてくれる関係を作ることができた。
自陣営を推さないとはなにごとだと怒らず、相手陣営だから来るなとつけ離さない。
そんな関係性を認めてくれた全エージェントに感謝しています。
いま、我々が十数年かけて築き上げてきたこの世界がどうなるのか。
ちょっと不安になる話題も出てきているけど、きっとエージェントのみんなは“いま何をするべきか”がわかっているはずだ。
それでは次回、ミッションディ横須賀のリポートでお会いしましょう!!


















