【スマホ版モンハン新作】『モンスターハンター アウトランダーズ』インタビュー。コンセプトは“『モンハン』のオープンワールドサバイバルゲーム”

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【スマホ版モンハン新作】『モンスターハンター アウトランダーズ』インタビュー。コンセプトは“『モンハン』のオープンワールドサバイバルゲーム”
 Tencent Gamesのモバイルゲーム開発の主要スタジオであるTiMi Studio Groupは、『モンスターハンター』の新作ゲーム『MONSTER HUNTER OUTLANDERS』(モンスターハンター アウトランダーズ)を発表した。
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 本作は、中国に拠点を構えるTiMi Studiosとカプコンが共同で開発を進めているモバイル向けの新作ゲームだ。発表に合わせてトレーラーやスクリーンショットが公開されている。
 映像には、レウスシリーズらしき装備を身にまとったハンターをはじめ、リオレイアやアンジャナフなどのおなじみのモンスターの姿も。木々が生い茂る森林、巨大な骨が埋まった砂漠といったフィールドも確認できる。
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アンジャナフとドスジャグラスが縄張り争い?
 ハンターを誘導する猿のような動物や、フィールドに点在している琥珀色の結晶、ハンググライダーらしき道具を使って空を滑空している姿など、これまでの『モンスターハンター』シリーズにはない、気になるシーンも多数収められている。

 また、双剣や太刀、ランス、ライトボウガン、弓の装備のスクリーンショット、イメージアートも公開。いずれの装備もシリーズ経験者なら「あのモンスターをモチーフにした装備か!?」となるようなデザインで、おなじみの装備が登場することがうかがえる。
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 本記事では、発表に先駆けてカプコンのプロデューサー・砂野元気氏と、TiMi Studiosのプロデューサー・黄冬氏にメールインタビューを実施。モバイルゲームとして開発中の本作のコンセプトをはじめ、基本的なゲームの流れ、基本料金形態、そして映像や公開されたスクリーンショットから気になる要素をうかがった。
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砂野元気氏すなのげんき

カプコン所属のプロデューサー。文中は砂野。

黄冬氏こうとう

TiMi Studios所属のプロデューサー。文中は黄冬。

ハンティングアクションに独自の要素をプラス

――まずは本作のコンセプトを教えてください。

砂野
 コンセプトは“『モンスターハンター』のオープンワールドサバイバルゲーム”です。オープンワールドを探索しながらサバイバルする要素と、自分で装備や拠点などを作り出す“クラフト”の要素を取り入れつつ、『モンスターハンター』シリーズの巨大なモンスターに立ち向かう“ハンティングアクション”に独自の要素を加えた狩猟体験が味わえる新たなモバイルアプリゲームを、というご提案をいただきました。場所や時間を選ばず、友だちといっしょに『モンハン』を楽しむことができるような作品にしたいというTiMi Studiosさんの想いも受けて、「それでいこう」と開発がスタートしました。

――本作はモバイル向けゲームとのことですが、どのような料金形態になっているのでしょうか?

黄冬
 基本プレイ無料(F2P)のモバイルアプリゲームで、有料コンテンツを搭載予定です。詳細については今後発表させていただく予定です。

――過去のシリーズ作では、クエストを受注→野外で狩猟→クエストを完了→装備の強化という流れでゲームを進めていきますが、本作でもその流れは踏襲されているのでしょうか?

砂野
 従来の『モンスターハンター』シリーズの流れを踏襲していますが、モバイルアプリゲームであることを考慮して改良した部分もあります。また、“オープンワールドサバイバルゲーム”ということで、クエスト以外のゲーム体験として、探索やクラフトに関する体験も取り入れています。TiMi Studiosの皆さんと意見を交換しながら、「直観的に」や「煩わしくない」と感じるよう心がけて制作しています。
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――『モンスターハンター』シリーズでは画面内に体力やスタミナ、残り時間、装備中のアイテム、小型マップなどが表示されていましたが、本作のUIはどのような形になっているのでしょうか?

黄冬
 本作は『モンスターハンター』シリーズ作品のUIデザインを参考に設計しています。家庭用ゲーム機向けのデザインをそのまま忠実に再現してしまうと情報量が多くなってしまうため、モバイル向けに最適化しています。

――『モンスターハンター アウトランダーズ』はモバイルゲームとなりますが、どのような操作感になっているのでしょうか?

黄冬
 本作ならではの狩猟システムやクラフトシステムを違和感なく楽しめるようにするため、モバイルゲーム向けに操作やアクションを最適化しています。
 
 現時点では、左側にバーチャルスティック、右側にアクションボタンを配置した設計にしていて、プレイヤーの思い通りに操作ができるように細部にわたって調整をしているところです。

――近年の『モンスターハンター』では全14種類の武器が使用可能ですが、本作でもすべて使用できますか? また、本作ならではの新しい武器も登場しますか?

黄冬
 現時点で具体的な数はお答えできませんが、2024年11月のタイトル発表時点では、映像やティザービジュアルなどで太刀、双剣、ライトボウガン、弓、ランスの5種類の情報を公開しています。ほかの武器種についても情報が公開できるタイミングで発表していく予定です。
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――同時に何人での狩猟が楽しめますか?

黄冬
 現時点では最大4名でのプレイに対応している、とお伝えしておきます。

――大型モンスターの狩猟以外に、採集や卵の運搬などのクエストも用意されているのでしょうか?

黄冬
 本作では、フィールド探索やチャレンジコンテンツなどを含むさまざまなクエストが用意されています。関連情報につきましては、今後発表していく予定です。

――『モンスターハンター』といえば料理や肉を焼くシーンを思い浮かべますが、本作にも食事の要素はあるのでしょうか?

黄冬
 食事で一時的なパワーアップができる機能を開発中です。効果や利用方法などの詳細は今後公開する予定となっています。

アイルーだけでなく猿や鳥もオトモになる!

――動画で琥珀色の結晶のようなものが確認できましたが、これはいったい何なのでしょうか? 本作のストーリーと深く関係していますか?

砂野
 本作の舞台となる、ある島にのみ存在する特別な鉱石です。 詳細については今後の情報発表をおまちください。

――いくつかのシーンで砂地、森林の界、水域のエリアが同時に出現していますが、野外の移動は『モンスターハンター:ワールド』や『モンスターハンター:ライズ』のようにシームレスですか?

砂野
 映像に登場する森林や沼地、砂漠などはロードがなくシームレスにつながっています。
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――動画でリオレウスの装備を着用したハンターが『モンスターハンター:ワールド』の導蟲のようなものを腰に装備していますね。本作にも『ワールド』の導蟲の要素があるのでしょうか?

黄冬
 『モンスターハンター:ワールド』に登場する導蟲とは光の色や生態が異なっており、本作独自の設定となっています。詳細は後日発表します。

――アナウンストレーラーではハンターがカタパルトで発射され、ハンググライダーで滑空しているシーンも確認できました。これはどのような移動手段ですか?

黄冬
 本作では、広大なフィールドを素早く移動するための要素をいくつか用意しています。グライダーはそのうちのひとつです。操作方法や使いかたなどの詳細情報につきましては、今後発表していく予定です。
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――川を泳いでいるシーンもありますが、泳ぎながら武器を使ったり、狩猟したりすることはできますか?

黄冬
 現時点ではまだお答えできません。今後の情報発表をお待ちください。

――映像ではリオレイア、トビカガチ、アンジャナフ、ジュラトドスなどの姿が確認できましたが、リリース時点では大型モンスターが何体ほど登場しますか? また、後のアップデートで追加されていくのでしょうか?

黄冬
 タイトル発表時のトレーラーではアンジャナフなどの大型モンスターを確認することができますが、現時点で具体的な数をお答えすることはできません。

――動画中のリオレイアは、体内に熱源を持っているように見えます。これは通常の個体ですか? それとも特殊な個体ですか?

黄冬
 本作の舞台となる、ある島特有の環境に影響を受けて一部のモンスターが狂暴化しています。この現象は本作のストーリーにも深く関わっており、詳細は今後公開する予定となっています。

――動画の冒頭に登場する女性キャラクターは誰ですか? また、ストーリー上ではどのようなキャラクターが登場し、どのような展開がありますか?

砂野
 ストーリーを進めることで仲間になる本作独自のキャラクターです。ともに狩猟を行う強力なパートナーで、ひとりでゲームをプレイする際は心強い存在になるはずです。仲間になるキャラクターは複数いますが、詳細な情報は今後の発表をお待ちください。
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――プレイヤーといっしょに行動している猿のような動物も気になります。さらに、アイルーや鳥のような生物も確認できますが、これも仲間になるキャラクターなのでしょうか?

砂野
 映像に登場した“アイルー”以外にも、ともにクエストに出発して、アイテム採取やモンスターの狩猟を⼿伝ってくれる本作独⾃のオトモが登場する予定です。個人的には猿型のオトモの愛嬌のあるアクションが好きです。
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