『HUMANITY』柴犬を操作して群衆をゴールまで導くパズルアクション。見ているだけでも楽しい!【夏のおすすめゲームレビュー】

by北埜トゥーン

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『HUMANITY』柴犬を操作して群衆をゴールまで導くパズルアクション。見ているだけでも楽しい!【夏のおすすめゲームレビュー】
 ファミ通の編集者が2024年夏のおすすめゲームを語る連載企画。今回紹介するゲームは、意思も目的も失ってしまった人間たちに指示を出してゴールへと導くパズルアクション『HUMANITY』です。
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※本企画は、週刊ファミ通2024年6月20日号(No.1852/2024年6月6日発売)の特集“編集者38人それぞれが選ぶいまオススメしたい38のゲーム”をWeb用に調整したものです。
北埜トゥーンのおすすめゲーム

『HUMANITY』

  • 対応ハード:プレイステーション5、プレイステーション4、Xbox Series X|S、Xbox One、PC
  • 発売日:2023年5月16日発売(※)
  • メーカー:エンハンス
  • 価格:ダウンロード版各3410円[税込](※)
  • 『HUMANITY』公式サイト
※プレイステーション5、プレイステーション4版はゲームカタログ対応。 ※Xbox Series X|S、Xbox One、Windows PC版は2024年5月31日発売(Xbox Game Pass対応)。PS5パッケージ版は2024年11月7日4950円[税込]で発売予定。
【こんなところがおすすめ】
  • 群衆が動いている姿を見ているだけでも楽しい
  • 絶妙なバランスのアクションパズル(ヒント機能があるのもうれしい)
  • PlayStation PlusのゲームカタログとXbox Game Passの対象

クリアーできたときの達成感と群衆を眺める楽しみ

 本作の映像を初めて見たときの印象は、「よくわからないけれど、何か気になる」というものだった。ゲームの説明などはほとんどなく、大量の群衆が動き回る映像に心を惹かれたことをいまでも覚えている。そして、実際に発売されたゲームでも、その群衆がとにかく魅力的で、最初から最後までぶっ続けでプレイした。

 ゲームとしてはシンプルなパズルアクションゲームで、意思も目的も失ってしまった人間たちに指示を出して“光の柱”(ゴール)へと導いていくことが目標となる。プレイヤーは白い柴犬を操作し、ステージ中にアクションコマンド(正式名称はアイテム)を設置することで、そこを通った人間たちに方向転換やジャンプなど特定の行動をさせられる。それらを駆使して、ゴールまで導いていくことになるのだが、
道中の人間たちの様子を見ているのが、めちゃくちゃ楽しい。

 本作はステージクリアー後にカメラを動かしてステージを見回すことができるため、人間たちが壁を登ったり、水中を泳いだりしながら、ゴールを目指す姿を眺め続けていたことが何度もあったほど。

 また、肝心のパズル要素についても絶妙なバランスで遊びやすい。

 最初は使えるアクションコマンドが限られているが、ステージを進めるにつれて徐々に増えていき、ふたつのアクションコマンドを組み合わせて使うような場面も登場。また、ゲームを進めていくとアクションコマンドを設置できる数が決められていたり、人間たちが動き出す前にしかアクションコマンドを設置できないステージが登場したり(序盤のステージでは、いつでもアクションコマンドの設置や回収が行える)、さまざまなギミックが用意されている。さらに、何も知らない状態でプレイしてほしいので、詳細は伏せさせていただくが、後半には驚きの要素も!?

 最後に本作はパズルアクションゲームでありながら、しっかりとしたストーリーが存在することも特徴。タイトルでもある“HUMANITY(人間性)”をテーマにした物語が描かれる。

 なお、本作はPlayStation PlusのゲームカタログやXbox Game Pass向けにも提供されており、それぞれのサービスの加入者は追加料金なしで楽しめるので、気になった方は、ぜひプレイしてみてほしい。
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