『鉄拳 ブラッド・ベンジェンス』の英語版で主役を演じるふたりの声優さんに聞く【Comic‐Con International 2011】

ゲーム インタビュー
『鉄拳 ブラッド・ベンジェンス』の英語版の声優さんおふたり、リン・シャオユウ役のキャリー・キャラネンさんとアリサ役のクリスティーナ・ヴィーさんにショートインタビューを敢行。その模様をお届けする。

●『鉄拳 ブラッド・ベンジェンス』はヒロインの成長の旅路を描く物語

 キャラクターを中心とするコンテンツのイベントComic‐Con International 2011(以下コミコン 2011)が2011年7月21日〜24日の4日間、アメリカ・サンディエゴにて開催。2011年7月23日のバンダイナムコゲームスの格闘ゲームのセッションにゲスト出演した(→こちら)、『鉄拳 ブラッド・ベンジェンス』の英語版の声優さんおふたり、リン・シャオユウ役のキャリー・キャラネンさんとアリサ役のクリスティーナ・ヴィーさんにショートインタビューを敢行。その模様をお届けする。

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▲リン・シャオユウ役のキャリー・キャラネンさん(左)とアリサ役のクリスティーナ・ヴィーさん(右)。

――役作りでこだわったところは?

キャリー シャオユウの顔や身体の動きなどを追うことで、彼女が何を考えているか、ある状況の中でどのような立場にいるのかを捉えようとしました。それで、表情を見てそれに合った声を使いました。ほかのキャラクターに対してどのように感じているかもわかるようにしたかったです。

クリスティーナ ほかのキャラクターにどう受け取られるかを考えました。この映画では、顔の表情が非常に細かく表現されているのですが、もちろん身体の動きにも注意しました。私は“アリサ”として、それぞれのシーンでほかのキャラクターへの影響を考えながら演じています。

――演じたキャラクターについてどう思いました?

キャリー 大好きです! とても楽しい人だと思うし、演じるのがすごく楽しかったです。自分の感情や意見にとても正直で、ストレートに言う子ですね。言わないほうがよい場面でも、あるいはどこの誰が相手だろうと、自分の思った通りの意見をはっきり言ってしまう。それが自分のためにならなくても……。困難な状況になってもいつも正直な子です。

クリスティーナ アリサというキャラクターについては、どんな人か多少わかっているつもりだったのですが、実際に演じてみると思っていたのとは違っていました。彼女はとても懐が深く、友だちのために努力したり、ロボットであっても周囲に対していろいろと感じているのがわかって驚かされました。感情がとてもパワフルで強力ですよね。けっこうとぼけたところもあって、女の子っぽかったり、シリアスなロボットになったりで楽しかったです。

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▲声優や女優として幅広い活躍をしているふたり。

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――とくに見てほしいところは?

キャリー シャオユウがいろいろと学びながら前に向かっていくところです。本作は、シャオユウが自分について学んでいき、世界についても学ぶという、ヒロインの成長の旅路になっています。映画をご覧になる人にとっても、自分が進んでいる方向や自分の成長、そして周囲と噛み合っているかなどを振り返るのは大事なことだと思います。新しく出会う人たちや友情に対してオープンであり、人生が運んでくれる場所へ進むことも重要……そんなことを感じ取ってほしいです。

クリスティーナ アリサがロボットだということを忘れて欲しいです。彼女の感情は価値のあるものだということを理解していただければ……と思います。彼女はメカであってもとても純粋で正直。ぜひ、彼女を好きになってください!

――最後に、日本の『鉄拳』ファンに向けてのメッセージをお願いします。

キャリー この作品を気に入ってくれるとうれしいです。私はとても楽しかったので、皆さんもそれと同じくらい楽しんで、好きになってくれたら……と思います。『鉄拳』のキャラクターは世界中でとても愛されていることは知っているので、『鉄拳』に関われたことは光栄です。私が期待に添える仕事をして、皆さんに喜んでいただけたら、とてもうれしいです。

クリスティーナ 私はプレイステーションのころからの『鉄拳』のファンでした。アリサと『鉄拳』シリーズのことをとても大切に思っています。私たちふたりはベストを尽くしたので、ぜひ映画を見てくださいね!

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