『バイオハザード』シリーズは15周年を迎えて最新作が続々登場【Comic‐Con International 2011】

Xbox 360 ゲーム プレイステーション3 PC
シリーズ15周年を迎える『バイオハザード』シリーズの動向を伝えるセッションが開催された。最新作の情報がつぎつぎと公開された。

●シリーズ最新作の動向を紹介

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 キャラクターを中心とするコンテンツのイベントComic‐Con International 2011(以下コミコン 2011)が2011年7月21日〜24日の4日間、アメリカ・サンディエゴにて開催。海外では『Resident Evil』として知られる『バイオハザード』シリーズは、北米でも絶大な支持を集めるカプコン看板タイトルのひとつ。今年は1996年に1作目が発売されてからシリーズ15周年ということもあり、『バイオハザード』関連の動きが賑やかだ。そんな『バイオハザード』の最新作が出揃ったのが、開催2日目の2011年7月22日に行われた“Resident Evil Round‐UP!”だ。

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▲マイク・ルーン氏。

 まず、紹介されたのが、『バイオハザード コード:ベロニカ 完全版』と『バイオハザード4』のHD版。日本では『バイオハザード リバイバルセレクション』としてパッケージソフトで発売される両作は、北米ではそれぞれPlayStation NetworkとXbox LIVE向け配信タイトルとしてリリースされる模様。『バイオハザード コード:ベロニカ 完全版』に関しては、「新しさと古さと兼ね備えた次世代ゲームがHDで登場します。ゲームプレイ自体は旧作といっしょですが、カメラやライティングなどがより洗練されていますよ」とカプコンのマイク・ルーン氏。こちら、北米での配信は2011年9月27日となる。一方の『バイオハザード4』は、「ファンの皆さんからの要望がもっとも高かったタイトルであり、さまざまな賞を受けています。ベストなゲームプレイが体験できますよ」とルーン氏も力を入れる1作。北米でのリリースは2011年9月20日となる。

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▲ライアン・マクダウェル氏。

 ニンテンドー3DS用タイトルの『バイオハザード リベレーションズ』は、シリーズの正統な流れに連なる作品。ストーリー的には『バイオハザード4』と『5』で残された謎が明らかにされるとのことで、「従来のスタイルに新しいひねりが加わっていますよ」とプレゼン担当のカプコンのライアン・マクダウェル氏。「ゲームにどっぷりつかってキャラクターの感情や恐怖をリアルに味わってもらえる1作です。ファンの皆さんからは、“サバイバルホラー”の部分に期待する声が多かったので、緊張感をさらに高めています。銃弾は少なめですね」(マクダウェル氏)とのこと。とくに水面下でのゲームプレイは緊迫感に溢れたものとなるようだ。本作では、ジル・バレンタインのパートナーとして、新キャラのパーカー・ルチアーニが登場するが「ふたりは体つきも考えかたもまるで異なりますが、協力や信頼がカギになります」(マクダウェル氏)とのことだ。

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▲ジルとパーカー・ルチアーニがコンビを組んで戦う『バイオハザード リベレーションズ』。質疑応答では、「ジルの顔が変わったように思うがその理由は?」との質問に、「彼女には新鮮さを加えたかったが、本質は何も変わっていませんよ」(マクダウェル氏)とのこと。

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▲レイ・ディメンズ氏。

 最後は、プレイステーション3とXbox 360、そしてPC向けに発売予定の『バイオハザード オペレーション・ラクーンシティ』。「『バイオハザード』シリーズのもうひとつの進化系として開発中の本作は、TPS(三人称視点シューティング)で、素早い狙撃や動きが特徴です」と、カプコンのレイ・ディメンズ氏。アメリカの特殊部隊とアンブレラ特殊工作部隊、そしてゾンビによる三つ巴の戦いが描かれることになる本作では、『1』〜『3』でファンにはおなじみの場所などが登場するとのことだ。

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 と、最新作の数々が紹介されたところで、勢い気になるのはつぎのナンバリングタイトルのこと。質疑応答では当然のように「『バイオハザード6』はどうなるのか?」との質問が出たが、それに対しては「それはゲームになりますが、まだ存在していないので、何も発表することはありません」とのお返事。今後の展開が気になるところだ。また、「シリーズの歴史をたどれるような本が出ないのか?」との質問には、「サプライズは用意していますが、まだ何も話せません」とのこと。今年で15周年を迎える『バイオハザード』シリーズだが、まだまだ多くの動きが期待できそうだ。

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