A Musical Story(Nintendo Switch)のレビュー・評価・感想情報
リズムを覚えて再現すればオーケーと、仕組みがシンプルで遊びやすいです。ノーツは常時表示されますが、手触りは『スペースチャンネル5』などに近いものがありますね。入力に失敗すると徐々にアシストの段階を上げてくれるモードがあり、極力自力でがんばりたい人には最適かも。幕間に流れるアートな映像もいい感じ。やり込み要素はノーミスを目指すくらいなので、リプレイ性は低めな印象かな。
週刊ファミ通1796号より
お手本として流れる短いフレーズのリズムを覚えてマネをするシンプルな内容だけど、一般的なリズムゲームとは違って視覚的にタイミングを取りづらく、そこがやり応えになっている。言葉を用いずに描かれる物語は、曲と合わさっていいムードを作り、先を見たくなる気持ちがプレイの原動力に。ただ、難しいセクションはリズムにノリづらいこともあって、“音ゲー”としての快感は弱め。
週刊ファミ通1796号より
リズムゲームのなかで、連綿と続く物語を見せていく切り口がイイ。かっこいい音楽はすぐに1970年代の世界に没入させてくれます。1フレーズずつお手本の後にプレイする形で、操作もシンプルですが、入りのタイミングが難しかったり、ハッキリとした拍がない曲はリズムが取りづらい部分も。そこがロックとも言えますが、アシスト機能にかなり頼ってしまいました。各ステージはやや長めな印象。
週刊ファミ通1796号より
“音ゲーの皮を被ったロードムービー”といった印象の作品。システム的にはオーソドックスだが、“体験”として非常に魅力的。主人公の心情を上手に表した楽曲や物語展開、そしてビジュアルの見せかたが秀逸で、どんどん引き込まれる。なお、ボタンを押すタイミングは、アシスト機能を使わない限り視覚表示されないので、リズムを体と耳で覚える難しさも。ただ再挑戦のテンポはよく、やり込み甲斐は十分。
週刊ファミ通1796号より
ファミ通公式レビューアーイラスト:荒井清和
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