エースコンバット7 スカイズ・アンノウン(プレイステーション4)のレビュー・評価・感想情報
キャンペーンモードは、片渕須直氏が手掛けるシナリオはもちろん、ポイントを集めて戦力を少しずつ強化していくのが楽しい。シリーズファンがニヤリとするシーンがあるのも◯。敵機との駆け引きは、着氷や落雷、乱気流などの自然現象が加わってさらに白熱。ミサイルに追われているとき、あえて視界の悪い雲の中に逃げ込むなど、戦略性が増している。細部まで緻密に再現された戦闘機のデキも秀逸!
週刊ファミ通1571号より
雲の存在によって空の臨場感が格段にアップ。演出として漂っているだけでなく、中に入って追尾を撒くなど、戦術にも影響を与える要素になっているのもいいね。プレイ感が大きく様変わりしているわけではないが、シリーズの正統進化を感じる仕上がり。PS4版のVRモードは、パイロット気分がより高まるし、頭を動かして敵機の動きを追うのが便利なので、全編に対応してほしいと思うほどのデキ。
週刊ファミ通1571号より
手に汗握るドッグファイトの楽しさはさすが。雲の中にバフッと入れば視界が着氷で覆われたり、気流の乱れが振動で伝わってきたりと、気象の影響が感覚的に味わえるところにもシリーズの進化を感じる。雲は隠れ蓑となり、敵との駆け引きを生んでいるのもいい。主人公だけでなく、ほかの人物の視点からも描かれる戦争の物語も惹きつけられる。VRモードでは、旋回・上昇するたびにGを感じました。
週刊ファミ通1571号より
より立体的に描かれた雲の表現など、各種グラフィック演出が昇華。さらに、雲突入時にキャノピーに水滴が付着したり、はたまた着氷したりと、自然現象をリアルに描いた、これまで以上に臨場感が感じられる。ゲーム性にさほど変化は見られないものの、前作からの正統進化としては華々しい完成度。敷居は低く、手軽にパイロット気分を味わえるのが魅力のひとつ。爽快感溢れる攻防の妙が心地よい。
週刊ファミ通1571号より
ファミ通公式レビューアーイラスト:荒井清和
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