『ボーダーランズ4』は間違いなく大馬鹿のゲームだ(誉め言葉)。
不発弾のミサイルは美少女ボイスでしゃべるわ、銃は歩くわトイレもしゃべるわでもう最高におバカ。公式の謳い文句が“リミッター外してヒャッハーしようぜ!”なのもうなづける。
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まあそもそも『ボーダーランズ』シリーズ自体が、バカみたいなハイテンションでヒャッハーするようなシリーズではあるのだが。ひとまずそういった特徴は、Gearbox Softwareより2025年9月12日に発売予定となる『ボーダーランズ4』にもしっかりと受け継がれている。……というか、それどころか、いままで以上にぶっ飛んだ、より進化した「ヒャッハー!」体験が楽しめるものになっていた。
※この記事は2K/テイクツー・インタラクティブ・ジャパンの提供でお届けします。 まず筆者が「ぶっ飛んでんなあ」と思ったのが敵の設定。本作における巨悪、ラスボスとして“タイムキーパー”という男が立ちはだかるのだが、この男が相当ヤバい。舞台である惑星・カイロスを1000年ものあいだ統治し続けているという、とんでもないスケールのラスボスなのだ。
しかもただ統治しているだけじゃない。なんと彼は、惑星自体を覆うヴェールを展開し、人民たちから外の世界の存在を隠していたのだ。さらに惑星の住民ひとりひとりの脊椎に“ボルト”と呼ばれる器具を装着。これにより各住民の視界を遠隔でジャックしたり、身体を乗っ取って無理やり操作したりとやりたい放題。
外の世界を完全に隠匿し、内にいる人民は自身の手中に。それぐらいにぶっ飛んだやつがラスボスである。どうやって勝てばいいんだ、コイツに。
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オープニングはいつも通り、マーカスによる語りから。紙芝居風の演出で「こんな場所で、こんなヤツらが大暴れしますよ」ということを丁寧に教えてくれる。
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右の金ぴかがタイムキーパー。物語の冒頭では、なんと主人公たちが捕まりボルトを埋め込まれてしまう。
しかしそんな支配体制にも揺らぎが。なんととある出来事によりほかの惑星がヴェールに衝突し、大きな穴が開いてしまった。これにより外の世界を知ったヤツらは「こんな支配体制やってられるかってんだ!」と武装蜂起。ヴェールに開いた穴――空から降ってきた“サイコ”のマスクを象徴に、脊椎に植え付けられたボルトを直接引っこ抜き、“リッパー”という解放軍として立ち上がった。
そう、引っこ抜いちゃったんですよね、ボルト。脊椎にガッツリ根付いてるやつ。もちろんそんなことして無事なはずもなく、大抵のリッパーは頭がおかしい。仲間以外のヤツらには、兎にも角にも銃を向けては撃ち殺す。
主人公である“ヴォルト・ハンター”たちはいろいろあって、「この惑星をタイムキーパーの手から解放する!」というのが冒険の目的になるのだが、当然ながらリッパーたちとの協力は期待できない。だって何も言ってないのに銃向けてくるし。そりゃ無理ってもんですよ。
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頭のネジが外れてる――なんて比喩表現はよくあるが、こいつらは脊椎にあるいろんな神経までも見事に外れているわけでして。
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『ボーダーランズ』シリーズを知っている人には、場所が変われどサイコっぷりはいつも通りだと思ってほしい。解放の代わりに正気も失ってしまったわけだ。
メインストーリーでは、そんなリッパーとの小競り合いもありつつ、独裁者の軍“オーダー”と全面戦争を行う。ちなみにオーダー側も幹部たちはかなりキャラが濃い。タイムキーパーを敬うあまり、話題に出すときは一切の文脈を無視して「偉大なるタイムキーパー様万歳!」と言ってしまうやつなどがいる。
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登場シーンのセリフが「独、裁、万、歳」。この世界にマトモなやつなぞ(ほぼ)いない。
とりあえずメインストーリーに絡んでくる重要人物たちが正気でないことはおわかりいただけたと思うのだが……安心(?)してほしい。メインストーリーに絡んでこないサブクエストだけのNPCももちろん正気ではない。
えげつない強さの密造酒をえげつない酔い覚ましで割って販売しようとする酒造蔵のジジイ、脊椎からボルトを引っこ抜きつつもちょっとだけ理性を保っているのでしゃべっている途中で急に豹変する半リッパー、美少女ボイスでしゃべる不発弾のミサイル、しゃべる便器などなど、数々のイロモノたちがあなたを待っている。
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ちょっと薄幸な感じの美少女ボイスでしゃべるものだからうっかり恋しかけてしまった。相手はミサイルなのに。不発弾なのに。
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基本的にしゃべることの全部がどこか暴走気味な爺さん。和訳のセンスが抜群である。
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「脊椎抜いた子一等賞!」……何を食べていればそんな言葉を思いつくのだろうか。
しかもいま挙げた人物たちは、あくまで氷山の一角である。こんなのがもう……ゴロゴロ出てくるのが『ボーダーランズ4』、引いては『ボーダーランズ』というシリーズにおけるある種の伝統なのだ。
正気じゃない、イカれた、ぶっ飛んだ、ヒャッハーな……このとんでもなさを表現するにはいろいろな言葉があるものの、ひとまず歴戦のヴォルト・ハンターたちは慣れ親しんだこの“味”を、新規のヴォルト・ハンターたちにはぶっ飛びまくったスケール感を。十全に楽めるような一作になっていることだけは確かである。
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比較的常識的な人もいる。でも大半はぶっ飛んでる。それこそが『ボーダーランズ』。
……なんか記事を締めたみたいになってしまったが、肝心のアクションシューターらしい部分をまだ何も書いていない。当然ながら、本作も存分にハクスラ的な……ランダムな性能を装備を存分に掘る楽しみが存分に詰まったものになっている。
やはり特筆すべきは、武器の“認可パーツ”システムだろうか。
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大量に落ちるドロップ品の銃。これらにはランダムな性能が振り分けられており、その中から自分にあった性能のものを探す。それをくり返しながら理想の装備を集めていく……というのがいわゆるハクスラ系の流れ。
『ボーダーランズ』シリーズは、銃ごとにそれを作成したメーカーが設定されている。同じピストルでも、どの会社が作ったピストルなのかによって大きく見た目や性能が違ってくるのだ。
たとえばある会社は総弾数が多くて発射レートも高いが弾がバラけがち、ある会社はクリティカル時に弾が跳弾、ある会社はエレメンタルダメージ(いわゆる属性や状態異常)に特化していて……といった感じ。
本作ではトーグ、ブラドフ、ジェイコブス、マリワン、ティーディオールという従来から存在するメーカーに加え、新たにダイダロス、リッパー、オーダーの3社が追加された。
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属性特化のマリワン。近未来的な見た目をした、まさにSFという感じの銃が多い。
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ジェイコブズはクリティカル特化。西部劇に登場する銃のような、クラシカルな見た目をしているのも特徴。
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新登場であるオーダーの銃はチャージショットが可能。遮蔽物の裏で溜めて、一瞬だけ顔を出して撃つようなプレイングが強い。
認可パーツは、この会社ごとの特徴をミックスする素敵な新システム。たとえばジェイコブズの銃にマリワン社の認可パーツがついていた場合、マリワン社特有のエレメンタルダメージに関する効果を追加で獲得できる。同じ武器自体に認可パーツが複数付く場合もあるため、場合によっては
エレメンタルダメージを複数持ち(マリワン)クリティカル時には跳弾(ジェイコブズ)リロード時にグレネードとして投擲する(ティーディオール)チャージショットが可能なオーダーの銃
みたいな、性能もりっもりのやつが入手できたりする。
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認可パーツは最初から武器に付いた状態でドロップする。自分でカスタマイズするような要素は、(筆者がプレイした限りでは)見当たらなかった。
さらにその認可パーツに関連するシステムとして、強化パーツという装備も。これは特定の認可パーツが付いた銃をさらに強化するというもの。範囲が狭いぶん効果が強力なものが多く、筆者が確認した中では“運がよければ無限に銃を撃ちつづけられる”というとんでもないものまであった。
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リッパーの認可パーツがついた銃であれば、30%の確率で弾丸が勝手に補充される。無から弾丸を生み出し装てんするため、リロードもいらなければ弾の総量も減らない。
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リッパーの認可パーツは、最初にちょっとだけチャージの時間があるものの、その後はフルオートで銃を撃ちまくれるという性能。前述の強化パーツと組み合わせればフルオート&無限の補給でまさにトリガーハッピー。
認可パーツと強化パーツがあることで、装備の組み合わせはまさに無限大。武器に関してだけでも、公式発表では数十億もの種類があるとのことだ。もちろんそのおかげで、武器漁りのモチベーションが上がったのは言うまでもない。レベルが上がれば上がるほど武器にたくさんの認可パーツが付くようになるので、自身の成長に比例してどんどんドロップ品を漁るのが楽しくなるのもすばらしい。後半にいけばいくほど、ズブズブと沼にはまっていくかのような実感があった。
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落ちる武器の性能を確認するのが楽しくてしかたない。グレネードやロケットランチャーなどの、“オードナンス”と呼ばれる特殊な武器は、数値もド派手で見ていて気持ちがいい。
武器のビルドもそうだが、忘れちゃいけないのがキャラクターのスキルビルド。本作は全キャラに3種類のスキルツリーがあり、それぞれのツリーごとにひとつずつアクション・スキルが割り振られている。
さらにツリーを進めていくと、また3つの分岐がある。どの分岐を選ぶかによって、アクション・スキルの性質が変化するように。
つまり大別すれば、3×3で9通り。本作の初期キャラクターは4人なので、4×9で36通り! めちゃくちゃ大雑把に分類したとしても、じつに36種類の遊びかたがあるというわけだ。
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ひとつのアクション・スキルにつき3系統。
スキルの振り直し回数に制限があるわけではないので、「なんか違うな―」とか「あっちも試したい!」と思ったらけっこうサクサク切り替えられてしまう。とはいえ所持金の十分の一を使うので、それなりに痛い出費ではあるのだが……まあそこは武器を掘って売ってをくり返せばヨシの精神でやっていけばいい。
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スキル振り直し用のマシンは、各地の拠点に置かれている。価格はスキルツリーの成長具合などではなく、一律で所持金の十分の一を使うようだ。
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本作からの新要素として、ミッションやボス戦に再挑戦できる“ビッグ・アンコール・マシン”というものが追加されている。これを起動するのにそれなりの金額を持っていかれるため、レジェ掘りにお金はどうしても必要になる。
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まあいらないアイテムを売れば、起動するぶんの金額ぐらいはすぐに稼げるのだが。
筆者はおもに“アモン”と呼ばれる筋骨隆々のナイスガイを使っていたのだが、ぶっちゃけアモンを使っているだけでもぜんぜん飽きはこなかった。敵に斧を投擲する“るつぼ”、盾を構えて攻撃を防ぎつつ撃ち返す“スカージ”、敵に高速で突進しながらロケット・パンチをお見舞いする“オンスローター”。どれを取ってもまったく違う立ち回りが可能で、これらを使い分けていくだけでも楽しかった。
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スカージで盾越しに攻撃。縦と同時に銃を構えられるので、一方的な攻撃が可能。渋い立ち回りを好む方に。
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オンスローターはとにかくド派手! ロケット・パンチによる突進は空中の敵すら近づいてぶん殴れる。スピーディーかつ豪快な戦いが楽しい。
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るつぼは斧の投擲と銃を絡めて中距離戦をするのが得意。ほかのふたつほど特化したスキルではないため、柔軟な立ち回りができるのが大きな魅力だ。
中でも個人的に好きだったのはるつぼ。最初は斧を投げつけるだけだったが、スキルツリーを伸ばすことで近接攻撃を行うドローンを召喚したり、敵へ向かって斧ではなく無数の剣を飛ばすようになったりと、いろいろな顔を見せてくれるようになった。同じスキルツリーを伸ばしているだけでも、プレイにどんどん変化が出てくるので、ずっと新鮮な気持ちで遊ぶことができる。
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上の画像から武器の形状が大きく変わっているのがおわかりいただけるだろうか。属性もフロストからショックに変化。
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このビルドは空を舞うドローンといい、剣を射出するモーションといい、“武器を従えている”感が最高にかっこいい。やっぱり男の子って、空中に浮く剣を自在に操りたいじゃないですか。
さらに本作からはマップ移動がシームレスに。フィールドもより広大になり、探索の楽しみも大幅にアップ。移動用のビークルがどこでも呼び出せるようにもなり、いままで以上に快適性が増した。
グラップリングや空中で対空できるグライド、二段ジャンプなど各種アクションも追加。崖もよじ登れるようになったので、足を使っての探索も楽ちん。20時間ほど遊んだ時点では、移動に関する不満はほとんどない。
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グラップリングは特定の壁や突起などに使用可能。「高いところに行きたいなー」と思ったときにあたりを見回せばだいたい使える場所がある。
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ビークルは相当狭い屋内じゃない限りはだいたいどこでも乗れる。もちろん武装つきなので乗ったまま戦闘も可能だ。
新たな相棒であるECHO-4が、ミッションの目的地など行きたい場所へガイドを出してくれるのも非常にありがたい。広大なマップはどうしても迷いがちだが、ガイドを出しておけばそんな心配はほぼないと言える。たまーに地形を貫通するようなガイドを引くこともあるが、9割ぐらいのシチュエーションでは問題なく使用できる。
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ビークルに乗ったままガイドを出すことも可能。地味だが『ボーダーランズ4』になくてはならない、非常にありがたい機能だ。
武器やスキルといったビルド面の拡張はもちろんのこと、こういった探索面もしっかり快適にカバーしてくれたのはうれしい限り。各種アクションは戦闘でも扱えるので、よりガンアクションもド派手になった。このあたりの要素は、素直にナンバリングが進んだことによる進化を感じる。プレイしていて、非常によかった部分である。
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ほかにも敵の重要な施設をハッキングしてファストトラベルポイントにしたり、リソースを使って弾薬や武器の携行数を増やしたりもしてくれる。あまりにも万能すぎる相棒。一家に一台ECHO-4。
前述の通り、筆者はアモンでしか遊んでいない。だが心やさしい知り合いたちに協力してもらってほかの3人、ラファ、ヴェックス、ハーロウともマルチプレイを実施。最後にその様子を軽くお届けして、この記事の締めとしよう。
……とは言っても正直な話、あまり書くことは多くない。なぜなら“バカみたいに楽しかった”という記憶しか残ってないからだ。
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自分が倒れても味方が蘇生してくれる。これはマルチならではの恩恵だ。
『ボーダーランズ』において、マルチプレイは“華”。各キャラクターのド派手なスキルが飛び交う戦場、お互いに入手した武器を見せあって煽り合うハクスラならではの楽しさ、より強力になった敵に連携しながら挑むおもしろさ。どれを取ってもソロでの『ボーダーランズ』よりも数段上のゲーム体験が味わえる。
そんな体験は『ボーダーランズ4』になっても変わってはいない。それどころかさまざまな部分で進化を感じる。
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マルチプレイを頼んだ人の中には「俺はジェイコブズ以外のメーカーを認めていない」というジェイコブズ過激派もいた。こういうプレイヤーごとのこだわりを語りながらマルチプレイするのがまた楽しい。
大きかったのはマップのシームレス化。これにより各プレイヤーがフィールドを自由に探索可能になったので、団体行動をしなくてもよくなったのだ。マルチプレイ仕様の敵を倒す必要があるものの、その気になれば各々が別のミッションに挑戦することもできてしまう。経験値や報酬などは共有されるので、効率的なレベリングもできそう。
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バリバリにメインミッションでの戦闘をしている最中、急にサイドミッション完了の報告が流れた図。ちなみに単騎で攻略していたラファの人との距離は、じつに2611メートル。それだけ離れててもお互い問題なく活動できる。
ビークルに乗っていっしょに移動するのも楽しい。ビークルのスキンを見せあってお互いの趣味を探るのもいいし、コースを決めてレースなんかしてもおもしろいだろう。ビークルは見た目だけじゃなく、加速度やハンドリングをいじることもできるので、チューンの腕が試される、白熱したバトルが楽しめるのではないだろうか。
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筆者とっておきのゆめかわカラーなビーグルを見せたら微妙な反応を返された。
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ビークルのカスタマイズを見せあうのも楽しい。
もちろんドロップ品はそれぞれのプレイヤーが個別に表示されるので、ボスドロップを奪い合うことなどもない。敵のレベルやドロップ品のレベルもプレイヤーごとに最適なものになるよう調整されているので、すでにある程度進めているベテランがストーリーの序盤を進めている新人をお手伝いしたとしても、ちゃんと自分のレベルにあった武器がドロップする。
筆者のケースでは、序盤を進めている友人の手伝いをしたところ『ボーダーランズ4』初のレジェンダリーの装備が出た。もしかしたら“他人の手伝い”という徳のある行いをしたからかもしれない。『ボーダーランズ』の神様は我らの行動を見ておられるのだ。
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とはいえ、ドロップ品ではなく店売りではあるのだが。そのときは通話をつなげながらプレイしていたのだが、「なんか売ってる! すげえの売ってる!」と、当然のごとく大盛り上がり。
その後も筆者よりストーリーを進めていたプレイヤーからダブったレジェンダリーアイテムをもらったり、フィールドに点在する“ヴォルトの鍵”を使用して挑める高難度ダンジョンへ行ってみたり……と、とにかくいろいろ、たくさんのことを共有した。なんやかんやと書いたが、とりあえず「『ボーダーランズ4』でもマルチプレイは最高に楽しかった!」ということが伝われば幸いである。
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魚型のグレネードといった、珍妙な武器を入手。いいんですか、こんな意味のわからないおもしろそうなのもらって。
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高難度ダンジョンである“インセプトゥスのヴォルト”へ。
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「ヴェックスのリーパー召喚、楽しそうだなあ……」と思いながら敵を掃討。マルチプレイをやっているとほかのキャラが魅力的に見えてしかたがない。
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もちろん最後にはボス戦が。
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デカブツに鉄拳をお見舞いしてきた。アモンのオンスローターは動きが派手なので、味方からも好評だったのがちょっとうれしい。
『ボーダーランズ4』は、ちゃんと進化した『ボーダーランズ』だった。
どこまでも突き抜けてバカで、何十時間でも遊べそうな深みがあって、マルチプレイも文句のつけようがないぐらい楽しくて……。間違いなく、我々が6年間待ち望んでいた続編であると感じられた。
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正直、まだまだ遊び足りない。ぜんぜんレジェンダリーも見てないし、アモン以外のキャラも十分には触れていない。約20時間程度では到底底は見えてこないぐらいには、しっかりとたくさんの遊びが用意されている。
とりあえずメインを進める前に、気になるサイドミッションはあらかた潰してしまいたいところ。この記事を書く直前に解放された“断層どうでしょう”という名前のミッションがとても気になっている。なんだその水曜にやっていた北海道のローカル番組みたいな名前は。ピストルか? 大きな泉でピストルでも探すのか?
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気になって仕方がない。こういう和訳の絶妙なセンスこそ『ボーダーランズ』らしさのひとつ。
本作の発売は9月12日。全世界から「ヒャッハー!」の声が聞こえてくる時が、もうすぐそこまで迫っている。
- 対応ハード:プレイステーション5、Xbox Series X|S、PC(Steam、Epic Games Store)、Nintendo Switch 2
- 発売日:2025年9月12日発売予定、Nintendo Switch 2版は2025年10月3日発売予定
- 発売元:2K
- 開発元:Gearbox Software
- 価格:各9460円[税込]、デラックス・エディション13860円[税込] 超デラックス・エディション16500円[税込]
- ジャンル:シューティングRPG
- 対象年齢:CERO 18歳以上のみ対象
- 備考:Xbox Series X|S版とPC版はダウンロード専売