
近年、『スプリット・フィクション』や『It Takes Two』などのふたりプレイ用ゲームが注目を集めている。ひとり用ゲームのような物語の体験、ほかプレイヤーとのプレイ・感想の言い合いを同時にできることが大きな理由のひとつだろう。
そんなふたりプレイ用ゲームで、注目の新作がある。Epic Gamesから2026年発売予定の『Out of Words』だ(PS5、XSX|S、PC)。操り人形師からプログラマー、詩人まで、多種多様な人員で構成された開発チームが手掛ける本作をSummer Game Fest Play Days 2025にて、ひと足先にプレイできたので、そのリポートをお届けしていく。
そんなふたりプレイ用ゲームで、注目の新作がある。Epic Gamesから2026年発売予定の『Out of Words』だ(PS5、XSX|S、PC)。操り人形師からプログラマー、詩人まで、多種多様な人員で構成された開発チームが手掛ける本作をSummer Game Fest Play Days 2025にて、ひと足先にプレイできたので、そのリポートをお届けしていく。
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この世界はすべてが手作り。それらを何枚も撮影した写真をつなぎ合わせて物語を描く
物語の舞台となるのは、言語の世界“Vokabulantis”。主人公のKurtとKarlaは、この世界の危機とふたりの友情そのものを巡る戦いへと巻き込まれていくことに。
もともとふたりは親友どうし。さらに、お互いに恋愛感情も抱いていたのだが、それをなかなか言葉にできないうちに、なぜか物理的に“口を失う”という状態に陥ってしまった。言葉を失ったふたりは内面世界へと引き込まれていき、プレイヤーはそれぞれKurtとKarlaを操作してその世界を冒険していくことになる。
もともとふたりは親友どうし。さらに、お互いに恋愛感情も抱いていたのだが、それをなかなか言葉にできないうちに、なぜか物理的に“口を失う”という状態に陥ってしまった。言葉を失ったふたりは内面世界へと引き込まれていき、プレイヤーはそれぞれKurtとKarlaを操作してその世界を冒険していくことになる。
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まず目に止まるのはデザインだ。本作は最初から最後までストップモーションアニメで構成されており、キャラクターから背景やオブジェクトまですべてが手作り。それらをひとつひとつ動かして撮影された写真をつなぎ合わせた映像として描かれている。
滑らかで自然な映像ではありつつも、ストップモーション特有のカクカクした動きもいい味を出している。中でも驚いたのは小さいオブジェクトたち。下記画像の本はひとつひとつ個別に作られている。そのためキャラクターが本に接触すると崩れてしまった。これには「ここまで個別に作られているのか」と思わず感心してしまうほどで、CG制作のゲームとはひと味違った、映像芸術作品のような、それ単品でも見ごたえのあるグラフィックに仕上がっている。
滑らかで自然な映像ではありつつも、ストップモーション特有のカクカクした動きもいい味を出している。中でも驚いたのは小さいオブジェクトたち。下記画像の本はひとつひとつ個別に作られている。そのためキャラクターが本に接触すると崩れてしまった。これには「ここまで個別に作られているのか」と思わず感心してしまうほどで、CG制作のゲームとはひと味違った、映像芸術作品のような、それ単品でも見ごたえのあるグラフィックに仕上がっている。
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ふたりで協力してギミックを突破。簡単すぎず難しすぎずのほどよい難度
今回のデモ版では開発者の方といっしょに体験。ある程度飛ばしつつエピソード2の主要部をプレイした。内容としては、物語を楽しみながら、ふたりで協力して謎を解いていくパズルアドベンチャーとなる。ソロプレイにも対応はしているが、もちろんふたりプレイ推奨だ。
ここでは体験できたギミックをふたつ紹介しよう。ひとつ目はアクションボタンを押すと、重力が反転するといった要素。地面と天井に各プレイヤーが配置されており、アクションボタンを押すことで重力を切り替えられるというもの。自分勝手にボタンを押すと、相方が穴へ落ちていったり、当たってはいけないオブジェクトに当たったりと、ふたりの息をしっかりとあわせる必要があった。
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そのほかにも、ふたりが生物の右手と左手となって、それぞれを操作しながら崖を登るように進んでいくステージを体験。シンプルながらも、うまく連携しないと思うように前に進めず、地味に苦戦した。仲がいい友だちとプレイしていて手こずったら間違いなく喧嘩になっていたであろう。それと運動会の二人三脚を思い出した。
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こんな感じで、ゲーム内のKurtとKarlaが友情をたしかめるように、現実のプレイヤーたちの友情も試されるのだ。難度的には特別難しいものはなく、失敗してもくり返しプレイすることで突破できた。ただ単調というわけでもなく、しっかりふたりの頭を使わないと突破できないパズル的な要素もしっかり楽しめた印象。
そのため、ふだんからゲームをプレイしない人も気軽に楽しめるため、家族や恋人なんかとプレイするのにもいいだろう。また、配信でプレイするのにもぴったりだと感じた。
ふたりプレイならではのアドベンチャーを楽しめる本作。ほかのタイトルと大きな違う点としては、やはりストップモーションアニメで描かれている点。どこか懐かしさを感じる映像は、インパクトも大きく、ふたりで感想を言いながらプレイするにはもってこいな作品だ。2026年にプレイステーション5(PS5)、Xbox Series X|S、PC向けに発売予定だ。オンラインのほか、ローカルでもプレイできるため、ぜひ仲のいい人とプレイしてみてほしい。
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