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エレクトロニック・アーツがサウジ系政府ファンドを中心とするグループにより550億ドル(約8兆1700億円)で買収。株式は非公開化へ

byミル☆吉村

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エレクトロニック・アーツがサウジ系政府ファンドを中心とするグループにより550億ドル(約8兆1700億円)で買収。株式は非公開化へ
 『Apex Legends』や『バトルフィールド』シリーズなどで知られる世界的大手ゲームパブリッシャーのエレクトロニック・アーツ(EA)が、約550億ドル(約8兆1700億円)の評価額で買収されたことを発表した。

 この買収はサウジアラビア政府系ファンドのPIFをはじめ、Silver Lake、Affinity Partnersといった投資会社が参加するコンソーシアムによって全額現金で行われ、EA株式は非公開化(非上場化)されるという。

 なおエレクトロニック・アーツ株主は一株あたり210ドルの現金を受け取る予定で、2027年度第1四半期に完了する見込み。また買収完了後もEA本社はカリフォルニア州サンフランシスコの南にあるレッドウッドシティに維持され、アンドリュー・ウィルソン氏が引き続きCEOを務める予定とのこと。
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任天堂やカプコンにも出資するPIFとは

 一時期よりもゲーム業界への投資熱や統合案件が落ち着き、むしろ資金確保失敗によるスタジオの閉鎖やレイオフ(人員整理)などが盛んに報じられてきた昨今。そんな中で今回の発表は、マイクロソフトによるアクティビジョン・ブリザード買収(約687億ドル)に匹敵する巨額の買収案件となった。

 その背景のひとつには、任天堂やカプコンなどの株式も所有しているとされるPIFの特殊な性格がある。PIFは石油に依存した経済からの脱出を目指す国家戦略“サウジビジョン2030”のもとに、その一環として傘下のSavvy Games Groupなども通じゲーム産業への出資を積極的に行ってきた。つまりビジョンの実現のために、一般の投資トレンドとは異なるロジックや資金で投資を行っているグループなのだ。

 同戦略ではスポーツ分野やeスポーツも重視されており、サッカーゲーム『
EAFC』やアメフトゲーム『マッデン』シリーズなどのスポーツゲームと、前述の『Apex Legends』などのeスポーツタイトルを兼ね備えたEAはそういった点で特にマッチする投資対象と言えるだろう。

 ちなみにこういった関係性で言うと、Silver Lakeもまた、マンチェスター・シティFCなどを所有するシティ・フットボール・グループやゲームエンジンUnityを提供するユニティ・テクノロジーズなどを投資ポートフォリオに持っていることで知られている。

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