- 新エリア・ノルガンで思い起こされる、未知の地での冒険の楽しさ
- 遺戦品を入手して、鑑定して……ハクスラ要素の底なし沼にハマった
- 本編のマップに出現する12種類のダンジョン、忘れられた試儀
- 端から端までバッチリ遊び込める、これぞ待ち望んでいた最新作だ
新エリア・ノルガンで思い起こされる、未知の地での冒険の楽しさ
すでに滅びた地とされているノルガンで、もうひとりの覚者が発見されたという報を聞き、主人公はポーンとともに極北の地を探索することになる……というのが大まかな流れ。

プレイした筆者がまず言いたいのは、やはり探索や冒険の楽しさが詰まっているということ。どっちを向いても見慣れぬ景色で「あっちには遺跡がある」、「ここではこんなアイテムが拾える」と、少しずつ自分のテリトリーを広げていく感覚は、『ドラゴンズドグマ 2』本編を初めてプレイしたときそのもの。
フィールドの広さは、木下ディレクターいわく「バタル方面の茶色い部分全域と同じくらい」なのだそうだ。


高低差を印象付けるのにちょうどいいアイテムとして、“フックロープ”なるものが追加されている。これは、留柱がある場所にロープをかけ、縄梯子を作れるというもの。これで高所と低所を行き来できるようになり、探索範囲が広がっていく仕組み。ただし消耗品なので、ストックに余裕がない場合はかける場所を厳選したほうがいいかもしれない。
なお、ノルガンでは従来の戻りの礎を置けない代わりに、ノルガンの礎を設置してファストトラベルポイントにできる。任意で置けるノルガンの礎は5個までなので、フィールドのどこに置くべきか悩むことになるだろう(筆者は現在絶賛悩み中)。

当然、歩いていれば魔物にも出くわすわけで、その都度排除しながら進まなければならない。
ノルガンに出現する魔物たちは、大型はもちろん、小型ですらも本編の魔物より段違いに強力。集団に囲まれると、ポーンとしっかり連携を取りつつ戦っていく必要があるので、力を持て余していた熟練覚者には格好の相手となるはずだ。
遺戦品を入手して、鑑定して……ハクスラ要素の底なし沼にハマった


ノルガンに生息する魔物を倒した際のドロップ品、もしくはフィールド採集時に“遺戦品”、“遺された物資”というアイテムを入手できることがある。これらを鑑定すると、前者からは強力な武具、後者からはアイテムを手に入れられる。
鑑定にはリムが必要になるが、不要な遺戦品をリムに変換することも可能。遺戦品を入手して鑑定し、強力な武具を装備して再び探索や魔物の討伐へ……というゲームサイクルになる。

遺戦品から入手できる武具には特殊性能が備わっていることがある。特定の魔物へのダメージ増加や体力増加といったパッシブスキルに加え、カスタムスキルの最上級版“EXスキル”もある。EXスキルが付いた武具を装備しているときに限り、同名のEXスキルを使用可能になる仕組み。
特殊性能は、武器ごとの専用スキルを除いてランダムで付くため、どのスキルがどの組み合わせで付くかは運次第。かといってスキルがよくても、ステータスの低い武具に付いてしまうこともあるのが難儀なところ。すべてがかみ合った理想品、いわゆる“神装備”を入手するには相当な労力と時間が必要になる。


また、EXスキルは全般的に非常に強力なため、本編であまり目立たなかったものでも、改めて使ってみると新たな戦法や連携が構築できたりする。そうなるといろいろな武器やスキルを使ってみたくなり、アレをしてコレをしてと試していると、時間があっという間に溶けていく。だがそれがいい。

ちなみに、鑑定は“ノルガンドの小集落”にいるジエラという人物と話すことで行える。集落には宿屋や大リムストーンもあるので、ここを拠点にして冒険に、ハクスラにと勤しむことになる。
本編のマップに出現する12種類のダンジョン、忘れられた試儀
これは12種類のユニークなダンジョンに挑戦できるというもの。最奥には歴代の覚者たちが手にしたという稀少な装備が遺されている。

肝心の内容はというと、ダンジョンによってじつにさまざま。つぎつぎと出現する魔物を倒し続けるサバイバル的なものだったり、ギミックを解きながら奥へ進んでいくものなどがある。

ダンジョンによっては挑戦するのに一定の条件が必要な場合もある。事前にマップから確認しつつ、装備やスキルを整えておこう。


最奥では装備品などのほか、“恩寵の捧げ火”というアイテムを入手できる。これは、ノルガンに点在する“恩寵の石塔”から恩恵を得るためのアイテム。恩寵の捧げ火を各恩寵の石塔に献上することで、各ジョブの新たなカスタムスキルを習得できるほか、ステータス強化効果なども得られる。
つまり、ノルガンの探索と忘れられた試儀攻略の両方を並行して行うことで、効率よくパーティーの強化が行えるというわけだ。このコンテンツの連動は、飽きさせない工夫としてうまく機能していると感じた。
端から端までバッチリ遊び込める、これぞ待ち望んでいた最新作だ
前作『ダークアリズン』も、巨大なダンジョン・黒呪島を舞台にしたハクスラ要素の強い作品だったが、本作では舞台が本編のひとつの国に匹敵するほど広いフィールドになっており、冒険感も強く味わえるのが大きい。やはり広いフィールドを歩いてこそのオープンワールドだと筆者は思うし、この辺は前作から明確に進化した部分と言える。
ハクスラ要素に関しては、とにかくとっつきやすいのが印象的。小型魔物やフィールド採集からでも遺戦品を入手でき、鑑定すれば強力な武具も手に入るので、ひたすら魔物を狩って集めてもいいし、可能な限り戦闘を避けつつ採集で集めてもいい。それぞれのプレイヤーに合った遊びかたができるようになっている。
それでも、敵の強さの面で物足りないと感じる人もいるかもしれない。そんな本編をやり尽くした覚者のために、“ハードモード”も用意されている。これはノーマルモードよりも敵が強力になっており、スリリングな戦闘が楽しめる熟練者向けのモード。試しにニューゲームでハードモードをプレイしてみたが、なるほど最初のゴブリンですらもやたらと手強く、漫然と攻撃しているだけだとあっけなくやられてしまうほど。スリルを求める御仁は、こちらにチャレンジしてみてはいかがだろうか。
もともと、前作『ダークアリズン』の時点でハクスラとの相性がいいのは理解していたが、今回はこちらの予想を超えておもしろさが増している印象だ。とくにスキルの付きかたにこだわり始めると冗談抜きでキリがないので、覚者諸君はくれぐれもハマりすぎには注意されたし。それでは!(遺戦品を鑑定しながら)















