2026年10月2日にバンダイナムコエンターテインメントから発売予定のドラマティックフライトシューティング『ACE COMBAT 8: WINGS OF THEVE』(エースコンバット8 ウイングス・オブ・シーヴ。以下、『ACE8』)。プレイステーション5の実機にて、“エースコンバットオンライン”(いわゆるオンラインモード。以下“ACEO”)およびキャンペーンモードをじっくりプレイしたので、ファミ通のライター&編集者、それぞれ異なる視点で感じたことをお届けする。 ストーリーのネタバレには配慮しているが、本稿および動画のキャンペーンモードのパートでは無線会話やシチュエーションに関するネタバレが少々含まれるため注意してほしい。
ジャイアント黒田
『エースコンバット』シリーズ攻略チーム“ファミ通832飛行隊”2番機担当。実力的には中級者くらい。好物はハンバーガー。
カイゼルちくわ
“ファミ通832飛行隊”に入隊したてのルーキー(シリーズ作は履修済み)。隊長のででおに「ちくわの穴をくぐったことある?」と聞かれて困惑している。
ででお
“ファミ通832飛行隊”の隊長。シリーズ作品はすべてプレイしているベテランパイロット。
充実していく戦闘機を眺めるたびにやめどきを失う“エースコンバットオンライン”
Text by ジャイアント黒田(ライター)
本作のオンラインモードは、“ACEO”としてそれだけでゲーム1本ぶんのボリューム。プレイヤーは自身の分身となるアバターを作成し、傭兵パイロットとして世界中のプレイヤーと交流したり、多彩なミッションに挑んだりできるのだ。その魅力をお伝えしよう。

オンライン専用の要素が満載。ゼロから始めるのが楽しい
“ACEO”はエンドコンテンツの位置づけで、そのボリュームはシリーズ最大規模。基本的なゲームサイクルは以下の通り。
- ミッションへの出撃
- 報酬の獲得
- カスタマイズ
空軍基地のロビーからミッションに挑み、そこで得た報酬で新たな戦闘機の入手や強化、アバターのカスタマイズが行えるという仕組みだ。
シリーズ初となるオンラインロビーとして基地が用意されており、この場所には最大100人のプレイヤーが同時に接続できる。今回は発売前に体験したので、最大人数が集まっていたとは思えないが、それでも多くのプレイヤーで賑わうロビーは活気があり、自然とテンションが上がるのを感じた。

このロビーでは、他のプレイヤーと親睦を深められる。パーティを組んで同じミッションに挑めるほか、自分たちのスコードロン(部隊。いわゆるチーム)を結成して遊ぶことも可能。交流の手段としてはチャットのほかに多彩なエモートも用意されており、手軽にコミュニケーションを取れるのがうれしい。
おもしろい恰好をしている人や、ミッションでマッチングした仲間を見つけては部隊に誘って交流を深めるのも楽しそうだ。

“ACEO”はキャンペーンモードとは異なり、プレイヤーの分身となるアバターを作成できるのも魅力。今回の体験では細かい設定はできなかったが、ボディやフェイスのタイプ、ヘアスタイル・カラーなどを組み合わせてキャラクターを作成してみた。また、衣装を変えてオシャレをする楽しみもある。


新しい衣装はプレイを重ねることで手に入る。ふだん身に付けないアイテムで着飾れるのも、ゲームの世界ならでは。リアルではコックピットに収まらなさそうなメタボ体型だが、“ACEO”ではサングラスが似合う激渋おじさんに変身!
“ACEO”とキャンペーンモードはデータが独立しており、それぞれのモードで戦闘機や強化パーツを集める楽しみを体験できるのもミソ。“ACEO”内でのミッションに出撃して稼いだ報酬で獲得できる仕組みだ。


ストアで購入可能な戦闘機の種類は豊富。ミッションに何度も出撃し、階級を上げて購入できる戦闘機の種類が増えるのはモチベーションが上がる。また、今回の試遊で“機体強化用アイテムセット”というものも販売されていたが、製品版では無料で入手可能とのこと。
オンラインでは、機体のカスタマイズ方法もキャンペーンモードと大きく異なる。まず独自要素として、ミッションに出撃することで機体レベルが上昇する要素がある。レベルが上がるとパラメータが上昇し、特殊兵装がアンロック。さらに、機体レベルの上昇に応じて機体固有の“アビリティ”を獲得でき、強化パーツのように付けられる。このように、好きな機体を使い続けるメリットがあるのも“ACEO”の特徴だと感じた。

機体レベルが上がると、その機体がどんどん強くなる。お気に入りの機体をパワーアップさせる楽しさも魅力。
さらに、空軍基地のロビーでは、ほかにもゲーム内通貨でアイテムを入手できるサプライや昔のゲームが遊べるアーケード、過去作の楽曲が流れるジュークボックスなども利用できる。最大4人でいっしょに出撃できるミリタリートレーニングも収録されており、オンライン独自の機能を学べるチュートリアルがあるのも安心だ。


アーケードで遊べるのは、ナムコクラシックタイトル。試遊したバージョンでは『パックマン』、『ギャラガ』、『ラリーX』、『ドラゴンスピリット』の4作がプレイできた。プレイ料金はもちろん無料。仲間が揃うまでの待ち時間でもプレイできるので、暇を持て余す心配もない。
ひとりでもおもしろい。みんなで遊ぶともっと夢中になれる!
“ACEO”でプレイできるミッションは、大きく分けてメイン、特殊、イベントの3つに分類される。今回体験できたのは、常時開催されているメインミッションの“CooP Assault(コープアサルト)” と“CooP Warfare(コープウォーフェア)”、そして期間限定で挑めるデスマッチ、チームデスマッチの4つ。ででお隊長、ルーキーのカイゼルちくわといっしょに参加した。
多彩なミッションを体験した中で、個人的にもっとも白熱したのは“CooP Warfare”。このモードは、“脅威度”によって生まれる駆け引きがとにかくアツい。プレイヤーの脅威度は、撃墜されずにスコアを稼ぎ続けると上昇。星のマークで表示され、脅威度が星3つに達したプレイヤーは“エース機”になる。星の数で獲得できるスコアが増えるが、撃墜時に相手チームへ与えるスコアも増加するので、緊張感のある駆け引きが味わえるというわけだ。


“CooP Warfare”は4人チームがふた組で対戦するモード。最終的にスコアの合計が多いチームが勝者となる。脅威度やエースをめぐる戦略的な駆け引きが堪能できた。
脅威度が星3つに達した“エース機”のパイロットはチームの稼ぎ頭。積極的に敵を撃墜・破壊したいところだが、撃墜されたときに相手チームに与えるスコアが増加してしまうため、前線に出るリスクは高い。
自分がエース機になったときにどのように立ち回るのか。味方のエース機をどうやってサポートすればいいのか。敵味方が入り乱れてドッグファイトをくり広げる中で、戦況に応じていろいろ考えながら戦うことにとても遊びごたえを感じた。敵のエース機を撃墜したときの爽快感や、自分がエース機になったときに、執拗に追いかけてくる敵チームから時間いっぱい逃げ切れたときの達成感はひとしおだ。

「あなたがエース機です!」という無線で筆者の脳内にアドレナリンがドバドバ! 僕がいちばん戦闘機をうまく使えるんだ。
ほかのプレイヤーと直接戦えるのは “ACEO”ならではの醍醐味。デスマッチやチームデスマッチでも刺激的なドッグファイトが堪能できるが、共闘に主眼を置いたモードも存分に用意されているので、対人戦が苦手な方もご安心を。


デスマッチでは、トップ・エースとして君臨していたででお隊長を撃墜することに成功! 筆者の操縦テクは隊長には及ばないが、ほかの機体に気を取られているスキを狙った戦術が功を奏した。
今回体験できたメインミッションの“CooP Assault”もそのひとつ。4人チームのふた組が協力してミッションに挑み、どちらがより多くのスコアを獲得できるかを競うので、敵のプレイヤーに狙われる心配はない。


今回は残念ながらプレイできなかったが、特殊ミッションの“Scramble(スクランブル)”と“Emergency Sortie(エマージェンシーソーティー)”も、ほかのプレイヤーとNPCが操る敵チームや巨大兵器に挑む内容から、共闘が堪能できるはず。本作の発売後、実際にプレイするのが非常に楽しみだ。


“Emergency Sortie”は、シリーズを象徴する巨大兵器に8人チームで挑むモード。戦闘中は巨大兵器だけではなく、そのほかの敵機からも激しい攻撃を受けることになるので難度は高め。
“ACEO”の魅力は、なんと言ってもプレイ意欲を刺激する仕組み。いわゆるデイリーミッションが用意されているうえ、レベルアップに応じて報酬が得られるシステムの“ACE PASS”も、レベルがサクサクと上がって報酬を入手しやすいと感じた。体験した限りでは、プレイヤーの階級や機体のレベルが上がりやすいのも好印象。
そろそろ新しい機体を購入できそう、機体レベルがもうちょっとで上がる、というのがたびたび発生し、ミッションをあと1回、もう1回と、やめどきを失って遊んでしまった。時間を忘れてオンラインゲームの世界に没頭しそうで、ちょっと恐い(苦笑)。ベテランパイロットから新米パイロットまで楽しめるコンテンツが満載なので、本作を購入予定の方は乞うご期待。“深化”した空へいっしょに飛び立とう!

ミッションでMVPを獲得できたときの達成感も格別! この気分をもう一度味わいたくて、再び空に戻りたくなる。
シリーズ未経験の方にこそプレイしてほしい。ストーリーと演出のすごさに脱帽
Text by カイゼルちくわ(ライター)
ゲームでいちばん“刺さる”ものといえば何か。操作の手触りや気持ちよさといったおもしろさも大事だが、筆者にとってはストーリーとその演出だ。
独特な世界観や鮮烈なグラフィックで彩られたストーリーが、忘れられない記憶になる。RPGでよくある体験だが、『エースコンバット8』のストーリー体験と没入感はRPGのそれを軽く上回ってきた。


本作の舞台は“空”。独自エンジンで雲の重厚さを増すなど、その描写にすさまじく力が入っている。
“空”が舞台の飛行体験と物語が、想像を超えた没入感をくれた
まずなによりお伝えしたいのは、本作の没入感のすごさ。これはストーリー面だけの話ではない。大空をさまざまな航空機で飛ぶ、本作の基本そのものがとてつもない没入感を生んでいる。
前提として、筆者は『エースコンバット』シリーズをひと通りプレイしてはいるものの、空間識失調(平衡感覚を失い、自分に対していま地面が上なのか下なのかわからなくなる症状)に陥りやすい体質。


360度全方向に飛んで敵機を探し、正面に捉えてロックオンしたらミサイルを撃つ。本作の戦闘の基本だ。
そんな筆者でも、本作では問題ない。ミッションによっては計器を見落として地表に突っ込んでしまうこともあったが、戦いながら低空飛行を強要されるミッションはほとんどなく、舞台は高空。ある程度の高度さえ確保していれば、無茶苦茶な飛びかたをしても大空が許容してくれる。空での戦いはどこまでも自由だ。飛行体験そのものが非常に気持ちよく、深い臨場感と没入感を与えてくれた。

“オートパイロット”を使えば機体を水平状態に戻せるから、空間識失調に陥っても問題ない。
上下左右へせわしなく方向を変えるのもたいへんそうに見えるかもしれない。そこで役立つのが“ハイGターン”。加速と減速の操作を同時に行なうと、急減速しつつ鋭い旋回が可能だ。
これを活用すると、思った以上に動きたい方向へとすばやく向ける。どんな飛びかたをしても許される空と、思い描いたとおりに飛び回れる機動力。なにも難しいことがないこの組み合わせだけで、めちゃくちゃ気持ちよくなれる。

ハイGターンは使いすぎるとストール(失速)して再加速するまで機体が制御不能になるが、加速することですぐ立て直せるのでやはり問題ない。
こうした基本に加え、機体ツリーを解放してさまざまな航空機を入手する収集要素も、筆者好みの作りでじつにいい。
キャンペーンモードでは、ミッションクリアー時のリザルトに応じた“MRP”(Military Result Point)がもらえる。このポイントを消費して機体や特殊兵装、強化パーツなどが入手できる仕組みだ。


機体ツリーを眺めてお気に入りの機体を見つけ、強化パーツでさらに自分好みにカスタマイズ。戦闘機に詳しくなくても楽しい(むしろ本作で戦闘機の種類を覚えられる)。
また、機体には特定条件で入手したスキンやエンブレムを使ったデコレーションのほか、汚れ具合やカラーの強度などといった要素のカスタマイズが施せるのもおもしろい。なお、カスタマイズ要素はキャンペーンにもあるが、“ACEO”ではまったく別のデータとなる。
シリアスなシーンも多いキャンペーンモード中は、(とくに1周目のプレイでは)機体をぶっ飛んだ外観にするのは気が引ける。その点“ACEO”ではキャンペーンの主人公とは別人の、ひとりの傭兵として他プレイヤーといっしょに任務をこなすことになる。遠慮なく個性を発揮できるというものだ。


デコった機体を、存分に他プレイヤーに見せつけていける。キャンペーンとオンラインで、ふたつのまったく異なる体験が楽しめるわけだ。オンラインの感触についてはジャイアント黒田が存分に語っているのでこちらでは割愛する。
大空で自由に飛び回れる筆者を待ち受けていたのが、ドラマティックすぎるストーリーだ。
キャンペーンモードでは、我々の現実世界とわずかに異なるストレンジリアルの世界が舞台。“ソトア共和国”の侵攻を受けた“中央ユージア連合”(FCU)は敗走を続けており、その苦境がFCU所属のパイロットである主人公“レックス”=プレイヤーの一人称視点を中心にして、臨場感豊かに描かれる。


戦争が続く世界を、一人称視点を通じてとことん見ていくことになる。感情移入しやすい筆者にとっては正直けっこうつらい。でも目が離せない。不思議。
そんな状況で、主人公=プレイヤーは“シーヴの翼”という、FCUでは英雄として語られるエースパイロットの立場を急に託されてしまう。筆者としても「そんな急に!?」と、主人公と同じく戸惑って当然だ。まだ自分の手で飛んですらいないのだから。
偽物の英雄として担ぎ上げられ、主人公=プレイヤーは必死に戦い抜いていく。しかしミッションが進むにつれて、自然と筆者自身の操作スキルが成長しているのを実感する。同時にストーリーの中では、主人公はそのスキルに見合うくらい活躍しており、英雄として周知されていく。この連動がとてつもない一体感を与えてくれた。


戦闘中に「またあいつがやった!」、「あいつがいれば勝てる!」といった主人公にまつわる無線が飛び交い、“英雄体験”の臨場感がさらに増すところもたまらなく好き。
この主人公との一体感をさらにブーストしているのが、僚機の存在。本作では主人公が所属する“ジョーカー隊”の頼もしい3人をはじめ、さまざまな仲間たちが突然の状況に戸惑う主人公を始終支えてくれる。

ジョーカー隊2番機パイロットであるエリントン・バクスター少佐。気遣いができる隊のまとめ役で、通称“プロフェッサー”。実際に大学の非常勤講師も務めていた。

3番機のパイロット、ターシャ・セヴェルスカヤ。天真爛漫なアクロバット飛行チームのスターパイロットで、戦争が始まったことでこの状況に巻き込まれた。民間人のためか、ブリーフィング時の起立、着席が少し遅れたりする。カワイイ。

4番機を務めるのはウィリアム・コスター大尉。ロックを愛する寡黙な若者で、無茶をしがちなターシャを後方から支える確かな実力も持つ。


ほかにも怪しげな男D.D.や豪胆(でもケーキが好き)な空母副長など、個性豊かな仲間が多数。全員紹介したいが、長くなるので泣く泣く割愛。
彼らがどう魅力的かをこれ以上語ると、それだけでネタバレになってしまうくらいに彼らの存在は大きい。ひとつ確かなのは、戦闘中に出せる“僚機指示”に彼らがしっかり応えてくれるのが最高という点だ。
本作ではいっしょに戦う3人に対して、プレイヤーと同じ敵を集中攻撃する“前方攻撃”、プレイヤーと別の敵を攻撃してもらう“分散攻撃”、プレイヤーを狙う敵を攻撃するなどして支援してもらう“援護”のみっつの攻撃指示に加え、強力だが弾数が少ない“特殊兵装”の使用許可変更も好きなタイミングで出せる。

指示とそれぞれの個性に従って、3人はそれぞれの飛びかたでプレイヤーを助けてくれる。
過去の『エースコンバット』シリーズでも僚機はおり、戦闘中も通信での交流が多く、存在感は大きかった。本作ではそれに加えて、指示が的確ならしっかりと敵機を墜としてくれる。本当に頼れるので、過去シリーズの僚機と比べてもその存在感はとてつもなく大きい。これ以上好きになれと言うのか。


ストーリーパートでの、彼らとのちょっとしたボディタッチや会話での交流もいい。一人称視点での交流が、彼らの存在感をさらに増していく。
そんなことは知らないとばかりに、戦争は続く。こうして彼ら仲間のことがめちゃくちゃ好きになっていくと同時に、世界の情勢はより主人公と、仲間たちを追い詰めていく。自分=主人公だけならまだいいのだが、こうして家族のように思えてきた仲間たちが苦境に立たされるシーンに出くわすたび、心がきしむ。
ミッション中、リアルに叫びそうになる場面が何度も出てきて無理。怒るし泣くって、こんなの(ネタバレになるので詳細はいっさい書かない)。


怒涛のように押し寄せる展開に「なんなんだよ……!」、「もういい、やめてくれぇ……」などとリアルに言いたくもなる。それほどに筆者は没入した。
だが、そんなつらい気持ちでさえも、本作の大空を飛ぶうちに不思議とほぐれていった。この雄大な空はどんなぐちゃぐちゃになった情緒や叫びも、無茶で自由なフライトやヒューマンドラマも、すべて包み込んでくれた。汗も血も涙も、空に散ればすぐ消えてしまう。
空は残酷だ。同時にあまりに広くて自由で、美しい。本作の唯一無二のゲーム体験とストーリー体験は、この空あってこそなのだと思う。

本作のキャッチコピー“空よ、教えてくれ”の意味を身をもって知らされた。ぜひ皆さんにも知っていただきたい。
大部隊相手の防衛戦、シームレスな着陸・補給。味方電子戦機の支援などてんこ盛りすぎる任務も……熱すぎだろコレ!
Text by ででお(担当編集者)
数多くのシリーズ作を嗜んでいる筆者は、キャンペーンモードをいちばん難しい(※)難易度“ELITE”を選択。シリーズ経験者向けの難易度はそれより1段階やさしい“VETERAN”とのことだが、前作をやり尽くしたくらいの猛者パイロットならこちらを選んでも問題ないと思う(そんなこと言われなくても筆者と同類な方なら選ぶ気もするが)。
※新規にスタートしたデータでのもの。
実機プレイで解き放たれた筆者。ミッションそっちのけで変なところをくぐるの楽し~い!
お気に入りの機体で存分に活躍できる、絶妙なバランスに脱帽
さて、レビュー記事のためということを忘れて1周クリアーまでガッツリ遊んだ。いきなりこんなことを書いてしまったが、ボリューム的にはまったく心配ない濃さなのでご安心いただきたい。難易度“ELITE”だからということもあるが、機体ツリー右端の機体を購入できるようになったのはだいたいストーリー中盤くらい。ツリー内を一本道で突き進まず、いろいろな機体やパーツをつまみ食いするようなプレイスタイルでもまったく問題ない。

ツリー右端の機体は当然高性能で、コブラやクルビットといったポストストールマニューバもお手の物(専門用語の説明は割愛する。筆者が何を言ってるのかわからない方はそのまま読み進めて大丈夫)。しかしどちらかというと基本性能より、機体や特殊兵装がミッション内容に沿っているかどうかのほうが重視されたバランスになっていると感じた。実際、とあるミッションを高性能なSu-57で挑んだ際は失敗になってしまい、F-14Dで再出撃したらあっさりクリアーということもあった(しかもランクS)。

ストーリーのすばらしさについてはライターのカイゼルちくわが語っているので、このままキャンペーンミッションのプレイフィールについて語らせてほしい。ミッション数が膨大なので、当然バリエーションも豊富だ。そしてブリーフィングさえよく聞いてしっかり準備すれば、だいたい想定通りの戦いができてストレスがなかった。つまり、「対地攻撃を準備しておけ」と言われてアタッカーで出撃したのにドッグファイトを強いられて話が違う……とはならなかったということ。
熱いのはストーリーや無線会話だけじゃない。ミッションの作り自体もプレイヤーをもてなしてくれた
あと、ミッションによっては基地に帰還して特殊兵装をセットし直せることもある(さすがに機体は変更できないが……)。帰還時は機体が受けたダメージや弾数も回復するので、特殊兵装を思う存分ぶっぱなしで敵を蹂躙し、弾が尽きたら補充し直して大暴れ、なんてこともできる。
さらに、とあるミッションでは帰還ライン越しではなく、上空でドンパチが行われている真っ最中に前線基地へ着陸できるところもあった。『エースコンバット6』でも同様のシステムがあったが、敵の攻撃をかいくぐって着陸するのはスリル満点でやっぱりアツい!


余談だが、上記のミッションは過去作でも舞台になった場所だ。シリーズ作のファンなら誰もが知っている“とある人物”が無線会話に加わるファンサービスもあり、筆者は大歓喜。もちろん、『エースコンバット』シリーズの知識がカケラもなくてもまったく支障ないので安心してほしい。


めちゃくちゃな数の敵機に苦戦するなか、味方の電子戦機が支援に来て大暴れ。どうやったらプレイヤーが気持ちよくなるか、よく考えられている。
駆け足で褒めちぎってしまったが、筆者はまだまだ2周目、3周目とプレイしたいし、オンラインでも遊びたい。発売日を迎えたら、しばらく飛び続けることになりそうだ。パイロット候補生諸君、空でまた会おう!