2026年9月17日~20日に幕張メッセで開催される東京ゲームショウ2026”(17日、18日はビジネスデー。21日には台風接近につき開催中止)。アイオーデータのブースで“酔い軽減アシスト”機能付きの液晶モニターが展示されていた。3D酔いに悩まされるゲーマーの救世主だろうか。
新製品というわけではなく、23.8型ゲーミングモニター“LCD-GD243UD”シリーズに、ファームウェアの無料アップデートによって提供される機能である。


サンプルとして動いていたゲームは『おにぎり屋さんシミュレーター』。どうして。
機能をオンにすると、ゲーム画面の手前に動かないオブジェクトが表示される。上の写真で言うとオレンジ色の4本のバー。パターンは3種類あり、色や透明度、表示位置はカスタマイズ可能。モニター側で表示しているため、PCのパフォーマンスには影響しない。


こういうパターンもある。
車酔いにしても3D酔いにしても基本的な原因は同じだ。問題は目から入ってくる情報と体が実際に感じる情報のずれの大きさ。ゲームの場合、体が止まっているにも関わらず画面の動きが激しいと、脳が混乱してめまいや吐き気といった症状が出てしまう。
アイオーデータの対策は“基準点を作ること”。視界に動かないものがあることで、体は“いま自分は動いていない”と認識するらしい。だから、ずれが少なくなって酔いが軽減される仕組み。思ったより力技だった。

ゲーム配信は画面端にストリーマーのワイプがあるのが定番の構図。オブジェクトをゲーム画面の方に寄せると見やすい。
医学的に完璧なエビデンスがあるかというと、そうではない。とはいえ、スタッフさんによると、酔いに関する論文を読み込むなど、しっかり調査しているとのこと。同じく酔い問題を抱えるVR映像コンテンツでも似たような対策が取られているそうだ。

アイオーデータはPCやスマホ、テレビなどの周辺機器を扱う日本の大手メーカー。ゲーム界隈ではゲーミングモニター“GigaCrysta”ブランドで有名だ。ときどきパワーで解決するような実験的製品を出すからおもしろい。5種類のコンセプトモデルも展示してあった。
仮に商品化するとなると、ゲーミングモバイルモニターは3万円台、ほかは10万円台くらいを目指せるのでは、とのこと。

WQHD 144Hz対応のゲーミングモバイルモニター。

1000Hzゲーミングモニター。最近は240Hzが標準くらいになって時代は進んだなあと思っていたところに、1000Hz。

画面の明るさなど表示環境を自動的に調整するAI搭載のモニター。

液晶裏のバックライトを5000分割して、明るさを細かく調整可能な5Kモニター。

DQHD(5120×1440)解像度のアスペクト比32:9の49型有機EL湾曲モニター。