ロゴジャック広告

『モンハンNow』3周年インタビュー。“上位”を見据えた狩猟体験の進化!? クアリリや漂移タンクの設定資料も初公開!

『モンハンNow』3周年インタビュー。“上位”を見据えた狩猟体験の進化!? クアリリや漂移タンクの設定資料も初公開!
 スマートフォン向け位置情報ゲーム『モンスターハンターNow』(モンハンNow)が、2026年9月14日にリリース3周年を迎える。現実世界の地図を舞台にした狩猟体験の進化の軌跡、今後の展望などを開発・運営元であるスコープリー・エクスプロアのスタッフに伺った。
広告
『モンハンNow』3周年インタビュー。“上位”を見据えた狩猟体験の進化!? クアリリや漂移タンクの設定資料も初公開!
△Nowポーズを決める開発陣。左からシン・サンソク氏、菅野千尋氏、麥谷結衣氏。

菅野千尋

ゲームディレクター。ローンチ前から一貫して『モンハンNow』に関わり、ゲーム全体のゲームデザイン、ユーザー体験のディレクション全般を担当。

麥谷結衣

プロデューサー。3ヵ月ごとのシーズンアップデートのプランニングから開発進捗管理、マーケティング連携まで幅広く担当。ユーザーへの届け方を最前線でリードする。

シン・サンソク

リードプランナー。約2年前に入社し、個々の機能やコンテンツの深い設計・実装を担当。ユーザーの声やチーム内のフィードバックを拾いながら開発を進める。

――3周年おめでとうございます。ローンチ当時、「やりたいことがぜんぜんやりきれていない」とおっしゃっていました。3年経ったいまはどうでしょう。
菅野
 私がいまの会社に入ったのが2019年10月で、もうすぐ丸7年、8年目に入ります。当時、5人くらいのスタッフで『モンハンNow』のプロトタイプを作っていました。コロナの時期などを経ていろいろありましたが、なんとかローンチができて3周年を迎えました。

 『モンハンNow』のタイトル発表会で、「このゲームはいちばんたくさんのモンスターを狩れる『
モンスターハンター』にしたい」といった発言をして、いまはいろいろなシリーズのモンスターが登場しています。それはある程度実現できているのかなと思っています。
シン
 ただし、より多くの方に『モンハンNow』を届けたいとか、『モンハン』の魅力を位置情報ゲーム、モバイルゲームとして再現するという面ではまだまだです。

 シリーズのほか作品ではスリンガーや罠があったり、オトモがいっしょに狩ってくれたりとかして、そういった要素を入れられる余地はあると思っています。

麥谷
 リリース当初は、友だちと対面でモンスターを発見していっしょに狩猟するという体験がいちばんの楽しいポイントだと思っていました。

 もちろんそれはいまも変わらず楽しい体験ではあるのですが、いろいろなユーザーさんからのフィードバックをいただく中で、やはり日常のプレイのしやすさというところに課題を感じていて、この1年ほどかなりフォーカスして取り組んでいます。

シン
 移動中に発見したモンスターを後から狩猟できる機能を追加したりして、少しでも狩りをしやすくしています。

――その機能、いつの間にか追加されてめちゃくちゃ便利です。暑い日は歩いた後に涼しい室内で狩りができるので。すき間時間というと、最近アップデートがありましたね。
『モンハンNow』3周年インタビュー。“上位”を見据えた狩猟体験の進化!? クアリリや漂移タンクの設定資料も初公開!
シン
 通勤・通学の時間にも『モンハンNow』を楽しんでいただきたいという思いから、電車での移動中も、ご自身が乗客であることを確認していただくことで、プレイを継続できるようにしました。

 位置情報を活用したゲームだからこそ、皆さんの忙しい日常の中で少しでも遊びやすいものにしたい。そんな思いから、この機能はなんとしても実現させたいと考えていました。

菅野
 全国の鉄道網の情報がマップ上にどれぐらい網羅されているかも調べたんですけど、日本、東アジア全般は精度がすごく高かったですね。一方で地下鉄などGPSの位置情報が取得しにくい場所ではプレイできないという課題はありますが電車での狩猟を楽しんでください!

狩猟スタイルの奥行きと広がりの可能性

――武器種についても、この3年でずいぶん充実しましたね。

菅野
 ローンチ時は6種でしたが、徐々に増えてようやく14武器種が揃いました!

――狩猟笛と操虫棍は実装に時間がかかったことからも、かなり苦労されたのかなと思うのですが。

菅野
 モバイルのワンタップ操作でどう再現するかの試行錯誤がたいへんでしたね。 狩猟笛は「特定の演奏効果がかかると狩猟笛が強すぎるよね」となったり、逆に調整しすぎても「それだと狩猟笛が魅力的にならないよね……」みたいなバランスが難しかったですね。

――武器種も揃って、スタイルもすべて実装されましたね。
各武器種に2種類のスタイルが追加された。選択したスタイルによって、その武器の長押しアクションやコンボが変わる。
シン
 スタイルが変わることで、いままで付けようとも思わなかったスキルとの組み合わせが生まれてきたりして、そこがすごくおもしろいと思っています。ユーザーさんの動きを見ていても、スタイルが追加されたタイミングでその武器種の使用率が上がっています。

――狩猟の可能性が広がってすごく楽しくなりましたよね。だけど僕はどうしてもライトボウガンばっかり使っちゃうんですよね。すみません……。

シン
 スタイル強化や新たなスキルの実装によってトレンドが変化することはあります。3周年記念のタイミングで“体験セット”というものを導入します。強化された状態の装備を使って、さまざまな武器種を試すことができるようにするものです。

菅野
 まだ触れたことのない武器種に触れてみたいと思っても、まず武器を生産して、防具を揃えて、使い方を学んでというのは相当ハードルが高いんですよね。まず触ってみてもらって、気に入ったら作ってみようというモチベーションにつながってほしいです。

――ライトボウガン以外の武器種にもチャレンジしてみます! ちなみに皆さんのお気に入りの武器種についても教えてください。

菅野
 だいたいハンマー一択なんですよ。 ただ最近、尻尾を切りたいモンスターもけっこういて、そういうときに双剣を使っていたらおもしろくなってきて、少しずつ手を広げています。


麥谷
 もともと双剣をメインで使っていたんですけど、先月ぐらいから狩猟笛をめちゃくちゃ使っていて。響打スタイルは追撃が入ると振動がドゥルルルとすごくて、一撃でこんなに気持ちいいのかと(笑)。いま、練習中です。

シン
 おそらく社内でいちばん武器をたくさん作っていて、まんべんなく触れるようにほぼ全部の武器種をマックスに強化しています。一時期、使っている人があまりいなかったので、そこが逆に気に入ってランスをかなり使い込んでいたんです。でも、スタイル強化をきっかけに人気武器になってしまいました(笑)。いまは操虫棍を練習中ですが、飛び回ることに夢中になっているうちに、回復薬がどんどん消えていくという……。ぜひ皆さんにもいろいろ試してほしいです。

『モンハンNow』3周年インタビュー。“上位”を見据えた狩猟体験の進化!? クアリリや漂移タンクの設定資料も初公開!
――今後、武器面ではどのような展開を考えていますか?
菅野
 シーズン11のタイミングで片手剣のバランス調整を行う予定で、攻撃力の面で調整が入るだけでなく、アクションも増えたり、既存のアクションのコンボのつなぎやすさとかも改善されたりする内容 になっています。今後もほかの武器種について順次検討しながら調整していきたいと思っています。

――拠点要撃戦についても、改善を検討されているとか。

『モンハンNow』3周年インタビュー。“上位”を見据えた狩猟体験の進化!? クアリリや漂移タンクの設定資料も初公開!
拠点要撃戦は通常よりもはるかに手ごわいモンスター“次元臨界モンスター”に挑むコンテンツ。
菅野
 ハンターの皆さんからたくさんフィードバックをいただいていますし、我々も改善したほうがいいと思っている部分がすごくあります。

 1ヵ月間強化をしてきた武器で臨むとなると、1日のプレイ時間が短いユーザーさんにとってはなかなかついていけないよねという問題があります。 また、上級者になってくるとスコアを上げることだけに注力しようとすると、ひとりで遊ぶのがいちばんスコアを出しやすいよねという状況になってしまっています。私たちはみんなで集まってがんばろうというコンテンツにしたいので。たくさんの人で協力してひとつの目標を達成するという方向に行きたいと思っています。

大阪でイベントやります!

――久しぶりに大型リアルイベントを開催するみたいですね。
麥谷
 リアルイベント“モンスターハンターNowカーニバル 2026:大阪”が2026年11月14日(土)、15日(日)の2日間開催されますね。 エリアは御堂筋、なんばのあたりです。
『モンハンNow』3周年インタビュー。“上位”を見据えた狩猟体験の進化!? クアリリや漂移タンクの設定資料も初公開!

――前回、渋谷で開催したときは大盛り上がりでしたからね。

麥谷
 いまも覚えているのは、現地に向かうにつれて“近くの人と狩る”に表示される周囲のハンターの数がどんどん増えていくのを見て、すごくわくわくしたことです。

 渋谷は広いエリアで、いろいろスポットを用意して回遊する形でした。路地一本入るとこんなお店があるんだとか、街の再発見につながりましたし、狩りの合間にちょっとカフェでひと休みとか、そういったところもリアルイベントならではの体験だなと。

シン
 今回の大阪では、リアル体験にもっと目を向けてほしいと思いました。展示物などはもちろん、現地で発見したものがゲーム内アイテムとしてもらえたり、スタンプラリーのような機能も用意する予定です。イベント当日の思い出がゲーム内に残り、後から振り返られるような仕掛けを考えています。また、ユーザーの皆さんどうしがつながるきっかけも作りたいので、いっしょに狩猟を楽しめる場も設ける予定です。

麥谷
 ロケハンについては、菅野とシンが現地に何度も足を運んで3万歩、4万歩と一日中歩いていました。大阪は食事もおいしそうで、社内コミュニケーションツールでふたりが休憩しているところの写真を送ってきてくれて……チーズケーキとか焼肉とか(笑)。

シン
 歩き疲れた足で入った焼肉屋さんの店員さんがとてもフレンドリーで、雑談で盛り上がったりして(笑)。

麥谷
 大阪らしいですよね。そういうコミュニケーションも含めて、イベントの体験の一部になってほしいなと思っています。行ったことのない地域に行って、ゲームだけじゃなくていろいろな人とコミュニケーションを取ったり、お土産を買って帰ったりとか。 全部がゲームの体験とセットで思い出に残るというのが、『モンハンNow』のイベントのいいところだと思っているので。

菅野
 『モンハンNow』は社内のほかのプロダクトと比べると、位置情報の活用の余地がまだまだいくらでもあると考えています。

 ほんとに旅行に行ったときにその土地の何かをお土産に買ってくるように、ゲーム内でも特定の場所でしか手に入らない何かができるといいよねとは思います。

3周年記念開発資料を大公開!

――3周年のインタビューということで今回特別な資料をご用意いただきました。まずは、ゲームのナビゲーターキャラクターであるクアリリ。彼女の設定については、かなり議論を重ねたとお聞きしました。

菅野
 最初は受付嬢として登場させようとしたのですが、カプコンさんから「『モンハン』における受付嬢は重要なことを決定したり、ハンターを導くような役割は担っていなくて、それはギルドマスターたちの役割です」と教えていただいたので。
『モンハンNow』3周年インタビュー。“上位”を見据えた狩猟体験の進化!? クアリリや漂移タンクの設定資料も初公開!
クアリリは当初絵が下手という設定を考えていた。
『モンハンNow』3周年インタビュー。“上位”を見据えた狩猟体験の進化!? クアリリや漂移タンクの設定資料も初公開!
モンスターによって負わされた傷という設定も考案されていた。
『モンハンNow』3周年インタビュー。“上位”を見据えた狩猟体験の進化!? クアリリや漂移タンクの設定資料も初公開!
菅野
 じゃあギルドマスターはどうですかとなったら、ギルドマスターはすごく重要な役割で、かなり限られた人たちだということで。最終的にクアリリは、元ハンターでギルドの仕事をしていて、こちらの世界に来て自分にしかできない役割を買って出ているという設定です。

麥谷
 最初はギルドマスター的な想定だったので少し威厳があったのが、キャラクターの設定が決まってからいまの親しみのある雰囲気になりました。

――だいぶ丸くなったんですね。クアリリとオトモのゆるい感じのやり取りが好きです。

菅野
 位置情報ゲームは外でストーリーを楽しむものなので、重い物語にならないようにしています。また、現実の場所のデータを利用しているという意味でも、悲劇や復讐といったネガティブな要素は絡ませたくないので。なるべくカジュアルにしようとしています。

――いろいろと配慮されたうえでのゆるさだったんですね。漂流石や探索拠点のビジュアルのデザインについても、独自の試行錯誤があったとか。

菅野
 漂流石については、もともとはシリーズのほかの作品のマカ錬金のままで進めていました。ですが、“次元の隙間の影響を受けた石が落ちている”という設定があったので、その能力を防具に移すというゲームデザインになりました。


 漂移タンクについては、燻製器がモチーフなんです。燻製器って木のチップの香りを肉に移す器具じゃないですか。石の異次元の力を防具に移すという発想が似ているので、いまの形に行き着きました。
『モンハンNow』3周年インタビュー。“上位”を見据えた狩猟体験の進化!? クアリリや漂移タンクの設定資料も初公開!
漂流石デザイン。
『モンハンNow』3周年インタビュー。“上位”を見据えた狩猟体験の進化!? クアリリや漂移タンクの設定資料も初公開!『モンハンNow』3周年インタビュー。“上位”を見据えた狩猟体験の進化!? クアリリや漂移タンクの設定資料も初公開!『モンハンNow』3周年インタビュー。“上位”を見据えた狩猟体験の進化!? クアリリや漂移タンクの設定資料も初公開!『モンハンNow』3周年インタビュー。“上位”を見据えた狩猟体験の進化!? クアリリや漂移タンクの設定資料も初公開!
菅野
 探索拠点については、最初は名前の通り要塞や砦みたいなイメージを抱いていました。しかし、街中にいきなり砦があると威圧感がすごいよねという話になって。場所を自由に変えられるほうがいいし、さまざまな場所にモンスターが現れたときに、移動も自由にできるほうがいいよねと考えると気球に行き着きました。
『モンハンNow』3周年インタビュー。“上位”を見据えた狩猟体験の進化!? クアリリや漂移タンクの設定資料も初公開!
探索拠点のコンセプトラフ。
『モンハンNow』3周年インタビュー。“上位”を見据えた狩猟体験の進化!? クアリリや漂移タンクの設定資料も初公開!
探索拠点のレベルアップ表現コンセプトラフ。
――会社がナイアンティックからスコープリー・エクスプロアに変わったことで、何か変化はありましたか。

菅野
 正直、驚くほど変わっていないですね。実感としてはメールアドレスが変わったなというぐらいで(笑)。

シン
 SNSなどで「会社が変わったからこうなった」みたいな意見を見かけることがあるんですけど、そういうことはぜんぜんなくて、まったく同じメンバーでやっているので、何も変わっていないです。

菅野
 スコープリーの傘下に入ったことで、いろいろなゲームを作っているスコープリーの社内知見が共有されるようになりましたし、逆に私たちが強みとしている位置情報ゲームの知見をほかのプロダクトに共有するというシナジーはあります。
 
 ただ、開発の方向性とかゲームの内容については、これまでと変わらずハンターの皆さんのエンゲージメントを大事にしていくということだけで、私たちとしても特別何かが変わったというようなことはありません。

――最後に、3周年を迎えるいま、それぞれからハンターの皆さんへのメッセージをお願いします。

シン
 いまは開発する立場ですが、入社前からいちユーザーとして遊んでいましたし、いまもめちゃくちゃプレイしています。だからこそ、皆さんといっしょに楽しみながら、驚きや変化を感じられる新鮮な遊びを届けたいと思っています。

『モンハンNow』だからこそ実現できるさまざまな体験を生み出すために、これからもチャレンジし続けていきたいです!

麥谷
 ずっと遊んでくださっている方、最近始められた方、少し離れてしまった方もいらっしゃると思います。3周年のタイミングでは体験セットに加えて、グレード10の武器をプレゼントするような取り組みも予定しています。久しぶりに戻ってくる方にも、何年も楽しめるプロダクトにしていきたいと思っているので、引き続きご期待ください!

菅野
 個人的に来年以降やっていきたいのは、いままで当たり前だったものをもう1回新しくするということです。武器種が全部そろって、スタイル強化も1周して、いわば第1章が終わった感じが自分の中にあります。

 今度は狩猟体験そのものを新しくしたいかなと。「え、これほんとに『モンハンNow』なの?」と言ってもらえるものにもなってほしい。クエストやUIなど、そのものの体験のバリエーション、いちばんベーシックな部分をもう1回リフレッシュしたいですね。

――そういう大胆な構想ができるのも長期運用型のタイトルならではですよね。

菅野
 ハンターの方が「このタイミングで入りやすいな」みたいなきっかけを作っていきたいなと思っています。それこそ、『モンハン』は下位があれば、上位もありますよね……。僕の中ではひとつが終わるということは、そういうことかなと思っています。

――おおお!これには武者震いするハンターもいるのでは!?

菅野
 すみません。「ただいま現在開発中です!」というわけではなく、やりたいな〜と思っていることでして。これから先時間をかけて実現していきたいので少々お待ちください。

 『モンハンNow』は地球のマップデータをもとにしたひとつの大きな世界にたくさんのハンターが集まって遊ぶゲームです。リアルなロケーションを使った遊びをどんどん増やしていくべきだと考えています。ハンターの皆さんも新しい何かを期待してくださっていると思うので、楽しみにしていてください!
『モンハンNow』3周年インタビュー。“上位”を見据えた狩猟体験の進化!? クアリリや漂移タンクの設定資料も初公開!

担当者プロフィール

  • つくね伯爵

    つくね伯爵

    週刊アスキー、Engadgetを経てファミ通.comに。スマホやゲーミングPCとかの記事に関わっていて、ロマンあるガジェットにときめく日々。好きなゲームは『パワプロ』、『ピクミン』等。趣味はレゴ、御朱印、時計、テニス。

    ...続きを読む

本記事はアフィリエイトプログラムによる収益を得ている場合があります

週刊ファミ通最新刊
週刊ファミ通表紙
購入する
ebtenamazon
電子版を購入
bookWalker