『アイドルマスター』発のライバーアイドルプロジェクト、『ヴイアライヴ』が2024年6月のデビューから2周年を迎える。本記事では、灯里愛夏さん、上水流宇宙さん、レトラさんの3人に2023~2024年のアイドル候補生時代を含めて印象の残った配信やイベント、好きな楽曲、これからの展望などを語っていただいたインタビューの模様をお届け。 灯里愛夏さん
7月1日生まれ。福岡県出身。「やっぴー!あなたの心灯します」をモットーに、明るく楽しい配信で視聴者に元気を与えてくれる。バレエ経験者らしくダンスによる表現力が特徴で、現在は声優デビューを目指して声の演技の幅も広げている。文中は愛夏。

上水流宇宙さん
9月12日生まれ。東京都出身。ダンススキルはメンバー随一で、そのほかにもプロレベルのイラストの腕前や、昨今ではDJに挑戦するなど多才なアイドル。“踊れる工事現場”というキャッチコピーのごとく、声量の大きさも特徴。文中は宇宙。

レトラ(サラ・レトラ・オリヴェイラ・ウタガワ)さん
11月11日生まれ。埼玉県出身でブラジルと日本のハーフ。元バンドボーカルで、圧倒的な歌唱力の高さを誇る。ふだんは魅力的なハムボイスと、独特のワードセンスで視聴者を楽しませる。ソロ曲では作詞にも挑戦しており、アーティストとしての才能がさらに開花している。文中ではレトラ。

――いよいよ、デビュー2周年を迎えますが、いまの率直な気持ちを聞かせください。
愛夏
もう2年も経ったんなんだなぁって……。
宇宙
ねー! もう新人て名乗れないねぇ。
レトラ
なんか、がむしゃらに生きていたらこんな経ってるんだって感じ……。
宇宙
候補生時代が丸一年あって、それも含めると、3年やったことになるんですよ。そう考えると、一区切りしたんじゃないかなと感じているんです。個人的には、何事も3年はがんばってみようというのが個人的にはあって。
――石の上にも3年ですね。
宇宙
そうそう! 3年はやろうという気持ちがあったから、そういう意味では一旦、落ち着いたなって思いますね。
――自分のスタイルも確立されて、ライバーアイドルとしての自信も出てきたというところでしょうか。
愛夏
だからこそ、3年迎えた後に、もう一段階レベルアップしないといけないときに差し掛かってきたよねっていうところはあります。
レトラ
考えることがいっぱいあって、月日がめちゃめちゃ経った分、各々の課題とか悩みとかいろいろ思うことは変わっているような気がする。
宇宙
確かに悩む内容がどんどん変わっていて、そこはスキル的に上がっている感じがするよね。
――初期のころと比べて、心境や悩みだったり、どういった変化が感じますか?
レトラ
視野が広がった分、内々の悩みより、外に対する悩みというか……。
宇宙
候補生の時は、自分と向かい合う時間がめちゃくちゃ多くて、「なんで自分はうまくできないんだろう」とか、「ほかのふたりはここがすごいのに」みたいな、けっこう身内の悩みだったかなと思います。でも、デビューしてみたらアイドルは星の数ほどいて、私たちがその中で各々の魅力を見つけてもらうための悩みになって来ているような感じです。
レトラ
悩む比較対象が変わったみたいな感じかな。
愛夏
誰かと比べて「自分はこう」というよりも、「私の強みはこれだからこれを伸ばしたい」とか、「先輩アイドルの背中はやっぱり大きいな」じゃなくて、「追いつきたいし並びたい」という、前向きなほうに行っている感じです。
――実際に活動の内容であったり、企画の方向性など影響しているところはありますか?
レトラ
「これは自分だな」とか、「これは愛夏だな」、「これは宇宙だな」みたいな考えかたになったてきたかも。
愛夏
ヴイアライヴの中での役割とかね。
レトラ
自分が好きだからとか、興味があるからやりたいとかじゃなくて、「これをやるんだったら私じゃないな」みたいな。
愛夏
MCとかでも「これは宇宙に言ってもらったほうが」とか、「ここはレトラちゃんに言ってほしい」とかね。
――そういった感覚的な部分も自然と共有できるようになってきたんですね。
宇宙
最近は通じ合っているなと思うことも増えましたね。最初は毎回毎回話し合って、フィードバックして、私が進行役をする都合上、「ふたりはどうだった」みたいな話をして、それが積み重なって、だんだんやりやすくなって来ています。
レトラ
MCを考えているときにふたりが私の真似するんでだよね(笑)。
愛夏
台本とか見ていても、レトラちゃんだったらこういうみたいな。
レトラ
私の考えを宿して考えてくれている感じね。
――それはレトラさんの中でもおおむねあっている感じですか?
レトラ
まぁ、そうですね。
愛夏
・
宇宙
(笑)。
レトラ
私がふたりの真似をするときもあるしね。
宇宙
ある! めっちゃ誇張するんですよ(笑)。私の真似をするときとか、「盛り上がっていきましょう↑!」みたいなテンションが高い感じで。
愛夏
ちょっと似てるしね。
宇宙
似てるの?(笑)
レトラ
みんな、私の真似をするとき、ちょっとアホな感じにしてるし(笑)。
宇宙
「やっぴー!」とか。
――愛夏さんの挨拶と言えば、ですね。宇宙さんには「バイアラ!」もありますし……。
宇宙
はい、ありがとうございます!
愛夏
それはちょっと認められない(笑)。
――愛夏さんとレトラさんのリアクションから、プロデューサーさん(『アイドルマスター』シリーズのファン)のツッコミまでの流れ込みで、おもしろいところですよね。
宇宙
ふたりとプロデューサーさんがいるおかげだと思っています(笑)。
レトラ
「れっとらGO!」も愛夏の案なんですよね。逆に、愛夏をちょっと誇張して真似するときに「~っぴねぇ!」と言っていたら、本人がそれを採用したりとか。
愛夏
あれはふたりのを観ていたら伝染しちゃったんだよね(笑)。
――改めて、3人が通じ合っていることがわかりますね。つぎにお聞きしたいことですが、候補生時代も含めた3年間の中で、動画や配信などを通じて、いろいろなことに挑戦されてきました。その中で、それぞれとくに印象に残っているものがあれば自薦、他薦問わずお伺いできればと思います。
愛夏
レトラちゃんが、公式配信でちょっと泣いちゃったのがすごいグッと来たんですよね。候補生時代のレッスン配信で、歌がテーマだったときかな。いままで、そういうのを見せたことがないところで、しっかりと思いも伝わっているんだけど、「悔しい」って泣いていて、「本当に歌が生きがいなんだ」と思ったんです。仲間なんだけど、めちゃくちゃ支えたくなりました。
宇宙
土佐兄弟さんもちょっとびっくりしていた感じだったね。
レトラ
感想を聞かれて、「マジでいまは振らないでぇ……」とずっと思ってた(笑)。
――温かいコメントもたくさん流れていましたよね。
レトラ
あまり人前で泣きたくないから、「ノーコメントとか言いたいけど……でも、それだとちょっと愛想悪いし、どうしよう?」となって、けっきょく泣いてしまって、やらかしたなぁって。みんなは、けっこう「グッと来た」と言ってくれたんだけど、私の中ではちょっとなぁという感じ。
愛夏
泣きたくないというのを知っていたし、そのうえで思いが溢れ出てきちゃってるから、そこでやっぱり「本当に歌が好きなんだ」って。さらにレトラちゃんの歌が好きになるきっかけになったと思いますね。
レトラ
候補生時代はめちゃくちゃ濃かったよねぇ……。
宇宙
プロデューサーさんも胃が痛かったんじゃないかなぁ……。
愛夏
私たちも、見ている人も、みんなたいへんだったねぇ(笑)。
宇宙
私は、とくにこれっていうのじゃなくて、レトラの配信はゲームとかよりも雑談とかでポロッとパーソナルな部分が出るのがすごく好きなんです。レトラの生活環境とか、私とぜんぜん違って、世界観もおもしろいし、考えていることとか、ふだんあまりしゃべれないけど、ポロッと出るときがいいんですよね。
――ワードセンスもユニークですよね。
宇宙
そうそう! センスが尖っているなというのが感じられて、めっちゃ好きなんですよね。でも本人は、雑談は難しいと言っていて……(笑)。
レトラ
そんなに得意な感覚があるわけじゃないんですけど、でもすごく好評なんですよね。
宇宙
レトラの生っぽさというか、生活感があるアイドルだねっていう(笑)。
レトラ
それっていいことなの(笑)。
愛夏
いいことだよ!
宇宙
なんか身近に感じられるんですよね。
レトラ
バンド時代も「生活感がある」って言われていたんだけど(笑)。
愛夏
生活感あるのに「えっ、そんなことしてるの」みたいなのがあるから、なんかさらにおもしろい。
宇宙
という訳で、私は雑談配信をおすすめしたいです。声のトーンとかもすごく落ち着いていて。
愛夏
ちょうどいいんだよね、時間帯も深夜とかで助かる。
宇宙
で、愛夏の配信で言えば、やっぱり料理かなぁ。
レトラ
えげつなハンバーグとかね。
宇宙
クリスマス配信を3人で初めてやったときの料理配信が私はずっと残っていますね。
愛夏
いい意味だよね?
宇宙
いや、ぜんぜん! 本当に美味しくなくて……。
愛夏
え、でも「意外とイケる」って言ってたじゃん!
レトラ
(笑)。
宇宙
意外とね。ハードルが低かっただけで、いまだから言わせてもらいますけど、「思ったよりは」というだけで……。
レトラ
あれは味がなかったからねぇ。
愛夏
うえーん……。
レトラ
味がないから、べつになんか食べられない訳じゃないけど、「味ないな」って感じ。
愛夏
でも、味がないってことは、自分で調整ができるってことだから。
宇宙
調味料なかったんじゃん!
レトラ
強制減塩だった(笑)。
宇宙
最初から料理ができるようでできないみたいなキャラが、ずっと続いてるいるのがすごくおもしろくて、それを最初にドカンと見せつけたあの配信がインパクトありますよね。
レトラ
ちょっと生活力がないというか……。ヒヤヒヤしちゃうよね(笑)。
――でも、愛夏さんは体力キャラという面もあって、根性がありそうな印象はあります。
宇宙
わかります。ド根性というか、図太い感じがね。
――いちばんたくましい感じがしますよね。
レトラ
もう、野生じゃん(笑)。
宇宙
雑草とか、「これ、食べれるっぴよ! ムシャムシャ……」って(笑)。
愛夏
食べないもん!
レトラ
無人島でいちばん生き残れそう。「火を起こすっぴね!」って。
愛夏
「あなたの心、灯します!」って、バーッて木を擦って……。
宇宙
「気合の火起こし3580回!」みたいな(笑)。
愛夏
根性というところで言えば、私は『ELDEN RING』のマレニア戦が忘れられないかも。
――かなり長い時間、挑戦されましたよね。
愛夏
ふつうに倒すんじゃなくて、パリィで倒すって縛りにこだわって……。
レトラ
あれも野生の本能って感じだよね。
――初期のころは、ゲームと言えば宇宙さんというイメージでしたが、愛夏さんもどんどんゲームスキルが磨かれましたよね。
宇宙
『ELDEN RING』は、愛夏にかなわないと思う。
レトラ
最初のころは、ぜんぜんゲームできないって言っていたけど、配信きっかけでいろいろなゲーム好きになっていったよね。
宇宙
いいことだよね。
――レトラさんは、何か印象的な配信はありましたか?
レトラ
いや、本当に愛夏の料理配信がひどくて……。
宇宙
忘れられないよね。
愛夏
また言うー! もう嫌な思い出になってるじゃん(笑)。
宇宙
配信者ってたいへんなんだなって思ったんですよ。
レトラ
いや、私はある意味、天才的だと思いましたね。「そうはならんやろ」と(笑)。逆にすごすぎて感心したよね。
宇宙
なんか、配信者はここまでできないとダメなんだってね……。
愛夏
え、本当にけっこうやばいって思ってた?
宇宙
・
レトラ
……。
愛夏
……違うよね?
宇宙
……いや個性、すばらしい個性だよねって話だから。
愛夏
ありがとう(笑)。最近は、プレゼントボックスにタッパーとレンジだけでできる料理本が大量に入ってます。
レトラ
なんか天ぷらで火事になりそうになったとき用の消火グッズとか入っていたよね。完全に心配されいてるじゃんって(笑)。
宇宙
ちょっと危ないから、心配になるもんね。
レトラ
あとはやっぱり、愛夏と言えば、体力系じゃない? マラソンしているやつとか、私は絶対やろうとは思わないけど……。
愛夏
いっしょにやる?
レトラ
うん、絶対にイヤ(笑)。
――宇宙さんの配信についてはいかがですか?
レトラ
最初のほうにやっていたホラゲーとか、『Only Up!』とか、薄々クールでないことには気づいていたんですけど……。
宇宙
いやいや耐えてた。『Only Up!』は、がんばって耐えてたよ。
レトラ
最初のころ、私と愛夏で「宇宙ってクールだと思う?」、「いや……」という話をね。
宇宙
え、してたの?
愛夏
「絶対違うよね」という話でね。
レトラ
仲間内でもそんな感じだったんだけど、それがどんどん壊れていったような。
宇宙
でも、最初はクールだと思ってくれていたんだ。
レトラ
クール枠だとは思ってた。
愛夏
見た目はクールだった。
宇宙
なんか、うまいこと躱されている感じだなぁ(笑)。でもまぁ、あそこから私の配信スタイルがガラッと変わった気がするかも。
レトラ
クソデカ声がね(笑)。なんか、クールじゃないのが世に出たなって。
宇宙
バレちゃったか。でも、まだクールでやっているつもりだけど……。
愛夏
・
レトラ
え?
宇宙
うん?
一同 (笑)。
レトラ
でも、クールというところだと、私と宇宙は逆じゃないかって言われているよね。
宇宙
レトラはぱっと見、元気系かと思いきやっていうところだよね。
レトラ
最初はちょっと力んでいて、がんばって元気にやっていたけど、どんどん素が出てきちゃったからね。
宇宙
私は逆に落ち着かなきゃって思っていたけど、いまはもう元気なほうに行って、入れ替わった感じです。
――“踊れる工事現場”というキャッチコピーでも元気感が伝わってきますよね。
愛夏
ちょっとみんな、一度、宇宙の横に座ってほしい。本当にすごいから……。
宇宙
いまもうるさいんだと思う。(椅子を後ろに下げて)ちょっと離れて、このあたりにいたほうがいいかな(笑)。
愛夏
それは寂しいからダメ。
――愛夏さんは、宇宙さんの配信で思い出深いものはありますか?
愛夏
そうですね。宇宙のすごいところはやっぱり好きを伝える力がすごいなと思っていて。イラストもそうだし、あとは雑談で自分の好きなものの話をしているときもそうだし、ダンスをやっているときはもうずっと楽しそうなんです。その楽しいがすごく伝わる配信が私は好きだなと思いますね。
レトラ
もうめっちゃ溢れ出ているよね。ダンスのときとかエグい。
宇宙
キラキラが?
レトラ
キラキラ出ていて、ピョンピョン跳ねていて、なんかテンションの差があっておもしろい。
宇宙
確かに多趣味なのもあって、これっていうのじゃなくて、本当にいろいろなことに手を出して配信しているかもしれない。
愛夏
どの配信でもそれが感じられるのが宇宙のいいところだなって思う。とくに嘘をつけないよね。
宇宙
そう。嫌いなことやっているとめっちゃ声に出ちゃうんです。「つまんないな」って思ったらそういう声が出ていて……。
愛夏
その瞬間は、「宇宙、声に出てる……」と思って。
レトラ
声色とか、全部が素直なので、それがわかるようになると、見ていていろいろおもしろいよね。
愛夏
パーソナルをどんどん知っていくと、さらに「あっ……」と気付く楽しみができるかも(笑)。
宇宙
でも本当に楽しんでいるんだなというのも、わかってもらえると思います。
愛夏
それがどの配信でも見られるから。
レトラ
表情がちょっとコロコロ変わる感じがかわいいんだよね。
宇宙
ふふーん!
――おふたりもそういった癖とかはありますか?
レトラ
私は顔に出るって言われる。
愛夏
うん、わかる。
レトラ
そうらしいです(笑)。でも、でもこの3人でずっといっしょにいるからわかるというところもね。
宇宙
それもあるかも。
レトラ
後は、長く見てくれるPちゃま(レトラさんのプロデューサーの呼びかた)も気づいていそうなところはあるかな。
愛夏
ヴイアラあるあるなんですけど、配信を見たときに、「あっ、最近嫌なことがあったのかな?」と思って、後で聞いてみると当たっているという。逆に、いいことあっときも、聞いてみると「あのゲーム超楽しくて!」とかそういう話になるんですよね。そこがわかるようになったね。
宇宙
波があってわかりやすいのは私で、愛夏は基本、元気でニコニコしている感じはあるよね。ゲームはパッションで(笑)。レトラは、逆にずっと一定のトーンという感じだよね。たまにキレ散らかしてのもおもしろいけどね。
――あの声のトーンの切り替わりも魅力ですよね。
レトラ
「急にうるさい」ってよく言われる(笑)。
宇宙
いや、見所ですから。
愛夏
私をいじるときは、ワントーン、テンション上がるよね。すっごくいい顔してる(笑)。
レトラ
Pちゃまをいじるのも大好き。で、宇宙はいじるけど、ムスっとするからちょっと軽めにしてる。
宇宙
でも私が嫌がると、「もうちょっと引っ張るか」みたいになるよね。
レトラ
で、「もういい!」って拗ねて、「じゃぁ、もういいか」となるんだけど、そうすると……。
宇宙
「なんで置いてくのー!」って(笑)。扱いがうまいんだよね。



――ここまで配信について伺ってきましたが、イベントなどで印象に残っているものはありますか。
レトラ
私は初めての“えるすりー”(バーチャルアイドルのオンラインフェスイベント“Life Like a live!”の略称)かな。ほかのライバーアイドルさんといっしょにパフォーマンスをするのも初めてだったんだけど、ダンスに精一杯で、カメラワークとか気にする余裕がまったくなくて。とにかく必死で、終わった後に、ほかの演者さんのパフォーマンスを見ていたんですよね。もう何年もやっている方々が多かったので、その姿を横で見たときに、めちゃめちゃ悔しかったことをずっと覚えてます。
宇宙
見せかたとか、すごかったもんね。
レトラ
そこでちょっとずつ学んで、いまはそのあたりも少し意識できるようになったり。新曲だとすぐにできないんだけど……、あのパフォーマンスを超えたいなって。
愛夏
終わった後に言ってたね。
宇宙
プロの片鱗を見たという感じしたよね。
レトラ
同じメンバーだと「がんばってるな」とかそういう感覚になるんですよ。「こういうところがすごいな」みたいな。でも自分たちのグループじゃないところを見ると、また違う感想が出てくるので、それはやっぱり印象に残っているかも。
愛夏
レトラちゃんは、アーティストとしての目線もあるからね。未だにそうやって外部に3人で出演したときに、「このシーンで、この人たちにちょっと飲まれちゃったのが悔しかった」という目線を教えてくれるんです。そこで、「つぎは飲まれないようにどうしたらいいか考えよう」という話を3人でするきっかけとかにもなるよね。
レトラ
宇宙とかは、よくアーカイブを見返してさ、「ここはもっとこうしたい」とか、ポジティブなほうに考えているよね。最終的にはどうするかみたいな話ができていいと思う。
宇宙
毎回、ライブ終わった後にできるようになったよね。
愛夏
各々がここが気になるだろうみたいなこともわかるようになってきたね。
――愛夏さんは、故郷の福岡のライブに参加されていましたよね。
※2025年11月15日、16日に北九州メッセ(旧: 西展新館)・あるあるCityで開催された“KPF2025”に出演。その感想も語られている配信はこちら。愛夏
やっぱり、地元に帰って「おかえり」と言われたのは本当に感動しました。自分の地元の福岡で何かイベントとかをするというのが、ひとつの夢だったので。しかも、自分の大好きな故郷に、大好きなプロデューサーさんがいっしょに来てくれるんです。来られなかった方たちからも、いっぱい応援の言葉をいただけたり、のぼりを出してくれたりとか。気持ちがいっしょに来ているんだというのをすごくひしひしと感じられたのが、とってもうれしかったです。
レトラ
温かいよね。
愛夏
私、泣いちゃったよ。
宇宙
そりゃ、泣くでしょ! だって、ひとりで上京してさ、仕事で故郷に帰れて、すごくいいことだなって思う。私、東京出身だからそういうのがなくて、気持ちがわかるとは言えないけど、いいことだっていうのはめっちゃわかる。
レトラ
上京したときにきっと寂しい夜とかもあっただろうしね。
宇宙
絶対きついよね。
愛夏
毎回、福岡空港でお母さんに見送られながら泣いて帰ってくるんだよね(笑)。
――凱旋ライブをできるのは、やはり愛夏さん特権みたいなところはありますよね。
宇宙
福岡出身ということで、それをきっかけに好きになってくれる人も見かけるよね。
レトラ
うちらは簡単に帰れるところだから……。
宇宙
関東圏出身だと味わえない特権だよね。
愛夏
福岡よかとこよー! でもまだ目標はいっぱいあって、福岡の企業さんとコラボしたいし、ラーメンだって作りたいし。いまはイベントにお呼ばれして行かせていただいていますけど、ゆくゆくは福岡で自分の名前でライブとか開催できるようになりたいな。
――これはもう、ライブツアーをやるしかないですね。
宇宙
そうですよ! 福岡と東京とブラジルでね。
レトラ
出身は埼玉県だから、埼玉も入れてね。
愛夏
両方ね。
――夢は大きくですね!
宇宙
そうですよ! ブラジルに行くまで終われないんで……。
愛夏
全員でサンバを踊ろう!
宇宙
サンバアレンジの『リローディング』とかね。
レトラ
丸1日以上、飛行機に乗るからきついぞー……。
愛夏
・
宇宙
やったー!!
宇宙
海外素人だからいろいろ教えてね。
レトラ
とりあえず、エコノミー症候群にならないように……。小学生のときにすごくきつかったから、大人じゃもっとたいへんだろうなぁ。
――宇宙さんはどうですか?
宇宙
3人でのイベントですごい印象深かったのは、“PROJECT IM@S vα-liv PRODUCER MEETING 2024”ですね。現地でプロデューサーさんがいるライブは初めてだったので。やっぱり、配信だとプロデューサーさんのことをコメントでしか感じられないから、ちょっと遠い感覚もあったんです。でも、「本当にいたんだ!」、「いっぱいいるー!」って。
レトラ
「本物だー!」みたいなね(笑)。
宇宙
私はヴイアラに参加するまで配信歴がなくて、視聴者との関りも初めての経験で、どこか「ちょっと遠いな」と思ってたんです。でも、本当にいるということを感じられて、もっと配信もがんばりたいなと思ったし、アイドルできてよかったと思ったのはいまでも鮮明に覚えています。
――会場があった新木場は、別のライブハウスでしたがアイドルワールドにとっても原点の地でもあるというところで、歴史的にも意義深いですよね。
宇宙
そうなんです!
レトラ
なんかそれでふたりとも感動していたの、めっちゃ覚えてる。
愛夏
始まる前から泣いちゃったしね。
宇宙
うれしかったし、初めて実際に見てもらうという経験をした上で、いちばん悔しかったイベントでもありました。終わった後、うまくできなかったなこととか、そういう気持ちがずっと止まらなくて……。もちろん楽しかったという気持ちもあったけど、せっかくならもっといいもの出したかったなとか、練習したかったなとか、つぎへのすごい糧になったと思います。そういう意味でも印象的でした。
レトラ
ライブが終わったら、もうつぎのことを考えるよね。楽しいけど、悔しい気持ちも忘れないようにというか、どうやって活かすかみたいな考えかたは3人ともあるよね。
宇宙
候補生の時から、めっちゃある。
愛夏
「悔しい」の出しかたも三者三様で違うのがおもしろいよね。
宇宙
アイドルデビューしてからは、3人での課題としていっしょに乗り越えていけるようになったのはすごく感じていて。やっぱり先輩アイドルさんたちもグループとして、いっしょにがんばっているみたいなところがあると思うので、私たちもそういう風になれたらいいなと。
レトラ
3人ともバラバラだしね。だからこそ、バランスで補えるかなって。
宇宙
最近すごく思う。「変な3人」と思って(笑)。ふつうに生きていたら絶対出会わないような3人だなって思っているから。生きている世界も違ったし、だからすごく不思議だし、価値観の違いとか、考えかたの違いとかもあるけど、それがおもしろいよね。
愛夏
目線が違うから、それぞれ指摘し合えるところもあって、よりいいよね。それでもっと上のレベルを目指そうって。
宇宙
みんな同じだったら、つまんないからね。よかったと思います。
――イベント関連で言うと、2月には“THE IDOLM@STER 20th Anniversary 876 PRODUCTION FES.”(以下、“876プロフェス”)が行われました。2ndライブや“Dearly Stars”との共演など、盛りだくさんでしたが、改めて感想を聞かせてください。
レトラ
1stライブよりは、成長を感じたよね。自分で「成長した!」と自覚できるぐらいのことってなかなかないんだけど……。
宇宙
こういうのって、なかなか明確に実感するというのは難しいんだけどね。でも……。
レトラ
うん、1stよりは違う気がするって自分でも思いましたね。
――お互いで、どういった部分がとくに成長できたと感じられましたか?
宇宙
いやもう全部ですね。ソロパフォーマンスも、ユニットのパフォーマンスもぜんぜん違うものになっていたと思います。
レトラ
けっこう、みんな忙しくなって、3人が揃って練習できる回数も前より減っているので、見るときにはもうある程度の練習を経た状態というのもありましたね。
愛夏
そうだね。
宇宙
生バンドでイベントをできるというのが、1st以来だったのもね。1stのときは、すごく難しいなと思っていたんですけど、2ndのときは皆がさらに楽しめるようになっていたというか。音を感じながら、いっしょに歌うことも楽しめるようになってきたというのはすごく実感できました。そこから心の余裕ができて、みんながまわりのことも気にすることができたし、変化かなと思いました。
――レトラさんは元バンドマンということで、そのあたりの感覚は実際いかがでしたか?
宇宙
いろいろと聞くと、アドバイスしてくれるよね。
レトラ
でも、耳中のことは何もアドバイスできないんだけどね(笑)。
愛夏
1stのときは、バンドってなんか耳中の作りかたわかんなくて、すごくいろいろ聞いたね。
レトラ
けっきょく人によるから難しいところはある。ただ、ドラムとかめっちゃ音でかいんだけど、それに「負けないように歌うぞ!」とやったら絶対よくないから、「いつも通り歌ったほうがいいよ」みたいな話はしたような気がするね。
愛夏
それ、覚えてる。
レトラ
でも、各々が考えながらやっているところはあるから、私のほうからあれこれ積極的に言うみたいなのはあまりしないよね。
宇宙
すごい放任主義だよね(笑)。
レトラ
遠目で見守っていました。でもふたりとも聞いてくるときが急なんですよね。
宇宙
直前とかに聞くからね。
レトラ
そうそう、始まる直前になって「わかんないから、ちょっとレトラこれ歌ってー(泣)」みたいな。そんな、急に私のじゃないソロ曲は歌えないって(笑)。あと、踊っているとまったく余裕がなくて。
愛夏
レトラちゃん、歌の振りとか手でやるときはめっちゃ声がでかいんですよ。でも、全身で踊り始めると急にシュンって小っちゃくなる(笑)。
レトラ
『ヴヴヴ』とか、手を上げて体とか揺らしたりするんで……。

愛夏
ちょっとおもしろくて、ネタみたいな気がしてる(笑)。
レトラ
大きかったり、ジャンプするものとかはたいへんだよね。
愛夏
でも歌の出力がすごいっていうね。
レトラ
で、MCで急に声小さくなるからね。
愛夏
たいへんなんですよ。
レトラ
音響さんに「いつもありがとう!」って思っています。
宇宙
ご迷惑をお掛けしています(笑)。
レトラ
3人の音量がバラバラだからねぇ。
愛夏
私が一定なだけでね。
――愛夏さんもテンション上がるとけっこう声が大きくなる印象があります。
宇宙
基本の声が小さいから、音響さんが大きめにしてくれているんだよね。でも、声を張ったときにボーンっていくから、愛夏もすごい声が大きいみたいになるのがおもしろい。
愛夏
「あれぇ?」ってね。(笑)
宇宙
でもそういうお互いのことをよくわかってきたなというのは、2ndでより思いました。歌の癖とか音量とかもそうですけど、ダンスのことだったり。
愛夏
レトラちゃんも言っていたけど、集まる回数が少なくなってきたが故に、お互い「ここは改善したい」とか、「1stがこうだったからこうしよう」をしっかり持ち寄ってくるようになったよね。その場で解決しようというコミュニケーションを2ndのときはめっちゃ取れた。
レトラ
短い時間でギュッっとね。
宇宙
レッスンがすごく充実していたよね。
愛夏
でも私、やっぱ“876プロフェス”は過去一悔しいって思ったんだよね……。
――ちょうどいま聞こうと思っていたところですが、一方で課題や今後注力しなければいけないと思ったところはありましたか? 自分自身のこともそうですし、ほかのメンバーに対して、ネガティブな意味ではなくて、こうしたらもっとよくなるというところをお伺いできればと思います。
レトラ
こんなにがんばれないってくらいがんばったんですけど、個人的には……。
愛夏
がんばっていたよね。偉かったよ。
レトラ
でもこれをもっと超えていかなきゃいけないんだなと思いつつ、気力、体力がもつかなぁって……。
――ライブの回数を重ねるたびに、ハードルもちょっとずつ上がってくるところはあるかもしれませんね。
レトラ
ライブ中に気力と体力がもつかなって心配で、シナシナになっちゃう。
――でも、メンバーの中にダンスのスペシャリストと体力づくりに定評のある愛夏さんもいるのは心強いですね。
レトラ
ふたりとも教えがパッションだから、あまり参考にならないんだよなぁ……(笑)。
愛夏
・
宇宙
(笑)。
宇宙
確かに、私のダンスは感覚派だから、教えるのはあんまり向いてないんだよね。
レトラ
そう、「なんでわかんないの?」とか言われて、「わかんないものは、わかんないです!」って(笑)。
宇宙
でも、どうしたらできるようになるんだろうと考えるのはすごくおもしろいんです。それがハマって、ちょっと違うアプローチをしてレトラができるようになったときに、私もうれしいんですよね。
レトラ
感覚派というところは、3人とも同じかもしれない。
宇宙
逆に、歌のことをレトラに聞いても教えかたは感覚だよね(笑)。
愛夏
「ボーンで、バーンで」みたいな感じだもんね。
宇宙
「ここはアクセントが大事」みたいなことじゃないもんね。
レトラ
もう「喉が開けばオッケー!」みたいなね。
宇宙
「そんな訳ないでしょー!」って(笑)。
レトラ
それで、最終的にはもう「ボイトレ(ボイストレーニング)に行けー!」ってなる。私は個人的な課題で自主的にボイトレに行っているけど、もうそれを薦めて終わるという。
愛夏
でも、レトラちゃん、明らかにダンスを覚えるスピードがすごい速くなっているよね。
レトラ
スピード感はだいぶマシになってきたよね。当たり前だけど、ふたりは覚えるまでが私よりめっちゃ速くて、どうやったら綺麗になるかとか、そういうつぎのステップにも行っていると思うんですよ。私はそこまで行けていないけど、ふたりが3人での見せかたを先に考えてくれているから、それは私の糧にもなっているのでもっとがんばらないとなって思いましたね。
宇宙
私は歌の面でそう思ってる。もっと私ががんばれば綺麗に聞こえそうなところもあると思っていて、申し訳ないなと感じていたりもする。でも、それはずっと3人が向かい合う課題だよね。
レトラ
3人だからこそ、気を張れるというか。
宇宙
楽しいし、たいへんだけど、でもいっしょにがんばれるのは自分のためだけじゃないというか。
レトラ
3人のパフォーマンスのためにがんばれるみたいなところはあるかなと思う。
宇宙
ユニットでのパフォーマンスはやっぱり、もっとがんばりたいと思います。それこそ外部のイベントに出るときも、「ヴイアライヴです!」って、パワーで挑んでいけるように、3人でのパフォーマンスは磨きをかけたいなという。もちろん、各々が成長しているからこそ、それがひとつになったときにもっと火力を出せるんじゃないかなと思うんです。
――レトラさんからのお話でしたが、愛夏さんや宇宙さんはいかがですか。
愛夏
個人的なことなんですけど、今回、“Dearly Stars”の皆さんといっしょに並んでステージに立たせていただいて、私的にやっぱり愛ちゃん先輩(日高愛)の『ALIVE』を浴びたときに、「とんでもないぞ」と思いました。見た目では並んで立たせていただいたんですけど、気持ち的に並び立てていないという悔しさがすごくあって。


――“Dearly Stars”の中でも、とくに壮大なパワーがあるソロ曲ですよね。
愛夏
別格のパワーを感じつつ、先輩アイドルさんたちに並び立ちたいという気持ちは絶対持ち続けたいと思って。7月の“IWSF”(合同ライブイベント“IDOL WORLD SUPER FESTIVAL 2026”)で、また、愛ちゃん先輩と同日に出演させていただくので、それに向けてどうしていけばいいのか必死に考えていますね。
宇宙
愛ちゃん先輩だけじゃないしね。
愛夏
果穂ちゃん先輩(『アイドルマスター シャイニーカラーズ』の小宮果穂)とか、すごい先輩がいっぱいいるんだよね。
レトラ
ラスボスの巣窟みたいなところだもんね。
宇宙
最終日はやばいよね。
愛夏
がんばるよ! でも、私だけじゃなくて、みんなもでしょ。
宇宙
いやもうダンスなら負けないから!
レトラ
今回はみんな、ソロでいくからね。
宇宙
いいよね。各々でヴイアライヴを背負ってカチコミに行くので、負けないようにがんばらないとね。
レトラ
レトラ 終わった後、各々の感想とか何を持ち帰ってくるかもちょっと楽しみだね。絶対いい経験になるよね。
愛夏
だからこそ本当に“876プロフェス”は、追いかけるだけじゃダメだと思うきっかけになったし、そのために何をするかということを具体的にちゃんと考えるタイミングになりました。ちょうど3年目というのもありますし、この“IWSF”を控えたタイミングで、とてもいい出来事だったなと思っています。
宇宙
私が“876プロフェス”について、個人的にいちばん思ったことは先輩方のパフォーマンスを見てて「やっぱアイドルって素敵だな」って。
愛夏
わかるー!
宇宙
すごく初心を振り返れたというか、私はアイドルになりたくてずっと芸能界にいたので。いまはアイドルになれたわけですけど、やっぱり先輩たちを見ていて「こういうアイドルになりたいな」みたいな。プロデューサーさんもすごいニコニコだったし、温かい空気感で、いいなというのを改めて思えました。この一年間は私らしさ、たとえば「ダンスも磨かなきゃ」とか、「私らしくがんばろう」みたいなことを思ってはいたけど、根本的な理想のアイドルらしさみたいな。こういうアイドルでいたいという気持ちを思い出させてもらったので、アイドル活動をする上で、すごいパワーをもらいました。オタクとしてすごく楽しんで、いっしょに並んで、「うわ、幸せ!」と思ったし、もちろん愛夏と同じようにもっとがんばらなければとも思ったし、でもすごい前向きな気持ちをもらえました。
愛夏
いままでって、なんか「この人に比べて私は……」みたいなほうに行きがちだったのが、いい意味で比べられるようになった気がするよね。
――続いて、楽曲についても伺えればと思います。ソロ曲が6曲、ユニット曲や“#ヴイアラ”の楽曲も含めて多数リリースされています。ベストを選ぶというのは難しいと思うので、たとえば収録のときに何か印象的なことがあったとか、ダンスが難しかったなど、エピソードがある曲をお聞きできればと思います。
レトラ
ダンスはもう『TRI-ANGLE DRIVE』がね……。
愛夏
あ、遠い目に(笑)。
レトラ
仮歌を聞いた瞬間に「終わった……」って思いました。
愛夏
「絶対、踊るじゃん」って(笑)。
レトラ
逆算して「いま、レコーディングでしょこれ。スケジュールやばい」と思って。仮歌の時点でもう想像できていたからね。宇宙が全部ソロパートでめっちゃバキバキに踊って、「私、後ろで手拍子じゃダメかな」とか思いました。
宇宙
ユニット曲でいちばん踊る曲だったから、けっこうがんばったよね。レッスンをしている中で、レトラに合わせてちょっと振りを変えようとなって……。
レトラ
じつは1箇所、私が何回やってもできない振りがあって、そこは変えてもらっているんですよ。
愛夏
私たちの振り入れの前に、レトラちゃんがひとりでやっていて……。
レトラ
私ができるかできないかで、振りが決まっているという(笑)。
宇宙
だから知らないうちにレトラに合わせられていたところもあるかもだけど、たぶん、そこだけだよね?
レトラ
振り付けを作る先生が1回私に踊らせて、様子見て考えている。でも、すごくその振りが多くて、先生に「これ深夜テンションで作ったでしょ」と聞いたら、本当にそうだった……。
愛夏
・
宇宙
(笑)。
愛夏
先生、いつも深夜に作っているよね。
宇宙
だからこそのノリと勢いのある素敵なダンスだよね。
――ダンスが得意な宇宙さんや愛夏さんから見ても、ハードルは高い印象でしたか?
宇宙
難しくはないんですけど……。
愛夏
楽しかったよね。
宇宙
でも、ほかと比べてレトラはたいへんだろうと思いました。
愛夏
似ている振りとかもあって、混乱するだろうなというポイントがあったり。
レトラ
ふたりがやるとかっこいいんだけど、私がやるとダサくて、「うんとこしょ、どっこいしょ」みたいになって、「なぜ?」ってなる……。
宇宙
私が先生のダンスの完コピを狙ってやるんですけど、そうすると3人で揃わなくなるというのがあって。それはふたりがダメだからとかじゃなくて、それぞれの癖がすごくあるなというのを今回感じたかな。同じ動きでもやっぱりちょっと違う感じがあって、それは個性としていいんだけど、3人で見せるときにはどう合わせればいいのかを楽しみながら考えていました。
レトラ
そこのところをふたりがチューニングしてくれたからね。
愛夏
宇宙とふたりで、ここのポーズを合わせられればパキッとして見えるから揃えようみたいな。そういうので、ちょっとずつできるようになったよね。
宇宙
つぎは、もっと揃えようねって話をして。
レトラ
はーい……。
愛夏
3人でがんばろうね。
レトラ
でも、ダンスでちょっとふたりに合わせてもらっているので、せめて歌だけはと思って、息継ぎがぜんぜんできない曲をがんばっています。
愛夏
『FIELD ON ME』とかね。
レトラ
あの曲は、同じタイミングで息吸うと間ができてしまうところがあって、「それだけは作らせんぞ」と思って、ノンストップで全部歌っています。
宇宙
本当にありがとう。
愛夏
支え合いだね。
宇宙
個人的には“#ヴイアラ”の曲って、全部難しいなって思う。
愛夏
あっ、それ前から言ってたね。
宇宙
アルバム『彼方』に収録されているかっこいいロック曲って、私はそれまで経験がなかったんです。個人的にはやっぱりレトラが似合うから、「そういう風に歌わなきゃいけないんだ」と思って、収録のときもなかなかうまくいかなかったんですよね。「もうふたりだけで歌って……私は踊るから」みたいな。でも、2ndライブのときにけっこう払拭されて、レトラのソロ曲の『Breaker』をいっしょに歌ったときですね。わかりやすく、かっこよく歌ってくれるから、それに合わせられるというか。いっぱい聞いて、「こうやって歌っているんだ」というところをすごく研究して、自分なりにかっこよく歌えるような表現を見つけられたんじゃないかなと思っています。
レトラ
めっちゃ歌いかたを研究したんだろうなというのは聞いていてわかった。
宇宙
私は声がかっこよくないからね。どっちかというとかわいかったり、綺麗系の歌の方が私的には合うなと思っていて。『クリスタライン』とかめっちゃ歌いやすいんですけどね。愛夏は表現力でロック系もちょっとイケイケで渋めに歌えるじゃん。レトラは声質がかっこよくて、そこに私はどうやって混ざればいいんだろうというのをすごく悩んでいましたね。
――宇宙さんの歌声は、ちょっと上品さみたいなものを感じるところもありますよね。
宇宙
(意識的に声を変えて)そうなんですよね。だから、どうすればいいかなって。
レトラ
声のトーン変わってるって(笑)。
愛夏
急に落ち着いた感じにしなくていいから!
宇宙
そうわよ!
愛夏
「そうわよ」って何(笑)。どちら様?
一同 (笑)。
宇宙
プロデューサーさんには、ふたりの声をつなぐ潤滑油と言われています。それでやっと腑に落ちた感じがしました。だから、混ざることでよく聞こえればいいんだって。べつに私だけががんばって目立つ曲じゃないから、ふたりといっしょに歌っていいものになっていればいいんだっていまは思えていますね。めっちゃかっこいいところは、ふたりに任せてね。
――ユニット感を出せればというところですね。
宇宙
でも当時はね……。悩んいでたけど、『CQ』とか「烏屋茶房さんの曲だし、歌いたいじゃん!」って(笑)。どうすれば歌えるかと悩んでいて、それは覚えています。
レトラ
「私が歌うから、宇宙が踊って」と言ったり、「私が踊るから、歌お願い」って。そんなこと言いつつ、お互いがんばるみたいな。
宇宙
愛夏の歌いかたの表現力の幅にも驚かされたところもあったよね。
愛夏
収録のときに、「かわいい愛夏さんを全部捨ててください」と言われて。けっこうびっくりしたんだけど、“#ヴイアラ”の楽曲がたくさん増えていくにつれて、収録するときにコンポーザーさんとかから、「たぶん、ふたりがこういうふうに歌うだろうから、愛夏さんはここでちょっとアクセントをつけましょう」というオーダーがけっこう多かったですね。だから、さっきも宇宙が言っていたけど、 どうやったら3人での曲がよくなるかなということを考えました。ちょっと声のトーンを変えてみたり、アクセントつけたりみたいなことがたくさんできるようになって、それがすごく楽しいです。
宇宙
それが顕著に出ているのが『Beyond My Destiny』だと思う。3人のよさがギュっと詰まっていて、めっちゃいい場所にそれぞれのパートがあるみたいな。
愛夏
めっちゃわかる!
宇宙
ASOBINOTESさんにも、3人の特徴が浸透してきたし、私たちもそれがわかってきている感じがして。
レトラ
『Beyond My Destiny』はいっぱいやりたいよね。
愛夏
楽しかったよね。
宇宙
掛け合いもいっぱいあるし、そういう楽しみかたもできるようになったよね。
愛夏
あと等身大の3人の個性で言うと、『まだ見ぬ明日』が出ているよね。
宇宙
あれもいいよね。ダンスはたいへんだけど……。
レトラ
けっこう、ピョンピョン飛ぶからね……。私、サビで“愛夏を蹴る”で覚えたところがあるんだよね。
愛夏
そうそう。サビの動きの足を出す方向をいつも間違えちゃうと言っていてね。
レトラ
走るみたいな振りがあって、愛夏がだいたい左にいたので、「“愛夏を蹴る”で覚えて」と言われて。変な名前つけて、私いつもダンスを覚えているんだよね。
愛夏
ありがとうございます! 蹴っていただいて……。
一同 (笑)。
愛夏
おいしい思いをさせていただいて、プロデューサーさんには申し訳ないと思っています!
――お互いにソロ曲についてはいかがですか。自分の曲でも、他薦していただいても構いません。
宇宙
『きみの一等星』ですね。やっぱりいいんですよね、いいんです、あの曲って……。本当に歌詞がよくて。配信とかでも何回も話しているんですけど、リリースされた当時、仕事とかプライベートとか配信とかまとめて、超落ち込んでいた時期があって、そこで流れてきたんです。まるで運命のように流れてきて、「眠い目擦って夢から醒めたら……」って、もう聞こえてきた瞬間に涙で目を擦っているみたいな。
レトラ
落ち込んでいるときにメンバーの曲を聞くって、「重いなぁ」と思ったけど……。
宇宙
いや、流れてきたの! だから、運命だと思って。私も「メンバーの曲で泣くことあるんだ」と思ったけど、すごく支えられた曲だからみんなに聞いほしい。
愛夏
覚えてるよ。宇宙が「落ち込んでるから、話を聞いてほしい」と言って、3人で集まってね。急に「昨日さ、『きみの一等星』が流れてきて」と熱く語り始めて。
レトラ
「本当にいい曲で」って、めっちゃくり返してた(笑)。
愛夏
それでまた泣き始めちゃって。
一同 (笑)。
宇宙
もうね、ただのオタクなんですよ。
レトラ
Xでポストまでしてたもんね。
宇宙
本当にいい曲だから。
レトラ
私が人からおすすめの曲を聞かれたときとか、私よりも先に「『きみの一等星』をお願いします!」と食い気味だもんね(笑)。
宇宙
本当にレトラの歌のすごさというか、愛夏の表現力とはまたちょっと違うよね。ベクトルは違いうけど、すごくいいなって思う。それ以外のかっこいい曲もやっぱりレトラらしさもあってオススメなんですけど。
レトラ
私は愛夏の『エキセントリック・ラブ』。あれはいいですねー。
宇宙
私もそう!
レトラ
ふたりとも好きでね。あの曲調とダンスとか、ライブのステージで立ったときに愛夏のかわいさもめちゃめちゃ出ていて。いつものパッションとか、筋肉とか、とんでもハンバーグはまるで嘘かのようにね。
愛夏
・
宇宙
(笑)。
レトラ
なんかあのドロドロの重い感じがめっちゃ好き。
宇宙
あのあざとさを表現できるのは愛夏しかいないよね。
愛夏
ありがとう(笑)。
――表現力の幅が広いですよね。
レトラ
私じゃできないと思う。たぶん、わざとらしくなって、笑っちゃうかも。
宇宙
クラブイベントとかでヴイアラの曲がかかるとなったら、だいたい、私の『クライヤ』だったんですけど、『エキセントリック・ラブ』が出てからいろいろな場所で流れていて、「いいね、わかってるね」って(笑)。
レトラ
どこ目線なの(笑)。
宇宙
レトラもそういう曲を早く出してほしい。ノリノリのクラブサウンドのヤツ。
レトラ
けっこう、日常で聴くような曲が多いからね。
宇宙
アーティストって感じはするけどね。でも、愛夏の『Berry Berry Lady』も私は同じくらい好きかな。声の魅力がすごく出ていて、いい声をちゃんと使ってもらってるというか、すごい愛夏らしい曲だなと思って。MVもかわいいし、乗れるし、めっちゃいい。愛夏の自己紹介ソングと言えば、最初の『ともすれば、(中略)アイドル』だったけど、私はこの曲も合わせて愛夏らしさがすごく伝わるんじゃないかなと思いますね。レトラだと『群青イニシエーション』と、『きみの一等星』だと思う。
レトラ
メンバーにオタクがいるだけど(笑)。
宇宙
めっちゃ聞いてるから! 逆に私の曲でなんかある?
レトラ
『クライヤ』でしょ。
宇宙
ほう、『クライヤ』なんだ。
レトラ
……パッション的に?
愛夏
うん、ちょっとわかるかも。
レトラ
言葉で言い表すのが難しんだけど、私の中ではいちばん宇宙らしさを感じる。
宇宙
歌詞? 音?
愛夏
私が思うのは、宇宙がアイドルとして外にアウトプットしているものと、宇宙の中に秘めているマイナスな感情とか、そういうものも全部含めて“上水流宇宙”が表現されている気がするんだよね。
宇宙
まぁ、歌詞にはあまりポジティブな感情はないからね。というか、全体的にネガティブで上がり切らないところで終わってるし。
レトラ
でも、好きなコンポーザーさんに作ってもらっているんだよね。
宇宙
そう! P・S・Y・Q・U・Iさんにね。
愛夏
PSYQUI(サイキ)さんでいいじゃん! なんで、わざわざ一文字ずつ読むの(笑)。でも、ネガティブって言っているけど、ちょっと応援歌に聞こえるところがあるよね。
宇宙
あ、そうそう。自分に向けても、人に向けても「泣いてもいいけど、がんばれよ!」というのがある。「笑えない日もあるけどさ」って。自分でも好きだけど、『公転周期』と『クライヤ』のどっちが印象に残っているかと言われれば難しい。
愛夏
私は『公転周期』のイントロ大好きマンだからね。
宇宙
よく言っているよね。あれはけっこう私らしい曲だとは思う。
レトラ
そのイメージはあるね。
愛夏
私は『Scarlet Rose』が好きかなぁ。
宇宙
あ、わかる。私も大好きで……というか、自分の曲のオタクでもあるので(笑)。
愛夏
・
レトラ
(笑)。
宇宙
『ZeroGravity』もけっこう人気あるし、『No.8』もR Sound Designさんが作っているから超いいじゃん。『Nova Chro』も楽しいし、全部好きだって言えるのもすごいなと思う。家族にも、「自分の曲を聞くときって、どんな感情なの?」と聞かれるけど、本当に全部好きだから、そういう曲を作ってもらえてうれしいからね。
レトラ
自分の曲が好きって、マジで幸せだよね。
愛夏
この短いスパンで6曲もソロを作ってもらえるというのもありがたいよね。
レトラ
でも、もっとほしい……。
宇宙
ASOBINOTESさーん! お願いします!!
――レトラさんの曲について、愛夏さんはいかがですか?
愛夏
『群青イニシエーション』が大好きで。
レトラ
そうなんだ?
愛夏
ライブでの『群青イニシエーション』をみんなに聞いてほしい。レトラちゃんの生の火力をいちばん浴びられるのが『群青イニシエーション』だと思うんだよね。レトラちゃんの歌といっしょに内面が全部が乗って出てくるみたいな。聞いていると自然と涙が出てきちゃう。で、『きみの一等星』とはちょっと違う感情なんだよね。
宇宙
「これがレトラだ!」という歌は『群青イニシエーション』かもしれない。
レトラ
まぁ、私の自己紹介ソングっぽいのはあるかもね。
愛夏
レトラちゃんって、自分のモヤっとした感情とか、ドロドロになっちゃっている感情とか、全部含めて歌に昇華して人に届けられるところが本当にすごいと思っていて。それがいちばん感じられるのが『群青イニシエーション』だなと思う。ただモヤモヤってしたものじゃなくて、ポジティブで素敵なものにして届けられているから、めっちゃリスペクトしてる。
レトラ
めっちゃいいね、このインタビュー。すごく褒めてもらえるじゃん!
愛夏
毎月やっていただいてもいいんですけど(笑)。
レトラ
自己肯定感上げるためにね(笑)。
――それぞれの単独インタビューもそのうち企画できればと思います(笑)。ここまではお互いの好きな曲をお話していただきましたが、カバーしてみたい曲はありますか?
愛夏
『Scarlet Rose』! 2ndライブでいっしょに歌ったんだけど、「いいな、ずるいなぁ、私もやりたい!」と初めて思ったのがこの曲だから。
宇宙
へぇ、なんで?
愛夏
ミュージカルとかが好きで、この曲って物語性があるでしょ? だからこそ、「いい! やりたい!」って。
宇宙
かっこいいしね。
愛夏
かっこいい!
宇宙
盛り上がりもすごいし。
愛夏
アニメとか好きな人は絶対好きな曲じゃないですか。だからこそ、いっしょに歌えたのはうれしかったなぁ。
宇宙
私がソロでやるのと、ふたりで歌うとまた文脈が変わるからね。おもしろい化学反応だなと思った。
愛夏
宇宙のソロがあって、ふたりで剣を持って戦うバージョンがあって、私のサイドストーリーバージョンがあるみたいな。
宇宙
ボイス録らなきゃ! あの世界観で。
愛夏
ドラマCDとか作ってもらって。
宇宙
二次創作みたいになっちゃうけど(笑)。
愛夏
あのステージを経てね。
宇宙
また歌ってほしい! レトラは?
レトラ
私は好きな曲で挙げた、ふたりの曲がそのままかも。宇宙の曲だったら『クライヤ』だし、愛夏なら『エキセントリック・ラブ』。
宇宙
『エキセントリック・ラブ』の「承認して」をかわいくできる?
愛夏
ハートをつける感じできる?
レトラ
かわいい感じじゃなくなると思う。「承認しろ!」みたいな……。
愛夏
・
宇宙
(笑)。
レトラ
『クライヤ』の「食らいな!」も、たぶん違う歌いかたになるんだろうなぁ。
宇宙
もっとパワーがありそうだよね。
レトラ
そうそう、それはそれで楽しそうだなと思う。違うアプローチで歌うと、おもしろくなりそうなんだよね。
愛夏
レトラちゃんの「食らいな!」は聞きたいなぁ!
レトラ
じつはカバーしたい曲の話ってけっこう3人でしているんだよね。
愛夏
そうそう。だから、ふたりにカバーしたいって思ってもらえる曲があるのが本当に私はうれしいよー。
レトラ
1曲目は愛夏しか歌えない曲だったからね……。
宇宙
「やっぴーやぴぴ!」とか、愛夏しか歌えないからね。「カバーできないよなぁ」って思っていたから。
レトラ
なんで、「レトカワイイ!」になってしまったのか……。
――2ndライブで、愛夏さんといっしょに歌った『あっちこっちプリンセス』ですね。
宇宙
いやー、あれは天才だった!
レトラ
いちばんびっくりしたよ……。
宇宙
プロデューサーさんもびっくりだよ!
愛夏
またやってもいいんだよ?
レトラ
うん、やらない(笑)。
宇宙
歓声すごかったよねー。
レトラ
私はもう、ふにゃーってなっていて、聞こえてなかった(笑)。
愛夏
宇宙は何をカバーしたい?
宇宙
愛夏の曲なら『Berry Berry Lady』かなぁ。私の場合、ライブとかでもあまりかわいい要素を出すことが少ないから、ちょっと試したいと思ったし、“まなカワイイ”と“レトカワイイ”は見たから、『Berry Berry Lady』で「こすカワイイを見せてやるか!」と思ってる(笑)。
レトラ
“ずるカワイイ”じゃないの?
愛夏
“かみカワイイ”は? 神ともかかっていて、いいんじゃない?
宇宙
確かに、それいい! この記事を読んだプロデューサーさん、どれがいいかを教えてください!
――これだけ盛り上がっているので、カバーはぜひ企画としても期待したいところですね!
愛夏
いいね! お互いの曲でシャッフルとかね。
宇宙
やりたい! レトラの『Glass』がカバーしたい!
愛夏
おー! 大人だね。
宇宙
『きみの一等星』は好きな曲なんだけど、称える対象になっちゃっているんだよね。自分で歌うよりも、聞いていたい曲。だから、いちばん歌いたいとしたら『Glass』。こういう雰囲気って私、出さないし。
――確かに、あまり宇宙さんのイメージとは被らないですね。
宇宙
大人な恋愛みたいな。我ながらいつもが子どもっぽすぎるので、プロデューサーさんに「うわ、この宇宙……ドキッ!」みたいにさせたいなって。
愛夏
ちょっと火力高すぎるかも。
レトラ
“レディずる”ね(笑)。
宇宙
そう“レディずる”! ちょっと大人っぽい宇宙を表現したみたいというところでありかなーって。曲中で舌打ちするところがあるけど、「チュッ」ってキスに変えてみたりとか。
――曲の印象もまた変わりますね。
レトラ
でも、置き土産のキスだったりして……。
愛夏
プロデューサーさん、死んじゃうよ……。
宇宙
ちょっとそういうのやってみたいんだよね。なんせ、ほら、私と愛夏は今年20歳になるから! 覚悟してくださいね、プロデューサーさん?
一同 (笑)。
宇宙
愛夏はレトラの曲で何をカバーしたい?
愛夏
『Breaker』かな。
レトラ
ああいうの好きね。やっぱり、ストーリー性があるやつか。
愛夏
あと好きで見ていたロボットアニメ味があって。
レトラ
確かに、そういうコンセプトで作っていたからね。
愛夏
かっこいいのよ。
レトラ
『きみの一等星』みたいな、やさしい感じを歌いたがると思っていたけど意外だね。
愛夏
やってみたいけど、ライブでやるならさ。こう、かっこよくアンプに足を乗っけるみたいなね。
――続いて、先程も少しお話されていましたが、“IWSF”について伺いたいと思います。昨年は、“THE IDOLM@STER M@STERS OF IDOL WORLD 2025”(以下、“MOIW2025”)にゲストとしての参加でしたが、今回はいよいよ出演者としてステージに立つということで、改めて意気込みを聞かせてください、

MOIW2025出演時の模様

MOIW2025出演時の模様
レトラ
いまの段階(インタビュー当時)だと、誰と何をやるのかみたいなことは何も決まってないんですけどね。でも、あのラスボスだらけの集団の中で、来てくれたPちゃまたちにどうやって印象を残すかなって。あとは、ほかのアイドルさんをより近くで見られるからこそ、どうすれば自分のパフォーマンスに生かせるかとか。
宇宙
いろいろ勉強させてもらえる場所になりそうだしね。
――今回はいろいろなアイドルとコラボするということも期待できそうですね。
宇宙
私はダンスメインの日に出演するんですけど、やっぱりうまい人たちがいっぱいいるんですよ。最近思うことは、私がYouTubeでダンスが出来る人として、ちょっと認めてもらえるようになってきたからこそ、やっぱりライブで感動させたいんです。「うわ~、生のダンスはさらにすごい!」と思ってもらうためには、もうちょっとがんばらなきゃいけないなと思うし。でも、先輩アイドルさんとかに比べたら、「いやいや、まだまだ自分なんて……」と思うわけ!!
レトラ
急に叫ぶじゃん(笑)。
宇宙
思うのよ! “876プロフェス”もそうだったけど、隣りとかで見ていて、まだまだだなってね。せっかくダンスの日に選んでもらっているからこそ、ちょっと「負けないぞ!」の気持ちをね。もちろん、まったく負ける気はないですけど、いっしょに張り合えるようにがんばりたいなと思っています。
レトラ
リハとかでキャッキャしている宇宙が想像できますね。
宇宙
絶対楽しいのはわかるんだよ! 思いっきり踊れるという環境も絶対に楽しいのだろうしね。楽しみつつ、いっぱい勉強したい。今後に絶対活かされてくるところもあると思うので。
愛夏
私は、やっぱり果穂ちゃん先輩と、やっと同じステージでアイドルとして会えることがいまからもう胸熱ですね。私が変われるきっかけをくれたヒーローでだから!
――愛夏さんとの関係性はヴイアライヴの中でも重要なトピックですから、何かしら盛り込んでくるのでは、と期待せざるを得ませんよね。
レトラ
ちょっと思いますよねー。
宇宙
私たちもまだ知らないので、何も言えないんですけどね(笑)。でも、「何かあってくれよ!」とは思います。
愛夏
春香さん(765プロオールスターズの天海春香)も候補生のときにレッスンに来ていただいて。今回、目標とする人や自分が変わるきっかけになるアイドルさんがたくさんいるからこそ、そこに恥じない自分で並び立ちたいって思っています。
――最後の質問になりますが、今後の活動全体を通して新たにチャレンジしたいことや目標などがあれば教えてください。
レトラ
もっと作詞はしたいかな。後は、曲作りもできるようになりたいとは思いつつ、いきなり作曲は無理だから、たとえば軽いジングルとか短いものでもいいから、なんかそういうの作れるようになるといいなぁって。いろいろと引き出しを増やせないかなということを思っています。でも、作詞をすると、自分の中にある考えがそのまま歌に乗せられから、やっぱり作詞をもっとしていくことかな。
――愛夏さんや宇宙さんの曲の作詞とかはいかがですか?
宇宙
確かに!
レトラ
いっしょに考えるのも楽しそうだよね。共同作詞とか。
宇宙
いい曲になりそう!
レトラ
自分が書いた曲をふたりにだけじゃなくて、先輩アイドルさんとかに歌ってもらえたらめちゃめちゃ感動するんだろうなと思っていて、そういう曲を書いてみたいです。
――作詞家・雅楽川れとらとしてのお仕事の幅が広がりますね。
レトラ
この人は、こういう風に歌うんだとか、超聞きたいよね。作るのは楽しいから。
宇宙
でも、『Glass』の時、「たいへんだ!」ってずっと言っていた記憶があるけど(笑)。「もう間に合わない!」とかって……。
レトラ
あのときはね、遠征もあったからスケジュールが厳しくて、「えーん!」となった(笑)。しかも、風邪もひいていたんだよね。
愛夏
それを知っていたから、『Glass』が出たときに、「レトラちゃん、がんばったねぇ」と思った。
レトラ
まあ、でも手を動かし始めてからは2日ぐらいできたから。
宇宙
すっごい!
愛夏
もう天才じゃん! それならもっといっぱいできるでしょ。
――愛夏さんはいかがですか?
愛夏
“MOIW2025”とか、“876プロフェス”を経て、「アイドルと言えば、灯里愛夏」と思ってもらえるような、不動で無敵のアイドルになりたいと思います。
レトラ
不動って、何か甲冑姿が浮かんだんだけど(笑)。
愛夏
私だけのアイドルというものを確立できるようになりたいです。そのためには、やっぱり私自身が変わらなきゃいけないところもあるし、チャレンジしなきゃいけないところもたくさんあると思います。歌だってがんばりたいし、ダンスもバレエでやってきたしなやかさと、自分に足りないキレとかも全部含めて、私だけのダンスを確立できたら、きっといいものができると思うんです。立ち返って、どんなときも世界中のみんなの心を灯せる不動で最強のアイドルになりたいと思っています。プロデューサーさんに「何があっても大丈夫、私が守ってみせるから! ほら来いよ!」って(笑)。
レトラ
Pちゃま、守ってもらう側なんだね(笑)。
宇宙
か弱いプロデューサーさん(笑)。
愛夏
脱皮したいですね。灯され隊(愛夏さんのファンネーム)の皆さんって、私のことを孫とか姪っ子みたいにかわいがってくださる方がとっても多いんですけど、ひと皮むけて守られるだけの存在じゃないんだよって。そういうところをちょっと見せつけていけたらなと思っています。
――宇宙さんはいかがですか?
宇宙
個人的な夢としては、ソロワンマンライブをやっぱりやりたいと思っています。3人でのライブは楽しいけど、やっぱりソロ曲も大好きだし、めいっぱい踊りたいし、歌いたいしで、いつかそういうことができるようにがんばっていきたいなと思っています。それに付随して、やりたいことで言うと、コミュニティを作りたいんですよ。私、好きなことが多くて、イラストとかダンスとか、後、DJ 、音楽もそうですけど、それぞれでやっぱりつながりがぜんぜん違うんです。それを全部まとめて、ひとつのコミュニティを作って、広げていきたいなと。好きでつながっていくのが本当にうれしいことだし、楽しいことなので。そう思うと、どんなことも楽しくがんばれる気がしていて、もっと選択肢も広げていきたいです。いまで言うとDJのイベントちょっと出させてもらって、記事が出るころにはだいぶ前になるんですけど、4月にライブペイントもやるんですね。それも新たな挑戦だし、そういうご縁をいっぱいつなげていける宇宙(うちゅう)の中心になりたいみたいな。そうやって宇宙座(宇宙さんのファンコミュニティのような意味)をもっとでかくしていこうかなと思っています。
愛夏
ヴイアラのライブでも、ライブペイントやってほしいね。
レトラ
それで言うと3人が各々得意としているもので、何かいっしょにいろいろなものを作るとか。衣装でもいいし、ボイスの台本とかでもいいし、そうやってみんなで何かを作るみたいなものはやってみたいと思いますよね。
愛夏
だいぶ前だけど話していたよね。宇宙がイラストを描いて、レトラちゃんが主題歌を歌って、私が声優として演技をするみたいな。
レトラ
愛夏劇場のオープニングみたいな(笑)。
――グッズとか企画とか、たくさん作れそうですよね。
宇宙
そういうのを活かせる場所とか、機会も作っていきたいですね。
――最後にプロデューサーさんに向けてそれぞれメッセージをいただければと思います。
レトラ
日ごろ配信でいろいろと話してるからなぁ……。うーん、言わなくてもわかるでしょ?
宇宙
察しなさいよってこと?
レトラ
そうそう、私、めんどくさい女だからねー。こんな私だけど引き続きよろしくってことで(笑)。
――宇宙さんはいかがですか?
宇宙
最初も話したんですけど、3年というのがけっこうひとつの区切りだというのはありました。 私の中で3年経つ前に「こうなっていたい」みたいな目標とかがけっこうあったんですけど、ちゃんと達成はされたんです。やっぱり、それを見てくれている方がいるからがんばって来られたなって思うので、活動4年目、アイドルとしては3年目になりますけど、置いていかれないようにしてほしいですね(笑)。私は目標をどんどん見つけるし、走り続けちゃうタイプなので、ちゃんとついてきて支えてもらいたいなと思います。
――先程のコミュニティの話からも、やりたいこと満載という感じですよね。
宇宙
そうなんですよ、人生が本当に楽しくて。でもみんなでいっしょに楽しみたいというのが活動のモットーなので、それを引き続きやっていきたいなと思います。
――では、最後に愛夏さん、お願いします!
愛夏
強くなって見せっから! これからもよろしくな! 以上です!
――心強いですね! ありがとうございました。
[2026年6月23日19時15分 記事修正]
本文中の一部表記を修正しました。