双葉理保の存在も忘れられない

『SIMPLE2000シリーズ』は、ディースリー・パブリッシャーから発売されたプレイステーション2(PS2)用の低価格なゲームシリーズ。
当時のPS2ソフトの平均的な価格が6800円~7800円といった具合で、大作主義化が進み価格がさらに値上がりしていく中「たった2000円でゲームが買える」というコンセプトで登場した本シリーズは市場にもユーザーにも大きなインパクトを与えてくれた。現在のインディーゲーム市場の先駆けとも言える、尖ったゲーム性も大きな魅力になっていたんじゃないかな。
もともとは1998年10月22日から発売を開始した初代プレイステーション向けの『SIMPLE1500シリーズ』が源流。こちらを土台にPS2向けに表現力の向上と価格の最適化を図ったのが本シリーズというわけだ。
記念すべき1作目は前述のとおり『THE テーブルゲーム』。麻雀、囲碁、将棋、カード、花札、リバーシ、五目並べといったテーブルゲームの定番を網羅し、幅広いユーザー層にアプローチしていた。



その代表格と言えば2003年6月26日に発売されたVol.31の『THE 地球防衛軍』だろう。画面を埋め尽くす巨大アリなどのクリーチャーを無数の武器で撃破していく爽快感がウリで、プレイヤーの口コミで話題になっていった。
現在も人気のシリーズで、最新のナンバリング作品は『地球防衛軍6』。最新シリーズとしてはスピンオフの『四角い地球に再びシカク現る!? デジボク地球防衛軍2 EARTH DEFENSE FORCE: WORLD BROTHERS』などがある。




衝撃的なのはやはりVol.50の『THE 大美人』で、水着姿のまま50メートルに巨大化した双葉理保がパニックになる東京の街を徘徊するという内容だった。後には、同姓同名の別人(?)らしいが、『ドリームクラブZERO』のほか『デジボク地球防衛軍』などにも出演していた。
その後は現バンダイナムコエンターテインメントと共同開発した『SIMPLEキャラクター2000シリーズ』や思考型ゲームを集めた『SIMPLE2000本格思考シリーズ』など、多彩なシリーズへと派生もした。


最新作は2026年4月23日に発売された『SIMPLEシリーズ for Nintendo Switch 2 Vol.3 THE カード&カジノ』。シリーズ初期のような幅広いユーザーにアプローチする作品も揃っているので、25周年のこの機会に遊んでみるのもいいだろう。












