2026年4月24日に8周年を迎えた、アイドル育成&ライブ対戦ゲーム『アイドルマスター シャイニーカラーズ』。それを記念して、幽谷霧子役を務める結名美月さんにインタビュー。オーディションで出会ってから、xRライブや新ユニット結成などさまざまなチャレンジを続けてきた霧子の魅力などを聞いた。
結名美月さん(ユイナミヅキ)
12月19日生まれ、東京都出身。特技はゲーム、お菓子作り。おもな出演作は、『Extreme Hearts』(内海雫役)、『デキる猫は今日も憂鬱』(アカネ役)、『ランウェイで笑って』(美加役)、『けものフレンズ3』(モウコノウマ役)、『トリニティ・ギアーズ』(ARL44 役)、『アズールレーン』(エコー役)など。文中は、結名。

知らない世界にも臆さず飛び込む霧子に負けていられない
――まずは、『アイドルマスター』シリーズとの出会いについて聞かせてください。
結名
初めて『アイマス』のことを知ったのは、765プロさんの『READY!!』を聴いたことがきっかけでした。そのときは、率直に素敵なアニソンだなと感じ、そこで『アイマス』という作品があるんだと知りました。
その後、学生のころに“Animelo Summer Live”に参加したのですが、そこで『シンデレラガールズ』さんが『お願い!シンデレラ』を歌っていらっしゃるのを観て楽曲が大好きになりまして。それを機に『アイマス』について意識し始めて、『シンデレラガールズ』さんのことも大好きになり、『デレステ』(『アイドルマスター シンデレラガールズ スターライトステージ』)にもハマりました。ちなみに、『シンデレラガールズ』の担当のアイドルは佐久間まゆちゃんと一ノ瀬志希ちゃんです。
――楽曲から『アイマス』、そして『シンデレラガールズ』に惹かれていったのですね。そうした中で、幽谷霧子との出会いとなったオーディションに参加されたと。
結名
最初のテープオーディションから、霧子を受けさせていただきました。そのときに資料も拝見したのですが、包帯を巻いていて少し物憂げな表情をしていたので、ミステリアスな子だなと思いました。
ただ、資料を読み進めていくうちに、純粋で心やさしい女の子だと感じたので、オーディションでは儚げでやさしいお芝居ができるように努めました。
――オーディションで印象的だった出来事はありましたか?
結名
スタッフさんとの面談があって、とにかく緊張したことを覚えています。質問としては、“チームで意見が割れたときにどう振る舞うか“という内容で、私は「どちらの意見も聞いて、自分の中で噛み砕いた後、両方が納得できるようにがんばります」と答えました。
――そうしたオーディションを経て、霧子役を射止められました。
結名
事務所に所属してから、ほかの『アイマス』ブランドさんのオーディションも受けさせていただいていたので、念願の『アイマス』シリーズに携わることができるんだと、とてもうれしかったです。

――そこから霧子を演じる際に、とくに大事にしていることはありますか?
結名
芯がしっかりある子ではあるのですが、ユニットでの役割は献身的なほうで、引っ張ってもらえることが多く、前に出ることは少ないです。ただ、その中でも、霧子の存在感が出せるように、お芝居で個性を表現することを大事にしています。
――それでは、ステージでパフォーマンスをするときに意識していることはありますか?
結名
アンティーカの楽曲は力強いので、圧に負けないよう霧子の声色を保ちつつ、楽曲の世界観や物語も意識しながら歌うことを心がけています。
――約8年が経過して、改めて霧子と似ているなと感じる点はありますか?
結名
これまでは、内気なところが共通点としてあるなと感じていて、そこから私と霧子は似ていると思っていたのですが、最近ではやっぱり霧子とは似ていないんじゃないかとも感じています(笑)。
というのも、私は霧子ほど清楚ではないですし、やっぱり彼女は私よりぜんぜん強いんです。芯がしっかりしていて、最近の霧子は内気な様子も減っているように感じます。そんな霧子に勇気づけられることも多いです。
――そんな霧子から影響を受けていることはありますか?
結名
【援・心・熱・行】のカードのコミュで描かれていたことなのですが、これまでも霧子は学生生活とアイドルのお仕事を両立させていましたが、これからは知らないことにも自分から挑戦していこうという前向きな姿が描かれていて。霧子もどんどん成長しているので、私も負けられないなと強く感じましたね。

ミュージカルならでは役柄で新しい魅力を表現できたxRライブ
――アンティーカの皆さんとも、約8年の付き合いになりますよね。皆さんと活動されてきて、とくに思い出深い出来事はありますか?
結名
最近だと、“7th UNITLIVE TOUR”の福岡公演ですね。初めてのユニットによるツアー、しかも、シーズとの対バンライブ。カッコいいシーズとのバチバチのバトルのようなステージだったので、本当に楽しかったです!
新曲も披露させていただいたのですが、舞台裏では、「シーズのパフォーマンスがすばらしいから、私たちも負けていられないよね」とみんなで気合を入れた記憶があります。
それと、中国の北京展覧館で開催された“IDO ACG EXPO 51st”への出演は、初めての海外でのステージで、海外でも応援してくださっているプロデューサーさんの姿を間近に感じることができて、すごくうれしかったです。
――“7th UNITLIVE TOUR”でシーズのパフォーマンスに影響されたとのことですが、シーズに加えて、印象的だったキャストさんたちのステージはありますか?
結名
みんなすごいなと感じていますが、その中で挙げるなら、ストレイライトですね。とくに、幸村恵理ちゃん(黛冬優子役)の姿に心を奪われます。恵理ちゃんのリハーサル中のダンスを見学していて、過去からの成長度合いに泣いたことがあるほどです(笑)。
――ライブといえば、アンティーカが出演するxRライブ“283 Production MUSICAL Performance 騎士団のヴェール – Veil of Order –”も開催されましたね。
結名
劇中劇ということで、霧子が舞台のお仕事をするならどう演じるのかをまず意識しました。そこから、霧子はふだん声を張るタイプではないですが、舞台に立つとなると発声は異なるだろうと、霧子が舞台を立つ姿をイメージしながら、フィロ(劇中で霧子が演じる役名)からも離れないように演じました。
――SNSで全公演現地でご覧になられたと投稿されていましたが、改めて感想をうかがえますか?
結名
まずは、ミュージカルとアンティーカを掛け合わせてくださったことを、偉い人に「ありがとうございます」とお伝えしたいです(笑)。本当に、アンティーカにピッタリですよね。スタッフさんたちも気合いを入れて作ってくださっていたので、私たちも熱を入れて新曲やシナリオを収録しました。それが実際に形になっているのを現地で観て感動しました。
また、アイドルたちの新しい挑戦も随所にあったので、本当に可能性に溢れているなと改めて感じました。(白瀬)咲耶さんが座長を務めていたり、(田中)摩美々が主役で、霧子がそれを支えていたりと、ミュージカルの中で新しい姿を目にすることができました。新しいアイドルたちの姿を表現する機会をいただけたことを、キャストとしてとてもありがたく思っています。
――現実世界に霧子が存在している様子も新鮮でした。
結名
本当に、客席からアンティーカの舞台を見ているようでした。最後の『バベルシティ・グレイス』でプロデューサーさんといっしょに声を出したときに、その実在性の高さを実感しましたし、霧子のことを応援してくさっているプロデューサーさんの姿を見ることができたのもうれしかったです。

――『シャイニーカラーズ』では、新しい試みのイベント“シャニマス大感謝祭! 〜283スポーツフェスティバル〜”も開催されました。
結名
大人になってからこんなにガチで運動会をするとは夢にも思っていなかったので、いい経験をさせていただきました。正直にお話しすると、私はみんなガチでやらないだろうなと思っていたんですけど、みんな負けず嫌いでもあるので、おそらくやっていくうちに火がついていったのかなと(笑)。イベントを終えてから1週間、ずっと体が痛かったですが、本当に楽しかったです。
――『アイマス』シリーズとしては、合同ライブ“M@STERS OF IDOL WORLD(MOIW)”などで、ほかのブランドのキャストの方々と共演されました。その際に、印象的だったエピソードなどはありますか?
結名
“MOIW2023”は思い出深いです。私たちはDay2に参加させていただきましたが、ラストのキャスト全員で歌う『M@STERPIECE』のステージで今井麻美さん(如月千早役)とすれ違った際、私たち『シャニマス』のキャストのもとに微笑みながら駆け寄ってハグしてくださったんです。私たちは合同ライブ初参加で緊張していましたし、偉大な先輩方の姿にも圧倒されていました。そんな皆さんに仲間として受け入れていただけたということが本当にうれしかったですし、忘れられないですね。
――“MOIW2023”のステージで、とくに印象的だったものはありますか?
結名
アンティーカは、『シンデレラガールズ』のDimension-3さんと『純白トロイメライ』、『ミリオンライブ!』のChrono-Lexicaさんと『dans l'obscurité』、『SideM』のCafé Paradeさんと『Pavé Étoiles』を披露させていただきました。皆さん、パフォーマンスで私たちを引っ張ってくださってとても心強かったですし、先輩方のすごさを改めて感じました。
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また、“MOIW2025”では、『とある英雄たちの物語』を今井さん、関口理咲さん(白雪千夜役)、藤井ゆきよさん(所恵美役)、笠間淳さん(葛之葉雨彦役)、陽高真白さん(十王星南役)にカバーしていただいたのですが、皆さんのパフォーマンスがとてもかっこよくて。すごく盛り上がっていて、少し悔しい気持ちとともに、そんな皆さんのステージのよさを吸収して、今後よりよいパフォーマンスをしたいなと思いを新たにしました。

アイドルたちと同じ悩みに勇気づけられる
――ここで、『シャイニーカラーズ』でお気に入りのアイドルやユニットについてもうかがえればと思います。
結名
先ほど挙げたシーズは好きですし、私はかわいい楽曲も好きなので、アルストロメリアもお気に入りですね。とくに、『メッセージ』がいまのイチオシです。3人から「大好き」って言ってもらえるし、歌詞がキラキラしていて、CDジャケットからアルストロメリアから告白される妄想も捗るので!
――enza対応ゲーム『シャニマス』や『シャニソン』で印象的だったコミュもお聞きしたいです。
結名
“結実、の先に”ですね。ユニット活動が終わっていくかもしれないなど、物事の終わりについて触れたコミュです。いつかその日が来て、それを怖く思うかもしれない。だけど、怖く思えるということはそれだけ大事にしてきたということで、そう思える場所があることはとても幸福なことなんだと再認識させてくれました。
そんな内容のコミュなので、自分のこれまでの活動とも重ねてしまった部分もありました。アンティーカとしてみんなと全力で大切にがんばってきたからこそ、いつかその日が来てしまったらとても寂しい。
そういったことをアイドルたちも悩んだりするんだなと、私も自分なりの結実と出会いたいなと勇気づけられたので、印象深いです。
――『シャニソン』では浅倉透と新ユニット“Fumage”が結成されたのも霧子にとって大きなトピックだったと思います。
結名
“Fumage”は唯一無二という言葉がピッタリのユニットですよね。神秘的かつ芸術的で。ユニット名そのものが絵画の技法になぞらえた名前で、『シャイニーカラーズ』らしい、挑戦的なユニットだと思います。個人的には、霧子と透という、不思議で底が知れないふたりを組み合わせようと考えいたったのがすごいなと思っています(笑)。
ビックリ箱のようなふたりなので、双方の関係性をもっと知ることができたら、皆さんの考察も捗るのかなと思います。
――透役の和久井優さんとユニットについて話されたりしましたか?
結名
はい、「楽曲がたいへんそうだよね」と話しました(笑)。アンティーカの楽曲に負けず劣らず、変拍子がかなり多いトリッキー楽曲なので、ライブで歌えるのか、ふたりとも不安を感じました。ですが、「ふたりでいっしょにがんばっていこうね」といっしょに意気込んだことを覚えています。
――『Karma』はとくに変拍子が盛りだくさんだなと感じました。
結名
これまで霧子が歌ってきた全体曲やソロ曲ともまったく方向性が違う楽曲だったので、レコーディングではユニットの持つ神秘性を歌の中で表現することを大事に歌いました。
――『シャイニーカラーズ』としては8周年を迎え、“∞thLIVE iと夢”が控えています(※)。
※本インタビューは、4月上旬に実施。結名
グッズでは、アンティーカは“パイレートクイーンソヴリナ”の衣装を着ています。この衣装を着ているということは……? おそらくプロデューサーさんたちなら予習すべき楽曲は浮かんでいると思いますので、たくさんコールの練習をしておいてほしいです!
――それでは最後に、プロデューサーさんにメッセージをお願いします。
結名
約8年もの間、アイドルたちに寄り添ってプロデュースしていただき、ありがとうございます。アイドルたちはいつも挑戦を続けているし、驚くような姿も見せてくれます。そんなアイドルたちから日々刺激を受けていますし、キャストとして今後、より魅力や彩りを添えることができたらと思っています。
これからも、アイドルたちが道に迷わないように明るく照らして、手助けをしてくださったらうれしいです。プロデューサーさんの笑顔が私たちやアイドルの元気の源ですので、そばで寄り添ってもらえたら幸いです。
