本稿では、そんな本作のプロデューサーを務める岡 智仁氏、並びに主人公のバブルンへの特別インタビューを掲載。前作からの追加要素や調整内容など、いろいろと気になることを質問してみた。
岡 智仁氏(おか ともひと)
『バブルボブル シュガーダンジョン ブースト』プロデューサー。(文中は岡)
バブルン
『バブルボブル シュガーダンジョン ブースト』の主人公。

初めて『バブルボブル』に触れる人でも遊びやすく、気持ちよく。さまざまな要素を“ブースト”した最新作
ただ、なかには少しネガティブなお声もございまして……。いちばん大きいものとして、ミッションのバランス周りやバブルンの成長に関する部分です。そして、ステージの難度が高いんじゃないかというご意見も頂戴しており、その辺はやはりお客様のストレス要因になっているだろうなと。
やはりゲームプレイ自体を楽しんでいただくのが最重要でしたので、まずその部分の改修を行うべきだと考えました。ただ、それだけだとお客様に満足していただくのは難しいとも思いました。より楽しんでもらうべくダンジョンを中心とした新規実装も行うことになりました。
――バブルンに言われると、よりすごそうに感じます(笑)。確かに『バブルボブル4 フレンズ』をやり込んでいたようなプレイヤーなら普通に遊べるバランスだったかなと思いますが、初めて『バブルボブル』に触れる人には難度が高かったかもしれませんね。
そういった方々には、意図せずして高難度のゲームになってしまっていたので、今回しっかりとバランス調整を行っております。

――Steam版の手応えについてもお聞かせください。実際の反響はいかがでしょう?
――なるほど。ところで本作の発売日が2026年8月20日に決定しましたね。この時期にした狙いと、改めて本作のコンセプト・魅力を教えていただけますでしょうか。
本作のコンセプトはこれまでと変わらず、“何度も冒険して強くなる、シリーズ初のステップアップバブルボブル”となっております。魅力としては、変化するダンジョンの中で、つねに新鮮な気持ちで何度も冒険し、その中でバブルンはもちろんお客様自身のプレイスキルも変化&進化しつつ、ダンジョンやキャッスルの探索を存分に楽しめる……というところですね。こちらはコンセプトのひとつにもなっております。
さらにバブルンの成長や調整、アイテムの持ち越しやレベルアップなども、シリーズ作品では新しく搭載されている要素になります。プレイヤーが理想とするバブルアクションを、ご自身で選択してプレイできる点も魅力になっていると考えております。
――発売日に関しては、てっきりバブルンの誕生日である8月26日が近いからなのかな、と思っていました。
――(40歳ではなく10歳……)そ、そうなんだね。そういえば、『ブースト』ではバブルンの弟ボブルンが登場します。ファンにはおなじみの存在ですが、本作ではどういった位置付けのキャラクターになるのでしょうか?
“ボブルンゲート”というものがダンジョン内に実装されておりまして、そこへ潜ると3つのボーナスステージに行くことができます。スキップゲートに加えて新ステージのアイテムルーム(※1)、コンボルーム(※2)の3つからご自身で選べますので、お客様の状況やプレイスタイルに合わせて選択できるのが最大の特徴になっております。


最後が“金のこんぺいとう”です。持っているだけで、その冒険で獲得したこんぺいとうの量が2倍になります。こんぺいとうは、ショップでアイテムやざいりょうと交換できるので、こちらもブーストをかけられるようなものになっております。
――なんと! では、ゲットしたときにすぐ使ったほうがよさそうですね。
――使用タイミングが限定的なだけに、強力な新アイテムですね。いわゆるローグライト的なタイトルで、獲得素材が倍になるのは、プレイヤーにとってとてもうれしい要素だと思います。
今回お客様のご意見を頂戴し、アイテム類を集めやすく、よりバブルンの成長を感じやすくさせる意味で、このようなアイテムも追加させていただいております。
――バランス調整に関するお話もさせてください。今回ダンジョンのバランス調整は、どのように行われているのでしょうか。
無印からとの大きな違いは、初めから(バブルンを)3体所持しているという点です。何らかのミスをしてしまった場合でも、すぐにゲームオーバーにはならないので、そういった意味でもダンジョンをより奥深くまで潜りやすく、挑戦しやすくなるのではと。
ふたつめは“敵をまとめて倒したくなる調整”ですね。こちらは各ステージで調整を行いまして、コンボ自体も狙いやすくしています。すかるカウントの回復や、今回実装しているこんぺいとうをより多くもらえるような仕組みも入れており、敵をまとめて倒すとゲージが回復しつつ、こんぺいとうもいっぱい獲得できるので、お得感をバッチリ感じられる仕様になっています。ぜひ敵をまとめて倒し、コンボを楽しんでいただければなと思っております。

よっつめは、“スキルバブルをもっと使いたくなる調整”。スキルバブルが出てくるステージ自体を増やしているほか、ステージ設計の見直しを図っていて、ここはサンダーが使いやすい、こっちはウォーターが便利など、各スキルバブルとの相性がいいステージでは、さらにコンボも狙えるような形になっています。気持ちよさと同時にスキルバブルの必要性を上げているので、バブルアクションをより楽しんでいただけるのではと考えております。
――かなりの調整が入っているようで楽しみになります。続いてミッションやざいりょうまわりのバランス調整についても教えてください。
また、無印はざいりょうを購入することができなかったんですが、今回は敵を倒すことで手に入るこんぺいとうを使って購入できます。ダンジョンでなかなかほしいアイテムがドロップしないという現象があったとしても、敵を多く倒せば確実に入手可能です。もちろんドロップを目指してもいいですし、こんぺいとうを貯めてから買っても問題なし。どちらの選択をしていただいても、バブルンのパワーアップは問題なくできますよ。

――こちらも細かく調整が入っていますね。とにかくユーザーの声を積極的に吸い上げ、それをしっかりと返していくという姿勢が伝わってきます。
先日開催された“EVO Japan 2026”(※)で本作の試遊台を設けさせていただいたのですが、Steam版を遊んでいただいているお客様からは「遊びやすくなった」という声を頂戴することができまして。そこは私たちも胸を撫で下ろしつつも、今後より多くのお客様に遊んでいただければなと考えております。
――それは何よりです。話は少し変わりますが、本作には名作『バブルシンフォニー』が同梱されているのもうれしい点ですね。自分は当時ゲームセンターでワンコインクリアーできるまで遊び込んだので。
――恐縮です(笑)。シリーズにはさまざまなタイトルがありますが、その中でなぜ『バブルシンフォニー』を選んだのでしょうか。また、セガサターン版の復刻にした狙いもお聞きしたいです。
ゲーム性も、意外に『シュガーダンジョン』と近しいところがございまして。行き先を扉で選んだり、本作では取り入れていないですが、マルチエンディングにおけるランダム要素というものが、ゲームのシナジーとして近いなと。その辺りも含めて『バブルシンフォニー』を選択しました。
セガサターン版の復刻にした理由としましては、そもそも実績のある家庭用で、なおかつセガサターン版の評価も高かったというのがまずひとつ。もうひとつは、制作協力のシティコネクションさんも『Sトリビュート×TAITO』(※)などを出されていてつながりも大きいため、今回はその形がベストだろうというところで、セガサターン版を選択しております。

――本当にそう思います。あとは、特典関連のお話もお聞きしたいです。『デジタルデラックスエディション』の特典内容を教えていただけますか。
本編と同時にダウンロードされるデジタルコンテンツの『バブルボブル シュガーダンジョン デラックスコンテンツ』内で楽しむことができます。現在Steam版でご購入いただける形になっていますが、Nintendo Switch版とPS5版でも『ブースト』発売のタイミングで購入いただけるようになります。
――なるほど。ebten(エビテン)では異なる特典が付くそうですが、そちらの内容も教えてください。
CDのブックレットにはコンポーザーのZUNTATA・土屋さんのコメントも付いておりますし、アートブックも横長のデジタル版とは異なり、縦型のB5版フルカラーの本に編集し直していて、さらに追加のアートもあります。『ブースト』のキャラクター紹介や、背景、ステージといったものですね。


――おお、お得な内容ですね。さらに、早期購入特典としてパッケージにキャンペーン応募用紙が入るとのことですが、こちらは?
早期購入特典としてパッケージに入っているプレゼント応募用紙で応募いただいて、その中から抽選で100名様に特製フィギュアをプレゼントする形になります。早期購入特典はなくなり次第終了となるためお早めのご予約をおすすめします。



バブルアクションをより楽しく、深く長くというところを念頭に置き、今回の『シュガーダンジョン』を開発しております。お菓子をベースに、従来のファンシーさを残した世界観や、何度でも遊べるダンジョンとマップの探索要素、段階的にバブルンを成長させる要素なども追加しております。とくに今回は成長がリセットされない仕組みを入れておりますので、過去作よりも遊びやすくなり、かつ長く遊んでいただける形になっています。
『バブルボブル シュガーダンジョン ブースト』はシンプルで分かりやすいゲームです。基本的にはジャンプ、泡を吐く、移動しかないので、分かりやすい操作性で段階的に進められる成長要素が特徴ですし、改修をかけた部分でストレスなく楽しめる設計にもなっております。
こういったランダムダンジョン系のアクションゲームは、国内では挑戦したことがないお客様も多いと思うので、シリーズ未経験の方も含め、ぜひ手に取っていただきたいですね。














